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カンガルー日和の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 1~20 1/3ページ
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若かりし頃の、初期作品というかんじ。荒削り感がよかった。長編は避けがちな人も、こういう短編集なら村上春樹文体摂取できそう。 | ||||
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短編で読みやすく、村上春樹初心者におすすめです! | ||||
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長編で挫折した村上春樹ですが・ その魅力に触れることが出来た 短編集。もういちど長編にチャ レンジするかと唸る! Audible版で多部未華子さんの 朗読も心地よい。 | ||||
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村上春樹さんの作品の中でも大好きです。 短編なので読みやすかったです。 | ||||
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これらの23編の短編小説は、一般書店の店頭には出ない雑誌「トレフル」1981年4月号~83年3月号に連載されたものだそうです。 結構、短い作品が多いのですが、作風が多彩なので頭の切り替えが必要であり、1日にそんなには集中して読めず、何か月もかけて少しづつ読みました。 あと、個人的に、村上春樹の作品を読むと、自分の行っていることにシンクロしてくることが過去にもあったので、今回はと思いましたが、やはりシンクロしてきました。 自分はオーディオで「仮想アース」というものを先月から取り入れているのですが、その疑似的説明を本文の中に見つけました。(今月に入って読んだ「図書館奇譚」) 「・・・それでは本に吸い取られた振動はいったいどうなるのだろう? どうにもならない。振動はただ単に消え失せただけなのだ。振動はどうせいつか消える。 なぜならこの世界に永久運動は存在しないからだ。永久運動は永久に存在しない。」 雑誌には、オーディオから仮想アースによって吸い取られたノイズがどうなるのかは書かれていなかったのですが、村上春樹の記述には驚きました。まさにノイズの行く末が書かれている。 | ||||
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はまじが雑誌の中で旦那様とのエピソードに、この本に収録の『100%の女の子~』を紹介していて、素敵!!と思ったのがきっかけで読みました。年代が出てくる作品もあり、自分自身の30代のもがき苦しみと重ね合わせて、懐かしいような気分で読めました。 | ||||
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初期の村上春樹の短編集。意欲的にいろいろと楽しみながら試しているのが分かる。面白い。やはりこの中の1番は「図書館奇譚」だと思う。 | ||||
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この世界には二種類の人間がいます。 村上春樹の短編集が好きな人間と、好きじゃない人間。 | ||||
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読みやすい | ||||
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「ノルウェイの森」以前にしか興味はないが、氏の作品の中でこれがベストだと思っている。 雑誌の連載ものだったので、内容は散文的でも文章のトーンには統一感があり、「気軽に書けた」と本人が語っているように、キュートなユルさがありながら決して甘ったるくはない、キュートでクールという相反するファクターが同居する極上のショート集。 佐々木の絵と厚手のトレース紙を使用した装丁も可愛いので是非フィジカルで。 | ||||
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挿し絵は佐々木マキさんです。文と文の間に出てくる挿し絵を見ると、不思議な空想の世界に引き込まれます。村上春樹さんのミニマリズムを知ってから、簡潔で面白いことの凄さに感動します。短編は日常の合間に少しユーモアが挟まって、その日がポンコツでも、読めば少し楽しくなります。もう短編の時代ではないんでしょうか。さらっとしたユーモアで、くすっと笑いたい人におすすめです。 | ||||
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◎ | ||||
