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GOTH リストカット事件



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GOTH リストカット事件の評価: 4.12/5点 レビュー 177件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全177件 21~40 2/9ページ
No.157:
(5pt)

不気味だが繊細な物語

斜述トリックやどんでん返しで、あっと言わせてくれる作品。
 いわゆるサイコパスの主人公が興味本位で事件を探り、その過程で解決までたどり着いてしまう――という、少し変わったタイプのミステリー小説。
 主人公に人間味がない以上、人を選ぶ小説に違いないのだが、「ヒロインが殺されているところをみたい」などと平然と言えてしまう異常っぷりは一見の価値ありだと思う。遠目から変態を見てるときの、いわれのないドキドキ感と似ている。
 ただそうはいっても、やはり小説なのだから人間らしさも見てみたい。
 というわけで、僕のおすすめは『犬』。冷血な主人公の代わりに、犯人に悲しいバックボーンが用意されていて、切ない余韻を味わうことが出来る。なによりストーリーが面白いので、万人におススメできる一編だ。
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.156:
(5pt)

過不足のない文章と展開

淡々と過不足なく語られる文章が好み。
余計なものがそぎ落とされていて読みやすい。
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.155:
(4pt)

これはこれで良いのです。

登場人物ほぼ全員が異常な犯罪者なので、不快な人には不快らしく、人に薦めたら、こんな不快なもの読ませて嫌がらせか!!と、以後険悪になってしまった経験がある。だから、あまり大っぴらに好きというのは注意した方がいいらしい。

 しかし、この場を借りて言っておきたいのは、本書の場合、異常な人間は、はっきり異常として描かれているから、割合まともな小説なんじゃないか、ということだ。ミステリーにはかなり異常な殺人鬼を普通の人のように描いているものもあるから、そっちの方がヤバイだろと、思うのだ。主に作者の常識のなさが。。。

 あとがきを読んでいても、乙一は結構モラリストなのでは、と思われ、変人ばっかり出てくるが、変な小説ではない、と、一応言っておきたい。
GOTH 僕の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 僕の章 (角川文庫)より
4044253056
No.154:
(5pt)

好き

購入金額は通常よりお高かったので、ここで購入した件に関してはとても後悔しておりますが、
内容自体は流石といいますか、とにかく自分好みの内容で、
展開や、キャラの設定、描写、セリフ、全て魅力的でした。
GOTH―リストカット事件Amazon書評・レビュー:GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.153:
(4pt)

平成最後に断捨離した本

フィクションだけれど、殺人者の気持ちはこうなのかなーと知れる作品。
私は最近老いが怖くて泣くくらい弱い人間なので、到底彼らの気持ちは理解できません。
眼球が無いとか食いちぎった肉片とか、描写がたまに気持ち悪いです。
下巻のリストカット事件はスピード感が素晴らしくてドキドキワクワクしました。
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.152:
(4pt)

登場人物全員吉良吉影。

登場人物が全員吉良吉影みたいな短編ミステリーの連作。犯罪者VS犯罪者みたいな。

 どちらかというと”勿体つけずにさっさと真相を教えんかいッ!”と、思ってしまうミステリーの苦手な私でも、サクサク事件が起こっては解決(?)するので楽しく読めた。そういう人にはお勧めしたい(逆にミステリーとしての出来不出来については、私には判定しかねる)。

 しかしサクサク読めて面白かったので、知人に勧めてみたところ、ひどく不快がられた挙句絶交までされたので、どうも好き嫌いの出やすい小説らしい。謎の上下巻構成は、上巻読んで面白かったら下巻もどうぞ、ということか。。。

 とりあえず、主観の方を取って☆4。
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
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No.151:
(4pt)

サクサクすらすら読めるのがいいですね

今回も淡々とした狂気がよかったです。
僕の名前もでましたね。
ただ、描写は少し物足りなかったです。
ちょっと内面を描きすぎたのでしょうか?
あと、やっぱり無理に騙しは入れなくても良いと思うのですが。
まぁ、全体としては面白かったです。
GOTH 僕の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 僕の章 (角川文庫)より
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No.150:
(4pt)

