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キネマの神様
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キネマの神様の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全149件 41~60 3/8ページ
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映画好きの人もそうでない人も、このダメおやじを応援したくなる本 | ||||
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志村けんさんから、沢田研二さんに代役が決まり 購入しました。 1日で読み切り最後は泣きました。 志村けんさん、残念ですが 映画必ず観に行こうと思います。 | ||||
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70代の父が読みたいとのことで、手に入れ、私も一気読み。 「ニューシネマパラダイス」、「フィールド・オブ・ドリームス」、「アメリカンビューティー」ほか、 たくさんの映画評、そんな意味があったのかとの発見もあるし、 少し古い映画が好きな人であれば、その映画を見た頃の自分、誰と見たか、どこで見たか、どんな気持ちだったかを思い出し、甘酸っぱい気持ちに包まれると思う。 音楽にも思い出が残るけど、映画にもその人その人の思い出が残るんだなあと、感じさせてくれる。 そして、映画を通じての友情や家族の絆に じんわりとあたたかく涙があふれた。 | ||||
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美術好きですので、原田マハさんによる絵画をストーリーに取り入れた作品をよく読んできました。本作では素晴らしい映画を作品に取り入れ、狂言回し的な存在として提示することでより強い印象を読者に与えていることが作品の個性となっています。 映画好きなら誰もが評価する多くの名画が登場し、それを主人公の父親のゴウさんの独特の感想が味となって迫ってきました。このギャンブル好きで借金魔のキャラクターを愛すべき登場人物として読者に認識させているのは、一重に映画愛の権化としての存在が光っているからに他なりません。 『キネマの神様』というタイトルが秀逸です。当方は「キネマ旬報」を愛読し、学生時代や社会人になりたての頃に、年間50作程度、名画座と言われる映画館で鑑賞してきました。ATG好きで自主製作映画大好き人間でしたので、名画座とキネマというアイコンだけで、映画好きにとってはストーリーにひきつけられました。 ある意味でずるいですよね。素晴らしい映画は見ている人すべての脳裏に具体的なシーンが登場し、それが読者と作者とを有機的に結びつけるわけですから。特に感動的な映画であればあるほど、そこで生まれた感情を移入したまま本作へ入り込むのです。いわば名画のアシストですね。 円山歩とゴウ、老舗の映画雑誌の編集長、名画座の支配人、ニートのハッカーなど、主人公たちを取り囲む人々がパッチワークのように作品を彩り、かき乱し、読者の感情を揺さぶりながら、ストーリーはどんどん進みます。複雑な構成ではないので、読者は安心してストーリーに没頭できるでしょう。温かな気持ちに満ち溢れ、小説を読む楽しみを多くの人に与えている作品でした。 現実離れして、ある種のおとなのファンタジーですし、悪人が登場しないハートウォーミングな内容です。ラストへの読者への迫り方も心地よく、涙腺を刺激する感動的なストーリー構成で、万人に愛される要素を持っていました。 『ニュー・シネマ・パラダイス』でのシチリアの鄙びた街に存在している映画館のシーンを髣髴とするように、映画は映画館で見るに限るという当たり前の魅力を再提示していました。 片桐はいりさんの文庫解説で紹介されていたご自身の体験談が本作とリンクしていました。 語られている名画座は別ですが、懐かしい思い出が過ります。これも拾い物でした。 本作を推薦してくれた若き世代に感謝して。 | ||||
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私も古い「名画」と言われるものが好きで、楽しく拝読しました。もっとも、私は以前こそ近隣の都市までお目当ての名画を見に行ったりしておりましたが、最近はDVDばかりにお世話になっており、本書を読んで反省しておる次第です。 原田マハさんの著作は、以前は「美術もの」というイメージを勝手に抱いて敬遠しておりましたが、たまたま手にした「でーれーガールズ」が面白くて、本作も手に取ってみることにしました。 いや、原田さんはエンターテイナーですね ! キャラクターも面白ければ、構成やストーリーも面白い、ちょっとやりすぎじゃないか?というところが、また良いなあと思うのです。 ただ、すみません、ひとこと言わせていただければ、「ニュー・シネマ・パラダイス」では王道すぎやしませんか? 他の小説でも、ラストのオチが「ニュー・シネマ・パラダイス」の小説はありますし……。★一個減です。 「まあ、私だったら、ラストは……」と考える楽しみを与えてくれたのでしょうかね? | ||||
