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楽園の蝶



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【この小説が収録されている参考書籍】
楽園の蝶

楽園の蝶の評価: 3.82/5点 レビュー 11件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

舞台設定は興味をそそられましたが、この結末で良いのでしょうか

満洲国の満映を舞台にしており、それだけで読みたくなる設定で手に取ったわけです。
登場人物は満洲国を代表する甘粕正彦理事長や石井四郎731部隊長など、読者の興味をひく登場人物たちが場面に登場するシーンは良く描けていますが、最後の流れは全く理解できません。これで終わったのか、続きはあるのでは、と思うほどでした。尻切れトンボという結末でした。

柳広司の『ジョーカー・ゲーム』や『ダブル・ジョーカー』に惹かれて本作を読んだわけでしたが、あてが外れました。

また所謂「甘粕事件」が本作の背景にあるわけですが、大正の事件当時から甘粕の関与については疑問視されてきました。本人も嘘か本当かは分かりませんが、後に否定しているわけで、本書のある「流れ」そのものに、歴史を知っている読者は疑問を挟む余地があるわけです。フィクションですから、如何様にも書けますが、歴史を舞台背景に使うのならば、ある程度の「史実」との整合性も必要ではないかと思っています。

なお、213pのゲッペルスの表記は「ゲッベルス」の間違いです。よく間違って記載されていることがあるのですが、重要な歴史上の人物です。作者も編集者も気が付かないのはどうしてでしょうか。
楽園の蝶Amazon書評・レビュー:楽園の蝶より
4062183633
No.1:
(2pt)

もう少し、熱さと深さが欲しい

淡々とストーリが進んで、「もうこれで終わりなの?」という思いで読み終えました。映画への情熱というのもがそれほど伝わってはきませんでした。また、ストーリーのキーとなる事実についても、さほど衝撃度はなく、これが明るみなる経緯について、ご都合まかせのように思いました。前作の「パラダイス・ロスト」が大変魅力的な作品だっただけに、この作品でも、魅力的な主人公の活躍、というのを期待していましたが、登場人物のキャラクタ設定も少し中途半端で、あまり共感を覚えませんでした。次は、やはり結城中佐の活躍を読めることを期待したいです。
楽園の蝶Amazon書評・レビュー:楽園の蝶より
4062183633

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