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夢を売る男
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夢を売る男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全254件 221~240 12/13ページ
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「永遠の0」を読んで本当に久しぶりに小説を読んで感動した。読んで心からよかったと思える作品は久しぶりであった。そんな百田尚樹さんの著書をたまたま立ち寄った本屋で見つけて購入。 結論からいうとまあまあ面白いし、おそらく著者も肩の力を抜いて書いたと思われるように一気に読めた。「出版業界の裏話」がテーマである。人間というのは、いかに自分が特別な存在であると思っているか、そしてそれを周りにわかってもらいたいと考えているか。かく言う自分もamazonnにレビューをせっせと書いている時点でそんな人間の一人なのでしょうが。(笑)「夢を売る男」の夢がない、現実が描かれている本です。ちょっとした移動時間、空き時間にお勧めです。 | ||||
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名誉欲や金銭欲を満たそうとする、人間の内に秘めた欲望を擽り、 ジョイント・プレスという形で出資させる巧妙な手法に妙に感心してしまいました。 文才のない私などは考えづらいですが、文章力に自信のある方なら夢を馳せてしまうでしょうね。 また、この物語の中心人物である牛河原編集部長の出版界に対する想いも垣間見えて面白いです。 たぶん、素晴らしい本を作ろうと出版業界に就職し、現実の中で失望し斜に構えて詐欺まがいの仕事をしている。 しかし、やはり素晴らしい本を世に出したい想いは、常に心の奥底に秘めている。 とても、興味深く面白く読ませて頂きました。 | ||||
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躍動感ある話の展開。多彩な登場人物の視点で描かれる出版業界の一面が、目の前で繰り広げられているような感覚でした。 このレビューも自己顕示欲?笑 おすすめです。 | ||||
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著者の作品を読むのはこれで4作目。 前回読んだのは、海賊と呼ばれた男であったが、あれはスケールが大きい話で、かつそこで活躍する人間たちに魅力を感じた。 対してこの本は出版業界の事情に突っ込んだ内容かも知れないが、読後の感想を簡単に言えば感動はほとんどなかった。 『出版業界ってそういう業界なんだねー』という感想ぐらいか。 読むのにそんなに時間がかからなかったため、まだ良かったが、ほぼ同じ量で金額も近い、海賊とーと比べるとその内容の質も含めて1400円は高いと感じた。 | ||||
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東野圭吾氏の毒笑小説に似た作品で毒笑小説を上手にリスペクトと言うか別の作品にはなっているものの、どうしても比較してしまうのは仕方ないよね。 でも、見劣りせずに面白いと思えるのは百田氏の力量が非常に高い位置にあることの証明なので、百田氏のこれからの作品も期待しています。 作中に出てくる、ロシアン何とか言う小説のくだりは、あの作品を批判しているんだろうなあ。 他にも何点か「ああ、これは…」と思わせる内容が多々あったけど、このへんはやはりナイトスクープな感じがしました。 オチはあからさまに狙ってるけど、大好きだ。 | ||||
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今は小説を『読む人』より『書きたい人』の方が多いという世の中。 この本は自費出版の暴露だけでなく、どうしょうもないプライドの高い小説家の奥深い気持ちがストーリーの中で巧みに説明されている。セリフがうまく、キャラクターの設定がすごいうまい。ストーリーも使用言語も簡単なので読みやすい。すぐ読めます♪ 200万…貯金があれば確かに自分の夢にかけるお金なら妥当な金額。 私も自費出版の話は聞きに行ったことがあるのですが、あまりに高いわりに『全額出してなんで戻りが何パー?』と附に落ちず、あきらめましたが自分が夢中で書いたものを会議にかけてああだったこうだったと言ってくれるのは嬉しい… しかし主要登場人物の営業マンは凄腕!!まさに使えるビジネスです。 著者本人が自分のことをその時だけ楽しむだけの、すなわち後世まで残らない小説家と言っているが、果たしてどうでしょうね♪ | ||||
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出版業界の内情を暴く・・・ってな内容かなぁと前評判をもとに期待していたんだけど、まぁ普通かな。 前作までの勢いに比べるとちょっと軽いかな。まぁ期待が大きかったということで・・・ | ||||
