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007/わたしを愛したスパイ
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【この小説が収録されている参考書籍】
007/わたしを愛したスパイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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この本が発売されたのは映画の『007ドクター・ノー』の上映に合わせてだったと思う。 映画になるまではイアン・フレミングも007も全く無名だったのに、一躍ブームになったのを覚えている。 まだ小さい頃だったが、昔の子供はませていた。友達の一人が、すごい本があるぞ、とこの本を渡してくれた。 映画館の特別席でエッチをする、この情景描写に小さな子供達は、大人はこんなことをやっているのかと、興奮したものだ。 この本を皮切りに、早川書房からは数冊の007シリーズが出版されたと思う。 もちろんこれらはまともなスパイ小説として、子供を熱狂させてくれた。 最近になって再度この本を読み返してみた。 レベルの低いポルノ小説だが、日本で初めて007が紹介された記念碑的作品であると同時に、私にとっては少年時代のよき思い出として貴重である。 | ||||
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イアン・フレミングのジェームス・ボンドシリーズの中の一作ですが、ストーリーにはいつものスケール感がなく、どちらかといえば短編っぽい、こじんまりしたお話です。ヒロインの名前も"ヴィヴィエンヌ・ミシェル"で、いかにもフランス系カナダ人っぽい名前で、何のひねりもありません。いつもの調子だと、"メイプル・シロップ"とでもなっていたでしょう。同名の映画とはタイトル以外何の関係もありません。 本書は発売当初、評論家から「駄作だ!」「ポルノだ!」しまいには「ニセモノだ!」「偽書だ!」とまで言われていました。本書はヒロインと同名の女性との共著となっていますが、本当かよ?って感じです。しかし、ディテールの細かな描写等はいつものフレミング節です。フレミング亡き今となってはこれも貴重な著書の一つです。長い短編だと思えば、納得できます。たまには、こんなのもいいと思います。ジェームス・ボンド全作を通して読むときには、箸休めとして気楽に読めます。 (訳者の井上一夫さんは当時どんな気持ちで本書を訳したか、気になるところです。) | ||||
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