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美しい家
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美しい家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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ジャンルはミステリだが、本格ものではなく、読者にあえて問題を突きつけて考えさせるように仕向ける作品。 似たようなことをする作家に村上春樹や伊坂幸太郎らがいる。結局作者の意図が読み取れるかどうかで作品の評価が分かれるのではないだろうか(好き嫌いも多少あるだろうが・・・)。 読後感はあまりよろしくない(これは作者の意図)。 気になる点もちらほら(以下、ネタバレ注意)。 ・主人公が物語の中盤で殺されるが、その理由がいまいち分からない。 ・「家族」がテーマであるのは分かるが、現実離れしすぎていて登場人物に感情移入はほぼできない。 ・主人公の姉が行方不明だったり、その姉の同僚が殺されていたり、偶然出会った女性と昔かかわった事件が関係していたりと設定にやや無理がある。 しかし、楽しく「物語」として読めば気にならないし、むしろ先が気になりページをめくる手が止まらない。 主人公の中谷は作家である(あまり売れてはいないが)。これは恐らく作者が自分自身を重ねたのではないか? そう考えると1つ気になるセリフが出てくる。 「家族の愛情や絆というものを現代では当たり前のように語るが、それらは文学が作り出した産物だと。近代以前の家族は生活のための機能的集団であることが普通だったと」 東日本大震災以来、「家族の絆」という言葉が念仏のように唱えられてきたが、その中で非常に考えさせられるセリフだ。 現代は「機能的なこと」は家族ではなく機械や企業サービスに取って代わった。そのことは悪いことではなくむしろ良いことだろう。 「しかし何か大事なものを失った感がある。」的なものを考えないだろうか・・・?それが文学やマスコミにより作られた幻想であるとしたら・・・。 この作品で作者が言いたかったセリフはこれなのではないかと私は思う。 とにかく秀作です・・・読んで色々考えてみて下さい。 | ||||
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話の結末を予想させない展開。 視点がたびたび入れ替わるが、不自然さはなくストーリーに吸いこまれていく感じ。 最後まで読者を飽きさせない。 | ||||
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とにかく凄かった! 間違いなく、映画化されるだろうと思われる作品です。 ミステリーであり、サスペンスであり、ホームドラマであり… そして、現代社会の抱える問題に真っ向からぶつかっています。 精神疾患、十代の女の子の葛藤…あっという間に読んでしまいました。 救われない部分も多々ありましたが、間違いなく傑作です☆ | ||||
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