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アトランティスのこころ



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アトランティスのこころの評価: 4.43/5点 レビュー 42件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 1~20 1/3ページ
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No.42:
(4pt)

州立大学での寮生活を思い出した

ひょんなことからこの年になってキングにはまり、次々と読んでます。
キングにしては異色と呼ばれるこの作品、それでも特に上巻はそんなことも感じず読みました。
下巻の寮生活の部分は長かったけど、自分も若いころアメリカの州立大学で寮生活をしていた時期があったので懐かしく読みました。やはりアメリカの大学は厳しく、落伍していく生徒もいました。大きな学生食堂があって、試験の前は24時間開いていてそこで皆勉強にいそしんでいました。今も変わってないと思います。
ベトナムのくだりは今世界の複数の地域で起きている戦争の事を思いました。
さわやかな読後感。最後の最後まで。この作品は時を隔ててもう一度読み返したいです。
アトランティスのこころ〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈下〉 (新潮文庫)より
410219326X
No.41:
(3pt)

これ、失敗作じゃない?

Format: Kindle版
Publisher: Hodder & Stoughton (March 22, 2010)
ASIN: B003BKZW3Q のレビュー。

 1999年6月、キングは交通事故にあう。本書はその直後に刊行されたものだが、執筆は1998年に終了しており、つまり事故前の最後の作品ということになる。古くからのファンの間では、事故後のキングの作品は冗長でむかしの緊迫した密度に欠けるという意見があるが、この作品にすでにその傾向がある。
 キングの作品としては短い長編 Low Men in Yellow Coats、中編 Hearts in Atlantis 短編3作をあわせた連作集。

 長編 Low Men in Yellow Coats。『ダーク・タワー』シリーズの要素がまじっているのだが、この謎がまっったく解決されない。『ダーク・タワー』ものを読んでいない読者には、関連がさっぱりわからない。それから、ウィリアム・ゴールディングのLord of the Fliesが重要な要素になっているが、これを読んだことがない読者には、わからない引用が多すぎるだろう。(わたしは読んでいます)
 次のHearts in Atlantis、1966年の大学生活を描いたものだが、これが長い。作者自身の学生時代の雰囲気を語りたいのだろうが、くりかえしが多すぎる。今現在の若いひとが読んだら、わからない引用や言葉が多すぎるだろう。
 あとの短編も成功しているとは思えないし、全体のつながりがちぐはぐで、一冊の連作集としてまとまりがない。

 そういうわけで、キングの初心者にはすすめられないし、たくさん読んでいるファンも満足できないだろう。
アトランティスのこころ (上)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ (上)より
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No.40:
(5pt)

本間郁男

映画とは又一部内容が違い良い。映画も良いも、やはり本は一番かな。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
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No.39:
(4pt)

ベトナム戦争世代の痛切な痛みを静かに詩的に語るキングの筆力に引き込まれる

60年代に青春を過ごした世代、キングと同じ世代のベトナム戦争後遺症のお話なので、当時の音楽、TV、スポーツ等のネタがたくさん散りばめられてます。同時代でこれを経験した米国人が読めば、ますます懐かしさと後悔が増す、と思いました。
キングはこれが二冊目ですが、文章力と構成力に久し振り引き込まれました。男と女の40年越しのラブストーリーとしても読めます。
アトランティスのこころ (上)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ (上)より
4105019074
No.38:
(5pt)

Kingの情景描写、人間描写を楽しめる連作小説

”…… Twenty minutes later, while he's dressing (the dark gray suit from Paul Stuart this morning, plus his favorite Sulka tie), Sharon wakes up a little. Not enough for him to fully understand what she's telling him, though. ……”

これは誰の文章だろう、と思わないだろうか?まるで村上春樹氏が喜んで、翻訳を引き受けそうではないか。実を言うと、この文は、”言うまでもなく”Hearts in Atlantis”から引用したものである。Kingは、こんなおしゃれな文も書ける。

