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GOTH リストカット事件
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GOTH リストカット事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全177件 81~100 5/9ページ
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乙一代表作、とも言われる作品。 わたしはほとんど乙一氏を知らないのだが、この知名度の高い作品は しばしば本屋で見かけたりなんなりして名前は知っていた。 しかし何故かあまり読む気分にはなれなかった。 それはおそらく、本書がライトノベルという形式を (まあ少なくとも作者がそう述べているので)とっている、というのがあるだろう。 曲りなりにも読書が趣味、と言える人間ならば ライトノベルというジャンルに対しあまりいい印象を持たないのが普通だと思う。 本書のあとがきにも少し氏はそのことについても触れている。 本格ミステリとライトノベルを愛好する乙一氏は、 ライトノベルという形式でミステリを執筆することで ライトノベルという形式しか読んだことがないような読者に対して 「ミステリはこんなにまでおもしろいんだぞ!」というようなことを紹介する 姿勢がうかがえる。 その目論見は成功したといえるだろう。 内容は、「僕」を取り巻くなかで 殺人やら猟奇的な事件やらが連続短編という形態で続いており、 それらをいちおう解決してまわっていくというのが 主たるスタイルなのだが、「正常者」VS「異常者」という いわゆる勧善懲悪モノなのではなくて僕の視点がいつの間にか 異常者のそれと同視線になっていたりして、あれれ? という一種のトリックが楽しめる。 他角度から作品を眺めることができる、非常に面白いものだ。 しかし、本書のねらいが 「ライトノベル重傷者に送る架け橋」的要素を持っているため、 本格ミステリがすきな人には少し物足りないかもしれない。 しかし「異常心理」がベースになっているのだといえば、 かなりクオリティは高めだといえる。 乙一氏は「ジョジョ」の大ファンだそうだが、 本書のいたるところでそれを感じることがある。 | ||||
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高校生が主人公にしては過激すぎるくらい生々しい。 ハッピーエンドが好きな方は終わり方に不満が残るかも。 読ませる魅力が詰まっているので あっという間に読めると思います。 | ||||
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もう寝なければならない時間なのに、ページを捲る手を止めることができませんでした。 乙一先生のセンスと技巧にまんまとしてやられました。 それぞれのキャラクターが、いい意味で非現実的でした。 | ||||
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僕は死体が見てみたかった 表紙と乙一さんの本をまだ読んだことが無かったので、手にとりました 全体的に淡々と書かれていて、盛り上がる部分はほとんどないです 犯罪行為の描写が細密に書かれているので、そういったのが苦手な方はやめておいたほうがいいかも 犯人の心理を多く書いてある方なので、それは楽しめました ただ、皆様が言っている最後の章のどんでん返しの意味を私がちゃんと把握出来ていないのか、 この作品にそこまでの魅力を感じませんでした | ||||
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殺人者の一人称の部分や、被害者の家族の描写などはかなり迫力があって、首筋をぞわぞわさせながら読んだ。 だけどもこれらの物語を本格ミステリーとして成立させる為に差し込んだトリックや伏線が小賢しい。 ボクが読みたいのは、手垢のつきまくった作りこんだ作品じゃなくて、処女から生まれた赤ん坊のような作品なのだよ。 | ||||
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グロテスクな表現・異常ともいえる犯人の犯行の数々。 そのような内容でも物語にのめり込めるのは、 魅力的な登場人物とラストのどんでん返しでしょう。 他の乙一さんの作品とは一味違うものですが、すばらしい良作です。 | ||||
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私が乙一さんに嵌る切っ掛けとなった本です! 文章や話の作り。……そして、もっとも目を引かれるのはキャラクター性です!!! 乙一さんの本を読んだことのない方は、まずこの本から読むことをお薦めします。 人の暗い一面。そして、それを求めて止まない生存本能ともいえる思考。読み始めたら、止まりません!!!!!!!!!!! | ||||
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高校のクラスでは溶け込んでいるけれど、実は芯まで異常な男の子。 クラスでは浮いた存在、異常な神経の持ち主だけど、 実は芯まで異常には入り込んでいない女の子。 そんな2人が絡むプチサイコホラー。 「その笑顔の作り方を私にも教えてくれない?」の台詞に、 ゾクリとした感覚を味わったのは私だけじゃないと思います。 多重人格探偵サイコとかが好きな人は、まず「買い」かと。 構成としては短編が続く感じなのですが、いくつか読んでいくうちに、 話の構成にある種のパターンが見えてきます。 人によっては、「ああ、またか。」と感じてしまうかもしれませんが、 個人的にはルールを知っているパズルを、いくつも解いている感覚で楽しめました。 (ナンバークロスは、ルールはどれも同じだけど、全部問題は違う。みたいな。) | ||||
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オチにびっくり!!読んだ後「えっ?ええーっ!?」って感じでもう一度読みたくなる。もし映画化されたらどんな感じになるんだろう?映像では表現できないかな。私は、かなりおすすめします。ちなみに私は3回読み返しました…。 | ||||
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夜の章で興味をもち、僕の章も続けざまに購入したのですが…… なんというか、構成に難のある話ばかりだったように思います。 文章自体は無駄な贅肉がなく、サラサラと進めていくことができます。その分重要になってくるのが起承転結の「転」なのですが、そこの部分で少し不自然さを感じさせられました。 微量ながらシュールレアリスムのテイストが混ざっていることも、独特の世界観の構築には役立っていますが、首を傾げてしまう要因になっていると思います(特に『土』にその傾向が見られました)。 食指を伸ばす良い機会になると思っていただけに、残念です。 | ||||
