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(短編集)

残り全部バケーション



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【この小説が収録されている参考書籍】
残り全部バケーション
残り全部バケーション (集英社文庫)

残り全部バケーションの評価: 4.25/5点 レビュー 81件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全70件 21~40 2/4ページ
No.50:
(4pt)

感化していく

2012年に出た単行本の文庫化。
 5話から構成されているのだが、表題となっている「残り全部バケーション」は2008年に『Re-bornはじまりの一歩』に収録されたもの。ほかの4話はその後、さまざまな媒体に発表されてきたという。おもしろい書かれ方をした一冊である。
 テイストはいかにも伊坂作品。悪党と、知恵でもって対抗しようとする人々の戦いを描いている。
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No.49:
(5pt)

続きが…

気になりすぎます。。。伊坂さん物語は引き込まれてあっという間に心をつかまれ一気に読破できる。大好きです。
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No.48:
(4pt)

まあまあおもしろかった

最後のラストシーンでメールが焼き肉屋だったか岡田だったか気になる
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No.47:
(5pt)

爽快な気分になれる

冒頭から伊坂節というか、ああ伊坂様の書き方だなって感じます。笑 名言がいっぱいです。その言葉が、名言かどうかはあなた次第ですが。溝口さんと岡田たん、毒島さんのやり取りはなぜかBL臭を感じました。もし、伊坂さんがBLを書いたら面白いんじゃないかなって思ったり?
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No.46:
(5pt)

一気に読んだ!

遊園地の爽快なアトラクションを楽しんでるみたいな気持ちです。読んでいる、というより、乗っけてもらってる、というかんじ。

気分が良い~!
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No.45:
(4pt)

スッキリするわけじゃないけど頑張る気にさせてくれる

楽しい作品。
本は得意じゃないけど、たまに供給したくなる位の私にはぴったりの伊坂作品。
こないだ読んだ「あるキング」は少し違ったけど、これは好き。
最初の残り全部バケーションがある意味一番好きかもしれない。

他で言うと私は岡田少年が語る弓子先生の姿勢はささりました。
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No.44:
(4pt)

中々

常識で考えればそんなのありえねぇだろ!?という荒唐無稽で漫画のように無理のある展開を
先生が日常の中で思いついたであろう独特のセンスによって齎される言い回しが光る会話
それによって引き起こされる登場人物が現実にいそうな錯覚

これらが作り出す独特の伊坂ワールドは健在で「あぁ、これが伊坂先生の作品なんだ」という実感を沸いて読み進めました
まず一章を読み終えた所で「これからの逃避行にどんな破天荒な展開が待っているんだろう」と思い、二章が始まり、少しよんだところで各章の時系列がバラバラになっているということに気がつき、最後まで読んで彼がどうなったかを知らなくてはならないという使命感に燃えて読破しました

良い点
・相変わらず吹っ飛んでて濃いキャラクター 
今回のキャラはやってる事は完全に悪人の癖に何故か憎めない。前述の会話回しが芸人のようなコミカルな印象を与えるからだろうか
・自身の作風を逆手に取ったラスト
この作品というか伊坂作品の主要キャラは
小さな情報を拡大解釈したり奇抜な発想から接点を作り出し、その接点から想像もつかない物語の結末を導きます
そのようなストーリーが続くため、実際ラストもそうなる筈と読んでいたので、まさかの王道展開に良い意味で裏切られたと感じました

悪い点
冒頭で述べた彼がどうなったかを知ることは出来ませんでした
最終章に、彼がどうなったか、その結果だけ教えるような素振りをしたところで終わっています
まぁ最近の物語によくありがちな手法ですかね「真の結末の想像の余地をあえて残しておく」という 私は納得いきませんでしたが
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No.43:
(5pt)

ドラマ化したらきっと見ます

あぁ、面白かった。伊坂幸太郎さんの小説はなんかちょっと自分にはお洒落すぎる気がしてそんなに得意な方では無いのですが、これはハマって一気読みしました。

時代が前後しつつ、色んな伏線が絶妙にはられ、登場人物のリンクの仕方も非常に上手くて、それでいて無理がない。後になって、そういう事だったのね、の具合が心地良い。

Kindle版で読んだので、紙のようにペラペラ前に戻れないのがちょっと悔しい。

ドラマにしたら絶対に面白いと思います。堤幸彦さん監督とかで。岡田役は瑛太さんが良いなぁ。岡田は初めはただのアホだと思ってたのに、とんでも8分歩いて10分(小説からの引用)、実は物凄い深い男。その徐々に変わりゆく岡田の本性が読みどころでした。