Kingと言う作家をホラー作家として捉えるのは、簡単なことだ。初期の小説、”Carrie”から、”Salem's Lot”、”The Dead Zone”、”Shining”、”Pet Sematary”、”Cujo”………、数え上げれば、本当にきりがない。アメリカ人だって、Stephen King=Scary、だと思っている。けれども、もしそれだけの作家だったら、彼はあれほど人気を博すことができなかったかもしれない。少なくとも”Carrie”を1973年に書き上げてから、40年以上も一人の作家が、彼は多作だし、本当にProlificという形容詞が彼ほどふさわしい作家は少ない、ひとつひとつの作品も長いものが多い、”The Stand”、”It”、”The Dark Tower”、”Under the Dome”、”1963”、とペーパーバックで1,000ページを超える作品をこれでもか、これでもか、と書き続けている。もうすぐ70歳だと言うのに、創作意欲は衰えていない。彼の本当の魅力のひとつは、情景、人間の描写の細やかさにあるのではないだろうか。

こんな文は、どうだろう。

”…… She looked at him with her chin slightly tilted, the look that meant if Ted wanted to discuss this, she was ready. That she would go to the mat with him on the subject if that was his pleasure. …… She gave him a moment of the lifted chin, asking if he was sure, giving him time to change his mind. When Ted said nothing else, she smiled. It was her victory smile. ……”

”…… The cards settled. McQuown looked at Bobby with his eyebrows raised. There was a little smile on his mouth, but he was breathing fast and there were beads of sweat on his upper lip. ……”

もうひとつ忘れてはいけない特徴が、彼にはある。それは、元高校の英語の先生だと言うことで、これも意外にアメリカ人に知られていない。彼のエッセー、最高傑作だという人もいるけれども、”On Writing”では、彼は小説だけでなく、国語である英語の先生にもなっている。また彼の小説は、Archerなどと比べると、はるかに多くのVocabularyが要求される、もちろんArcherの文章は易しいけれども、豊かな表現力を否定している訳ではない。もうひとつのエッセーである”Danse Macabre”でも、Kingの基本的な姿勢は変わらない。

けれどもKingも人の子、彼の最大の特徴は、父親が、Kingの母親と二人の男の子、次男がKing、を残して家を出て行ってしまったことだろう。それが多くの作品のあちこちで、現われる。そして母親に対する深い愛情も、深く描かれている。例えば”Dolores Clairborne”、”The Talisman”、………、そして短編の”The Breathing Method”でさえ、母親の子を思う気持ち、逆に子どもが母親を思う気持ちが描かれている。

主人公Bobbyが、Kingの分身ではないか、と思えるこの連作小説でも、こうした特徴は随所に見ることができる。冒頭からして、例外ではない。

”…… Randall Garfield was spared this extremity by dying of a heart attack at thirty-six. ……”

Kingの小説では、父親の存在は影が薄い場合が多い。彼の人生を知っていれば、それも仕方のないことだろう。それは、Kingの作品が弱いと言う意味ではない、と思う。

ところで、なぜ「アトランティスのこころ」と言う邦訳になるのだろう。これでは、本を手に取る人たちが戸惑ってしまわないだろうか。小説の内容どおり、「ハーツ・イン・アトランティス」にしなかったのだろう。

そんなことを考えながら、このホラーとはほど遠い作品である”Hearts in Atlantis”を読んだ。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.37:
(4pt)