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志村けんさんが主役のゴウ役に決まっていた。新型コロナウイルス感染症によってお亡くなりになったのは本当に残念。どうしても、ゴウは頭の中で、けんさんの顏になってしまう。神楽坂にギンレイホールという名画座がある。どうやらここがテアトル銀幕のモデルらしい。映画が完成したら絶対に映画館で観たい。沢田健二さんがんばって! 文学作品としても、☆5つ。12年前の作品が、今映画化で話題になり、文庫本が33刷とジワリジワリと人々の心に残る名作となってきている。映画化が決まる前に読みたかった。今読むと。どうしてもゴウの姿は、志村けんさんになってしまう。映画好きの父にプレゼントしたい一冊。こよなく映画と映画館を愛する女優片桐はいりさんの解説も読みごたえあり。 | ||||
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原田さんは他の作品もお気に入りではあるんですが、どこかしっくりこないところもあり、はまることはなかったんですが、この作品は登場人物の誰もが素敵です。 悪人が出てこない小説がダメな人は読まないほうがいいと思いますが、ほのぼのしたい人にはお薦めです。私は号泣しました(^-^; | ||||
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映画はやはり映画館で見たくなりました。 | ||||
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映画の勉強になるかな程度に軽い気持ちで読んでみたら 終盤のクライマックスに進むにつれて、良い意味でいろんな事件が起こり、 最後にはがっつり感動させられました。さすが原田さん。 ローズ・バッドの言葉もリアリティがあり、いちいち面白かった。 | ||||
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ウェブサイトに映画コラムを書くことになった、齢79のギャンブル好き、映画好きの郷直を中心に、映画に関わる人々のアツイ思いがつづられた作品。 シロウトコラムのシンデレラ(?)ストーリーは、出来過ぎ感は否めないが、それは横に置いておこう。結末は、読者はそうであろうな、と予想が付いているかもしれない。だからといって、感動が些かも棄損されないのは、本作品が優れている証だ。 読了時、自分はよく観た映画を思い出し、暫しノスタルジックな感慨に耽った。ラストに上映される映画は、やっぱり、アレだろうなぁ。 | ||||
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ジュリーが主演するというので購読しました。 映画が楽しみです | ||||
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原田マハさんの作品のアートに関した本は、まるで別の世界に連れて行ってくれる船のようです。 アートがらみ(?)の本はほとんど読ませていただきましたが、どれも興味惹かれる内容で、とてもおもしろかったです。 今回の「キネマの神様」はこれまた映画を通して別の世界に連れていかれる人々の物語。 懐かしい名画が語られ気持ちが動き、現実の世界も生きられるかもと思わせてくれるノンフィクションです。 現実はこうじゃないんだよねと、思わせながらも前を向くことができ、理屈向きで好きなことがあることは素晴らしいと思わせてくれる1冊です。 | ||||
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この作家の小説は初めて読んだが大変面白かった。本年度読了した本の中で1.2を争う面白さ。緊急事態宣言で家にいて読むにはおすすめ。小さな映画館で映画が見たくなった。 | ||||
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志村けんさんが主演予定だったと聞き、興味を持ち読ませて頂きました。 小説を読みながら三度泣きました。 映画への愛が詰まってます。「ニューシネマパラダイス」の感想を読んだあたりから、物語に引き込まれてしまいました。出てくる登場人物がみんないいです。 ゴウVSローズレッドのレビュー合戦は本当に面白く読みました。結末は涙でした。 志村さんでゴウを見たかった。 | ||||
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見たった。 最高の映画になったはず。 | ||||
