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夢を売る男
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夢を売る男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全254件 21~40 2/13ページ
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良い状態でした。 | ||||
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読み始めは,作家デビューの物語かなと思っていましたが,だんだん雰囲気が変わってきます。そして途中からリアル出版界の暴露本かよと思いました。しかし,ストーリーとして最後まで興味深く読みました。途中で百田さんが自分のことを書いているところがあります。「毎日,全然違うメニューを出すような作家」と自分を評してるところではクスッとなりました。そしてその通りだなあと思うことしきりです。これまでの小説を読んでみればそれぞれ別人が書いたような小説です。話の中で若い編集者が部長に聞いています「よい文章の基準は何ですか?」と。「読みやすくて分かりやすい文章だ」と部長は答えています。まさにこれが百田さんの小説の原点でしょう。「面白くないと小説ではない」と。コロナの影響でなくても書店に行っても,現在,人が少ないです。みんな読まないんだあと思います。年2回の芥川賞,直木賞には注目し,できるだけ新刊で読むようにしてきています。今後は文芸賞の見方がかわってくるのかなと思います。「読んでもよく分からないところが芥川賞のツボだ。答えを自分で見つけることが純文学の醍醐味だ」と言う人がいます。読み方は人それぞれで構わないのですが,文学というのはそもそもしっかり考えないといけないものなのでしょうか。それほど読み込んでいるわけではないので,いろいろ読んでみてからそういうことに気付くのかもしれません。今後の読書に示唆をもらった1冊です。 | ||||
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本の状態は良かったです。 | ||||
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特になし | ||||
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百田作品の中でちょっと異色? 経済社会モノ(池井戸潤とか真山仁とか)が好きな人にもはまる作品。 基本的に一章完結なんだけど、ラストに 少しいい話があってそれの伏線がまたいで張られている。 | ||||
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作家の百田尚樹さんが書いた小説「夢を売る男」を紹介させていただきます。 主人公の牛河原は丸栄社という出版社に勤めるやり手の編集者。 会社の売上を上げるために本の出版を仕事としていて、沢山の人が本の出版を夢見て丸栄社に集まってくる。 中にはスティーブ・ジョブズに憧れるフリーターや、今までの功績を自分史として書きたい団塊の世代の男もいた。 牛河原は本を出そうとしている人間の自己顕示欲をくすぐり、見事なまでに1人から100万円以上のお金をむしりとる。 一般公募で応募してきた、作家を夢みる人たち一人一人に 「あなたの作品はあと一歩で賞をとれていた、できればこの作品を世に残したい」 と、営業をかける。 正直こんな電話がかかってきたら「俺も騙されてしまうな…」と思いました。 私がこの本を読んで学んだことは、牛河原が部下の記者から「良い文章というのはどういうものか?」 という質問に、「読みやすい文章だ」と即答した一文です。 さっそく自分のブログや、原稿を見直して読みやすく推敲したいと思います。 読みだすと牛河原の営業テクニックや人の欲望をコントロールする話術が痛快です。 何度も吹き出しながら1日で小説を読み終えました。 読みやすくて、めちゃくちゃ面白い小説です。 ぜひ読んでみてみください。 | ||||
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夢と皮肉を相対した内容で、少し冗長な感じも。しなしながら現下の出版業界の内情を見事に言い表している。 | ||||
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なるほどねー。 みんな人に見てもらいたい、認めてもらいたい、という欲求はあるもんね。 ツイッターもインスタグラムもそこだもんね。 とても面白く読ませていただきました。 | ||||
