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友罪



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【この小説が収録されている参考書籍】
友罪
友罪 (集英社文庫)

友罪の評価: 3.99/5点 レビュー 112件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.99pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全81件 81~81 5/5ページ
No.1:
(5pt)

親子、そして人間の絆の尊さ

かつて世間を震撼させた連続殺人事件の少年犯が自分の身近で生活し始めたら?

現在の少年法では14才以下では刑法に問われないことになっていますから、どれだけ凶悪、残虐な事件を起こしたとしても、いずれ、社会に戻っくるわけで、主人公の益田純一の経験は誰でも遭遇する可能性があるといえます。
 
ジャーナリスト志望の主人公の観点での展開で、この「奇遇」が引き起こす人々の苦悩と混乱がありありと描かれています。
読む側としても、「正解」が見出せない重い問題なだけに、主人公の苦悩ぶりには大変共感させられました。
 
そして、この小説の大きなテーマは「親子の絆」なのでは、と感じました。
主な登場人物が、それぞれが複雑、そして悲しい事情の親子関係をもっています。
それらの事情が物語りの中盤以降、明らかになるにつれ、悲しみの中にも親子の絆のもつ慈しみが伝わってきます。
 
この物語は、非常に重いテーマを軸に、多くの悲劇が展開されますが、読み終えた時には、親子、そして人間の絆の尊さひしひしと感じ、「救い」と感動の気持ちに満たされました。
友罪 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:友罪 (集英社文庫)より
4087453790

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