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神様のパズル
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神様のパズルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 21~40 2/4ページ
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文系人間なので物理の難しいことは理解できませんが、 それでも読みやすくてすごく面白かったです。 ただヒロインがもうちょっと魅力的だったらよかったかなあと思います。 どうもあのキャラが、いまいち馴染めなかった。 でもオススメの一冊ですね。 | ||||
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加速器がどうこうその辺がよくわからなかった ヒロインの穂瑞沙羅華があまりキャラ的に可愛くないと感じた というか作者の書き方のせいかいまいち魅力がでていない 天才美少女が主人公を綿さんって呼ぶなんて それなりに面白かったと思いましたが最後のリアルな男女の関係はいらなかったよ | ||||
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理系大学生を読書で体験させて貰えた。 この宇宙は一体誰が作ったのか? その前提として自分は一体何者なのか? という単純な問に対しての答えを 超天才少女をヒロインとして、 就職活動をしつつゼミに通う勉強の苦手な大学4回生を主人公として、 相対論、量子力学、宇宙論、新宗教、ディベート、コンピューター、人間、人の死、日本の伝統である田んぼ等をツールとして答えを探っていくSF。 終わりに向かうにつれカタストロフゥ〜に向かっていく物語に時間を忘れた。 エロスとバイオレンスが確かに存在する(と言っても直接的な描写は殆どない)SF。 偏微分方程式、超ヒモ理論、プランク定数等 理系な概念が沢山出てくるが、 バリバリの文系の私でも全く問題なく楽しめた。 主人公が特別才能がある訳でない、何処にでもいそうな人間だから共感して読めたのかなとも思う。 入院して暇してる友達(いないけど。)なんかにぴったりの一冊じゃないかな。 甘酸っぱい気持ちが好きな人にもお薦め。 | ||||
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「宇宙を作ることはできるのか?」というキャッチコピーとラノベ風の表紙に惹かれて読みました。 私自身は、作中の物理用語の理解は出来ませんでしたが 物理用語はわかった様な気になって、科学的な雰囲気を楽しんで読みました。 「人間に宇宙を作ることはできるのか?」という答えがわからない問題に対して、 理系の学生たちが、賛成と反対に分かれて科学的に議論しながらも 人間的な駆け引きや、科学的でない“何か”の存在を否定しきれない気持ちの揺れも楽しめました。 インターネットを使えば、色々なことが簡単に瞬時に調べられて、知ることができる状況において、 定理・公式に至った先人たちの考え方や発想力を学ぼうとするのが重要だと気付かせてもらいました。 宇宙誕生に対する素朴な疑問に対して、天才と呼ばれるヒロイン穂瑞自身も納得する回答ができずに、 その答えを求めていくストーリーがおもしろかったし、宇宙の成り立ちを解明することで、 「何故、自分が生まれてきたのか?」という人間的な悩みの答えを求めていくのも印象に残っています。 何もわからずに死んでいくのを不愉快だと思っている天才・穂水と対比して描かれている、 色々なことを知れば、自分のいるところが小さくなるという農家のお婆さんの関係のように、 「分かる事」、「分らない事」の本人の受け止め方で、前向きにも悲観的にもなれるのが印象に残りました。 | ||||
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理系の大学生活を描いた本自体が少ないので話は楽しめました。 綿貫さんと穂瑞さんがだんだん仲良くなっていくのもいい感じです。 でもSFの設定はどうなんでしょう。 「無」はどこにでもある、といいますが、宇宙ができる「無」は物質を入れる空間すらない高エネルギーの真空のはずで、そんなものはこの宇宙空間の中のどこにもないのでは・・。 宇宙の中の「点」からこの宇宙を内部から崩壊させるような宇宙が膨張してくるのも物理的におかしくはないんでしょうか・・。 あと最後は・・そんなもんなんでしょうか? | ||||
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当方、素粒子物理を専攻する学生ですが、著者は非常に良く標準理論及び宇宙論を勉強なさっているなという印象を受けました。そこから先の統一理論への道のりで嘘くさくなってしまうのは(そもそも現状、世界の誰も出来ていないのですから)どうしても仕方の無いことですが、その過程で一部ロジャーペンローズの発想を参考にしている雰囲気が滲み出ていたりして、非常におもしろく読めました。 しかしながら、この話の本質は物理を通して得られる「人生観」にあると思います。 「宇宙は無から生まれた。それならば、その子である我々人間もまた「無」に過ぎないのでは無いか。ではその存在意義は?」 と全編を通して語りかけてくる。(それの対比として提示されるのは、農家のおばあちゃんの人生観。「あるがままを受け入れ、疑問を持たずに生きる。」)それは、「人工的に作られた天才少女」の虚しさと合わせてさらにくっきりと浮かび上がり、読者へと投げられます。 究極を知ることで生まれる虚しさ、これが本書のテーマだと思います。 | ||||