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現実にありそうだなと思う | ||||
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この本のあらすじは、丸栄社の牛河原部長達が一般の人から騙して金を出させて本を出版させる物語である。やり方としては、丸栄社が文芸コンテストを行い1位になれなかったので全額出資出来ないが半分なら出すので約半分の250万円ほど出してくれないかとコンテストに出した応募者に話を持ちかけるやり方だ。たくみな牛河原部長の話術でカモは、どんどん出資してしまう。この牛河原部長の経歴は、かつては大手出版社の夏波書店に15年も在籍して編集長も経験した人物で現在は、丸栄社の営業部長になっています。順調に営業成績を伸ばしていた丸栄社だがライバル出版社の狼煙舎 出現により事態は、一変する。なんと本を70万円くらいで出版するというものだからお客がどんどんそちらに流れていった。対抗手段としてかつては、人気あったが今は売れていない作家を集めて文庫を作り安い値段で出版出来るようにしたり、インターネットのプログを頻繁に更新している人を見つけて自己顕示欲が強い人だから出版を勧めてみたり、部課の荒木を狼煙舎に忍び込ませて内情を探ろうとしました。荒木の報告ではお客に本を1,500部刷ると連絡して実際は500部しか刷らずに、しかも刷った500部も本屋に配らずに東北の倉庫に保管しっぱなしという内容だった。丸栄社でさえ取次の力を使って170テンポの本屋に本を配っているのに東北倉庫に保管しっぱなしというのは、あきれてものがいえない。牛河原部長は、フリーライターの船曳を使い狼煙舎に騙されている人達に真実を告げ訴訟裁判を起こさせた。これにより半年で狼煙舎は、倒産におちいった。最後は、部下の飯島杏子がおばあさんが亡くなったおじいさんとの思い出を出版させてくれと頼んできた。牛河原部長は、年金生活のおばあさんから金を出させるなと言い編集者が認めるなら丸栄社が全額出資して出版するという内容でした。感想としては、今はユーチューブやSNSなどで色々を自分の気持ちを発信するツールがあるので何百万円も払って本を出版する必要があるのかという気持ちになりました。 | ||||
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売れない出版界の実情を面白可笑しく、まあちょっとバカにしたような本。 でもそこは百田尚樹、最後は出版人に対して希望を持って熱いメッセージを込める。 小説は売れてなんぼ、読者に気に入られ満足させられるかが命。 純文学と称して売れない自己満足小説はめった切り。 ベストセラー作家であり、言いたいことは何でも発言する男だからこそ書けた小説。 出版業界の現実がよくわかるという意味でも為にもなりました。 | ||||
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一気に読んでしまいました。 百田さんの著者は永遠のゼロ、海賊と呼ばれた男、カエルの楽園を読んだことがあります。 いずれも、泣かせる男達が出てきました。 今回のお話はいわゆる英雄的な男ではありません。 最初は儲けのために薄汚い商売をしているデブ男の印象です。 けれども、読み進めていくうちにあれあれ…? だんだん素敵な男に見えてきた…笑 やっぱり百田ワールドにやられました。 | ||||
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自費出版?商業出版!さらには、「提携出版」???これは虚構ではなく現実なんですね・・・。 | ||||
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夢を売る男 読みはじめはなんだか嫌な話だなと思っていましたが 読み終えた後はこのタイトルの意味がわかります 百田尚樹さんの作品は面白いので一気に読んでしまいます | ||||
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なかなか面白い。一気に読めた。自己出版ビジネスの裏を巧みに小説化している。人口減少が進む中、本の読み手は減る。自己出版ビジネスも増えていくだろう。 | ||||
