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(短編集)
模倣密室
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模倣密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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折原氏のドタバタコメディータッチの本格推理シリーズとして有名な黒星警部シリーズの今のところの最終作となっている短編集である。 折原氏のデビュー作の五つの棺の続編とも言うべき作品で、7つの趣向をこらした密室事件が収録されている。 トリック自体は無理やりなのもあるが、コメディタッチなのでそれほど浮いた感じはなく、相変わらずの黒星警部と部下の竹内刑事にルポライターの虹子とこのシリーズでお馴染みのオールスターが総出演なのが嬉しい。 読んでいて非常に楽しい作品集である。 | ||||
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タイトルを見てデビュー作の「七つの棺」に似ていると思ったが、それ以上のパロディものである。最初の作品の題名が「北斗星の密室 - 「黒星警部の夜」あるいは「白岡牛」」である。「夜のフロスト」、「美濃牛」のパロディであるが、無論作者オリジナルのアイデアが詰まっている。ちなみに、白岡は作者の出身地である。 この他、島田荘司氏の複数の作品、「本陣殺人事件」、「ユダの窓」、「赤後家の殺人」、「五十一番目の密室」、「モルグ街の殺人」、「J.D.カーを読んだ男」、「長い家の殺人」等がパロディの対象として取り上げられている。よぉ〜くやりますねぇ。折原氏ならではと思う。 登場人物は黒星の他、虹子、部下の竹内とお馴染みのメンバで気楽に楽しめる。作者の密室作品に対する好悪の評価が出ているのも面白い。豪華なパロディ群で愉快な一時が過ごせる快作。 | ||||
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本書はタイトルとサブタイトルでも分かるかと思いますが、7つの密室ミステリー事件が連作として描かれる作品集。いずれもドジでありながら密室事件好きな黒星警部の推理が描かます。その黒星警部ですが、個性的なキャラクターで、折原一らしい密室事件のトリックが満載で、一気に読むことができ、ミステリーも十分堪能できました。引き続き黒星警部の活躍をシリーズとして読みたいです。 | ||||
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