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物理の基礎知識がないと理解できない。あっても理解できないかも。 何々理論やら何々定理やらが出てくるのだが、説明が一切無く読者を置いてきぼりにしてどんどん話が進んでしまう。 その為、理解できないまま話が終わり結局なんだったのかよくわかりませんでした。 | ||||
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天才少女と平凡な大学生の物語。「宇宙をつくる」という壮大なテーマを掲げた本。というわりに堅苦しい雰囲気は全くなく、少しでも宇宙に興味を持った事がある人なら(理解できない専門用語出てこようが)最後まで楽しんで読める。素直に、「面白い!」とに思える一冊。 ただ、小説を読み慣れた人にとっては少しもの足りなく感じるかもしれない。 | ||||
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映画化を初めて聞いた時、季節はずれのエイプリルフールかと思いました。 主人公たちが物理のゼミで、宇宙を創ることは可能と証明しようとする話。 ゼミのディベートが中心で、よくわからない物理の用語が次々とでてきます。 そんな用語、理解できるか!! でも、なぜかわからないけれど、引き込まれるストーリー… 難解な用語も使われていますが、引き込まれるSFです。 | ||||
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題材が『宇宙の作り方』なので難しく考えがちだが、気楽に手に取ってしまえば、読めてしまう内容になっている。 だからこその小松左京賞なのだと思う。 『宇宙の作り方』を無駄に難しく書いてしまうと、只の論文になってしまうので、小説の文章としても問題無い。 個人的にはタイムトラベルをするSFより『宇宙の作り方』の方が、簡単且つ判りやすい内容だった。 | ||||
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物理が分からない人は、穂瑞沙羅華の魅力にこの小説の意義を求めるのではないでしょうか。 かゆい所に手が届きそうで届かないことによるトキメキをよく表現できていると思います。 そうでなくても、天才少女とボンクラ学生の心の交流。天才少女と農家の婆ちゃんの対比。 卒論前に田んぼを耕し続けるボンクラ学生の心の機微など、 肝心のSF部分ぬきにしても、楽しめる部分の多い小説です。 | ||||
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「宇宙を作ることはできるのか?」 この難題「神様のパズル」を 人工授精により生まれた天才少女を中心に 主人公である何事もさえない学生、その同級生、大学の教授達が 理論をぶつけ合っていくというのが話の大筋なのであるが、 主人公目線で物語が進むので難しい物理の知識は無くても全然大丈夫。 さらに言うとこの問題はメインのテーマではない。 天才少女と対比されて描かれる老婆。 このおばあさんは自分の人生に何の疑問も持たず、ただただ、昔からそうしてきたという理由で子を育て、米を作り続けてきた。それを少女は「哀れ」だと言う。 「知る」とはなにか? 「知らないこと」「知らずに生きること」は不幸か? 「人類は滅びる運命なのか」? 宇宙を作ろうとしていく過程の中でぶつかる更なる問題。 もちろん本書でその答えが出るわけではない。 しかし、私にとって、ものの見方について、新しい視点をくれたことは間違いない。 「常識を疑う」というのはよく言われることであるが、 それより前の段階「原理を疑う(知る)」ということである。 「あたりまえのこと」がなぜ「あたりまえ」なのか? この先こんなことを考える機会があるかどうかは分からないが、それも重要なのだと気づかせてくれた作品。 エンターテイメントとしても、人工的に作られた天才ゆえに苦悩する少女と主人公のさえない学生との心の交流(なかなか変化しないのであるが)が丁寧に描かれており、十分に楽しめる作品。 難しそうだと敬遠せずにぜひとも読んでいただきたい。 | ||||
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小難しい単語はいっぱい出てくるが、 要は結構ピュアな青春小説なのでした。 内容の意外とシリアスな面に比し 日記体で書かれた語り口がやわらかく 大変読みやすい。 | ||||
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おもしろかった。 こういう作品は理論の部分はカッコイイ雰囲気だけ 味わうのが正しい読み方だと勝手に思っている。 この作品に関しても、内容の宇宙の作り方はぜんぜんわからなかったけど 説得力のあるテキストのおかげで、楽しめた。 展開もロマンチックで、さわやかさだけではない青春小説を久しぶりに読んだ。 終わり方もドライで、新しい始まりを感じるいい閉め方だったと思う。 | ||||
