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GOTH リストカット事件
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GOTH リストカット事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全177件 101~120 6/9ページ
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推理小説のようなライトノベルのような本です。 ただやはりグロいところがありますので注意。 (ホラーってわけではないです) 失踪HOLIDAYやCALLING YOU等のイメージから入ってくるのはやめましょう。 | ||||
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「死」に対して共通の意識を持つ“僕”とクラスメイトの森野が織り成す連作短編ミステリー。 「暗黒系」は、クラスメイトの森野が持ってきたのは、猟奇殺人事件の犯人が落とした手帳。そして、三人目の被害者の発見。被害者の服の持ち去り。森野からの「助けて」のメール。果たして森野は…!? 「リストカット」は、リストカット事件の犯人は化学教師の篠原であると見抜いた“僕”は、篠原から“手”を奪う。篠原は“手”を盗んだ犯人に復讐しようする…。そこにはもうひとつの思惑が! 「犬」は、私とユカは近所の小型犬ばかりを狙って連れ去り、川辺の草地で殺害していた。一方、“僕”は妹の特殊な能力で殺害現場を見つけ、張り込んでいた。そこでペット殺害の真の目的を知ることに…。 「記憶」は、森野から双子の妹がいたが事故で亡くしたと聞かされる。その話に不審な点があり、森野が幼少時代を過ごした田舎を訪れる。当時、そこで何が起こっていたのか!? 「土」は、人を生き埋めにする殺人鬼。森野が捕まり埋められるが、クラスメイトの少年に感づかれた節があり、彼も殺害することに。だが、少年の口から思わぬ言葉が…。 「声」は、廃虚となった病院から北沢博子の死体が発見された。そして、犯人から博子の妹に姉の肉声が録音されたカセットテープが渡される。その内容とは? そして、ついに“僕”の正体が明らかに!! | ||||
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これは私的に凄くいいと思います^^ 是非みなさんにオススメしたいです。 少し乙一さんのいままでの作品からすると珍しい感じです。 マンガ版もありますので。 そちらも是非どうぞ♪ 乙一をスキな人もそうでもない人にもオススメです^^ | ||||
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内容がグロいと思います。 何せ読みながら気分が悪くなりましたので(笑 コレを読む前にコーヒーはやめておいたほうがいいかもしれません。 それで内容なんですが、主人公とそのクラスメイトが殺人事件の犯人を追うような感じで進んで行きます。 殺人犯がとった行動などがリアルに書いてありますので、もしかしたら気分が悪くなるかもしれません。 | ||||
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書店で発見して、まず思ったこと。 何、これ。 表紙・暗い。挿し絵・ナシ。タイトル・G0TH。 「あっ!乙一の文庫があるっ!!」そう思って手に取ったのに。 何、これ。 今まで「夏と花火と私の死体」とか「天帝妖狐」など、パッと見て直ぐ分かりそうな表紙やタイトルだったのに。 何、これ。 「まぁ、乙一だし買ってみよう。」 そんな軽い気持ちで買ってみた、今年の夏。 裏切られた。 甘く見ていた。 何、これ。 これが私の読後の感想である。 此処ではあえて作品の内容について触れないが、これで、乙一の真髄を知った気がする。 「読め!!」と強制はしないが、「嬉しい裏切り」を体験したい人は、読んでおくべきだと思う。 おすすめ、です・・・! | ||||
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ZOOを立ち読みして乙一もおもしろそうかなーっと、まだ全然内容見てなかったGOTHを買った(せこい)。 しかしこの本、ZOOのような趣が全く感じられない。まぁそれはいい、最初の二話までは普通のミステリとして楽しめた。が、それ以降はなんか途中で犯人がわかってしまったり、ショボッというのが多かった。 人物の設定も全くリアリティにかけまくってるし、心理描写もえ??みたいな感じでどうもしっくりこなかった。 乙一氏はあとがきで意外性よりもドラマ性を重視すると語っていたが、あの心理描写でドラマ性を重視してどうすんだと思った(ZOOの方も心理と言うよりは内容にドラマがあった)。どちらも求めて結局どっちも中途半端に終わってる感じ。どちらも書けないのならどっちかに絞った方がいいと思った。 ただし純粋にミステリという面だけで見るなら楽しめる部分も多かったので、★二つ。 | ||||
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どう考えてもありえないくらい異常です。主人公が淡々としすぎていて驚きました。罪悪感とか、良心というものを持ち合わせていないようですね。これだけ淡々としていると逆に面白いです。普通の人ならトラウマになるようなことを平気でやってのけてくれます。少々残酷なシーンもあります。その手のものが嫌いな人にはお勧めしません。また、正義感の強い人にもお勧めしません。登場人物の性格がすさまじいので、憤慨するかもしれません。 | ||||
