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血と暴力の国
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血と暴力の国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 41~42 3/3ページ
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テキサスの国境地帯を舞台に血なまぐさい場面が連鎖反応的に展開される。一つの行動をきっかけに物語は動きだす。寓話・神話的な理不尽な運命が紡ぎだされる。追う者がいて追われる者がいて巻き込まれる者もいれば弾き出されてしまった本来の語り部もいる。 状況説明や心理描写が徹底的に刈り込まれた乾いた文体が全てを制圧します。会話はあっても会話ではないのです。会話は何も導きだしはしないから。音楽も聞こえないし銃声すら聞こえないでしょう。表面的な悲哀や刹那の恐怖は無意味だから。ひたすら語りと対峙しなければならないのです。その緊張感の中でどんな寓話が見えてくるのでしょうか。残虐シーンの連続にもかかわらず冒頭から一貫する静謐さの先に見つけるのはただのコインだけなのでしょうか。表か裏かの。 追う者(運命)は言います、 「共通の行き先を持つものには共通の道がある。それは容易に見つかるとは限らない。だがちゃんとあるんだ。」 いったい何の話をしてるんだ?と思った人はすでに『血と暴力の国』に入ってます。ただそこは追う者の言葉とは裏腹に因果を超えた諸事象が語りでえぐられ無秩序が曝けだされた蓋然性の世界です。ですから読後に残るのは不穏と戸惑いと鳥肌かもしれません。DEAL or NO DEAL?と攻められてるようです。 | ||||
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2007年11月に映画化された作品。荒野で起こった麻薬組織の抗争。宙に浮いた大金を手にした男に、殺し屋が迫る、と言った話。登場人物それぞれのキャラが立っており、スムーズに読み進められるが、読後感はいまいち。途中の銃撃戦の描写は秀逸だが、手放しで楽しめる作品ではない。邦題もなかなか良いが、原題の方がよりしっくり来るかも知れない。 | ||||
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