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神様のパズル
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神様のパズルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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主人公は、綿貫基一。大学4年生。 彼は、ゼミの教授から不登校の天才児である 穂瑞沙羅華をゼミに参加させるように依頼を受ける。 最終的に穂瑞はゼミに参加し、 「宇宙を作ることはできるのか?」という 難題に綿貫と共に臨むこととなる。 果たして、宇宙を作ることはできるのか・・。 私的には、内容としては青春ラプソディー。 綿貫と穂瑞の掛け合いは、面白かった。 出てくる物理学や数学などの理論は 理解できない部分もあったが、 興味を惹かれるところもあった。 穂瑞がこれまで、色々と辛い思いをしてきたことは 十分に理解できるが、農業に勤しむ老婆の事を馬鹿にしたり 自分勝手な行動をとることについては、閉口してしまった。 | ||||
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宇宙は無から生まれた…天才少女穂瑞と綿さんがゼミの研究テーマに宇宙を作り出すことが出来るのか?を議題として取り上げる。 物理学などの知識がないとかなり辛いかも…作中の綿さんと同じ心境になりがちになってしまいました。しかし、いかんせん知識ばかりが専攻するばかりに人間描写がいかんせん薄味で感情移入しにくい。表紙の穂瑞の外見と台詞回しも若干想像していたのとは違っていたのは驚きでしたが… | ||||
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加速器がどうこうその辺がよくわからなかった ヒロインの穂瑞沙羅華があまりキャラ的に可愛くないと感じた というか作者の書き方のせいかいまいち魅力がでていない 天才美少女が主人公を綿さんって呼ぶなんて それなりに面白かったと思いましたが最後のリアルな男女の関係はいらなかったよ | ||||
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理系の大学生活を描いた本自体が少ないので話は楽しめました。 綿貫さんと穂瑞さんがだんだん仲良くなっていくのもいい感じです。 でもSFの設定はどうなんでしょう。 「無」はどこにでもある、といいますが、宇宙ができる「無」は物質を入れる空間すらない高エネルギーの真空のはずで、そんなものはこの宇宙空間の中のどこにもないのでは・・。 宇宙の中の「点」からこの宇宙を内部から崩壊させるような宇宙が膨張してくるのも物理的におかしくはないんでしょうか・・。 あと最後は・・そんなもんなんでしょうか? | ||||
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普通の高校生に戻る心の過程をもっと丁寧に書くべきではないかと思う 主人公はきっかけだけで後はいなくてもいいんじゃないかと思う天才の隣の凡人は実際こういうふうじゃないとリアルじゃないかもしれないけれどそこを面白く描いてほしかった。宇宙を作るという場面は夢中で読めたけど | ||||
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未熟な人間が周りに翻弄され道を見失いながらも、友人を得ることによって新しい生き方を見つける物語。この作品は最終的にそんな風に読めばよいのではないだろうか。 新しい基礎理論に基づいたSFと見るには、肝心の新理論は知っている理論をバラバラにしてつなぎ合わせた違和感を感じる。また、何の脈絡もなく新興宗教が出てきたが、それに対する解決は何も呈示されないのはいかがなものか。 物語の柱の一つに、宇宙が人間に作れるか否かをディベートするという部分があるが、物理の議論にディベートが適しているかどうかは疑問だ。科学の科学たるゆえんは再現性、すなわち、誰が行ったとしても、同じ条件ならば同じ事象が発生する、ということにある。ゆえに、議論するまでもなく、人間が答えを知っているかどうかは別として、命題に対する答えは既に定まっているはずだ。 一方で、ディベートは議論によって勝敗を決定する。この勝敗は、往々にして参加者の質の高さによって決定される。図らずも作中で主人公の一人が述べているように、言い負かせば勝利を得られるのだ。これは科学的なアプローチとは呼べないだろう。 色々と述べてしまったが、素粒子論という題材で作品が作られているのは、とても嬉しい。もし、研究者のリアルを追求しようと思うなら、もう少し実地取材をした方が良いとは思うが…。作者に対する最終判断はもう少し先延ばしにしたい。 | ||||
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「宇宙をつくることはできるのか?」 そんな突拍子もない質問で不登校になっていた秀才をゼミに引きずり出した落ちこぼれ。 そうは言っても、どうすれば立証できるのか? ストーリーラインはしっかりと分かりやすく、物理学の楽しさを織り交ぜて、楽しい作品になっています。 一方で他のレビュアーも指摘していますが、秀才・穂瑞以外の登場人物の魅力に乏しくもう一つのめり込めないのは勿体ないなぁと感じてしまいます。もう少しラブコメでも良かったし、それぞれのキャラクターの雑味がもう少し見えても良かったかなぁと。 | ||||