ホラーではない、純小説として読ませる大長編

アメリカの60年代にある少年の元に奇妙なろうじんが引っ越してき・・・というお話。
と上記に書きましたが、それだけだと何の説明にもなっていない大長編小説。超常現象、モンスター、超能力、そういったホラー的要素を一切排除(ほんの少しだけ怪異現象っぽいシーンがありますが)してアメリカの60年代を独自の視点から見直したかのような物語。この大作でキングが描きたかったことを考えると、自身も経験した60年代、70年代、80年代を通過して90年代にアメリカがどうなったか、どのようにして今現在(この当時の90年代)に至ったかを模索して小説に仕立てたのではないかと思いました。語り手の主人公を多数物語に配置して複数の視点からアメリカの過去、現在を見つめ、未来はどうするのかを訴えたかったのではないかというのが、この長い物語を堪能した一読者としての感想でした。そういう意味ではピンチョンの「ヴァインランド」と近しい読後感を持ちました。なので、この著者お得意のホラーを期待すると肩透かしを喰うことになりますが、小説としては十分読ませる力を持った作品だと思いました。
長いですし、ホラーではないですが、アメリカに興味のある方には一読の価値ある小説。機会があったら是非。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.36:
(5pt)

人それぞれの青春

僕が初めてStephen Kingの作品を手にしたのがこのHearts in Atlantisです。内容は部分部分に共鳴することは多々ありましたが総体的に見て僕の能力を超えた難しい作品でした、が 未だに僕が彼の呪縛から逃れないで彼の作品を買い続けているのは、この作品で出会った以下のフレーズの為かなと思っています。
She came back,gave me a grin,and took her cigarettes out of her jeans pocket.I took out my own cigarettes and lit us both.It was a good moment,the two of us looking at each other in the Zippo's flame.Not as sweet as a kiss,but nice.I felt that lightness inside me again,that sense of lifting off.Sometimes your view widens and grows hopeful.Sometimes you think you can see around corners,and maybe you can.Those are good moments.I snapped my lighter shut and we walked on,smoking,the backs of our hands close but not quite brushing.
"How much money are we talking about?"she asked."Enough to run away to California on,or maybe not quite that much?" "Nine dollars" She laughed and took my hand."It's a date.all right,"she said."You can buy me popcorn,too"
あ〜これが僕の青春の美学だったのかな〜!
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.35:
(5pt)

原作は素晴らしい。しかし、日本語タイトルが.....

Hearts in Atlantis が、「アトランティスのこころ」?

これも、単純素朴に訳すことが、原題に込められた意味を充分反映していないことになる例です。この小説の一部が映画化されていますが、ベトナム戦争が重く暗い影を落としています。

アトランティスとは、外界と隔離された世界の比喩で、この小説ではベトナム戦争時代の大学の男子寮のこと。

ハーツ (Hearts) は、ご存知 トランプゲーム。パソコンにもついていますね。無意識に戦争/徴兵におびえながら、男子寮の学生たち(アトランティスの住民たち)はハーツに強迫的なほど惑溺してゆく。

....というニュアンスが 和訳題名である「アトランティスの心」に充分反映されているかどうか?だれが見ても、おそらく NO でしょう。と言うことは、誤訳の一種と言われても仕方がありません。

たとえば、学生たちがハーツではなくブリッジに惑溺していて原題が「Bridge in Atlantis」になっていたとしたら、この訳者は「アトランティスの橋」とでも訳すのでしょうかね? まさか...
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.34:
(5pt)

何故絶版???

個人的にもキングのベスト3にも入る傑作で
キング流の噛み砕いたファンタジー的要素の入った純文学で深い感銘を受けました
少年時代から大学時代、中年期、晩年までを中編と短編を組み合わせ大団円の一つ作品として終わらせる業はさすが
キング作品は人によって当たり外れは大きいと思うし、日本人の感性には合わない冗長なモダンホラー作品もあるけど
これは断じて忘れ去られるような作品ではない
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.33:
(4pt)

ティム・オブライエンが好きな方にオススメ!