「僕」が魅力的ですてきな話でした

「僕」は強くて、綺麗で、素敵なキャラクターで魅力的でした。
ただ、『犬』は叙述トリックはいらんなぁ。
急に安っぽくなってしまう。
でも、それ以外の2つの話はとても美しかったです。
僕の離人度合にとても惹きつけられてしまいました。
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.149:
(5pt)

思った以上に良かった

大満足です、言うほど傷もなくて、読めないってことはなかったです
GOTH―リストカット事件Amazon書評・レビュー:GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.148:
(2pt)

おっ中二病かぁ~

主人公たちと同じ年頃のころは好きだったのですが、社会人となった今あらためて読み直すと感想が変わっていました。
もう、中二病はキツイです…。
すっかりこの小説の対象年齢からは外れたようです。
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.147:
(5pt)

ネタバレあり

ミステリーはあまり詳しくないが、この作品は所謂叙述トリックに入るのかな?
ところどころ会話の流れとかで無理なところはあるけれど、それでも全体的に見ればさほど違和感なく読み進めることができた。

「夜の章」よりも犯人側に寄ってる作品。どれも犯人視点で話が進む。
好きなのは「土」。この短編だけ犯人がとても人間らしいというか、犯人の心情が細かく描写されているので異色。他は単純な妖怪モノ(夜の章あとがきより)として楽しめたが、これはともすれば純文学的な楽しみ方もできるかも。ラスト付近で犯人が土を掘り返す場面は秀逸。
ラノベ×エンタメ(ミステリ)×純文学、ジャンルの垣根を越えた多角的な小説の面白さが詰め込まれた作品。
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No.146:
(3pt)

ラノベの楽しみ方を教えてくれる

知人に薦められて。
実は一度挫折して読み直した本。
冒頭からグロいのと、当時はラノベアレルギーだったため主人公のキャラが受け付けなかったから。
でも読み直してよかった!
巷にあふれるチープなラノベの、「俺、感情なんてないんだ……」キャラやサイコパスキャラによくある表面だけなぞったペラペラな人物造形が苦手だったのだが、この作品は受け入れられた。あとがきのおかげで。なるほど妖怪モノとして読めばいいのか。そう考えると素直にすとんと物語に入り込める。主人公も犯人も人間じゃない何かだと考えれば、余計な違和感はなくなる。
作者が書いているように、犯人の背景があまり書かれていないために、すんなりそういう読み方をすることができた。

他のラノベもこういう風に楽しめばいいのかもしれない。ラノベの楽しみ方を教えてくれた本。

それでも「犬」は無理があると思うけれど(苦笑)。オチは最初予想していた通りだったが、そういう目線で読んでも「私」があまりに犬っぽい(人間らしくない)ので途中から予想変更したのだ。せめて少女があえて「かみ殺す」という方法を選択したことに必然性があればな……結果的にナイフでとどめさしてるから、別にその方法にこだわってるわけでもなさそうだし。寝てるところを最初から刺せばよかったよね。
それに少女と大型犬だと大型犬の方がまだ強いイメージがあるのだが……。
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.145:
(4pt)

人間のこころの中にある『闇』が、突き動かす。

人間の持つ『暗黒面』といわれる内容
人を殺したいと言う願望と
自分を殺したいと言う願望。
殺人者に対して、共感を示し、なぜと心理分析する。
殺人者のパートナー(シンパシー)的存在。
高校生の僕は、人を殺したいと言う願望があり、
猟奇殺人に、興味を持っている。
しかし、普通は 目立たない高校生を演じている。
僕のまわりで、おこる殺人に 駆けつける。
僕の同級生、森野夜は、長い黒髪と白い肌をもつ美少女。
表情を表に出すことなく、話しかけ憎い性格をもっているが、
僕とは、打ち解けて話すことができ、森野夜は過去の事件を
背負っていて、それを打ち明けることができる友達を
求めていた。手首にはリストカットの傷があり、
不眠症で、首を絞めるひもがあると、眠れると言う。
しかし、なかなかぴったりした ひもがなかった。
高校生の僕が、それを探し当てることに。