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理系出身(しかも物理系)の私としては、穂瑞(ホームズ)の理論はかなり無理があるなぁと感じました。 しかし、SF小説というのは、“嘘”を如何にホントっぽく書くかがカギになるわけで、そういう意味では「宇宙創世の謎の解明」という非常に難しいテーマ(もちろん誰も答えを知らない謎の中の謎)を、うまくやっつけたなと感心しました。 文章は非常に読みやすく、すらすらと読み進むことができました。その点は、この作品の評価を上げている大きなポイントだと思います(まあ、賞をとったことを考えれば当たり前か)。 残念なのは、「田んぼ」にかかわる一連のエピソードが、この作品をややチープなものにしてしまったこと。また、ほかの方のレビューでも指摘されていますが、主人公の綿さん(ワトソン)および穂瑞とそれ以外の登場人物との絡みが十分に書ききれていないように感じます。あくまで個人的な意見ですが。 作品の評価としては星3つ。物理系の私に馴染みの深い専門用語が思いもよらずいっぱい出てきて楽しめた点を加味(星1つ)して、全体で星4つとしました。この著者の作品は今後もチェックすると思います。 | ||||
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自分がどうやって生まれたのか、をつきつめていくと分子、原子、はては素粒子と どんどんさかのぼっていき、はては宇宙はどうやって生まれたのか、という疑問に たどりつく。 普通の人ならばその疑問が浮かんでも、すぐに考えるのをやめてしまうだろうが、 この小説のヒロインである少女はその疑問を考え、ついには宇宙創成の シミュレーションにまで手を出し、究極には・・・ 主人公は、凡庸な学生で上記の彼女の研究の過程を見守ることしかできない。 これはわれわれ凡人の視点として、天才の日常を観察したらこうなるという役割を 彼が担っているのだろう。いうなればワトソン訳である。 例えば、主人公が田植えを手伝っている家のおばあさんが車にあてられたという 事柄も、主人公はおばあさんの怪我の具合、加害者の二人組み、といった事柄に 注意を向けたのだが、一方天才の少女は自分の理論の発想の端緒とした。 このような描写は、天才と凡人の発想の違いを表していると思う。 この小説は上のような、天才の日常を、主人公が日記形式でつづる。 また、最後に作者は結論めいたものを主人公に記させている。 物理はすべての事象を説明できるが、一側面でしかない。 たとえば心の問題などは、別の方法で理解しなければならない。 ヒロインの物語終盤での心境の変化についてはあまりかたられてないが、 物理的な意味で心理に到達したと思われる彼女が世の中は無意味だと思った その心境を変えた理由が、上の主人公の記述なのだろうと思う。 | ||||
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ジャンルとしてはSF青春小説あたりになるのかな、と まず読み終わった直後の感想としては、中途半端さが残る作品だと思いました。 あらすじに興味を持って購入したのですが、SFとしても青春小説としても面白いと 感じることが出来ず終ってしまいました。 作品の雰囲気だけを味わうように読むのならつまらないことはないと思います。 | ||||
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普通の高校生に戻る心の過程をもっと丁寧に書くべきではないかと思う 主人公はきっかけだけで後はいなくてもいいんじゃないかと思う天才の隣の凡人は実際こういうふうじゃないとリアルじゃないかもしれないけれどそこを面白く描いてほしかった。宇宙を作るという場面は夢中で読めたけど | ||||
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物理学に興味のある方にはかなり面白いです。夢のある作品です。しかし、それ以外の方にはおすすめできません。専門知識がある程度必要なので、言っていることがサッパリわからないということになります。 | ||||
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未熟な人間が周りに翻弄され道を見失いながらも、友人を得ることによって新しい生き方を見つける物語。この作品は最終的にそんな風に読めばよいのではないだろうか。 新しい基礎理論に基づいたSFと見るには、肝心の新理論は知っている理論をバラバラにしてつなぎ合わせた違和感を感じる。また、何の脈絡もなく新興宗教が出てきたが、それに対する解決は何も呈示されないのはいかがなものか。 物語の柱の一つに、宇宙が人間に作れるか否かをディベートするという部分があるが、物理の議論にディベートが適しているかどうかは疑問だ。科学の科学たるゆえんは再現性、すなわち、誰が行ったとしても、同じ条件ならば同じ事象が発生する、ということにある。ゆえに、議論するまでもなく、人間が答えを知っているかどうかは別として、命題に対する答えは既に定まっているはずだ。 一方で、ディベートは議論によって勝敗を決定する。この勝敗は、往々にして参加者の質の高さによって決定される。図らずも作中で主人公の一人が述べているように、言い負かせば勝利を得られるのだ。これは科学的なアプローチとは呼べないだろう。 色々と述べてしまったが、素粒子論という題材で作品が作られているのは、とても嬉しい。もし、研究者のリアルを追求しようと思うなら、もう少し実地取材をした方が良いとは思うが…。作者に対する最終判断はもう少し先延ばしにしたい。 | ||||
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