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シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官
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シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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自然に偶然はない 気温、風 土 そして虫 植物 人間には動かせぬ事 | ||||
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私は、何者? 私は、生きてもいいの? なんら生産性もなく、存在する価値すら見いだせない私に。 そんな、私を愛してくれた貴方は、鬼畜にひとしい生き物。 誰しも、生きとし生けるものの命を頂き、生を、永らえる。 はたして、お金に、生命を、優先順位を、生きる意味を与える能力があるのか? 生きることを諦めざるを得ないとき、なにを想う? 絶望? 苦しみから逃れられる安堵? はたまた、憎悪? 運命を呪うのか? 自説に固執してはならない! 改めることを恥ずかしがるな!! そんな時間が、暇があるなら、頭を使え。 馬鹿になれない奴に、真実は見えない。 くだらないしがらみに、惑うな! 目に見えるものだけが、真実ではない。 経験は、嘘をつかない。 数字が真実を物語る。 それは、本当に? すべからく、新しいものは、批判を、排斥を、邪魔扱いされる。 新たな手法が、歴史をひっくり返す。 過去の延長線上には、光明はささない。 | ||||
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コロナ禍で夜な夜な本を読んでいます。 だいぶ前に一冊めを購入して以来ずっと書店などで探していましたが無くAmazonで購入。 面白かったです。 | ||||
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『よろず・・・』から川瀬作品読むの2作目。向こうは途中で放り投げたけど、こっちは最後まで読んだ。ダメだな、こりゃ。ところどころ目を引く表現があるから捨て切れなかった。川瀬氏は登場人物を絞り込んだり際立たせたり、その逆で削ぎ取るということが分かってないのかもしれないな。読者はどうでもいいと判断したらその人物の名前なんぞ覚えようとしない。書き込みがちぐはぐで誰が大事なんだか分からない。 藪木=過疎対策事業の一環で寒村にやってきて、住み着いている青年。等身大の女性の人形の製作師 瑞希(氷雪花)=謎の美女 岩楯=刑事 赤堀先生=昆虫の専門家 月縞=刑事(岩楯の部下) 本作の主人公は誰?岩楯だよな?一番出てくるんだから。藪木&瑞希のパートと赤堀先生のパートがまったく別立てになって相殺しあってる。途中でがちゃがちゃ顔出す余計なキャラもほぼ全員邪魔。トンボ採集家の人物像の書き込み、そのお母さんが認知症だ、こんな情報要らないだろ?それなら月縞刑事の人間性をもっと掘り下げればいいのに。 赤堀パート。後半は赤堀がチョイ役になってる。岩楯&赤堀&月縞をメインにすればそれで1本書けるだろ?自分で産んだ自信のキャラだろう?もったいない。 藪木&瑞希パート。 川瀬氏は田舎の因習を描かせるとうまいと思う。それは『よろず・・・』でも感じた。 寒村に越してきた人形製作師の青年&謎の美女 氷雪花の言い伝え 閉塞した雰囲気 この設定思いついただけでもう「貰った」ようなもんなのになぜここにページ数を割かないんだろう?ぼんやり過ごしていた藪木は瑞希に魂を抜かれてようやく創作に取り掛かる。このシーンなんかすごくよかったけどね。これだけでまとめれば1本書けるじゃん。刑事とtvクルーとのがちゃがちゃしたやり取りなんて目障りでしかない。 薬の売人のチンピラ・女性に制服を着せて撮影している男 ←やたら長いがこれが人形製作師の尺を奪ってまですることなんだろうか? 川瀬氏はどこに重点を置きたかったんだろう? 正直、川瀬氏はミステリー向いてないような気がする。ミステリーの方面は零点かな。 その屁理屈で納得しろと言われてもムリだね。トランクルームの所有者やチンピラには一番肝心な【動機】がない。そりゃそうだ、接点がないんだから。動機がない人間が人を殺す、しかも3人がかりで残虐に、なんてありえない話。罪を被せるなんてできるわけないだろ。 メインの殺人事件もオレはそれが動機にはならないと思う。ひとりの狂人の行動ならまだ納得できるが、3人結束しての縛りは満たせない。そして「気が狂ってるからなんでもあり」という理由で動機をないがしろにしたらもうミステリーとして成立しない。である以上、なにをやろうとぜんぶ空疎だね。 川瀬氏には伝奇物でも書いてほしいかな。現代物をやるならもういいや。 | ||||