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SF初心者の意見としてお読みください。 本屋で「宇宙を作れることを立証する」というぶっ飛んだあらすじに惹かれて、 一瞬で購入を決意しました。 青春小説の手法として、ダメな主人公が成長して何か一つでかいことをやらかすという構成がありますが、 主人公はいつまでたっても初めから終わりまで徹頭徹尾ダメなままです。 とって当たり前の必修単位を落として卒業は心配、 能力が低いためか就活もうまくいかない、 好きな女の子はゼミ仲間に奪われる、といいところなしです。 この点から、主人公に感情移入していくタイプの読者さんにはオススメしにくいです。 また、初心者用に物理の 理解しがたい概念や単語などが出てきて多少とっきにくい感じがしました。 SF好きの方には何でもないのかもしれませんが、 このとっつきにくさは作品を読破するうえで大きな壁になると思います。 色々書きましたが、総じて言うと青春ものとSFものが中途半端に混ざってしまった作品であると思いました。 青春よりにするなら主人公はヒロインとくっつくべきだし、 SFよりにするなら舞台の設定や構成はもっと突き抜けていた方がいいと思います。 ただ、フォローを付け加えると、 この作品の放つ雰囲気にはどこかしら魅力があり、 この作者さんには今後もチェックしていきたいと感じさせるものがありました。 よって作品2点+作者への期待1点で計3点としました。 | ||||
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「神様のパズル」を解くことは、宇宙を創る方法を見つけること。中心人物は卒業も危うい大学4年生と、悩める物理の天才少女・穂瑞。人工授精で生まれた彼女は、その理論に基づいた巨大プロジェクトが動き始めているほどだが、「自分の存在意義」について哲学的迷路に入り込んでいる。 量子力学やビッグバン、超ひも理論など、物理の諸説を綺羅星のごとくにちりばめながら、宇宙創世にかかわるディベートが進行していく過程は、なかなかスリリングで面白かった。特にシュミレーションをしても自滅するくだりは、穂瑞の心的状況と対応していて、切ない。 一方で、人はよいが冴えない大学生・綿さんが、思いがけず山奥の水田を引き受けてしまい、せっせと世話するエピソードが無性に気に入った。 しかし、ハードSFとして読むと食い足りないし、青春小説にしては人物の影が薄い気がした。これくらいの軽さが、読みやすさに繋がるのかもしれないが。第三回小松左京賞受賞作品。 | ||||
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SF好きとしては、宇宙の起源に関わる部分の話とか、宇宙創造のシミュレートのプロセスなどに興味をひかれること請け合い。 専門用語の羅列はやや苦しいがSFの雰囲気をうまく出しており、要所要所を文献で漁れば文系の私でもある程度の筋立ては理解できる。(あくまである程度だが…) ただ、青春小説としてみると、会話文に余計な色気がなく、淡々と学生生活が進み、それも描写はゼミの講義を中心としているため味気がない。 人物にも裏がなく、取り立てて魅力を感じないのでエンディングには感情移入できなかった。 ストーリーとテーマが先行した感はあるが、総合的には☆3つくらいの良作かな、と思う。 | ||||
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孤高の天才少女が『宇宙を創る』というテーマから, 自分の存在などを考えるようになり,成長をしていくというお話. まず,大学の物理学ゼミがメインの舞台ということで, 登場する専門用語がむずかしく,知識がないと大変だと思います. わからなくても雰囲気で読み進めることはできるのですが, たとえ話などは,やはり言葉を理解していないとピンと来ません. へぇというような宇宙の話や,宇宙創生シミュレーションなど, 興味を惹かれるところもいくつかはあったのですが. また,宇宙から人生と,ものすごく大きなテーマを扱っている割に, あまり響いてこないというか,掴みどころのないままのハッピーエンド. 全体的にありがちというか先の読める流れだったのも残念です. そっち方面に明るいともっと楽しめたのでしょうが…. | ||||
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宇宙の造り方というのにひかれて読んだのだが、読後感をいうと 天才といわれたひねくれ少女成長記録としかのこらない。SF的要素が 心に残らない。 しかも、少女を成長させる大任を背負った青年は、卒業できるという得点だけで損ばかり。とてもサブキャラの癖に扱いが低い。それに近頃の定番なのか、必ず天才は女性で、男性はおどおどするタイプが多い。これが、風潮だとしたらとても嘆かわしい。女性の天才は大歓迎。でも男が弱くかかれすぎている。でもなんとなく読みたいと思わせる力はある。よって★3つ | ||||
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