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血と暴力の国
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血と暴力の国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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中古で購入、たばこ臭くて気が狂いそうだ、破り捨ててもいいが、ハヤカワの復刊は高いから我慢してちょっとずつ読んでは、ネトフリで「ノーカントリー」を観る、酒がすすむ、コーエンはいいね、この作家、いままで知らなかったが、読んでみようかな?? | ||||
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おもしろくなかった。映画の方が良かった。 | ||||
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一度手放してしまったのですが、また読もうと思い探したところ廃盤になっていました。 なかなか手に入らなかったので無事手に届き満足しました。 | ||||
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ウエスタンハットとピストルを持った西部の空気や、 繰り返し描かれる暴力の世界に強烈に引き込まれました。 心理描写をほとんど排したかなり癖のある文体で、 情景描写はしつこいくらい仔細なのに、不思議と映像を思い描きにくかったです。 読みやすいけれども場面を頭で理解するのに少々難儀します。 解説にもありますが純文学の体裁を取りながら、 クライムというかノワールの雰囲気もあり、ストーリー自体は 映像向きの作品なので、おそらく先に映画を見たほうが 人物関係や場面描写が把握しやすく、楽しさや理解度も はるかに高まりそうな印象を受けました。 すかっとするような気分や最後にいやあおもしろかったと思うような作品ではなく、 フォークナーなどを読んでいるときのような重々しく粘っこい空気が纏わりついてきます。 それでも犯罪小説としての読みやすさとおもしろさはあるので好きな人はきっとハマります。 | ||||
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まず驚いたのは、例によって読点も会話の引用符もない文体なのに非常に読みやすかったということだ。『ブラッド・メリディアン』のころの力みがない。そしてとにかく面白い。『ノーカントリー』ではほぼ忠実に映画化されていた。映画ではよく分からなかったエンディングも原作を読んで腑に落ちた。マッカーシーの作品では一番とっつきやすい作品。文学的でありながら上質のエンターテインメントになっている。 | ||||
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かつて戦闘の現場にいたような人間が、麻薬絡みの金を手に入れた現場にひょこひょこ舞い戻るとか、札束の中の発振器に長いこと気づかないとかで、いらぬ疑問符が頭に浮かんで読む上で邪魔になってしょうがない。文章作法上のスタイルやこねくり回す独りよがり度も、決して読者に親切とはいえない。(この本の直前に「チャイルド・オブ・ゴッド」も読んだのだが、何が現実に起こっているのか緻密に追う気力も湧かないので、どうしても一定部分流し読みになってしまった) これから殺す相手、死につつある人間へのシュガーの長広舌やモスが途中で拾った娘と繰り広げるグダグダ話、保安官ベルの長い独白が相まって作品全体がすごく説教臭くなってしまった。こういうのには「続・夕日のガンマン」 でテュコが放った名文句ー「撃つ前につまらん話はしないこった!」と叫びたくなるのは私だけ? | ||||
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まだ読んでないけど良い。 ノーカントリーの原作。 | ||||
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トランプ大統領の公約に「メキシコとの国境に壁を造る」というのがありました。#イーグルパス #EaglePass #Texas 国境の町のイメージは、乾いた大地、悪魔が存在する無法地帯。 結局、病んでいるのはアメリカ | ||||
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非常に面白かったので、解らなかった部分の補完の意味も含めて原作を購入。 観る前はシガー・モス・ベルの三つ巴のアクション映画と 勝手に想像してたんだけど(だってタイトル写真が・・) 全然違ってて特に映画で際立ったのがシガーの災害級圧倒的「悪」と ベル保安官の無力な「正義」の対比。 トミー・リー・ジョーンズ演じるベルは、現代社会を嘆くばかりの 退職前のやる気のない保安官として描かれており、 ただただ「なんか情けねーオヤジやな〜」の印象しかなかったのだが 小説では妻や他の人物との会話や彼の独白また映画では省かれている 戦争体験など鮮明にキャラクターが描かれており 映画で唐突に彼の夢の話で終わるラストに「?」だったところも腑に落ちた。 かなり原作に忠実な造りではあったもののやはりエンタテイメントとしての 映画と純文学としての原作それぞれの感動は全く別のものであり まだの人は是非両方を味わっていただきたい。 | ||||
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入りがけっこう読みにくい。最後まで読むのに大変。映画版はコーエン兄弟の圧倒的映像美とシガーことハビエルバルデムの強烈なキャラクター性演技があったからおもしろかったのだなと思いました。いざ読むとなかなかすらすら読むことが困難。この本の困ったところ。 | ||||
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うーん、「」のない文体、銃と殺人が当たり前にある世界、日常の乾いた風景…。素晴らしいです。でも共感できなかったし、今一面白くなかったのが、正直な感想。 結局、人物に焦点を当てると、シュガーの存在感以外は弱いし、じゃあ、世界観なのかというと、圧倒的なリアリティはあるけど、それだけだし。 読み終わってトータルで考えると、皆さんが言うほどの感銘は受けませんでした。 映画は面白いのかな。見てみます。 | ||||