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昆虫の話とミステリーがうまく融合しているところが素晴らしい。ひねりも効いている。 トリックがネタバレするため「映像化不可能」というのではなく、この作品は 小説としては楽しく読めるのだが、映像化したらたぶん恐ろしくて見られないと思う。 | ||||
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いや、すごい小説だった。 医学昆虫学捜査官シリーズは3冊目読破だ。 毎回赤堀のひたむきなプロ意識が生き生きと描かれ、 ほっほっと網をふるう姿が目に浮かぶのだが、 今回は伏線が縦横に張り巡らされていてミステリー性が濃い。 明らかに藪木は迷彩なのだがすっかりダマされたし、 幽霊モノかと思ったが科学的だった、しかも人魂昆虫説。 医師として特に心移植を扱っているところが共感できて著者の取材と応用力に感動した。 毎回のパターンがあるところはハリーポッターシリーズを彷彿とさせる。 1.刑事は赤堀と微妙な距離感で描かれるが、その相棒が毎回ゲストで、その成長物語が描かれている。 2.赤堀、もしくは刑事がクライマックスで死にそうになる。 3.最初の捜査会議では馬鹿にされ、中盤で圧倒的な推理力で打ち負かして信頼を得る。 なぜ応募しなかったのか謎だが、今回のシンクロニシティはミステリー大賞最優秀レベルである。 | ||||
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私は昆虫が大嫌い。でも川瀬七緒のお陰で大事に思う。推理なのに大笑いしながら、読んでいる。文体がステキ | ||||
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このシリーズの1作目を読んで、どっぷり引き込まれました。蛆虫が出てくる描写はなかなかにグロテスクではあるけど、主人公の赤堀先生の 天真爛漫な言動が微笑ましく、重い感じは余りありません。 岩楯刑事との微妙な距離感など、読んでて「お~い?」となるとこもありますが、 元々が事件物のミステリー小説ですので、変な恋愛を絡めてないとこも好きなところです。物語の中盤までは登場人物が皆怪しく思え、最後の最後まで・・・な感じです。虫の習性なども詳しく書いてあり、いろんな面から楽しめる内容でした。 | ||||
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ん〜!面白かった!すっかりこのシリーズのファンになりました。 相変わらず蛆虫が出て来ますし、死体の描写がエグかったりしますのでそう言うのが苦手な人には向きませんが、登場人物のキャラもなかなか愉快でスラスラ読めます。 | ||||
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昆虫法医学第2弾。東京の貸コンテナの中から見つかった女性の死体。これは誰なのか?どうしてここに遺棄されたのか?どこで殺されたのか?謎だらけの事件に昆虫の力を借りて捜査を進める。 虫、虫、虫。虫嫌いの人には読めないかなあ・・・。でもそんなに悪くないと思う。 作品として、とてもいいと思います。最後までどうしても犯人が読み切れないところが。読んでいて楽しいからついすぐに読んでしまいます。虫が苦手でも、まあそこの部分だけ想像力を貧弱にして(笑)。私は平気です。が、釣りにつかう蛆を触るのがちょっと感慨深いものになりそうです・・・。 登場人物の魅力も十分にあります。結局研究者ってどこか飛び出しているきがするなあ・・・。 | ||||
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やっとでた、文庫版。 私が先に犯人だと思った人ではなく、なんとも悲哀に満ちた動機。 昆虫からみつけていく、ハラハラかん。 とにかく読んでみて。 | ||||
