■スポンサードリンク


著者略歴



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

著者略歴の評価: 3.79/5点 レビュー 14件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.79pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(5pt)

少し間の抜けた青年に心惹かれて読み進めてしまう。

ニューヨーク。知人とルームシェアで過ごし小説家を目指す青年。
日々執筆を試みるが一文字たりとも書き始めることができない葛藤をよそに、ニューヨーク生活は華々しく楽しく、
クラブ通い、日々入れ替わる女性とのまぐわいに明け暮れた。

知人は法学部で日々退屈な学生生活を送るさながら、主人公が語るきらびやかなエピソードを切々と聞いていた。
筆の進まない主人公の葛藤は、知人へ語る少しの優越感で穴埋めされた。

ある日、知人は主人公に告白する。
小説を書いた、と。

つまらない日々を送っている嘲りの対象が、見下していた対象が、
まさか自身の夢である小説を書ききったと。隠しきれない焦燥と嫉妬。
しかもその内容は主人公自身の華々しいニューヨーク生活が題材ではないか。

憤りむなしく、知人は偶然の事故で亡くなる。

さて、手にした知人の小説を手にした主人公。劣等感から這い上がる人生が描かれる。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.13:
(3pt)

前半はページをめくる手を止められない面白さ

あの野郎、俺が今までしてきた事を、俺の事を小説にしたっていうのか? バカな!
これはが書くはずだった小説、俺の小説だ。
あいつ、俺の小説を盗みやがったんだ!

小説家を目指すだけで、一行も書けない主人公の姿が、まるで鏡のように見える人もいるだろう。

彼のとめどない自己擁護が、本作の肝であると思う。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.12:
(5pt)

人の弱さ

ひょんな偶然,運命によって振り回されてしまう作家志望青年の人生。

 自分の書いた作品ではないのに,それを我が物と自己正当化してしまう人間のズルさと弱さ,嘘がばれたらどうしようというごまかしと不安,それでももう後戻りできない後悔と絶望。

 著者はこれが小説デビュー作らしいが,新人とは思えない筆力で,主人公の心の襞をスリリングにかつ軽快に描き出していく。スコット・スミス「シンプル・プラン」+パトリシア・ハイスミス「太陽がいっぱい」というコピーに偽りなし。

 一気読みすることまちがいなし。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.11:
(3pt)

軽快な文章に一気に読みました

主人公が誘惑に弱いタイプなのが前半から分かるだけに
盗作の誘惑に勝てないことがわかるし
盗作がバレそうになる展開も予測がつくにもかかわらず面白いです
それは危なっかしい主人公に想い入れしてしまうからかも
心配になるくらいほっとけないキャラクターを旨く描いてます
ラストまで読んでも満足出来るのは主人公の成長が読者の手に伝わるからだと想う
とにもかくにも後味が言い作品です
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.10:
(5pt)

いかにもアメリカ的なエンターテイメント

主人公Calがルームメイトの書いた小説をうまいこと自作として発表してから始まるつかの間の幸運、そして一転して泥沼のような悪夢。そりゃあもちろん盗作はいけない!いけないんだけど、でもしょうがないじゃないか、とCalは催眠術師のように読み手を納得させる。Calは実は欠点だらけの人間だ。けれども細かい人物描写で、わりとすんなりCalに感情移入できる。物語はあらかたこうなるんじゃないか、と予想できるものの、そして実際その通りになってもそれでも汗を握るおもしろさで、山あり谷ありのスリル満点。結末はちょっと以外だったがいかにもアメリカ的。難点があるとすれば著者は最初から映画化をねらってこの本を書いたんじゃないかとおもわせるほど、映画化向きの小説。一気に読めます。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.9:
(4pt)

About the Author

流行作家になるのを夢見るマンハッタンの書店員。だがその自信作は、本当に彼が書いたものなのか?彼のルームメイトの自転車での事故の真相は?
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.8:
(5pt)

他人になりすました男

事故死したルームメイトの小説を自作として発表した青年カルは、ベストセラー作家の地位をまんまと得る。しかし、盗作の事実を知る脅迫者が現れた時から、彼の人生は転落していく。・・・どうしても成功者としての名声が欲しい青年が、秘密を守るために否応なく犯罪を犯していく姿が実に克明に描かれていて、ジョン・コラピント氏の筆力に納得させられる。巧みなプロットに引きつけられて、一気に読まされてしまう。他人の幸福を我がものにしたいと願った時、私たちもカルのようになりうるのかもしれない。そう強く考えされられる作品だ。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.7:
(1pt)