キングっぽくなくて良かったです。例えるならティム オブライエンです。「カチアートを追跡して」よりも「ニュークリア エイジ」のキング版です。オカルト臭はほとんど抜きですから、青春モノに興味ある方で、地方生活経験者の男性にはお勧めします。

私は地方で大学生活と寮生活経験者なので(東京でも寮生活者で、大学にキャンパスがあった方は該当します)かなりはまりました。ある意味9.11後に読むコトにも意味がある気もします。ベトナム戦争ってやはり大きい教訓だったな、と。ただ、その経験が生かせてない感じもしますけど。

ただ、これを映画化するのってどうなんでしょうか?映画の方は見てないんですけど。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.32:
(4pt)

後半ちょっと見失うが、特に上は面白い

だいたい今の状況で、長いものはなかなか読めないんだけど、この本は、幸い新幹線の中で手に取ることができた。

いやぁ、おもしろい。実に面白い。

ただ、ちょっとプロットが難しいわ。正直。

上の1960年のところはいいです。はい、なかなかのミステリーを残しつつ。で、わくわくして、下、へ。

うーん、これがようわからん。正直。

ここから、3つの章分くらい我慢せなアカンです。ちょっと見失う。

で、終章の1999年へ。

ここでやっとと言うか、何と言うか、おちつく。うん。

映画化されてるようですな。

みたいね、正直。どう撮っているのか、期待したい。アンソニー・ホプキンスやからなぁ。。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.31:
(4pt)

戦争について考えさせられる

上巻では老人テッドと少年ボビーの友情が描かれていて、とてもスリリングでエキサイティングな所もある。下巻では大人になったボビーの周囲の人々にまつわる話で、ベトナム戦争のことがたくさん出てきて、「戦争」というものが起こるまでのことや、戦争というものが生々しく描かれていて恐ろしかった。戦争というものの恐ろしさを改めて感じた。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.30:
(5pt)

現代アメリカの40年間を描いた群像劇

米のキング・オブ・ホラーことスティーヴン・キングの
「ホラーでない」作品です。

主人公:ボビー・ガーフィールドの物語を中心として
1960年から1999年までの同一の時間軸の中を生きた
人々の群像劇を描いた本作には、
過ぎ去っていったかけがえのない少年時代の記憶や、
激動のベトナム戦争時代の渦中に居た大学生たちの狂騒にも似た、だけど確かな青春、
そしてベトナム戦争というものを経て彼らが何を失っていったのかが
描かれています。

本作はラストが秀逸です。
この物語は憧憬や無常感といったものを根底に湛えて展開されてゆきますが、
その中で描かれてきたものは最終章において結ばれ、
そして「魔法」による一つの救済がもたらされるのです。
かつて名作『スタンド・バイ・ミー』では
切なく哀しく、そして残酷とも言える少年時代との決別を描いたキングですが、
本作のラストでは切なさと共に、奇跡と、それがもたらす希望をも描いています。
その余韻のすばらしさは、数多くのキング作品の中でも有数のものではないでしょうか。

還らない過去とそこに居た全ての人々を想う、切ない物語。
最近のキング作品はちょっと…、と敬遠されてる方も是非手にとっていただきたいです。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.29:
(5pt)

上巻で一つの物語に

タイトルどおり、上巻で一つの物語が出来上がっています。
母親との地味な生活を送っている少年が主人公。
その少年の生活は、(アメリカと日本の違いはあっても)
読み手と共通の何かをもっています。
その少年が青年へと変わる、その瞬間の濃縮された喜怒哀楽が
夏の休日の輝きとともに、読者に伝わってきます。ただし、読む前にW・ゴールディング「蠅の王」を読んでおく事を
お勧めします。文中にネタバレが書かれており、その名作を読む気力が
なくなると思われるからです。少年の人生に影響を及ぼす本です。同じように古い映画「光る眼」もネタバレがあります。こちらも
興味のある方は先に見ておいたほうがいいでしょう。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.28:
(4pt)

幻想と現実と感動のヒューマンドラマか?