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虫嫌いな人にはとにかく耐えられないであろう、虫シリーズ第2弾です。 前回も面白かったけれど、ラストが何となく雑だったかなぁ?という印象(感想)を一掃する、 パワーのある作品だったと思います。 相変わらずの赤堀先生と岩楯刑事のコンビに、所轄の刑事さん(月縞さん)と、 前回のワニさんに劣らず、いいチームワークでした。 (月縞さんとワニさんは、同様メモ魔だったのがかぶって残念。) コンテナ倉庫で見つかった女性の遺体。 倉庫の下を掘る・・・だなんて意味不明な行動に出る赤堀先生。 それによって、身元が判明するきっかけを見つけたりと、先生がいないと迷宮入りだったはず。 前作同様、殺人事件が思わぬ方向へ進んでいくのは戸惑いとともに、わくわくし通し。 都心の倉庫での殺人事件と福島の田舎がどうリンクするのか?が面白かったです。 それにしても、今回赤堀先生の出番が少なくて、ちょっと残念。 虫に関するうんちく、結構好きなんですよね(キモいけど)。 昆虫収集家の話がありましたが、残酷すぎです。 てっきり大吉が怒ったのかと思ったら、先生が・・・ 次回作も気になります。 関係ないですが、単行本(ハードカバー)がすでに発売されていますが、重くてひどい肩凝りに悩まされるので、 文庫化されるまで気長に待ちます・・・。 | ||||
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前巻同様,序盤こそはグロテスクな描写が続きますが,そこを超えるとあとは落ち着き, 『顔』である虫たちも,アリやトンボとおなじみのものに変わり,その場面も少ないため, 言わば普通のミステリ,サスペンスとなる流れにはやや物足りなさを覚えるかもしれません. このほか,中盤付近で見られる誤誘導というのか,遠回り気味に感じる流れも気になり, ボリュームが結構あるだけに,ここはもう少しスムーズに動かしてほしかったところです. とはいえ,刑事たちのやり取りは,これまた前巻同様に刑事作品として楽しめるもので, 事件が収束へと向かう,終盤の加速感と緊張感にはページを繰る手が止まらなくなります. そして,浮かび上がる一人の男の存在と,そこに隠された不幸な真実には強く胸が痛みます. 何より,わずかな,もしくは膨大な情報の数々から,虫の生態に則り推理を組み立て, 変人としか思えない言動とは裏腹に,理路整然と語る主人公の姿は魅力的に映るともに, 遠く離れた二ヵ所を結ぶカギを見つけ,真相にたどり着く様子にはただただ驚かされます. | ||||
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シリーズ第2弾。待望の文庫化。シリーズ第1弾は噂通りの面白さで、待ちに待った文庫化である。 葛西のトランクルームから発見された女性の全裸腐乱死体。法医学昆虫学者の赤堀涼子は再びの捜査要請を受け、岩楯警部補と月縞巡査と共に事件の真相と犯人に迫る。 相変わらず赤堀と岩楯のキャラクターが光っている。また、赤堀が小さな昆虫がもたらす僅かな手掛かりから、少しずつ事件の謎と犯人に迫っていく過程が非常に面白い。事件の真相も、犯人も全くの予想外であり、最後まで楽しむことが出来た。 シリーズは第3弾まで刊行されており、秋には第4弾が刊行されるというから、まだまだ楽しみは続きそうだ。 | ||||
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東京・葛西にあるトランクルームから女性の死体が発見された。腐敗が激しく、人相も死亡推定時刻も分からないほどだった。捜査一課の岩楯は、さっそく捜査を始める。大量のウジや蝿が遺体に集まっていたため、法医昆虫学者の赤堀が呼ばれることになったのだが・・・。法医昆虫学者捜査官シリーズ2。 私は虫が大嫌いだ。なのに、このシリーズを好んで読んでいる。虫の描写は読むと鳥肌が立つが、それ以上にこの作品には惹かれるものがある。 腐敗が進み死亡時刻を判断できない遺体。だが赤堀は、遺体に群がるウジや蝿などの種類から的確に被害者の殺害された日時を割り出していく。虫の生態が、被害者の状況を浮き彫りにしていく。その過程はとても興味深い。犯罪の動機や犯行手口には正直なところそれほどの面白さは感じないが、虫の生態を犯罪捜査に使うという設定には面白さと新鮮さを感じる。それは、前作の「147ヘルツの警鐘」を読んだ時にも感じた。「虫が犯人を教えてくれる。」まさに「虫の知らせ」だ。 また、今回のシリーズでは、岩楯と赤堀の微妙な関係も気になるところだ。 なかなか魅力のある、楽しめる作品だと思う。私の虫嫌いは直りそうにないが、めげずにこれからもこのシリーズを読んでいきたいと思う。 | ||||
