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ぼくとユーレイの占いな日々



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ぼくとユーレイの占いな日々の評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

私好みでは

私好みではなかったきがします。あやかし系の本はたくさん読んでいるのですが。
ぼくとユーレイの占いな日々 (石狩くんと株式会社魔泉洞) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくとユーレイの占いな日々 (石狩くんと株式会社魔泉洞) (創元推理文庫)より
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No.1:
(3pt)

粗をキャラクタの魅力がカバー

03-05年に『ミステリーズ!』に掲載の四篇に,書き下ろしの一篇を加えた全五篇の連作短篇集.
元は『謎の転倒犬』というタイトルで08年05月に発表,今回の文庫化にあたり改題となりました.

物語は,ワガママで暴走癖のある人気女性占い師が探偵,そんな彼女に拾われた青年が助手で,
おおよそは伝え聞いた状況から推理,解決へと導くという,言わば安楽椅子探偵に近いスタイル.
これに,占い師ならではとも言える観察眼や会話術を交え,身近な事件に首をツッコんでいきます.

実際のところ,ミステリとして見た場合,強引さや都合が良い部分が目立つのは否めませんが,
そのまま押し切れてしまう彼女の『勢い』があるのも確かで,しらけてしまうことはありません.

また,彼女のムチャぶりに振り回される青年とのやり取りなど,コミカルな要素も織り込まれ,
言ってしまえば,冗長な部分もあったりはするのですが,それを苦痛に感じることはあまりなく,
時給は500円,極貧のアルバイト生活からスタートする,彼の『出世』の様子も楽しみどころかも?
ともあれ,少し物騒な事件も起きますが,『人の死なないミステリ』として,軽く読める一冊です.

ただ,書き下ろしである最期の篇については,これまでとは一変してくどさが目立ったのは残念で,
連載終了から書籍化にいささか時間が空いていたせいか,残りの四篇からは浮いた印象を受けました.
あと,謎解きに関しての『真相』については,タネ明かしをせずにぼかしたままでもよかったのでは….

なお,巻末の『文庫版へのあとがき』にて,続編の宣言(『ミステリーズ!』連載予定)がありました.
ぼくとユーレイの占いな日々 (石狩くんと株式会社魔泉洞) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくとユーレイの占いな日々 (石狩くんと株式会社魔泉洞) (創元推理文庫)より
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