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神様のパズル



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【この小説が収録されている参考書籍】
神様のパズル
神様のパズル (ハルキ文庫)

神様のパズルの評価: 3.97/5点 レビュー 78件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全78件 61~78 4/4ページ
No.18:
(4pt)

感想

もう少し、穂瑞と綿さんとの絡みがあったほうがよかった気がします。二人の会話が、説明ばっかりで、読んでいると引いてしまいます。主人公が保積さんを好きなくせに断ってばっかりなのも納得いかなかった。
<br />
<br />宇宙創造を思いつくくだりが、わずか1ページなのも納得いきません。あまりにも急展開過ぎます。穂瑞と保積さん二人の名前が似ているのも読みづらかった。

<br />・・と文句ばかりを書いてしまいましたが、結局最後まで読んでしまいました。スティッキーも食べてみたいと思い、プリッツで代替しています。
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4758410038
No.17:
(5pt)

面白い

宇宙は無からできたと言われている。でも、「無」なんてそこら中にあるじゃないか。だったら、人間にだって宇宙を作れるんじゃないか?

 そんな発想にいたった天才少女と、ダメ大学生の話。内容はたしかに専門用語が頻出であるが、どこかライトな雰囲気が出ていて読みやすい。特に宇宙を作るためのプロセス部や、宇宙をネットワーク上でシミュレーションするくだりの話は最高に面白かった。

 しだいに、物理的なものから、人間の内面に踏み込んでいく。その内面を深く書き込めているとは決していえない。重さを出そうとしてもなんだかスカスカになってしまっていることも否めない。否めないのだが、そんな欠点を吹き飛ばせるくらいにストーリーは面白かった。物理、面白そう、と思えるくらいの魅力がこの本にはある。

 しかし、肝心の宇宙を作る理論だが、高校生にも理解できるほどシンプル、と書いてあったが、自分はまったく理解できなかった。
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4758410038
No.16:
(5pt)

青春小説の素晴らしさ。何より明るいのが良い

「宇宙の作り方を解く」というSF部分も良いですが、表紙から受ける登場人物に存在感があります。
 大学生の青春小説として明るく読めるのが素晴らしいです。
 私には、21世紀になって初めて読んだ新刊の小説で、次の作品が読みたいと思った唯一の作家です。
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No.15:
(5pt)

むだを好きになる途中・・。

主人公の天才少女は、とてもせっぱつまっていて、
ワトソン役の青年は頼りない。
大人も、なにか非力な感じで、作品世界は折れてしまいそうでした。ラストで元気になる少女は、むだ、も好きになると楽しいと、気がついたのかなと思いました。読んでいて、結構、イタイ作品でした。
(今もちょっと痛い・・)
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No.14:
(5pt)

十分楽しめました

国家プロジェクトで自身の考案した巨大加速器が建造されるような天才少女と、たまたま関わりを持った大学生の主人公が、彼女とともに「宇宙の作り方」という途方も無いテーマに挑む話。
 物理や数学に関する知識があったら別の楽しみ方があるのかもしれないが、理系が苦手な自分でも十分に夢中にさせる作品だった。宇宙の起源に関する論争だけでなく、後半の舞台になる巨大加速器の造形がエンターテイメントしていて楽しい。SF映画を一本見るような楽しさを味わえた。鈴木光司の「ループ」に近いテイストでハリウッドでなきゃ映画化は難しいかも。
 人は宇宙の中のエネルギー分布に過ぎず宇宙と切り離して存在することなどありえない。で。エネルギーってなんだ?
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No.13:
(4pt)

青春小説

思いつきのところが面白かったです。物理学な部分は丁寧に説明されていると感じましたが、ぶっちゃけナナメ読みしました。文系なので。わからなくても楽しめると思います。
人が生まれる過程を私たちは知っている。けれど、自分の生まれてきた意味を知るわけではない。田を耕し守ることしか知らない老人を、天才少女は哀れだと評します。何も知らずに死んでゆくのだからと。
けれど人として不安定なのは彼女です。知識と気持ちのハザマに落ちて、彼女は生き悩む。主人公は大学4年で就職活動の悩みなんかもあり、これが私には結構きました。自分は何をしたいのか、何ができるのか、どうしてここにいるのか。それらの悩みと「宇宙の作り方」を求めることが上手くからんできます。
個人的につっかかったのは天才少女が結構きつい目に合わせられることです。あまり気分が良くないよ。ゼミにもう1人女の子がいるのですが、人事でしか反応してないのがありえないと思いました。
方向としては青春小説で、悩みとしても身近でどこか切実で、結構一生懸命読みました。まあまあ面白かったです。
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No.12:
(4pt)

