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カンガルー日和



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カンガルー日和の評価: 4.46/5点 レビュー 67件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 61~67 4/4ページ
No.7:
(5pt)

ふと我に返る冷静な視線

もうかれこれ15年位前の学生時代にこの短編集を読んだ。正直言って、そのときどういう気持ちでこの小説を読んだのかまったく覚えていない。 あれから、月日がたってふと我に返ると、結果的には仕事やその他の雑事に追われる日々を長期間送っている。自分自身を取り戻す時間的余裕は正直多くはない。 この小説を訳あって、再読してみた。どれもこれも、とても短いし、特に「オチ」があるわけでもない。しかし、なんだろうこの惹かれるものの正体は。 そう、きっと忘れかけていたほろ苦い思い出、恋ごころ、くやしさ、充実感・・・。青春時代(まあ、今も青春なんだけど)の多感な感情を見事に表現していることに気がついた。また、新たに村上春樹を再読してしまいそう。
カンガルー日和 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.6:
(5pt)

黄ばんでも捨てられない・・・

お気楽に読めるけど お気楽に終わらない。
ひとつひとつ淡々とした客観的な目線から書かれているのに
その要素は読む人の胸の隙間にズキッとでなく
コロンと転がって その好きまでいつまでもコロコロと転がり続けて
解決できない問題みたいに残っているようなそんな短編集。個人的に私の中で心地よく転がり続けてるのはタイトルにもなっている「カンガルー日和」
読む度にほろ苦い気分になります。
カンガルー日和 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.5:
(5pt)

メタファーとしてのあしか

私が村上春樹の短編集の中で一番好きな作品です。
どこかファンタジックな雰囲気が良いです。
あと、あるお話に出てくる「要するに寄付ですね」というセリフにばかうけです。
カンガルー日和 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.4:
(5pt)

失われた海岸に寄せて

いい短編集です。「五月の海岸線」は特に。かつて「僕」が、女の子ととりとめのない会話を交わし、そして友人を失った海岸。それは、以前の姿を失い、堤防だけがまるで、崩れ行く文明を暗示するかのように取り残されていた。その堤防の上を一人歩き、故郷に対する暗く閉ざされた記憶の断片を思い浮かべる「僕」。 同じように故郷に距離をおいた今の自分に、ウイスキーソーダを傾けながら「僕」を重ねずにはいられませんでした。
カンガルー日和 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.3:
(5pt)

鏡から

『鏡』という話が、学校の教科書にのっていました。
読んでみてすっかりはまってしまい初めて買った文庫です。
不思議な感じの話がたくさんでとても面白かったです。
この本をきっかけに私も本を読むことが大好きになりました。
カンガルー日和 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カンガルー日和 (講談社文庫)より
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No.2:
(2pt)

台風の日の午後に・・

ある雑誌での連載用に書かれたショートショート。いろんな文体で、不思議な話しが語られていく。いくつかのしばりから逃れた文章は、まるで訳本のように思える。もちろん、常連である「羊男」「スパゲティー」なども登場している。ただ、他の短編が長編へのスケッチ的な意味合いを感じさせるものが多いのに比べ、のびのびと書かれていて、こちらもだらだらと楽しめる。でも、休日の朝には向きません・・
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406183858X
No.1:
(4pt)

読みやすい

都会的で、軽く、読みやすい本です。短編集ですので、細切れで空き時間ができるときに読むには最適です。心に深く突き刺さる作品も含まれていると思います。とにかく、あっという間に読めます。
カンガルー日和 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カンガルー日和 (講談社文庫)より
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