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(短編集)
望郷
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望郷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 41~60 3/5ページ
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自分の心のなかに眠っていた釈然としなかった思いを呼び起こしてくれた感じです。昔を回想しつつ今の自分に重なりあわせ自分を高められる気がしました。 | ||||
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私はバッドエンドが苦手です。終いに救いの無いミステリーは嫌いです。 そういうことからでしょうか、著者の長編を手にとっても身構える癖がついて なかなか最後までたどり着かずで困ってしまいます。 そうした人がいたら本書は短編なのでお勧めです。 感情移入するにつれてお腹の底に墨汁のようなどんより重い塊が出来始めたとしても ああぁぁぁーもう、読むの止そうか!っていう寸前ではちゃんとお話が終わりますから。 作者からの救いの手に感謝することになるでしょう。 結局後味が悪いものも急転直下ジーンとくるお話しも、短編だからササッと読めてしまいます。 どれもとてもおもしろかった。 | ||||
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「告白」を読んで以来、湊かなえさんの作品は読んでいない。 何故なら目を背けたいような残酷なシーンは読みたくないので。 しかし、こちらの作品がドラマ化された時、非常に感動したので手にしてみた。 6つの中編の人間ドラマです。 その中の3つがドラマ化された。 ドラマを見た後でも十分楽しめた。 胸に深く染みる話ばかりだった。 6つとも、瀬戸内海のある島を舞台にした話だが、たとえどこに住んでいても子供時代に同じような経験をしたり、あるいは見聞きした気がしてくる。 誰しも心に影を落として大人になったとしても、それでもどこかで生きていく。 湊さんの他の作品も読んでみたいと思った。 | ||||
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幼少期の記憶と共に故郷の白綱島に対し、歪んだ想いを持つ登場人物たち、 そのわだかまりが、時を経て真相と共に氷解していく…。 全体的には暗いけど、どのお話も最後には穏やかな気持ちにしてくれる 優しさを内包した小説でした。 | ||||
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今度、この本片手に、作者の故郷を旅してみようと思います。 最初のお話、まさか作者ご自身の経験なのでは?!(笑) それはさておき、島の人たちが抱く本土への思い、心理的距離は、 かつて作者も抱いた気持ちなのだと思います。 私は本土側の人間ですが、島の人たちは、この作品を読んでどう感じるのか、 聞いてみたいものです。 | ||||
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日本推理作家協会賞受賞! 都会から離れた島に生まれ、育った人々。 島を憎み、愛し、島を離れ、でも心は島にひきずられたまま―― 閉ざされた“世界"を舞台に、複雑な心模様を鮮やかに描く湊さんの連作短編(全六編)。 収録作「海の星」が日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞、選考委員の北村薫氏は、 「鮮やかな逆転がありながら、小説の効果のための意外性のため無理に組み立てられた物語ではない。筋の運びを支える魚料理などの扱いもいい。(中略)――ほとんど名人の技である」と絶賛。 自身も“島"で生きてきた湊さんが「自分にしか書けない物語を書いた」と言い切る会心作。島に生まれ育った私たちが抱える故郷への愛と憎しみ…屈折した心が生む六つの事件。 | ||||
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故郷絡みで様々な人物が思いを語るという短編集。 1つ1つのストーリーの内容がとても濃くて 読み応えのある1冊でした。 お勧めできます。 | ||||
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個人的な経験とやや重なるためか、強烈に感情移入した作品が「光の航路」です。 ストーリーを思い浮かべるだけで目頭が熱くなってきます。 私自身、へき地と呼ばれる島に、父親の仕事の関係で移り住み、 そこで自殺に追い込まれるほどの苦痛を体験しましたが、 その時に両親の愛情がなければ本当にこの世にいなかった。 この作品は、家族の絆がけしてきれいごとではないが、得難いものということを涙とともに実感させてくれるものです。 | ||||
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展開が、筒井康孝さん的だと思いました。久しぶりに良い作家にめぐり会えたと喜んでいます。 | ||||
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解説にミステリーとあった。自分も、そう思う。かなり異色のミステリーだが。読後に何か考えさせるような余韻を残す作品たちだった。 | ||||