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読んでいて、「なるほどね!!」と納得しながら楽しんで読める一冊でした。 | ||||
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学術書やドキュメンタリー、記録的書物ならとにかく、読者のいない小説を出版するなんてまさに資源の無駄使いである、とは正論。それなのに、自分の文章を他人に読んでほしい、いや、読ませたい人は星の数ほど存在する。ならば、彼らを満足させて、事業としても成立するためには「ジョイント・プレス」つまり「自費出版」に引きずりこむことこそが、作者と出版社の両方が幸せになれる唯一の方法となる。 「ジョイント・プレス」という言い方は響きが新しいだけで、古来から「紳士録掲載権」や「出身学校の同窓会広告」「自伝の連載・出版」「レコード発売」など虚栄心を上手にくすぐり、詐欺と認識されないどころか、逆に「感謝」すらされてしまうという商法を、同じ出版というメディアである意味「告発」したことろがこの著者と出版社の大英断であろう。しかも、怪しい弱小出版社だけでなく週刊誌を出版する大手ですらこの商法がまかり通っている、との「事実」は当事者たちもあまり触れられたくないのかも知れないが、あきらかに「需要」があって「顧客」が「満足」してくれる以上、堅実な商売であることも否定できまい。 部下をライバル社に潜入させて、不正を告発して倒産させるまでのくだりは、文量が不足したために急遽、設定してしまった感じもして、どちらかというと「蛇足」だが、主人公の最後の一言に救いが見えるところが、この著者の力量。 | ||||
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ブラックユーモア満載の出版界の裏話です。事の真偽は分かりませんが、面白く一気読みは間違いありません。 主人公の牛河原部長のキャラが際立ってます。うまく煽てたり、クレームを処理したり、部下思いであったり、果てはライバル会社を蹴落としたりと大活躍します。しかし、時として示唆に富んだ発言をしたり、業界をきっちりと分析したり、業界も問題点なんかも語られています。 物語のラストには、作者らしくホロリとするエピソードも盛り込まれています。 また、本を出版したい人達の滑稽なまでの描写はモデルがいると思うぐらい、リアリティがあります。 | ||||
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本屋大賞を獲得した『海賊とよばれた男』や、ロングセラーとなった『永遠の0(ゼロ)』とは、まったく違った角度から、百田尚樹の才能を楽しめる、遊び心に満ちた著作である。 さすがは、テレビ畑出身の百田氏だけに、読者をどう楽しませるか、とのエンターテイナーとしての心配りが、至る所にちりばめられている。 さりげない描写に、ニヤッとさせられる表現が次々と登場するので、最後まで飽きさせずに、ぐいぐいと読ませてしまう。 中には、主人公の牛河原の言葉で、著者自身のことをこき下ろすような、いかにも百田氏らしい“イタズラ心”を感じさせる場面もある。 また、出版社の敏腕編集者である主人公の牛河原が、著者自身を彷彿とさせるような、ユーモアとしたたかな智慧に満ちた、実に魅力ある人物像なのである。 苦情客の怒りを、最後は見事に感謝と喜びに変えてしまう「口八丁」ぶりには、舌を巻くばかり。現実生活にも応用が利きそうな「やりとり」には、百田氏の底知れぬ“人間力”を想像させる。 ネタバレになるので、もちろん内容は書けないが、最後の最後に用意された「仕掛け」は素晴らしい。 最後の1ページには、たった1行しか書かれていない。 だが、この1行が、どれほど、値千金の1行なのか。 笑って笑って笑いまくった後に「じーん」とした感動が訪れる、といった感じなのである。 | ||||
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面白かったです。小説というよりも ノンフィクション的読み物としてで すが。個人的には「舟を編む」より も数段楽しめました。ただ、文章が 雑なので小説としては巧いとは感じ ませんでしたが。 自費出版の広告は多いですが、一冊 も読んだことはありません。でも書く 人たちは切実で、そこにつけこまれて 騙されるのでしょうね。 有名作家のベストセラーなど奇跡に 近いレアケースだということがよく 分かります。本当に今の時代、小説 で食べていくなんて幻でしょう。 個性尊重でお遊戯みたいな教育の結果 作家志望の若者などが増えていくのは 甚だ恐ろしいこだと思います。 | ||||
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百田さんの本は、ほとんど読んでいるのですが この本もイッキに読めた本の一つです。 やっぱり主人公の営業トークが上手いというか 読んでて爽快になります。 営業している人にとってもそれなりに参考になる のではと思います。 今のネット時代、本は昔に比べてやっぱり 売れなくなってきてるんですね。 | ||||