溝口役は誰か味のある、それでいて下品なおじさんを演じられる役者さんを、常務は松重豊さんが浮かんできました。と、モクモクと妄想が止まらないです。

それから話の終わり方がなんとも斬新でした。
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No.42:
(5pt)

一気に読破しました。

面白かった。笑いあり、涙あり、伏線だらけで最後に見事に大団円の伊坂ワールド。一気に読破しました。
伊坂幸太郎ではお馴染みの、男性2人組のちょっと怖いお兄さん達。
何故溝口のパートナーが代わるのかと思ったが、ラストで納得。
こういう伊坂ワールド好きです。
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No.41:
(4pt)

面白かったけれど

以下ネタバレなので注意。

面白かったのだが、最終的なオチの裁量が毒島さんに託されているというのが、なんというか微妙な気がしてしまった。岡田が実は生きていた、というのは悪くはないし、救いもあるのだが現実では(小説に現実を持ち込むのもどうかと思うが)9割型消されているのが一般的だろう。毒島さん曰く岡田や溝口さんを実は気に入っていたが周りへの示しがつかないからということらしいが。それならば毒島さんの章も一章設けるとか別の形で生き残っていたという方がなんとなくしっくりくる。裏家業のことはよく知らないが、人格者が多いというイメージはない。また、岡田はまだしも溝口さんは毒島さんの傘下から離れて今後別の請負の仕事をどのように確保していくのだろう。まっとうな職に就くのだろうか。そういうことを踏まえてしまうと、やっぱりこのオチはとひねくれたことを考えてしまうのである。
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No.40:
(4pt)

電子書籍で読みました

あっという間に読み上げた連作短編集です。
面白かったけれど薄味に感じたのは、伏線の処理の切れ味がいまひとつだからか、或いはKindle版で読んだからでしょうか。
電子書籍だと章の区切り(連作なのでここが一話の区切りになる)を意識しづらい、まぁ私の場合はですが。
最終話の終わり方が良かったな。
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No.39:
(4pt)

味のある短編集です!

たまには、このような伊坂作品も良いのではないかと思います。
それぞれのストーリーが伏線になっていて、展開されていくので
あっという間に読破してしましました。
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No.38:
(4pt)

伏線回収の先

全5章からなる連作短編集。どうしようもなくいい加減で、小狡く悪事を働き、けれども憎めない溝口が出てくるお話である。

第二期伊坂幸太郎は、いったんお休みして、最近文庫化される話は、またもや第一期のように伏線回収を仕掛けるエンタメに振れている気がする。

伏線回収をする時にいつも思い出すのは、エッシヤーの階段やら幾何学絵が有名なあの「騙し絵」である。この短編集でも、時制が行ったり来たりするけど、物語がラストにむけて収束する仕組みは、佐藤正午さんの解説を読めばだいたいわかる(※)。

しかし、それならばわざわざ小説を読む必要はない。ゲームソフトでも買って、最終ステージに上がればいいだろう。私が伊坂幸太郎を好きなのは、階段の伏線をきちんと上れば、決められた場所に届くからではない。そうではなくて、語り終えていない、佐藤正午さんとは違う意味で、確信的なストーリーが異次元に入り込んでいる部分があるからである。

具体的には、溝口の177pのセリフは、きっと大きなエピソードを含んでいるはずなのだけど、とうとうその伏線回収は無かった。

或いは、正真正銘の悪党、毒島の描き方も、昔のように悪の徹底化もしなければ、実は善人だったという描き方もしなかった。この連作短編を描いている途中に伊坂は東日本大震災に仙台市で被災しているわけだが、何かの影響があったのかもしれない。

佐藤正午さんのいうように、確かに「幸福なストーリー」も隠されているとは思う。けれども一方で人間に対する哀しみも描かれているようにも思うのである。

(※)だからと言って、解説での重要なヒント開陳を責めるつもりはない。それが解説の役割のひとつだとも思うからである。それどころか、珍しく作品に寄り添ったいい解説だったとも思う。
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No.37:
(4pt)

最後の最後で全てがつながる爽快感

前半戦は当たり屋を主稼業とするあこぎな二人組のエピソードを中心に点でいろいろな伏線が展開されます。各章ごとに異なるエピソードが淡々と続き、少し間延びしてきたかなと思うあたりで、物語が一気に動き出し、点が徐々に線につながっていきます。最後は圧巻の締めくくりで非常に計算された作品だと思いました。人物も生き生きと描かれていて良い読後感が味わえました。
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No.36:
(5pt)

最後は痺れる!

