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ニューヨーク。知人とルームシェアで過ごし小説家を目指す青年。 日々執筆を試みるが一文字たりとも書き始めることができない葛藤をよそに、ニューヨーク生活は華々しく楽しく、 クラブ通い、日々入れ替わる女性とのまぐわいに明け暮れた。 知人は法学部で日々退屈な学生生活を送るさながら、主人公が語るきらびやかなエピソードを切々と聞いていた。 筆の進まない主人公の葛藤は、知人へ語る少しの優越感で穴埋めされた。 ある日、知人は主人公に告白する。 小説を書いた、と。 つまらない日々を送っている嘲りの対象が、見下していた対象が、 まさか自身の夢である小説を書ききったと。隠しきれない焦燥と嫉妬。 しかもその内容は主人公自身の華々しいニューヨーク生活が題材ではないか。 憤りむなしく、知人は偶然の事故で亡くなる。 さて、手にした知人の小説を手にした主人公。劣等感から這い上がる人生が描かれる。 | ||||
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あの野郎、俺が今までしてきた事を、俺の事を小説にしたっていうのか? バカな! これはが書くはずだった小説、俺の小説だ。 あいつ、俺の小説を盗みやがったんだ! 小説家を目指すだけで、一行も書けない主人公の姿が、まるで鏡のように見える人もいるだろう。 彼のとめどない自己擁護が、本作の肝であると思う。 | ||||
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ひょんな偶然,運命によって振り回されてしまう作家志望青年の人生。 自分の書いた作品ではないのに,それを我が物と自己正当化してしまう人間のズルさと弱さ,嘘がばれたらどうしようというごまかしと不安,それでももう後戻りできない後悔と絶望。 著者はこれが小説デビュー作らしいが,新人とは思えない筆力で,主人公の心の襞をスリリングにかつ軽快に描き出していく。スコット・スミス「シンプル・プラン」+パトリシア・ハイスミス「太陽がいっぱい」というコピーに偽りなし。 一気読みすることまちがいなし。 | ||||
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主人公が誘惑に弱いタイプなのが前半から分かるだけに 盗作の誘惑に勝てないことがわかるし 盗作がバレそうになる展開も予測がつくにもかかわらず面白いです それは危なっかしい主人公に想い入れしてしまうからかも 心配になるくらいほっとけないキャラクターを旨く描いてます ラストまで読んでも満足出来るのは主人公の成長が読者の手に伝わるからだと想う とにもかくにも後味が言い作品です | ||||
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主人公Calがルームメイトの書いた小説をうまいこと自作として発表してから始まるつかの間の幸運、そして一転して泥沼のような悪夢。そりゃあもちろん盗作はいけない!いけないんだけど、でもしょうがないじゃないか、とCalは催眠術師のように読み手を納得させる。Calは実は欠点だらけの人間だ。けれども細かい人物描写で、わりとすんなりCalに感情移入できる。物語はあらかたこうなるんじゃないか、と予想できるものの、そして実際その通りになってもそれでも汗を握るおもしろさで、山あり谷ありのスリル満点。結末はちょっと以外だったがいかにもアメリカ的。難点があるとすれば著者は最初から映画化をねらってこの本を書いたんじゃないかとおもわせるほど、映画化向きの小説。一気に読めます。 | ||||
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