新聞の書評ほどでは、、、

新聞の書評に結構誉めてあったのが記憶に新しい頃に、書店で平積にされていたところに遭遇して買っては見たものの、、、最初の盗難事件で何が盗まれたのかをよく考えれば(いや、よく考えなくとも)、その後の展開の大枠は見えてしまう。
映画の脚本なら使えるかもしれないが、わざわざ本として読むほどのものかという思いが最後までつきまとった。この程度で、書評欄で誉められるのほど、「本」というものが衰退しているのかな、、登場人物の一人が「小説はもう終わりだ」という台詞をしゃべるくだりがあったが、全く同感だよ!
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.6:
(2pt)

期待はずれ

ストーリー、人物描写ともに薄っぺらい印象が残った。
どの登場人物にも感情移入できなかったし、結末に至る複線の張り方も予想範囲内で驚きが無かった。
スティーブン・キングは大好きだが、毎度のこと彼の「絶賛」ほど当てにならない物は無い。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.5:
(4pt)

ロバート・ゼメキス監督で映画化して欲しい

嘘の上に嘘を重ね、後戻りできなくなったところに、真相が露見する危機に見舞われる、といったプロットはオーソドックスなものだが、多くの小説がノワール調の色を帯びるのにたいし、この作品は全編を通して天真爛漫さがある。それは主人公キャルがソシオパスなどではなく、いささか臆病で優柔不断ではあるが、愛すべきキャラクターを持つ若者だからだろう。この人物造形は脇役にも当てはまり、脅迫者の女性レスをもってしてもどこか憎めない愛嬌がある。ストーリーはシンプルで、キャルの心理描写に主眼をおいた構成は、感情移入しやすく一気に読めてしまう。本編さながら、本書もドリームワークスに映画化権が売れたそうだが、いささかコミカルな持ち味をうまく生かせば、軽妙なポップコーン・ムービーになりそうだ。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.4:
(4pt)

クリーンヒット

いい意味でも、悪い意味でも、いかにもハリウッドが喜んで映画化しそうなサスペンス。たしかにグイグイ読者を引っ張っていくストーリーの面白さや、映像が思い浮かぶ見せ場が多いことは間違いない。反面、ちょっと軽い感じがするのも事実で、ハイスミスなどにくらべると確かに人間の心の闇に踏み込むようなところはない。ま、おそらくこれはだれが読んでも面白い小説。ヒット。打たれた投手も納得するようなクリーンヒット。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.3:
(5pt)

深い!

深い!と思いました。
ストーリーの展開はとても緻密でスピーディーなのであっというまに読めます。ミステリーとしてのおもしろさはもちろんですが、わたしは人物描写の深さに脱帽しました。「リプリー」と比べるむきもあるようですが、設定以外はまるで違うと思います。設定自体を楽しむ本ともまた違うような…誰もが持つ虚栄心、犯罪を犯すかどうかの境界の心理、そしてそんな境界は実は自分と遠くないところにあるのだということ(この説明はありがちだけど)。主人公の心の動きひとつひとつ、「現実」の動き方ひとつひとつにリアリティとどきどきを感じて、早く次を読まなきゃ…(そうしないと救われない!あるいはこわいもの見たさ)と夢中で読みました。そして、すごいなと思ったのが、ラストくわしくいえないのが残念ですがこの終わり方、賛否両論ありますが、わたしはなんてセンスあるの!と思いました。なんか、ぽかーんとしてしまいました。いや、まじでおもしろいですよ、これは。普段ミステリーを読まない人も、ぜひ。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.2:
(2pt)

密度の薄いページターナー

著者は本業はジャーナリストで、『ブレンダと呼ばれた少年』というノンフィクションの著書がある。本書は著者の小説デビュー作。作家志望の青年が、交通事故で死んだルームメイトの残した小説の原稿を自分の作品と偽って出版したことから生じる悲喜劇を描く一人称小説。読み始めたらやめられない「ページターナー」として宣伝されているが、映画の原作には適しているものの、小説としては密度が薄い。ダグラス・ケネディやシドニー・シェルダン級の、読み飛ばしに適した作品。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018
No.1:
(5pt)

他人になりすました男

事故死したルームメイトの小説を自作として発表した青年カルは、ベストセラー作家の地位をまんまと得る。しかし、盗作の事実を知る脅迫者が現れた時から、彼の人生は転落していく。・・・どうしても成功者としての名声が欲しい青年が、秘密を守るために否応なく犯罪を犯していく姿が実に克明に描かれていて、ジョン・コラピント氏の筆力に納得させられる。巧みなプロットに引きつけられて、一気に読まされてしまう。他人の幸福を我がものにしたいと願った時、私たちもカルのようになりうるのかもしれない。そう強く考えされられる作品だ。
著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:著者略歴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759018

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!