さすが伊坂様節炸裂です。
最後は震えました!
これがあるからやめられません!
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No.35:
(5pt)

オススメです!

「え、これは誰で何の話???」と、はじめのうちは意味が分からなかったのですが
点と点が線でつながり始めた頃から、ページをめくる手が止まらなくなりました。
集中力が切れやすく読了までに時間のかかる私が、イッキに読みました。
チンピラの当たり屋、他にも物騒なワードがいくつも出てきてハードボイルド作品かと思いきや
登場人物の軽妙なやり取りは漫才のボケ・ツッコミのようで、コメディか?とも思います。

第5章の後半はどんでん返し返し返しぐらいの展開で、あんなラストは予想だにしていませんでした。
面白かったです。本の表紙もとても気に入っています。
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No.34:
(4pt)

後味のいい小説

おもしろかったです。

裏世界の誰かの下請けで怪しげなことをやっている
溝口と岡田の悪者コンビ

第1章から5章まで
ストーリーはそれぞれ別の話しなのだが
その中心には、溝口や岡田がいて、
様々な人間模様が繰り広げられます。

読めば読むほどおもしろくなっていきますが
どれも肝心の「結局どうなったの?」に対する答えは明らかにされません。

それなのに
必ずいい結果になったのだ、と思わせる明るいものが
文章全体に散りばめられています。
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No.33:
(5pt)

ラストの「焼肉屋」に大笑い

それぞれが完成度の高い短編小説で、それら5つが一本の筋でつながっています。時系列もばらけていて、それぞれを読み始めた時には「?」が頭の上にともりますが、読了後はなるほどと思ってしまいます。
いずれにしてもトボケた会話には思わず笑ってしまいますが、しっかりと練られたストーリーとオチには「やられた」と思ってしまいます。
緊張感の漂うラストの「焼肉屋」には大笑いしてしまいました。
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No.32:
(5pt)

ネタバレあります。

伊坂氏は初読みでしたが、とても面白かったです。岡田と溝口が悪い人なのに何故か魅力的な人物でした。伏線の張り方、拾い方が大変上手だなと思いました。1章ごとに完結はしてるのですが、微妙に繋がっていて、最後はこうきたかと唸ってしまいました。私も電話は岡田だと信じたい。
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No.31:
(4pt)

「人生を前向きに生きていくための姿勢」という作者が描き続けるテーマの1つが根底にキチンとあるので、荒唐無稽なストーリーを安心して楽しめる佳作

表題作の他、「タキオン作戦」、「検問」、「小さな兵隊」及び「飛べても8分」の全5つの作品から構成される連作短編集。実は、主人公(狂言回し)役の溝口、岡田の小悪党コンビこそ共通してはいるものの、「飛べても8分」以外は別々の雑誌に掲載され、書き下ろしの「飛べても8分」によって連作短編集に仕上げたという作者が良く用いる手法(「首折り男のための協奏曲」の系譜)である。

溝口、岡田の小悪党コンビを初めとして、各編の登場人物達は(善悪に関わらず)チョット間抜け(お人よし)で奇矯な上に、ストーリー自身が荒唐無稽なのだが、「人生を前向きに生きていくための姿勢」という作者が描き続けるテーマの1つが根底にキチンとあるので、読者は安心してその荒唐無稽振りを楽しめる。中期以降の作者の作品は出来・不出来の波が大きい(「あるキング」が最悪で、「マリアビートル」で持ち直した感がある)が、本作は上々の印象を受けた。特に、初めから計算していたかの如く、バラバラの前4編を纏め上げた「飛べても8分」には感心した。

あの極め付きの"純文学作家"佐藤正午氏が解説を担当している点にも驚いた。その佐藤正午氏が作者の小説技法を評価している点には更に驚いた(本来なら水と油の分野の2人)。作者も本作(特に、「飛べても8分」)程度の水準の作品を執筆してくれるなら、これからも期待出来るし、そうあって欲しいと切に願う。
残り全部バケーション (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:残り全部バケーション (集英社文庫)より
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