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かの乙一先生の傑作「GOTH」の文庫本化。作品の内容などはもうすでに解説不要なくらいまでに知れ渡っている傑作だと思います。 しかしねこの文庫化に際しては何故!?!?が少し。もともとの単行本がそんなに厚いものではない(約330ページ)のに、何故に2冊に分かれているのかということ。夜の章、僕の章と分け方は面白いのですが、どうも販売戦略のほうが見え隠れして、ややげんなりします。 あとがきをよんで乙一さんも「どのような都合かわかりません」と書いており、彼の意図ではないことに一安心。そうです久々の彼のあとがきが復活、これまた面白い読み物となっています。これを読むために本書を購入してもいいくらい面白いですよ。(しかし、これまた律儀に次に(僕の章)続くとは笑いますが) この作品コミック化されていたのですね。私的には絶対的に文字から入る事をお勧めします。とくに最後の章の「声」にかんしては小説ならではのトリックが仕掛けられており、先に結果を知ってしまうと面白さ半減以下間違いないからです。逆にこのトリックを漫画でどう描くのかが面白く思えてきます。 なのでタイトル(ゴス文化などなど)につられて来た皆さん、まずは本書から読みましょう。期待を裏切らない面白さがここにはありますよ。 | ||||
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一人称の内省文に決定的な情報欠落を含ませることによるミスリーディング。「人称代名詞が実際誰のことなのか」について読者の先入観をはるかに高い次元で裏切てみせており、非常に芸が立っています。つまり、GOTHの各話は「規範的な叙述トリック」と言って良いと思います。 ところが一方、それを集大成して本となったGOTHは、特異キャラクタによるシチュエーションドラマが週連載風に付け足されて成立しています。つまり、GOTHは「典型的なライトノベル」でもある訳です。 私は、ライトノベルは、角川歴彦式のメディアミックス展開の果てにアニメ化というゴールを目指すものと思ってました。どう考えても、ミステリの人称ミスリーディングとアニメ化は相性悪すぎます! GOTHは実に不思議な商品です。コミック化されてるというから尚不思議。 | ||||
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この本の魅力は「僕」の名前が最後まで出ていない所だと思う。犯罪を目撃する事が好きな「僕」。「僕」が事件に関って行きながら、彼の中のGOTHが変化して行く様を三編に渡り違う角度から見る事が出来る。関わってくる級友森野夜との、ある一定の距離や関係が面白い。背景の描写はグロテスクな所が多い。けれどそれを感じさせない予測不可能な展開は、続きを読んで真相を知りたいという気持ちにさせる。とても読みやすい、情景を思い浮かべやすい本です。 | ||||
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ようやく文庫版でGOTHを読むことが出来ました.内容的には乙一っぽいなぁと思いつつも,本格ミステリ大賞を受賞したわりには新本格以降の作家が好みそうな仕掛けが多かったような気もします.(あ,でも最近は『本格,新本格,新本格以降』なんて区切りも使われないか^^;;)キーとなるのは,登場人物の対称性と共似性(または共時性).そして,そのなかに隠された非対称です.読んだ方もこの辺りに注目して読み直すと再発見があるかもしれません.感想としてはミステリ・・・というよりも,良質なサスペンスドラマ.半分くらいの話は途中からオチが読めてしまいますので,そこまでに至るプロセスを楽しませてもらいました.短編なんだから,もう少し予想外のことをしてもらってもよいかと思いましたが,全体としてのまとまりはかなり良く,読後の妙な後味の悪さは好みです.(似たような感じの「短編が集まって1つのメッセージを持った作品」という意味では鈴木光司の『仄暗い水の底から』が傑作かと思います.)乙一先生の文体は好みなため,かなり私見になってしまいますが「冷静に読んでも,展開につられるように読んでも,きっと細部まで楽しんでいただける物語」だと思います.ということで,評価は☆4つに近い3つといった感じです.・・・まぁ,ヒロイン(?)の森野さんを,あそこまで萌えキャラにする必要があったかどうかは微妙なところですが. | ||||
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「僕」は、自分が周りの人々とは異なる趣味を持っていること、心の中に存在するある種非現実的な衝動を、無理矢理取り払うでもなく、ただ真っ直ぐに見つめ、自覚しています。自分とはそういう人間なのだと受け止めています。この「僕の章」には、なぜ周りと同じように普通に生きられないのか、自分自身を激しく責める人がでてきますが、そんな人物をも「僕」はただ静かに観察します。生と死は表裏であり、一瞬にして世界がガラリと変わることもある。自分が今見ている世界は、はたしてどちらなのか。どこで生と死は繋がっているのだろう・・・。「声」という話の登場人物は、いつの間にやらその境目がわからなくなり、必然的ともいえる人の心理によって、自ずから死に近付いてしまいます。遠い世界のようで、実はすぐそばに存在していた死。だからこそ改めて目に映る生。私はこの「声」という作品に、特に惹かれました。先に「夜の章」を読んでおくと、キャラクターの把握もしやすく、より一層この物語を楽しめると思います。ひんやりとした人物造形が見所だと思っていましたが、最後の場面はまるで著者の手から離れたように彼らが能動的に動き出し、読み終わった後は予想外の爽やかさがありました。 | ||||
