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夢を売る男
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夢を売る男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全254件 181~200 10/13ページ
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「永遠の0」「海賊とよばれた男」は、名作且つ良書と思うが、この書は良書とは思わないが、名作である。 語り口が軽快で、読者をぐいぐいと惹きつけ、読んでいても飽きが来ない。 しかし「永遠の0」と同じ作者が書いたとは、百田尚樹の多才さをさらに確認することとなった。 おもしろい書籍であり、先ずは手にとって読むことをお薦めする。 そして最後の言葉で、総てが解決して救われる。 百田尚樹の思いのままに、心地よく感情が振り回されます。 | ||||
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エンターテイメント小説としても業界の内幕暴露小説としても文句なく面白い。文庫になるまで待てないと思い単行本を正価で買っても全然損した気にはならなかった。大手出版社を退職し、自費出版を生業とする小さな出版社の編集長になった牛河原。ジョイントプレスという、出版社と著者で費用を折半する方法でバカな素人から金を集め、売ると見せかけあとは適当にんのらりくらり…牛河原たちにとっては、本を出したいというような自己顕示欲の強いスノッブな人間はいいカモで原稿の内容などまったく関係なし。あくまで作品に心酔するふりをして誠実、真摯な態度を見せつつ値踏みしてお金をとったら体よくサヨナラ。。 本当に詐欺ぎりぎりなビジネスモデルだが、なかなかよく考えられている。 そのカモになる人間たちも現実にこんな感じの人いるだろうなと思わせる書きぶりで面白い。ライバル社の追撃をかわすために、部下を敵陣に乗り込ませ結局カモにした著者も利用してライバル社を倒産させるくだりは後半の大きな山場で迫力とスピード感があるが「そこまでやるか〜」という、デフォルメはされているだろうが出版会の熾烈さも感じる。 ライバルが倒れたからこそとも言えるが、最後に、悪びれることなく「夢を売りつづける男」牛河原が、読んで本当にいい原稿だと編集者が心から信じた原稿は出す。そして出した限りは必ず売る と部下の編集者にいう場面で、やくざな商売をしながら編集者魂を失っていなかった牛河原にほっとする。現実に近いぎりぎりを書いている部分も当然あるだろうし だとしたら百田さんこの先出版界で無事やっていけるのかと若干心配になる。 が、読者としたらこういう小説ははやり文句なく面白い。 | ||||
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とにかく面白い。 一気読みできます。 しかし・・・後半はもう一工夫あっても良いと思う。 続編を期待できる作品だと思います。 | ||||
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フィクションだけど、ノンフィクションもありうるなぁ… と思えるリアル感に引き込まれました 「知っているか?現代では、夢を見るのに金がいるんだ」 「人は精神的な満足と喜びさえ味わえれば、金なんかいくらでも出す」 そして、この2つの言葉に妙に納得 読みやすい文体で、ぐいぐい引き込まれ読後も意外とさわやかで 友人たちにも薦めたい面白さ満点の1冊です | ||||
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緻密に計算している主人公。 ぶっきらぼうで、突き放す主人公。 でも、部下に対する優しさと物事(本書の場合には優れた原稿)を見抜くチカラはハンパではない。 最後の1ページから溢れる優しさを理解するため、ぜひ読んでください。 | ||||
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小説家をここまで馬鹿にした本は始めて読みました。 どこの世界も同じで、この業界で食べて行ける人は一握りなんですね。 私もここ30年間小説らしい小説を読んでいないことに気がつきました。 片付けやダイエットなどのハウツー本や趣味の占いの本を10冊程度購入しただけです。 最近の『情熱大陸』を見て、百田尚樹の小説を1冊買って、後は図書館で借りまくって読んでいます。 この本を読んで小説家になる夢を捨てた人も多いと思いますよ。 | ||||
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今までの作品に比べると、もの足りないような気がしました。が、相変わらず、面白かったです。 | ||||
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牛河原、いい奴なのか悪いやつなのか。 バリバリの詐欺師、人の虚栄心につけこむ悪人として登場する。 しかし読者に出版界の実情がわかってくるにつれて、実は良心的なのではないかと思えてくる。 途中で「百田何某なんて作家はいずれ消える」などと自虐ネタも入れ、ぐいぐい読ませる。 章ごとにポンと話題を絞り、実に面白かった。 この話題はタブーに近いものなのではないのかな。 | ||||