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映画鑑賞歴ウン十年ですが、小説はほとんど読みません。映画と小説は「兎に角ちがいます」としか言えないんですが。 この小説を読んでいて、面白くなってきたのはローズバッドという人物が登場して以降。それ(その頁)までは、どこかで観た(マンガなどで読んだ)ような話。そしてふたたび、どこかで観たような光景を描いて小説は終わりました。 以前より、喫茶店のマスターと常連さんからマハさんが面白いと聞いていて、志村けんさん逝去(平積みになった文庫には志村さんら4人の主要キャストの載ったオビがついていました)をキッカケに、とりあえずこの本を手に取りました。 私も某サイトで映画の感想などを、毎日のように書いています。 ケヴィン・コスナーの映画についてゴウ氏が書く内容に近いものは、そのサイトにも(連日)溢れています、映画への深い愛情は、この小説のように報われることは無いということを私は知っているつもりです。ですから、この小説のエンディングがたいへん空虚なものに感じました。 もう十五年くらい前の作品であり、インターネットの世界は日進月歩でしょうから、単に「かつて夢想し得たことが、現在においてはおよそあり得ないものとなった」だけなのかも知れません。私がたまたま "不幸な読者" であるに過ぎないということであれば、それも仕方のないことですね、ただ評価の星を少なくして、ただただ(現在大半が閉鎖状態におちいっている)映画館の営業再開を待望するばかりです。 | ||||
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知人に勧められて読みはじめました。 志村けんさん主演で映画化される予定だったということで、思わず円山郷直を志村さんに重ねてしまいました。 見られないのが本当に残念です。 だらしないながらも家族思いで、誰にでも親しみを持って接し、そして映画をこよなく愛し、これが自身や家族の生活を変えることにもなる。 時折、涙しながらとても心が温かくなり、あっという間に読み終えました。 この時期よい本に巡り合え、勧めてくれた知人に感謝しています。 | ||||
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原田マハという作家は今回も魅力的な登場人物を描ききっている。ギャンブル好きで映画をこよなく愛する破天荒な父親。いつも父の尻拭いをしつつ大企業のエリート社員から身を崩し父の借金返済に悩む丸山歩。この親子の映画愛を軸に物語は思わぬ方向に展開していく。この作品に出てくる映画愛にあふれた人たちを描ききるにはかなりの映画を観て来たのではないだろうか。原田マハ自身が映画好きの人生を送ってきているからこそこれだけのストーリーを描けたのだろう。映友社編集長の高峰好子、経営に厳しい江藤さん、口は悪いが仕事ができる新村、高峰の息子で引きこもりのバルタンこと興太、アメリカで暮らす頼もしい後輩の清音、テアトル銀幕の経営者テラシン、そしてアメリカの伝説の映画評論家ローズ・バッドことラリー・キンダと一人一人がこの上なく魅力を放っている。映画がDVDやネットで気軽に楽しめる時代になったが、映画には映画館という魅力あふれる場所でしか味わえない臨場感があることを思い出させてくれた。原田マハワールド全開の作品である。 | ||||
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この本に出会ったのは9年前、大震災後の初夏。被災地と原発事故の報道で心折れそうな毎日の中、文庫本の腰巻にあった三省堂書店有楽町店「文庫姫」さん筆の、心に響く「オススメ文」につられて手に取り、以来、なにかの節目につけ読み返してきました。私自身も若いころ名画座に通ったほどの映画好き、とくに「ニューシネマパラダイス」「フィールドオブドリームス」など私のストライクゾーンにハマる名画がモチーフ的キーワードとなっていることも嬉しく、文庫姫さんに礼状を書いたほど感動した初読が昨日のことのよう。昨年末、山田組+志村けんという意表を突くコラボを知り及んだときには思わず膝を打ちましたが志村さんの悲報。すこし躊躇の中の今回の再読では、ゴウに志村さんをかぶせて読むとあまりにも自然にぴったり。あぁ志村さんに演らせたかったなぁ!と改めて涙しながら「テアトル銀幕」の椅子に腰をおろしている自分が居ました。片桐はいりさんの解説もとても好い。この一冊は私の永遠の宝物です。 | ||||
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この本を読んで、ニューシネマパラダイスが観たくなりました。そして、キャラクターのゴウは紛れもなく志村けんさんがピッタリだと思います。映画を楽しみにしておりましたが残念でならないです。そして 良きライバルであるローズ氏!(ライバルであって悪役ではない)本当に‥最後のシーンは涙なくしては読めなかったです。 | ||||
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