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『カンガルー日和』という本のタイトル、変わっています。 なんだこれ、って思います。 「カンガルー」という言葉から、「日和」という言葉は連想できません。 どこで、どう出会って、なんで結び付いちゃったのか? 奇妙で不思議です。 動物園のカンガルーの赤ちゃんを見に行くのにうってつけの日和なんて、 考えてみたこともありません。 略して、カンガルー日和、という言葉は、村上春樹さんの造語。 「100パーセントの女の子に出会うことについて」という作品名は、 100パーセント でえ・あ・いー、と略せそうです。 さあ歌いましょう、みなさんご一緒に。 この短編小説集『カンガルー日和』の全体タイトルとして、 「カンガルー日和」が選ばれたのは、なぜでしょう? 「あとがき」には、 「結局、取捨選択は一切せずにそのまま本に入れることにした」(250頁)とあるだけ。 「カンガルー日和」が最初に掲載された作品ということだけの理由のようです。 「取捨」選択などは一切なかった? でも、「カンガルー日和」以外の短編作品は、タイトルからは、しっかり捨てられていますけど…… 23編(数えようによっては、18編)の、「短い小説――のようなもの」(250頁) そんな中から、「カンガルー日和」が唯一、晴れて選ばれた理由、 みたいなことは、何も書かれていません。それって、かえって、わけありげですけどね。 作品「カンガルー日和」の舞台は、月曜日の朝の動物園。 「僕と彼女」は、柵の中の四匹のカンガルーを見ている。 カンガルーたちは、珍しい動物を見るような目で「僕と彼女」を見ている。 という、ただそれだけの話です。なんだなんだ、ただただ、ほっこり。 それにしても、この本には色々な動物が驚くほど出てきます。 動物園、水族館、ペットショップ、魚屋さん、みたいな世界です。 動物図鑑、昆虫図鑑みたいな本です。 とてつもないサイエンス・フィクションみたいな本でもあります。 「カンガルー」(9頁) 「キリン」(11頁) 「鯨」(11頁) 「ヨークシャー・テリア」(31頁) 「かき」(32頁) 「翼手竜」(32頁) 「白熊」(35頁) 「ペンギン」(35頁) 「吸血コウモリ」(42頁) 「羊」(54頁) 「ルイベ」(54頁) 「緬羊(めんよう)」(57頁) 「人生に疲れ果てた汚れた白い犬」(58頁) 犬にも人生があるんだ。 「あしか」(63頁) 「虫」(73頁) 「蚊(か)」(77頁) 「おっとせい」(99頁) 「せいうち」(133頁) 「熊のプー」(144頁) のような無邪気な目をした人間。 「とんがり鴉(がらす)」(144頁) 「とんがり製菓」の社長。 「かいつぶり」(182頁) 「山羊」(207頁) 「羊男」(210頁) 「むくどり」(219頁) 「犬」(225頁他) 目が緑で、足がとても太くて、爪が六本もある、大きな黒い犬。 「インコ」(221頁) 「いるか」(232頁) 「むかで」(246頁) 読者といたしましては、この本のタイトルを <村上春樹の動物をめぐる冒険>と勝手に名付けさせていただきました。 《備考》 <短篇「鏡」について> 怖い鏡の夢を見たせいで、鏡恐怖症になり、鏡なしで髭を剃る男の話です。 簡潔で、分かりやすい文章。 むずかしいところはどこにもないのに、なぜか不思議な話です。 鏡に映る姿って、自分そのものなのに、他人のように見えたりすることがあります。 自分が動けば、鏡の中に映る自分も同じように動く。まねすんな! 鏡の中の右と左は反対なはずなのに、動く方向は反対にならない、という不気味さ。 鏡像は肯定も否定もしない。肯定も否定もする。肯定は否定でもある。 「うん、うん、いや、うん、いや、いや、いや……って具合にさ」(82頁) どっちなんや? 好きなんだけど、嫌い。男と女もおなじこと。 鏡に映せば、右はすなわち左ってことになるからね。 鏡像の「右手の指先がゆっくりと顎(あご)に触れ」(81頁)るとき、 自分の左手の指先は、ゆっくりと顎(あご)に触れてるよね。 「気が付くと僕も同じことをしていた。まるで僕の方が鏡の中の像であるみたいにさ。つまり奴の方が僕を支配しようとしていたんだね」(81頁) 別に、「奴の方が僕を支配しようとしていた」とまでは思いませんけれど、 僕の方が鏡の中の像のまねをしているのではないか、と錯覚してしまう。 こんなことって、確かにあるよね。 反対側の列車が動き出すのをじっと見ていると、 自分の列車は止まったままなのに、まるで動き出したかのように思えるってこと。 そして、鏡が怖くなるってことは、誰もが経験したことがあります。 鏡の中の「相手が心の底から僕を憎んでいる」(81頁)と思うのは、村上さんだけでは? 自分が鏡の中の相手(自分)を心の底から憎んでいる、嫌悪しているということになる。 鏡の中の自己(相手)の気持ちを想像して嫌悪している<自己嫌悪> なぜ鏡の中の相手を心の底から憎いと思うようになったのかな? 言っちゃあいけないと思っているのに、ついはずみで言ってしまい、しまったと思うとき、 どうして心の中にしまっておけなかったのだろうか? と思うとき。 「なんだって僕はこう自分の思いとは逆のことを言ったりやったりしてしまうんだろう」(208頁) やっちゃあいけないことをやりたがる、困った自分も心の中にいます。 見てはいけないものを見たがる自分もいます。 そういう反社会的な心を抑えながら、みんな生きているんです。 <短篇「彼女の町と、彼女の緬羊」について> 「彼女はまるで未来を写し出す鏡でものぞき込むように」(58頁) 村上春樹さんの<鏡>って、「未来」だって写し出せるんだ。 そんな<鏡>をのぞき込んで見てみたい。 <短篇「スパゲティーの年に」について> 「まるで J・G・バラードのサイエンス・フィクションの場面のように」(169頁) ふうん。バラードのSF小説には「SFヴァンパイア」(42頁)が登場するみたい。 村上春樹さんのサイエンス・フィクションを読んでみたい。 《追伸》 <短編小説「カンガルー通信」について> 1981年、村上春樹さん32歳。 