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著者の百田尚樹はごく最近小説を書くことをもうやめると宣言した。偶々、その直後にこの作品を読むことになったが、著者の出版界や小説家と 呼ばれる人たち、そしてすぐに自分の本は売れると思い込む素人たちへの強烈な批判を込めたこの書が、きっと百田が小説を書くのをやめる と言った彼なりの遺言のような気がしてならない。中小出版社の敏腕編集部長である牛河原は、多くの素人が夢見る出版を後押しする。 全く売れるわけがないと思った作品でも、経費を半分自己負担させ、その経費を多めに吹っ掛けることで利益を生むという商法。私も不勉強で 知らなかったが、そのような詐欺まがいの商法がいくつかの出版業者で行われてきたという。しかし、著者の矛先はそのような出版社というより 自分の力も知らずにやたらと自己顕示欲のみが強い素人作家、一回売れたからと言ってその後は才能の無さと不勉強が災いして、落ちぶれて 消えてゆく作家たちにも向けられる。強烈な皮肉と直言だらけである。ちょっと言い過ぎと思ったのか、百田は文中で自分の名前を「百田何某」と 名指しして、「馬鹿」「すぐに消える作家」などと言わせているのもお愛嬌か。いずれにせよ、なんでも怖いもの知らずで言いたいことを言ってくれる 百田らしい作品であり、一気読み出来るエンターテインメントでもある。 | ||||
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出版業界の裏側を、シニカルに、しかしながらユーモアも交えつつ取り上げた物語です。 出版不況が取沙汰される昨今、この世界で生きていくことの厳しさと、生き馬の目を抜くようなしたたかさが描かれてもいます。 軽妙な語り口でストーリーが進んで行くので、非常に読みやすく面白い作品になっていますよね。 それにしても、百田さんって、本当にこうしたニッチかつマイナーな世界を小説にするのが得意ですよね。 ホトホト感心させられました。 「ボックス」もそうだったし、「マリア」もそうだったし、「プリズム」もそうだったし。 普段の我々には殆ど関心のない世界であっても、百田さんの手に掛かると、掛け値なしで面白いストーリーが出来上がってしまうんです。 本作も又、そういった内容の作品になっていると思いました。 ただ、「海賊」を読んだ直後だけにそう感じてしまったのかもしれませんが、若干内容が軽すぎるのかなといった印象は持ちました。 当然、そこはあえての表現方法であり手法だと思うので、批判の対象になどなろう筈もない、全くの個人的感想なのではありますが。・・・ あと、共感できるキャラがあまりいなかったというのも自分には少しマイナスポイントになりました。 主人公の牛河原のような口先三寸な男はあまり好きではないし、最後で思わぬどんでん返しはあるとはいえ、直向きに生真面目に編集者としての正道を行きたいと健気に考えている(と思われる)飯島杏子に対する態度には、結構不快感を抱かされたりもしました。 丸栄社にしろ狼煙舎にしろ、やってることは結局のところ五十歩百歩なのかなとというのが、読了後の正直な感想であり、少なくとも気分爽快!となる物語ではありませんでした。 ただし、百田先生もそういったところを目指して本作を書き上げられた訳ではないというのは、重々承知の上での感想なのではありますが。・・・ あと、相変わらず「作田」さんはこういった商売をやっていたのか、というのが面白かった。 年は取っても、悪知恵が働くところは全然変わっていなかったんですね。 ・・・でも、元気そうで何よりでしたw。 | ||||
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タイトルに惹かれて購入。手にとって読むと、タイトル通り痛快な作品で、思わずク、ク、ク、と笑ってしまいました。毎シーン面白く、あっという間に読み切ってしまいました。 | ||||
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私は百田尚樹さんの作品が好きで殆ど読んでいるのですが、彼の作品は“実は”かっこいい男の人が多いです。『永遠の0』『影法師』『フォルトゥナの瞳』はその代表ですね。(勿論『モンスター』『プリズム』『風の中のマリア』『海賊と呼ばれた男』『輝く夜に』も好きですが、私は前者の作品がおススメです。) その中で、『夢を売る男』は、後者の部類に入ると思っていました。ユーモラスに現代の姿を描いた作品であり、主人公に“実は”といった面はないと。 …裏切られましたね、最後のページを読んだ瞬間、胸が打たれました。いい男です。 | ||||
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他人の文章を批判する書評家なんて屑!、と言っている牛河原さん(この小説の主人公)に目を付けられそうで、このほんの評価をするには勇気がいります。 永遠の0、風の中のマリア、ボックス、カエルの・・・等を読んでいます。 これらの作風とはちょっとが違います。 読んでいて、奥田英朗さんの本だったかと、表紙を確認した始末。 (表紙の絵にも牛河原さんはうるさいですね。) レビューに勇気が要るので、-2 | ||||
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