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出だしからひきこまれ、ぐいぐい読むことができた。 他の方も言っておられたが、映像に向いていると思う。 月縞はキャスティングするなら誰がいいかな、顔だけなら岡田将生かなぁ・・・。 岩楯刑事は、大地康男さんか。本当は蟹江さんが良かったけど亡くなられたし・・・。 赤堀先生は、誰がいいかなぁ。 他の登場人物もあれこれ考えながら読んだ。 テーマはとても重いし、どこに着地点を設けるのかと思ったが よくできていたと思う。 | ||||
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法医昆虫学捜査官シリーズ第二弾。 岩楯刑事と赤堀先生のキャラクターがさらにたっていて、どんどん面白くなる。 ぜひ映画や2時間ドラマになればいいのに。 法医学、昆虫が苦手な人でなければぜひ読んでほしい。 | ||||
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法医学に興味がある者であれば、絶対に読んでおいて損はない。 まず、描写が緻密。このシリーズは虫がポイントだが、嫌味にならない程度に虫についての描写、解説が書かれてある。 次に構成。伏線は張られているが、その伏線の張り方が正にクモが獲物を狙うように(読者の思考過程を先読みするように)張られている。 最後に登場人物の個性。主人公が超個性的であり、他であればそれに全てが飲み込まれてしまうが、主人公のサポート役(?)の刑事がその毒を 見事に中和している。中和している割に、やはり個性が分かるのは、著者の力だろう。 昆虫と思い、馬鹿にする無かれ、だまされること無かれ。 今後も期待したいシリーズです。 | ||||
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前作『147ヘルツの警鐘』と同様、おぞましい死体検案 の場面から始まります。しかし前作のように主人公・赤堀 がピンチに陥る(結構感動モノだったんですけどネ)ことは ありません。その分犯人の動機への切り込みが深くなり、 推理小説としての妙味は増したように思います。 一方、赤堀や後輩の大吉の風貌など、著者の視角イメ ージの強調は相変わらずです。動画化を狙っているのか な・・?でも虫達のアップの映像、これだけはご免こうむ ります。それと言葉遣い、「臓器移植学会を揺るがす惨事 だろう」(P272)は、「不祥事」の方が適当だろうと思いま した。 | ||||
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著者の前作(シリーズ第一作)「147ヘルツ 法医昆虫学捜査官」 を読んで、なかなか面白かったので、二作目も購入して読んでみました。今回も虫博士はちょっと弾けすぎながらも、虫たちの生態から事件の”糸”をたぐり寄せ、犯人に迫っていきます。その手法というか、虫の話が今作品もとっても興味深かった。 悪い点だけ先に言っちゃうと、今回もまた刑事たち、そしてなによりも虫博士が少々はしゃぎすぎ。その分、暗く重く、気持ち悪い話も緩和される効果はありますが。 また、村の住人の薮木と、薄幸の美女は、かなり凝った人物設定になっているんですが、あんまりその良さを発揮できずに話が終わってしまった感があります。もったいないな。次回、登場してくれたらそれはそれで面白いけど。 虫の生態に関してと、遺体の解剖や腐敗の仕方などは、ふーんなるほどなるほど、そんなことがあるのかと感心することばかり。絶滅危惧種のさらに上を行く”レア”な存在の虫が犯人の足取りを追うための重要なヒントになるんですが、ほほぉって感じですよ。話には聞いたことがありますが、私もそんなレアな虫を実際に見てみたくなりました。 虫に教わりつつ、犯人に迫っていくパターンがうまく確立された感じがして、ついつい引き込まれて読み進めてしまい、「やめられない、とまらない」状態でした。 | ||||
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