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湊かなえの本は、たぶん文学賞を受賞したなにかをずいぶん前に読んだきりでした。その後ドラマでよく見かけるようになり、最初に見た覚えがあるのが、たぶん、夜行観覧車、で、聞くからに恐ろしいタイトルかなと思っていて、三回、位で無理だ、と思ってやめました。その後時代が去り(時間を経て)変化が、私か、周りか、全部かに起きて、Nのために、は、ある放送局で再放送を毎日連続で見て、何かの都合で最終回だけ見られなくなり、huluなどを待てなくてamazonビデオで400円でみてしまいました。わたしが単品でビデオ等借りるのは、今では数年にかた手の指半分もいきませんでしたから、よっぽど気になったのでしょう。 時代が移り、平均が代わる、変だったことが・・・・見てなかっただけかもだし、忘れないとだったのかもだけど、毒はいつ終わるのか、と思うとやっぱり、思い出さないといけない、というか、思い込みをほどく、ことがあるならば、やはりそれはあるんだろう。 今回おっかなびっくり読んでみようと思ったのは、ある文芸誌の古い号を、パラパラみていたら、佐藤優さんの評に行き当たり、告白のことを書いていたので湊かなえがkindleにあるかなと検索に来て、読みやすそうなのから試してみた。次はもうちょっとコアなのからやってみる勇気がでた。 | ||||
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安くて状態が良い商品で良かった。湊かなえ作品らしく後味の悪い小説です。 | ||||
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湊かなえさんの本、何冊か読んでいます。 短編集だったのですね。短編集だと、湊かなえさんの魅力を、最大限に発揮しきれていないところが残念でした。 一話目なんてそこから続きが読みたかったくらいなので、やはり湊かなえさんには短編集より一冊丸々と。 | ||||
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どの作品も、悲しくてでも心に浸みるものでした。 もっと、電子書籍で湊かなえさんや宮部みゆきさんといった 女流作家の作品を読めるようにして欲しいです! | ||||
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一話一話、島と言う閉鎖的な空間ががディテールとなっています。そこで起こる出来事で物語が出来上がっていて、とても面白いと思います。 テレビのスペシャルドラマから読んでみましたが原作もドラマ以上に面白いと感じました。 | ||||
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何だか嫌な気持ちのまま、読み終わった感じです。私にはこの人の作品は合わないとよくわかりました。 | ||||
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白綱島が故郷である主人公の物語。 各章仕立てになっていて、主人公もお話も変わるので、サクサク読めて 感動したり、ゾクッてしたりととても面白かったです。 湊かなえさんの作品はどれも物語が想像しやすいので、読書を始めようと する方でも安心して物語に入り込めると思います。 | ||||
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『告白』のファンには物足りないかも知れませんが、私はあ毒は苦手でした。 最後の物語『光の航路』のお父さんが何故息子を殴ったのかが、今一判りませんでしたが。 6編それぞれハートフルな深い話しで、これくらいの『境遇』程度の毒ならば好みです。 月末のテレ東ドラマを楽しみにしています。 | ||||
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湊さんの作品は大好きで、今回短編なので一つ一つのストーリーがなるほどとなる話しばかりでした。あっと言う間に読んでしまった | ||||
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【内容(ネタバレ禁止!)】 島に生まれ、島に生きる人々の、切ないミステリー 【ささった言葉】 ・故郷に残した想い出は、取るに足らないものばかり。なのに、何故、故郷の名を耳にすると、我が胸は、張り裂けそうな思いに支配され、涙が込み上げてくるのだろうー。 ・「昇れば昇るほど、石を投げてくる人が増えるだろうけれど、投げ上げた石はあんたには当たらない。投げた本人にかえってくる。ほうっておけばいいんだって」 ・ーお父さんに教えてもらったんだ。あ、前のお父さんだけどね。 ・「言葉は知らないうちにナイフになる、ってことはわかってるのに、どの言葉がナイフになって、どの言葉がならないか、区別することはできなかったから。これは大人になった今でもできない」 ・朝、手を合わせるとどうしても、今日も無事過ごせますように、などと願い事をしてしまうが、夜だと、今日も無事に過ごせました、と自然に感謝の気持ちを表すことができる、という。 ・お父さんにお世話になりました、と言ってくださる人たちに、わたしたちは支えられているのよ。(中略)しかし、僕は母の言うような、父にお世話になったという人に出会った記憶がない。 ・うちの娘を殴る権利があるほど、あなたは正しい人間だというのですか? ・やはり、教育現場において、殴ることはいかなる事情があっても、却下だ。いっそ、僕が何者かに殴られて、半年ほど昏睡状態に陥ればー。 ・あれらの船に声援を送る者はいない。だけど、どの船も皆、今日の進水式の船のように、大勢の人から祝福されて海に出たんだろうな。 【感想と教訓】 面白かった…。 瀬戸内海の孤島に所縁のある人々の、その閉鎖性の中に巻き込まれる人生模様が、生々しい。 それらはすべて、人間にはろくでもない奴がいてろくでもないことをやりかねない、そして結局救われない、という…著者代表作『告白』ばりの救いのない物語ばかり、かと思いきや…。 これ以上はぜひ読んで、『告白』とは一味違う、普通の中に起こる普通でない物語の数々に、あなたもどっぷり浸ってください。 | ||||
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