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殺しのリスト
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殺しのリストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ミステリ界の千両役者ーローレンス・ブロックの「殺し屋ケラー・シリーズ」奇妙な味わいの短編から、今度は長編で登場。長編ながらひとつひとつのエピソードの完成度は高く、実際に短編として「切り売り」されているという。ケラーのストイックなライフ・スタイルを書き込めば書き込むほどに、彼の生業としている殺人のリアリティは希薄になっていき、その筆のスムーズさには舌を巻かざるを得ない。ただ、僕にはケラーとドットの会話に作りすぎたまどろっこしさを感じる。読み方によってはシュールなのだろうが、ちょっとイライラさせられるのも事実。でもそんな些細なことは気にならなくなるほど、のめり込むことも事実。 「アル中・スカダー」「泥棒・バーニイ」「殺し屋・ケラー」とアウトローの揃い踏みだ。早く次回作を読みたいよぉ。 | ||||
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既刊の「殺し屋」に続き、殺し屋ケラーシリーズ、本邦2冊目の登場。いきなり長編とは驚きました。前作が不思議な味わいの短編集で傑作だっただけに、いささか不安だったのですが、長編になっても変な持ち味は損なわれていませんでした。どこが不思議とか、変とか云うと、最近巷でいわれる「ノワール」や、その前の「サイコホラー」では人を殺す人間のリアリティをトラウマや、制御できない情念(狂気)の描写で読者に感じさせるですが、このシリーズでは、ケラーのライフスタイルや考え方がリアリティを持って描かれる一方、やってる事は殺しであるというギャップが、なんともいえない味なのです。仲介者のドットとのユーモラスな会話の妙といい、長続きして欲しいシリーズです | ||||
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