この同じ年に、村上さんは 「カンガルー日和」と「カンガルー通信」という短篇をふたつ書いています。 「カンガルー通信」には、 「僕は同時にふたつの場所にいたいのです」、 「ただのふたつです」、 「僕は恋人と寝ながらあなたと寝たいのです」という言葉があります。 「僕」という人間は、ふたつの場所でふたつの月を見ながら ふたつの人生を生きているんですか? 奇妙で理解できません。 もしかして、二重人格? 二枚舌の男? いやいや、そうではありません。 痛そうに顔をしかめてる、鏡の中の「僕」と、つねれば痛いこの「僕」と。 「僕」は鏡の中と、鏡の手前に、同時にふたつの場所にいるのです。 満月が鏡の中にも映っています。まるで月がふたつあるみたいに。 「カンガルー日和」を鏡に映したら、「カンガルー通信」になったとさ。 | ||||
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100%の〜〜の短編がもう一度読みたくなって、買いました。 | ||||
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評価は「5」でもよかったのだけど、敬意を表して「4」に。 著者があとがきで「他人の目をあまり気にせずに、のんびりとした気持ちで楽しんで」と書いている通り、目イチの勝負をかけて仕上げた作品たちというカンジではない。 なので、こちらもそんな心持ちで読めばよかったんだろうけど、3部作を読んだ後だったので、少しまじめに読みすぎたかな。 責任ある現実逃避とでも言えばよいのか、村上さんの作品には世の中どうでもいいけど最低限自分には責任を持つよ、という空気が漂っている。 本書(雑誌連載の書籍化)にはいろんなタイプの作品が載っていて、どれも空想の世界ではあるけれど、少しややこしいコミュニケーションの物語で、このあたりが村上ワールドの秘密なのかなあと思う。 その妙な関係性を語ることで世の中と自分のことを整理しようとしている。 そんな風に感じる。 やっぱ、「5」かな? | ||||
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人気作家 三秋縋さんの「君の話」のインタビューでこの短編集が彼の作品に大きく関わっているらしく、興味が湧いたので購入。この作品は短編集で、その中の「4月のある晴れた朝に 1 0 0パ ーセントの女の子に出会うことについて」がまさしく三秋縋さんに影響を与えた内容となっており、やはり僕も、この章が狂おしい程好きです。物凄く、単純に言いますと「この世の中には運命の人が人が必ずいる」という事を作者は言いたいのだと思いますが、それを村上春樹流に独特かつ面白く書いてくれています。他の章は正直、あまりピンときませんでしたが、この「4月の〜」を読む為だけに購入しても損はしないと思います(書店で5〜10分あれば立ち読み可能ですが笑)また逆に「4月の〜」が好きな人、あるいは好きになった人は三秋縋さんの「君の話」もとてもオススメです。話の内容がこの「カンガルー日和」と密に呼応してるので面白いと思います。間違いありません笑 | ||||
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the service and product are great. love it.. | ||||
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本当に面白かった。でも内容はぼんやりとしか覚えてない。 村上作品に多く存在する「やれやれ」や、無意味な性描写、また、いつも俯瞰でいる主人公が出て来ません。だから面白い。 | ||||
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内容も秀逸でセンスも良く、非常に面白かったです ただ、読みながら「星新一っぽいな」と思いました 星新一がクールで無機質でアイロニックな視点や感覚で見た社会や世の中を作品中で表現し 村上春樹は抑制した感情をフィルターにして同じく社会や世の中を作品中で表現している 読後そんなことを考えた 星新一は軽くさらっと読めて「面白い」という印象なのだけど 村上春樹は読中に作品が自分の心の中に少しずつ侵入してくるのがわかる 「そんなことが自分や周りにもあったな」「ままならないことがあるよな」という思いにさせられる 読中は物語の中を夢遊病的にさまようことになり、そこから解放された後も余韻と感情的な矛盾がある一定の重さで自分の心の中に残る 星新一のようにフィクションとして区切ることができない 本人は「自分は長編作家だ」と仰っていますし、長編と短編は違うジャンルだと思っていますが 村上春樹の長編は読んでいるとその浮遊感と精神的な侵入の濃度に眩暈がしそうになることもあります これ以降の短編集も読み漁っているのですが、これが一番口当たりがよく入りやすい作品集だと思います 程良いセンチメンタルとアイロニー 持ち歩いていれば、どの場所でもどの空間でも合う作品がこの本の中に見つかるはずです おすすめ | ||||
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短編集。それぞれの味が出ていて、中身にシリーズもあったりして、たまに笑ったり、拍子抜けしたり。ユーモア溢れる作品です。 | ||||
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