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乙一さんの作品が好きな自分としては、満足です。 ただ、多くの乙一さんの作品のように「切なさ」を期待してはいけません。 けっこうグロいシーンもあるので、そういうのが苦手な方は気をつけてください。 それなら平気って方は、ぜひオススメします。 ただ、なぜゆえ2分冊にしたのかが不明…… | ||||
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内容は結構グロいのですが、それを感じさせないほど美しく様式的な描写が読む者を惹きつけてくれます。 凶悪犯罪者に対し崇拝に近い感情を抱く二人の学生が数々の事件に関わっていくストーリーが 正義も悪も廃した「只の事実と当人の感情」を中心に描かれております。 文章のみで全てを伝える小説ならでは(とゆうか小説でしかできない)トリックが使われており 普段小説に触れない方には是非読んで欲しい作品です。 きっと活字の新たな魅力に気付かれる事でしょう。 | ||||
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グロテスクな表現も出てくるし、主人公や夜の心情はとても推し量れないものがあるのですが・・・とにかくむさぼるように読みました。 一章一章を読み終わるごとに、なんて美しいんだろう、と思いました。 次々と押し寄せるどんでん返しの嵐。 ミステリー慣れしてない私だからこそかもしれないけど 本当に鳥肌物でした。 ありえない話ばかりだけど、そこを淡々とした口調で語っているものだから案外すんなりと受け入れられたように思います。 一読の価値、あります。 ぜひ。 | ||||
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著者はあとがきで書いている、こんな現実味の薄い展開をしていて大丈夫なのだろうかと。大丈夫だったんじゃないですか?それを買う人がそれなりにいるんだから。内容は「ZOO1」なんかと同じ。他に言うこともないでしょう。 | ||||
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高校生の神山と森野の男女がどの事件にも関わってきます。 出だしかなり猟奇的な殺し方の描写があるため、この本は「グロ系」なのかと構えましたが 読んでいくうち、ミステリー色がかなり強いことに気付きます。 「エッ!?」という驚きの結末が読み手を待ち構えています。 特に、「犬」など、まさに『アザーズ』な感じでした。。。 「声」も、驚きの結末です。作者はこの本を「ファンタジー」として書いたそうです。 人によってファンタジーもいろいろな捕らえ方があるのですね。 また、教室では喋らないけど放課後誰もいなくなったら神山と森野は会話をします。 別に「愛情」とかではなく同じ臭いを持つ2人として情報交換というところでしょうか。 この、ベタベタしてないCOOLな感じもこの作品を引き締めます。 残酷な描写が少々あるため、苦手な方もいらっしゃるでしょうが、まぁ大丈夫と言う方にはお勧めです。 | ||||
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グロいとは全然思いませんでした。小林泰三慣れしてるからかなあ?? 「犬」はちょっとわかりやすすぎですね。「土」あたりから、「僕」のイメージがわかんなくなってきました。 でもまあ、なかなか楽しめました。 | ||||
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相変わらず、だまし討ち感が強い作品です。双子問題のトリックはありがちだし、ある程度先を読めたのもあったことはありましたが、これが作者の色なのですし、引き込む力はあります。 人の心の闇を描いたとか説明付けられそうですが、心に残るほどの強烈さがないのは作者の言うとおり、妖怪のつもりで書いたエンター小説だからなのでしょう。一つだけ、気になったのは最後まで主人公の「僕」の名前を出さないところ。ずるいと思ってしまいます。もちろん、それが最終話のトリックになっているわけだからしょうがないのでしょうが、だったら名前を出す場面が必要なところに「**」という伏せ字を使うのではなく、うまい具合にそういった場面を避けた方がいいと思います。 個人的には善良でありたいと願いながら生き埋めに魅了されて最後の最後で人間的な部分を自覚して涙を流す殺人犯の物語である「土」が一番気に入りました。ただ、どの話もグロイのでその点を考慮して買うかどうかを決めた方がいいと思います。 | ||||
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フィクションだからこそ、人の死も死体も血もアッサリと書けるし、 そういう作品だからこそ、暗黒面に魅せられる部分を満たすことが 出来るのでしょう。 一冊を通して秀逸だと思うのが、一切の被害者が殺人のときに感じる 痛みの描写がないこと。そしてあくまでもファンタジーとして物語を 読ませてくれる主人公2人の軽やかさ。以上の二点からオススメです。 しかし、フィクションをフィクションとして楽しめない人には不向きかと。 | ||||
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今までの乙一作品の中で1番気に入ったのがこの作品!主人公とクラスメイトのどこか謎めいた森野夜との近すぎない関係の中様々な事件を見ていく!本当に面白い! | ||||
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この作品は、「乙一さんってどんなジャンルの話でも書けそうだなあ」と思わせる作品です。 やはりミステリーということもあり、いつも以上に『どんでん返し』や『騙まし討ち』のある作品です。 また主人公・ヒロインが『GOTH』ということもあり少々グロイところもあるし、少々GOTHな人に 理不尽さを感じますが、暗黒さに魅せられながらもスンナリと楽しめて読めてしまう作品です。 ただのミステリー小説ではなく、主人公などが『GOTH』ということで新鮮な感じがします。 「犯人を捕まえて事件解決♪」で物語終了かと思いきや、もっと驚き、少々切なく (特に第三作目『犬』や第四作目『記憶』や第五作目『土』なんかは)、怖いラストで物語終了でした。 第三作目『犬』の『どんでん返し』は少々無理があるが、十分楽しめるし、森野の意外な一面が笑える。 「僕」のGOTH的思想・推理や、ヒロイン森野のキャラがやはり面白く設定もイイと思った。 乙一さんの良いところがキラリと光る、新感覚で十分楽しめる作品です。 オススメです! というより読まなきゃ絶対損だと思います。 乙一さんの作品をまだ読んでない人も、是非読んでみてください。 | ||||
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