SF青春小説

天才女子大生と落ちこぼれ大学生が同じゼミとなる。
天才ゆえにゼミなどに参加する意思がない女子大生と
落ちこぼれのため、何をテーマにしてよいか全くわからない学生が
ある聴講生の老人の
「宇宙は無から生まれた。・・・すると人間にも作れるのですか?
 無ならそこら中にある。」という疑問から
「宇宙を作ることができるか」というテーマに取り組んでいく話。物理に関する専門用語は結構出てきます。
でもバリバリ文系の私でもスッと入り込むことができました。「宇宙はどのように誕生したのか」
「人間は何のために生まれてくるのか」
という壮大なテーマも出てくるけれども
「就職が決まらなかったり、好きな子と話せなかったり
というむっちゃ俗な悩みもある。
SFですが、青春小説とも読める。「ドは何ヘルツ?」とか
「数学の未知数で使うxはなぜxなの?」といった
今まで生きてきてあまり疑問に思わなかった事に
触れられているのも結構たのしかった。
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No.11:
(5pt)

それなら宇宙、作れるかも!?

物理学って、端から見ている分には何もかも理解しているように見えるけれど、実際のトコロは肝心な部分には手が届いてなくて、だからまだ新しい「何か」で補ってあげないといけないんだよ、という話。...と言ってしまえば身もフタもないのかもしれないが、その「何か」に結構説得力があって「それなら宇宙、作れるかも!?」と思わず納得してしまう。...かもしれない。 強気な態度を崩さない(せない?)「天才」少女と平凡な大学生(男)の何気ない掛け合いも、「天才」故の苦悩と平凡さ故の悩みが交錯するようで、楽しかったり身につまされたり...。 内容的には「物理」と言っても、科学に少しでも興味がある人なら雰囲気を楽しんで読み進めることが出来ると思う。何か難しい式が出て来る訳じゃなくて、アインシュタイン(特殊相対性理論)のE=mc^2に象徴されるような「世界をシンプルに記述したい」という物理学の願いがこの本には描かれている。その願い──今ある「原理」を越えたところにある想い──を感じることができれば良いんでしょう。きっと。 第3回小松左京賞受賞作、らしい。自分では掘り出し物の作品だと思っていたら意外に(...失礼)売れているようで、神田の三省堂ではフィクション部門で年間2位だったので、嬉しいような悔しいような...。
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No.10:
(5pt)

軽いタッチで現代物理の謎に迫る!

天才少女と落ちこぼれ学生が宇宙の謎に迫る!
大学のゼミで「宇宙は作れるか?」というとんでもない課題に挑むお話。
常識論を振りかざす、助教授たに、天才少女はどう挑むのか?***
軽いタッチで書かれていますので、文系の方でも宇宙論とかに興味があれば大丈夫だと思います。
若干の基礎知識があるともっとおもしろく読めるでしょうが。行き詰まりをみせている現代物理学の現状がよくわかります。
そして主人公も行き詰まり・・・
あとは読んでのお楽しみ!
とってもおもしろく一気に読めますよ~
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No.9:
(5pt)

宇宙は作ることができるのか?統一理論は完成するのか?

宇宙は作ることができるのか?大学のゼミの討論テーマとして「宇宙は作ることができる」賛成派に回った主人公の男の子と天才少女。主人公の男の子は、気はよいけど、お人好しで、勉強はダメ。天才少女は人間嫌い。そんな2人が、「宇宙は作ることができる」ことを、証明しようとして悪戦苦闘。2人が最後にたどり着いた結論は?そして、天才少女は、自分のアイディアを実現した加速器で・・・。理論物理的な話が沢山できてます。素粒子、量子力学、統一理論・・・。「宇宙を作れるとしたら・・、誰か(何か)が作ったんだから」という視点で、これらの理論を検証していきます。が、それだけでなく、非常に多くの内容が凝縮されていました。なぜ人間は、こんな謎に挑むのか?ゼミでの人間模様・恋愛、単位ほしさに主人公が手伝うことになった農業を行うお婆さんの生き方、主人公のボケと天才少女の変化・成長などなど読みどころ満載です。その語り口から、独特の雰囲気を醸しだし、引き込まれる本です。一気に読みました。物理の知識がなくても、十分楽しめました。
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No.8:
(4pt)

裏をとって読む

この本で惹かれるところは,何気なく配置されている一つ一つの情報が大きな意味を持ってくるということだ。僕は,理系の眼で読んでいたが,量子力学と,宇宙を造るのつながりに驚かされた。簡単に言うと,量子力学では無から有ができるのだ!僕はこの本の背景をじっくり感じながら皆に読んでほしい。
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No.7:
(3pt)