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映画のDVDは何度も繰り返しみるほど気に入っている。 本作は映画を掘り下げてという興味から購入した。 ストーリー自体は別物としての面白さが充分ある。 ただ、ノスタルジー的記述(ブーツなど)はどうも正確でないと思う。 ダブル0バックの銃創などの記述は小説ならではdeath! | ||||
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「」で、括られていない会話はまるで心の中に浮かんだ言葉が遣り取りされるようで、それでいて不自然に感じないのは作者が自分自身に語りかけるように物語を紡いでいるからなのか?血と暴力の国というのはその国が未だに自分の身は自分で守るという自警団の信念を持ち拳銃所持を容認することからくるジレンマなのか?拳銃を所持しないと住めない国という矛盾からシュガーに独自の哲学を持たせたのか? | ||||
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舞台は1980年のテキサス 何故、この様な不条理な出来事が起こる理由の一つに科学捜査が無かったことが挙げられる。この頃は未だ、DNA鑑定やプロファイリングというものが発展していなかったどころか世に知られていなかった時代だ。そう考えると、わざわざ1980年に設定したのも納得が行く。 映画版を鑑賞する前に読破した本作。静寂ほど恐ろしいものは無いと実感した。「死んだような静寂」という言葉が劇中に何度も出てくるが思うに静寂は死を連想させるものだと恐ろしいほど実感できた気がする。原作の空気感をそのまま映画化できたのも当然と言えば当然だ。 皆さんも映画版をご覧になる前に読んでみてはいかがでしょうか。映画版ではハビエル・バルデムがいい味を出しています。 | ||||
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心理描写がほとんど無いギュッと濃縮された文章で、物語がスピーディーに展開されて行く。 外形描写による表現はまるで小説を読んでいるというよりは、重厚な絵画を見ているようだ。 独特の雰囲気を持ったノワール小説だったが、もともとこの作者はアメリカ文学界を代表する作家の一人という後書きを読み納得。 血も涙もない殺し屋シュガーの不気味な存在感は秀逸だ。 シュガーがコインを投げ、裏か表を相手に選ばさせるシーンが二度出てくる。 いやー、痺れた!また、また、私好みの小説に出会える事が出来、大満足です。 | ||||
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アカデミー賞を受賞のコーエン兄弟の映画「ノーカントリー」の原作ですが、映画を観たあと絶対読まねば!と中古を購入。でも帯が無い以外はほぼ新品でした。気だるい夏の午後に一挙に読了。映画で思ったいくつかの謎も解けました。題名は「老いたる者に故郷は無し」みたいな意味でしょうか。イエイツの詩からとられた題名だそうです。何故、登場人物の殺し屋の名前が、本は「シュガー」で映画が「シガー」なのかも訳者のあとがきで分かりました。あのよく映画評で話題に出る「唐突な終わり方」もコーエン兄弟がこの本を読了した時に感じたサムシングを再現したようです。ベル保安官の夢の内容もあるけれど、物語がああいう終わり方をする妙な美しさと余韻をめざしたのでしょう。つまり小説の方もなんだか判然としないのです。でも不思議な感覚に陥り読了感を得ます。で、話題のアントン・シガー(シュガー)さんですがあの映画の独特の造形はコーエン兄弟の手に成るということがよく分かります。原作では「中肉中背でラピスラズリのような青い目をしており、逆らえない声の響きを持つ男」としか表現がありません。勿論おかっぱ頭をした大男とも書いてません。(^^;)というかそれ以外、どの登場人物の外形的特徴の描写もほとんどありません。だから映画を見る前に映画を知らずにこの本を読んだ時のイメージはどんなだったか、自分的にはそれを持てなかったが惜しい。だってあの強烈な映像を観たあとには、頭の中のイメージは全部映画の顔になってしまいます。それでこの本に映画を離れて興味を持った方はそう云う意味からも、映画を観てしまう前に一読をお勧めします。また映画を観た方はいくつかの疑問も解けるでしょう。映画に無い場面もとても興味深いのですよ。犯罪小説でありながら純文学であるという希有な物語です。21世紀に入りメキシコでは麻薬を巡って戦争まで起きてしまいました。人間の悪行には終わりが無く、希望は闇の中で瞬く火のように儚いが、しかし全くの闇ではないというイメージは「パンドラの箱」の逸話を思い出させます。 | ||||
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小説という体験に無垢であれ、すれっからしであれ、これ以上の体験はできないと思う。 魂で読むべき一作! | ||||
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「ザ・ロード」を一気読みして、すぐにアマゾンで購入しました。 「ザ・ロード」の胸の痛むような切ない物語では無く、タイトル通りの血と 暴力に満ちた文学的バイオレンス小説です。映画を先に観ていましたが、 其れでもトミー・リー・ジョーンズ演じる保安官のベルの魅力は損なわれる 事無く読む事が出来ました。「ザ・ロード」では、殆どが親子のセリフで 話が進みますが、登場人物が多い分此方の方が読み応えは有ります。 保安官ベルの心境は、多分作者の心情だと思って読みました。 「ザ・ロード」では、物語の最後のたった6行に作者の想いが書かれて いましたが、この本では最初に書かれていると思いました。 哲学と暴力、かなり前に書かれているにも拘らず世界は少しも変わらず 暗澹とした気持はベルの心境に重なりました。 | ||||
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最新刊を含め、この作者は当作品以外全て呼んだ。 盗作品を探していたが既に版元で 絶版と聞いていたが、amazonnのお陰で入手できた。 現在読破中。 | ||||
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映画を先に見てから詠んだが、ちょっと学生の作文みたいに感じた。 読者の想像力をかきたてようとしてるのか、翻訳者の意図なのかもしれないが・・・ もう一つ映画のようなすごさが伝わってこなかった。 映画を見る前の知識として詠むにはいいだろうと思う。 ところどころ映画とは内容が違ってる場面があった。 | ||||
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