■スポンサードリンク


殺しのリスト



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
殺しのリスト (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

殺しのリストの評価: 3.83/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

横綱の「勇み足」

ミステリ界の千両役者ーローレンス・ブロックの「殺し屋ケラー・シリーズ」奇妙な味わいの短編から、今度は長編で登場。長編ながらひとつひとつのエピソードの完成度は高く、実際に短編として「切り売り」されているという。ケラーのストイックなライフ・スタイルを書き込めば書き込むほどに、彼の生業としている殺人のリアリティは希薄になっていき、その筆のスムーズさには舌を巻かざるを得ない。ただ、僕にはケラーとドットの会話に作りすぎたまどろっこしさを感じる。読み方によってはシュールなのだろうが、ちょっとイライラさせられるのも事実。でもそんな些細なことは気にならなくなるほど、のめり込むことも事実。
「アル中・スカダー」「泥棒・バーニイ」「殺し屋・ケラー」とアウトローの揃い踏みだ。早く次回作を読みたいよぉ。
殺しのリスト (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:殺しのリスト (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576020749
No.1:
(3pt)

リアルな殺し屋?

既刊の「殺し屋」に続き、殺し屋ケラーシリーズ、本邦2冊目の登場。いきなり長編とは驚きました。前作が不思議な味わいの短編集で傑作だっただけに、いささか不安だったのですが、長編になっても変な持ち味は損なわれていませんでした。どこが不思議とか、変とか云うと、最近巷でいわれる「ノワール」や、その前の「サイコホラー」では人を殺す人間のリアリティをトラウマや、制御できない情念(狂気)の描写で読者に感じさせるですが、このシリーズでは、ケラーのライフスタイルや考え方がリアリティを持って描かれる一方、やってる事は殺しであるというギャップが、なんともいえない味なのです。仲介者のドットとのユーモラスな会話の妙といい、長続きして欲しいシリーズです
殺しのリスト (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:殺しのリスト (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576020749

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!