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出版社丸栄社の牛河原は、敏腕編集者として忙しい日々を送っていた。彼のもとには、 自分の本を出版したいと思う人たちが訪ねてくる。彼らの欲求を満たし、かつ会社の 利益につながる方法とは? 「自分の本を出版したい。」 そう思う人たちに、牛河原は言葉巧みにジョイント・プレス方式を持ちかける。それは、 出版費用を出版社と著者とで分け合う方式だ。けれど、著者が支払う額は丸栄社に多大な 利益をもたらす。それほど高額だ。自費出版よりかなり高い。だが、牛河原に巧妙に プライドをくすぐられた人たちは、ためらいもなく支払う。自意識過剰な人たちのなんと 多いことか!最初、丸栄社は暴利をむさぼる会社かと思った。でも、読んでみると一概に そうとは言い切れないところがある。出版費用はかなり取られるが、出版した人たちは ほとんどが満足しているのだ。売れる売れないではない。自分の書いたものを認めて評価 してくれて、出版にまでこぎつけてくれた人がいた。そのことだけで充分なのだ。悪人かと 思った牛河原は、本の出版に情熱を傾ける、熱い熱い男だったのだ。彼の語る出版にかける 思いはなかなかのものだ。中には「百田某」という作家を痛烈に批判している個所もあり、 思わず笑ってしまったが。 今、出版業界は電子書籍の登場で大きく変わろうとしている。本を読む人の数も減っている。 いったいこの先どうなるのか・・・。この本を読みながら、そんな思いにもとらわれた。 詐欺まがいの話あり、人情味あふれる話あり、笑える話あり、とにかく楽しめる作品だった。 | ||||
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内容が頭の中で動き出したようにわかりやすく引き込まれました。非常に読みやすい本です。 | ||||
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百田さんといえば、ラスト。 まさに最後の一行でこの物語を昇華させているような、とても面白い小説です。 | ||||
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小説だからご都合主義と思われるかもしれませんが、顧客に対する主人公の話の持って行き方や受け答えが、当意即妙で面白い。私も仕事で顧客のクレームを受け、右往左往したり、先方の心の琴線に触れるための糸口を探したりしているわけですが、なかなか参考になります。自らを省みて思い当たる節もあり、大笑いしてしまいました。 本書の中で語られている「小説家の世界」は、恐らく事実に近いんでしょうね。途中からルポルタージュを読んでいるような気分になりました。小説…なんですよね。むかし、ある詩人の方が、「詩人として生活できているのは谷川俊太郎氏くらいで、後は詩人という肩書を利用してほかのことで生計を立てている」と、言ってらっしゃいましたが、小説家も近い境遇なんですね。出版界の内情も垣間見えて興味深かったです。先だって、永江朗氏の書籍の流通に関する本や見城徹氏の編集者の本を読んでいたので、なおのこと面白かったです。 顧客側の心理も身につまされるところがあります。本出してみたいですよね。CDも出してみたい。先生と呼ばれ、鄙びた旅館に缶詰にされたい。この本についてのレビューを書いていらっしゃる方は皆さん文章がお上手ですね。的を射た表現正直感動しました。アマゾンにアクセスした人しか読めないなんて本当にもったいない話です。皆さんのところへもレビューの出版の話来るかもしれませんよ。 なんてね。こういうのに気を付けないと。 | ||||
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東野圭○の本にもよく似たようなのがあったような、、 こちらは自費出版の話で、ひと味ちがうのですが、 小説家を見る目はほぼ一緒かと思いました。 出版業界の内情を知らない私は、これがほぼ現実かと 誤解してしまいそうなのですが、東野圭○の作品とよく似ているので 確信に近いものを感じました。 編集部の皆様ご苦労さまです。 ネットで日本語が最も多いとか、印税が10%とか 自費出版費用が30万円とか、、ほぼ事実なんでしょう。 最後の方のスパイの話はちょっとうまく行き過ぎでうそ臭い。 編集部長も最後はいい顔をするけど、ちょっとキャラクターの一貫性が なくなるかなー。 でも、一気に読めました。 | ||||
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中古本で期待していなかったが、きれいな状態で、書店に行く時間が節約できた。 | ||||
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まだ読んでません。好きな作者なので楽しみです。時間を作り読みたいです。 | ||||
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※長くなりました 小説。夢を売る男(百田尚樹・太田出版・1400円+消費税)。 3時間でイッキ読み。続きは明日読もう、という自制が不可能で「あと1ページ!」のワクワクが止まぬまま、気がついたらラストページ。ブラックユーモア小説と言われながら、心を打つハッピーエンドに読後感ポカポカ。 タイトルの「夢」とは「ベストセラー作家」のこと。「自分は、もっと評価されるはずなのに」と満たされぬ現状で苦々しく生きている「作家志望」の人々に「お金を出せば書店に置ける本を出せますよ」と「夢」を売る男が主人公。 「夢」には「印税ウハウハ」も含まれるものの、人々がそれよりも渇望するもの、それは「周囲から尊敬されること」もっといえば「みんなは自分を小馬鹿にするけど、世間は真の自分をやっと認めてくれた。自分は正しかった、周囲は間違っていた」という一発逆転のシンデレラストーリー。 