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「夜の章」と「僕の章」とわかれている「GOTH」の後編にあたる作品です。収録は「リストカット事件」「土」「声」。「リストカット事件」でまずそのプロットの端整さに酔います。本格ミステリ大賞を受賞した本作の中で最も本格色が強い作品ではないかと思います。非現実さの中に現実差を見出させる乙一氏の魅力もまた十分に発揮されていました。巧妙に張った伏線もキレイにおさまり、完成度が本当に高いです。本格ミステリとしてみても「謎と解明」がスマートかつ通常の本格の手法を解決シーンに用いない新しさもありました。うってかわって「土」は変格と呼ぶべき作品だと思います。最後の哀切さはとりわけ心に残りました。「せつなさの達人」という氏だからこそなしえる技か。少年少女の心理の葛藤がすばらしいです。「声」が、少し惜しいと感じました。ミステリとして申し分はないと思いますが、前五編のいずれかと技巧が重なってしまい、意外性がへってしまったのではないかと思います。それが残念でもあり、まだまだ氏が伸びうる証明にもなっていると思います。全体的に暗さただよう作風は、暗い中から希望を見出す初期短中編や白乙一といわれるような切なさ、あたたかさ、おかしさを感じるものとはテイストが違いますが、これもまた氏の味だと思います。 | ||||
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電車の中で読む暇つぶしの本としてはお勧め。リアルな描写があるわけでも深い哲学が語られるわけでもない。引きこもり青年が頭の中でつむぎだしたおとぎばなし、という感触が強い。でも、それなりの捻りもあり、気軽に読むライトノベルとしてお勧めします。 | ||||
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私はこの本が漫画で出ていることも知らなかったが、たまたま手にとって読んでみて、雰囲気に呑まれた。夜の章もすばらしかったが、僕の章では、videoが良い。情緒的な繊細さと、全くの異質さが、彼の中では共存しているようだ。現代の少年・少女が持つといわれている、心の中の闇のようなものが、彼の作品の中には表されているようだ。作者が言うには、ティーンズ小説しか読まない若者に、本格ミステリーを読んでほしかったということ。いまいち頭の悪い私には、惹きこまれながらも翻弄されることしかできなかった。 | ||||
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GOTH 文庫本の下巻。死体や事件に興味を持った高校生が、いろいろな事件に巻き込まれていく物語。上巻は森野夜に焦点が当たった物語が、これは僕に焦点が当たった「リストカット事件」「土」「声」の三篇が入った一冊。事件そのものや、描写に現実味があるようなないような、不思議な感覚に陥ります。どんでん返しがあるので、やられた!!という意味でも楽しめます。いつものごとく、あとがきも作者の近況とかがわかって面白いです。夜の章を読んでからの方が、こまごまとした部分が「ああ、あれか」と分かっていいかもしれません。 | ||||
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最初の話は大変興味深かったし面白かった。本は一気に読めて、このような話が好きな人をひきつけるものがあると思う。ただ、私にとって事件が身の回りで起こりすぎること、森野についてのことはリアリティーを感じさせなかった。一番に思ったことは、犬の話はほかの話と違ってフツーの人の話であるということだ。雰囲気はよい。 | ||||
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僕はマンガ版しか持ってないなかったので、これを機に飼ってみようかと思い購入しました。ずばり、当たりでしたね。乙一さん(作者)の作品は、デビュー作の夏と花火と私の死体しか持っていなかったのですが、この人の作品は、ただのホラーとは違う、独特の異質なモノが入ってます。普通の小説版の内容はどうか知りませんが、これの内容は、マンガ版の話+1でした。その+1の話もかなり面白く、お勧めです。やはりこの人は情景を出す演出が巧みすぎます。風景の描写のタイミングは完璧。さらに、話の謎を解く『鍵』となる伏線も無数にちりばめられています。普通にホラーが好きな方や、ちょっと変わった話しが好きな人は、普通に楽しめると思いますよ。 | ||||
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私の初乙一作品です。なんか面白い本はないかな~と探していたところ、たまたまここのレビューを見て評価がよかったので買ってみました。読んだ感想は、とにかくすごいの一言。内容は、死に関するものです。連続殺人事件、リストカット事件……死や異常な事件に興味のある二人の主人公”ぼく”とクラスメートの森野夜が色んな事件に関わってゆく…。残酷でグロテスクな描写が多々あるが、割とあっさり読めました。実際はとても恐ろしい事件も、なんだか不思議と美を感じた。見事、この1冊で乙一ワールドにハマってしまいました!ぜったい読んでほしい1冊です。 | ||||
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個人的に凄く好きな作家さんなので見方が偏っているのかもしれません。ですが、この作家さんがかいた作品のなかで一番好きです。こんな風合いの話を私は読んだ事がなかったので印象が強かったです。闇に魅入られる。そんなかんじです。 | ||||
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