最近、天才は女性に多いらしい

宇宙の造り方というのにひかれて読んだのだが、読後感をいうと
天才といわれたひねくれ少女成長記録としかのこらない。SF的要素が
心に残らない。
しかも、少女を成長させる大任を背負った青年は、卒業できるという得点だけで損ばかり。とてもサブキャラの癖に扱いが低い。それに近頃の定番なのか、必ず天才は女性で、男性はおどおどするタイプが多い。これが、風潮だとしたらとても嘆かわしい。女性の天才は大歓迎。でも男が弱くかかれすぎている。でもなんとなく読みたいと思わせる力はある。よって★3つ
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No.6:
(5pt)

これは「物理」のSFだ

舞台の設定は物理学科になっていますが、扱っているのは「物理」です。人類の普遍的テーマとしての現象世界の振舞いを、つきとめたいという欲求、そしてつきとめようという野望が、この小説を支えています。確かに、物理学上の議論は多く出てきます。こうした議論は慣れの部分が大きいので、わからない人が多いことでしょう。しかし、そうした「わからない」という人にこそ、じっくり取り組んでみることを勧めたい。それで慣れるとまでは言いませんが、機本氏は苦労してよく描いていると思うのです。もしも、読者が、本を最低限普通に読めるだけの能力のある人であるならば、たとえ「文系だ」という人であっても、叙述から伝えたいことはきっと伝わるはずなのでした。ですから、私としては、「決して飛ばし読みするな、本を読む愉しみを知っているなら」と言いたい。その価値はあると保証します。登場人物の性格と行動の描写も、基本的なところをきっちり抑えていて好感がもてました。「あとがき」で小松氏と機本氏とのやりとりで、「エロスとバイオレンスを求めながら、ぜんぜん出なかった」という機本氏に、小松氏が「『宇宙は作れるか』というのは、実はエロス。そのための仕掛けを作っていく過程はバイオレンスに入ってくる」という言葉の、なんと真実であることでしょうか。
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No.5:
(4pt)

哲学と科学の融合

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No.4:
(2pt)

この程度の話だったのか

宇宙を作るSF、天才女子学生と落ちこぼれ学生のコンビ等、読む前から期待が膨らんだ。
 難しい物理の話もわかりやすくこの2人が解決していくのだろうと思った。
 大学のゼミの話も自分の時と重ね合わせ、最初は感情移入して読めた。 しかし、物理の専門用語はさっぱりわからなく、飛ばし読みを続けていると、本代がもったいなく感じた。素人にもイメージを感じさせる描写はできなかったのだろうか。そのために落ちこぼれ学生をパートナーにしているはずなに、最後の方は物分かりがよすぎて、役に立っていない。 最後、天才女子学生が普通の女の子に戻るところは、完全にしらけてしまった。普通に生きることの大切さをテーマにした話ならば、どこにでもあるだろう。また、彼女はあまりにも変わりすぎて、哀れさを感じた。これにより爽やかな話にならなかった。 謎解きの話もあっけなく終わり、肩透かしだった。最後のどたばた劇もお粗末だし、本当に期待はずれだった。
 お世話になったお婆さんを「婆さん」と呼ぶところは最後まで違和感を持った。
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No.3:
(2pt)

比べるのもなんだけど…

小松左京賞ってので期待していただけにちょっと肩透かし。
宇宙の生成というテーマがでかすぎたか…
ポップに扱うにももっと深みがほしい…宇宙観について
本当にそうなのか?なんか新たに湧き起こる問題を完全に無視してないか?
と思えるところがシバシバ見られた。少女の性質が最期変わりすぎてしまったのも個人的には残念。比べるのもなんだけど大学生を主人公に描いたSFなら
小松氏の継ぐのは誰か?にはやはり面白さはおよばないか…
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No.2:
(5pt)

物理を知らないなんて!

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No.1:
(4pt)

苦悩する天才は美しい

人間に宇宙を創造することは可能か? 可能だとすれば何が起きるのか?
クールな冷徹さと完ぺき主義で人類史上初の実験に挑み、立ち止まり、苦悩するヒロインが美しい。
圧倒的な情報量と考証力でハードSFの体裁をとりつつも、その内面はもろくて壊れやすい思春期の少女の成長物語とも取れる。青春小説としても文句なく面白い。アニメ調の表紙も内容の適度な軽さにフィットしていてグー。
神様のパズルAmazon書評・レビュー:神様のパズルより
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