身体を細かく裁断して殺す。
手だけを切り落とす。手フェチ。
犬の誘拐事件から発生した殺人事件。
生きたまま棺桶に入れて、溺死させる。
お姉さんが、殺される時のメッセージを受けとる妹。
そこに、生まれている殺人の心の深層をあばこうとする。

なぜか、『ゾクリ』とする表現が、ある。
GOTH―リストカット事件Amazon書評・レビュー:GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.144:
(3pt)

いい

確かにいいことは認めるが
乙一は無理をして書いている感がある
この人は狂気が嫌いではないが
狂気が書ける人ではない
どちらかと言えば孤独な妄想の暴走列車とでも言えばいいか
まあ、とち狂っているなら良いや
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.143:
(4pt)

新しい世界観を乙一が見事に。

ひと昔前では出会えない世界観。
斬新な犯罪の在り方とそれを崇拝する者の物語。
自分たちが当事者ではなく、犯罪者の気持ちを共用するためが目的だとは。
恐怖を感じずに、起きるであろう事態に淡々と対応し、見届ける。
そんな主人公にカリスマ性を感じた。
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4044253048
No.142:
(5pt)

面白

かったです
ノンストップで読み切りました
電子書籍は敬遠していたのですが、快適でした。
GOTH 僕の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 僕の章 (角川文庫)より
4044253056
No.141:
(3pt)

読後感

乙一さんの作品を初めて読みました。
流れるような文体で一気に読みました。
下巻も楽しみです。
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.140:
(3pt)

推理小説風味のライトノベル

推理小説風味のライトノベルです。 著者も言う通り、あくまでライトノベルとして受け止めるべきです。 ライトノベルとして受け止めれば、非常に面白い作品です。 上記のように、絶賛する場合にも「ライトノベルとして」という前提の元でほめたたえるべきです。 必要以上の賛辞は本来のポテンシャル以上に期待値を上げる結果になってしまいます。 期待し過ぎは読者にとっても不幸な結果を生んでしまいますので、警鐘の意味も含めて書いておきます。 推理漫画を読むような軽いノリで読みましょう。
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.139:
(5pt)

乙一の最高傑作

個人的に乙一の最高傑作だと思っています。
高校生の僕と森野夜が、毎回猟奇的な事件と遭遇します。
文庫は2冊に分かれていますが、6編とも秀逸です。

こちらの「夜の章」は、「犬」だけで元は十分にとれるでしょう。
最後の数行を読んでいて、思わず声を上げてしまったほどです。
GOTH 夜の章 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.138:
(3pt)

悪趣味なだけ

死に異常な関心のある2人の高校生とその周辺で起きる事件を描いたミステリー.

2人の死への執着を軸にミスリードして
意外な結末への導く形式のミステリーである.
叙述ミステリーに慣れた読者なら,それほど意外ではないかもしれないが,
それぞれの短編の完成度は高い.

ただ,2人の精神世界の描き方が,ただ生まれつき異常だから,
という感じで片付けられてしまっていて,
スローリーやテーマからの必然によって描かれた猟奇性でない点が残念.

例えば,桐野夏生氏も異常性や猟奇性を描いた作品が多いが,
異常な精神世界の中にも,どこか普通の人でも少しだけ共感できるような
曲がり間違えば自分も引き込まそうな危うさを織り込んでいる.
そういう怖さに比べると,本作品での猟奇性は単にキャラクター設定の一部でしかなく,
底の浅さを感じる.
GOTH―リストカット事件Amazon書評・レビュー:GOTH―リストカット事件より
4048733907

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