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話の内容は違いますが、東野圭吾氏の「歪笑小説」の2番煎じな感がします。 「歪笑小説」に出たような内容が結構出てきて苦笑してしまいました。 | ||||
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この本は、他の評者の方も述べられていましたが、2時間でよめます。真実の部分とうその部分が、混ざり合って、読む人にとっては、 不愉快、思わぬ出版業界の裏舞台を知ることと成るでしょう。 文中、自分探しな傲慢な坊や、最後に出てくる、学生運動化くずれのジーさん、まあ分不相応な人達をこれでもかとやりこめる、やり手の 編集部長、鼻くそを何時もほじり、それを机に擦り付ける、実質'bQの親父、夢をけなす親父、それは、まさに百田氏そのものに、見えて くるもののも、仕方ないでしょう。「永遠の0」も臭い小説だが、受けがすごくいいわけです。ここがポイントだと思います。 昔、三島由紀夫が、小説家の条件として、どんな形にしろ、自分のフアンが5千人いることが、マストだといいました。 そのとうりでしょう。 確かに百田氏には1万人のフアンがいて、後は宣伝企画の方々のうまさで、この鼻くそほどの小説は5万も出るのでしょうか。 実は、こういったレビューを書いているわたし共も、鼻くそなのでしょう、彼にとっては、驕りの神が宿ってきました。 鼻くそ達は、この人の臭い映画をみるのでしょう。 | ||||
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出版業界を暴露するような内容。 他の方が内容については書かれているので割愛しますが、出版業界の裏側を知らない普通の私たちにとっては衝撃的な内容満載です。 これが本当なのかフィクションなのかはおいておいて、純粋にエンターテイメントの小説と考えれば面白いです。 厚みもそこまででなく、文章も小難しくないのでさっさと読めて、暴露本を読んでいるような面白さがあります。 主人公の編集長もずっと出版業を割りきって考えている営業マンのようなスタンスで描かれていて、じゃあ人間としてどうなのかという部分を考えると好感が持てない描き方をしておきながら、最後の最後の一言が、彼に対する読者の見方をガラリと覆すどんでん返しもあって、読後感も爽やか。 最後のひっくり返しは予想できなかった分、やられた!と思いました。 ……が、じゃあハードカバーの値段分の価値があったかというと微妙なところ。 面白さだけを求めるのならば、価値はあると思います。 でもそこに考えさせられる深い何かを求めるのならば、微妙。 何を読み手が求めるかで評価がかわってくる作品だったと思います。 個人的には「永遠のゼロ」などよりははるかに落ちる作品だけど、「モンスター」よりは上、と感じました。 | ||||
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「自費出版詐欺」の事件をもとにしたブラックユーモア小説である。 作中に出てくる2つの自費出版社のモデルは、実在のB芸社と倒産したS風舎であろう。 どうしても作家になりたい、一度は本を出してみたい人たちをカモにして 荒稼ぎするエセ編集者たちの生態を描いている。 作者はツイッターで「出版社を敵に回してしまった」とつぶやいているが、 実はその逆で、多くの出版社からすればあくどい同業者の存在は迷惑なので、 よくぞやってくれたと溜飲を下げているのではないか。 しかし自費出版はドル箱なので、各社がこぞって参入しているのも事実である。 芥川賞を思わせる文芸賞の選考の怪しいカラクリや、 赤字を垂れ流すだけの文芸誌と純文学作家の悲惨な現状など、 出版界の知らざれる裏話を随所に混ぜながら、 笑って読める痛快コメディに仕立てている。 | ||||
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いやー 面白い。 ここまで出版業界のことを暴露すると問題があるのではないかと心配してしまう。 そして こんなレビューを書いていたら自分にも牛河原さんから電話がかかってきて、 本が出せるような気がしてきた。200万円はないけど。 | ||||
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、百田さんにしては、、感動がなかった。 | ||||
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『永遠の0』で感銘を受け、そのつながりで今回の新作を購入しました。結論から言ってしまえば、本書は帯に明記されているように、あからさまな筆者による文芸界における「ブラックコメディー」が売りです。よって、ある程度脚色された業界の裏で繰り広げられているストーリーを読み下すことになります。読んで損はない作品でしたが、明日本書を売りにいこうと思っています。現在の文芸界を真っ向から批判した著者の力作です。説得力もありますが、また読み返したくなるような本ではないと思います。でも一度読んでみる価値はあるかと思います。 | ||||
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