ページをめくる手が止まらないのは「夢を見る人達」のキャラ作りがうまいこと。「自己評価は自分自身も甘いけど、このキャラまでひどくはないね」と「半分親近感、半分嫌悪感」を覚えるキャラが「夢を売る男」にだまされていくプロセスの滑稽な楽しさ(ユーモア)がありながら、読み手への戒めにひとさじのギクリ感(ブラック)があり、まさにブラックユーモアの効いた小説。 ただ、中盤にユーモアまじりの会話で「小説と出版社のこれまでと今後」が語られ、そこに著者の思いがひしひしと伝わる。ここが熱い。その熱さの中、主人公がとある作家(どこからどうみても著者そのもの)を「あいつは○○な作家だ」と評価するシーンも興味深い(○○は206ページに書いてあります)。 エゴ、地位、名誉、金銭で包まれたブラックユーモアがムクムク進むも、ラスト5ページで「それとは比べものにならないほど素晴らしいもの」がビシッと決まる爽快感に、時間差でじんわりと心が打たれます。 | ||||
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牛河原さんがやってることは詐欺やけど、読み進めていくうちに、いや、これも商売としてあっていいんかも…なんて思ってしまう。だってまさに”夢”を売ってるから。 夢が見れて、心に抱えたものを出せて、一生の思い出になって、それなら200万出したっていいよっていう人がいるなら。ほかのサービスでは経験できないから相場なんてないし、本人が満足しているならそれは詐欺とはいえんかもなぁ、と。 まぁダマしてることには変わりないけど。でも騙されてるからこそ見れる夢やん。牛河原さんみたいにゼッタイにバレないように、夢から覚めないようにうま〜くやってくれるんなら、夢の対価として妥当かも…まぁ、俺は遠慮しとくけど。 でも実際、そうして本を出すことで精神的にいい方向に進める人も少なくないんちゃうかななんて思う、今の時代は。ただ、読まれもせん本に使う紙とか、資源もったいないけどな。 あと他のレビューでもあるけど、出版業界ってこんなんやってんなぁ。知らんかった。100パー赤字の本だすとか、おかしいやん〜…いやぁこれ書くって、百田さんって勇気ある方や。 ホンマこの本おもろかった。まだ一回しか読んでないけどもう一回読も。牛河原さん憎めへんもん、鼻くそほじってたってさぁ。しかも、めっちゃ本愛してる人やん。 最後鳥肌立ったわ。 | ||||
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著者・百田尚樹氏の「夢を売る男」は、出版業界を背景にした 小説である。中規模の出版社の編集部長・牛河原勘治が、出版 業界の存亡を掛けたシリアスな局面でも、作家を志望する様々 なひとに夢を叶えるというストーリーである。 夢を叶えたいバラエティに富んだ登場人物がユニークである。 スティーブ・ジョブスになりたいゆとり世代の若者、引退後 に自分史を出版したい頑固な元大学教授、作家を志望で周囲 の理解を得られない主婦などだ。 なるほど、小数であるものの世の中には、確かにこの様な変っ た人達は、存在する。 著者・百田尚樹氏の人間観察力に、思わず唸ってしまう。 読み進むにつれて、読者は牛河原編集部長の人柄に惹きつけら れて行く。無駄のない牛河原からのさまざまな業務指示で、 ストーリーはテンポ良く進んでゆく。 ひとつの ビジネスモデルとして、「ジョイント・プレス」という手法が、 「夢を与える」ことであると、牛河原は部下たちを鼓舞する。 出版業界を疲弊させまいとする姿が印象的だ。 現代の日本社会に不足している「何か」が見え隠れするのだ。 自身を失いかけている部下に編集部長・牛河原は、自身を回顧 しながら、部下たちに伝える。かつて自分は、大手出版社の文芸 編集長であったことを・・。 ほとんどのレビュワーも記載のある、本書のラストシーンは 胸の奥深く届き、読後感は心地良ささえ残るのだ。 少しの違いは大きな違いである事を実感した、充実の一冊と 言える。 | ||||
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話としてはおもしろいけどワンパターン。 夢を見る登場人物たちが出てくるのだが、ほとんどおんなじ結末っていうか・・・ 短編集とかにして一人の人物にもっとフォーカスして物語に深みを出せばよかったと思う。 題材としてはおもしろくてよかった。 | ||||
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荒木「どういう意味ですか」 牛河原「知るかよ」 いやーーー、、、最高でした(*'▽`*) 熱心にblogやAmazonレビューを書いてる人たちは必見でしょう。 もう牛河原の台詞ひとつひとつがビシバシ心に響いてきます…(笑) 自費出版もそうですが、その他全ての「夢を食い物にするビジネス」に引っかからないためにも、 読んでおいた方が良いですね。 どんな業界でも、華々しく大成功するのはほんの一握りの人間だけ。 不景気だからこそ夢を見たい時代、ドラマ化してほしいくらい気に入ってます! **** 「はじめまして。丸栄出版の牛河原と申します。実はこの度「AmazonのTOPレビュアー」の中で、作家の才能を持つ人間を秘密裏に 探しておりまして、あなた様の実に的確で著者の欠点を鋭くえぐるような素晴しいレビュー…いや、書評に辿り着きました。 無料であのような場に書かせておくには実に惜しい人材だ!!と私、 数十年の編集人生の直感が働いた次第です。つきましては…」 …な〜んてメールが来たら、皆さん注意しましょうネ〜!!!( *'艸`)=3 | ||||
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