難しいお話です。物語の背景には、ベトナム戦争がアメリカの若者たちに及ぼした影響というのがあって、当時の若者たちが家族や友人や社会とどのように係わっていて、それがベトナム戦争によってどう変わっていってしまったのかという話を描いているのだと思います。
物語は全部で5部の構成で、最も長い第1部では、どこまでが現実でどこからが幻想なのかわからないような出来事が描かれていて「キング得意のサイコ・ホラーか?」と勘違いしそうになりますが、ホラーではありません。そして話がまったく途切れているかのような第2部、第3部と続きますが、実は少しずつ登場人物が交差しているのです。物語の組み立てとしてはお見事ですね。
系としては『スタンド・バイ・ミー』(原題『The Body』)の方です。『キャリー』などのホラーではありませんから、そちらの方がお好きな方は気をつけてください。
ちなみに映画化されて、『羊たちの沈黙』のレクター博士役のアンソニー・ホプキンスが主演してます。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.27:
(5pt)

キングの才能爆発!

この作品に登場する老人、テッドはキングの作品「暗黒の塔」シリーズと関わりのある人物です。しかし、暗黒の塔を読んでいなくても、一個の作品として素晴らしい出来であり、ヒューマン・ドラマ本としてのキングの才能が至る所にちりばめられている良書です。
この上巻を読んでしまったが最後、下巻を読まずにはいられませんよ。。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
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No.26:
(4pt)

Uncanny parallel to his real life

If you have read his book "On Writing" he has a small biography that parallels this book in nature. The story line and the details were intriguing. The only distraction from this was his constant potty mouth. He must have needed filler to flush (not flesh) out the book. I do not know if that is a recent phenomenon of they all are that way. The movies are not that way.

This is one story with a few rest spots that make some think it is a series of shorts. Do not attempt to read this out of order as each relies on knowledge of the former. The first phase, about the "Low Men", is the only real supernatural section. And as he points out it is the moral environment around the story that makes the supernatural scary. In this phase he also does a dissertation books including "The Lord of the Flies." There are real close corollaries to "The Day the Earth Stood Still" single mother, kid named Bobbie, and a mysterious border. The second phase Deals with a collage life environment, which is a background for molding character and characters. I do not want to tell too much detail, as that is why you read the book. The third phase is broken into two parts, one a story of Willie during and after Nam, then the whole set of previous characters surround by death and near death experiences.

The not so loose stories ingeniously ties together by a certain object that travels throughout the times to add as a catalyst and a conclusion.
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.25:
(5pt)

特別な本

キングの書く作品は、どれも情景に対する描写が独特で、それでいて丁寧になされていると感じますが、この本も例外ではありません。60年代の空気感と、少年時代に誰もが感じた思いを見事に書ききっています。上下巻とも一気に読んだのですが、まるで1回分の人生を自分で体験したかのようなそんな気分にさせられました。この本は愛する人との出会いと、ふれあいの大切さを教えてくれた気がします。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251
No.24:
(5pt)

キングのこころ

キングの作品の中でも群を抜く傑作。こんなにも何気なく、こんなにも冷酷で、こんなにも暖かいお話を書けたのか、と彼を見直すこと間違いなしの一作である。構造だけを見ればスタンドバイミーの焼き直しのようだが、その中にはキングが絶望の先に見つけた悟りとも言えそうな何かが煌めいている。あるいは群を抜くという言い方は間違っているかもしれない。この作品はキングの"heart"そのものだから。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
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No.23:
(5pt)

優しく涙腺に触れる作品。

とにかく、ぐっときました。ドラマチックな展開もそんなにあるわけではないんだけど、交差していく人々の人生を追っているだけで感動しました。 長編+中篇+短編3つという変則的な組み合わせで、時代ごとにそれぞれの主人公の人生を描いています。映画は一つ目の長編を元にしています。僕はラストはもちろんの事、2つ目の「アトランティスのハーツ」にも心を動かされました。 ホラー要素もほとんどないし、ラストに向かってのスピード感もないけれど、キングの作品で一番心に残ったかもしれません。静かなんだけれど大きく揺さぶられた感じです。 あと、他の作品を読んでなくても大丈夫です。「暗黒の塔」とか読んでなくても全然大丈夫。僕は読んでないです。
アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アトランティスのこころ〈上〉 (新潮文庫)より
4102193251

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