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月の影 影の海 十二国記
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【この小説が収録されている参考書籍】
月の影 影の海 十二国記の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全201件 141~160 8/11ページ
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| 小野さんのファンならずとも楽しめて、ファンタジーが苦手な人でもお勧めです。 ある女の子が不思議な世界へと入る話ですが、読み進むうちに莫大な展開とスリルがあり目が離せませんよ! 陽子がほんとに可愛くていいですね。陽子の成長ぶりも応援したくなってくるほどリアルでパーフェクトマジカルファンタジーでした。グッドジョブ、フユミ! | ||||
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| 軽くない。 軽い文体でサラサラと読めて,次はどうなるのと興味と面白さを追求しただけのような,そんな本ではありませんでした。 一冊だけ試しに読んでみて,そこが大変好きになりました。 人の葛藤する感情って,やはり泥臭いし重たい。 しかし,その泥臭さや重さを,逃げることなくきちんと奥まで描き切っているところが,本書シリーズのどの本にも共通する,非常に貴重なところだと思います。 他書では,なかなかこれだけのものに巡り会えません。 弱く悩む主人公が,答えを見つけ出していくまでの過程は非常に長いですが,そこがやはり大切なんだと思います。 もし,これが読みやすく短かったら,これだけの余韻は残るはずがありません。 このシリーズはどれも,物語としても世界観は緻密で,ストーリーは秀逸です。 本好きの人が,これを読み逃していたとしたら,それは損だとさえ思えます。 | ||||
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| 本屋にずらっと平積みされているのをみて、装丁が気に入って購入しました。挿絵がとてもいいです。この小説の世界観をイメージ通りに表していると思います。 あまり期待も先入観もなく読み始めましたが、すぐ夢中になってしまいました。少女向けのシリーズで出ていますが、決して少女だけのものではありません。 主人公の陽子と陽子に関わる人々の、優しさ・誠実さと人生に対する真剣さに励まされます。 特に王と麒麟の関係に、恋愛ではないのに限りなくそれに近いものを感じてドキドキしてしまいました。 | ||||
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| 突然に異世界から現れた男に、少女は問答無用で連れ去られる。と初めの展開だけを聞けばありきたりなファンタジーと思えるかもしれないが、その内容はそこらの現代小説よりもリアルな精神描写で溢れている。 一言で言うと、暗い。 大人の期待に答えようと優等生を演じて生きてきた陽子は、異世界に放り込まれてから一気に人間不信に陥っていく。人間社会の暗い部分が描かれた文章は重く心に響く。 しかし一番の見所は、陽子が人間不信から脱却し、前を見て歩けるようになるまでの成長が描写されているところだ。むしろ本書は人間の成長を描いたドラマだと言い切ることもできる。 上巻だけでは暗い印象しかないだろうが、下巻まで読むとそのモヤモヤは一気に吹っ飛ぶ。内容の濃さにもかかわらず爽快感をも感じさせる文章力に脱帽。 | ||||
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| 陽子と楽俊との出会いが、暗く重い物語にある種の光明をもたらしている。 陽子は劇的に成長していく。陽子が楽俊を質問攻めにする場面を通して、読者も世界観の勉強をする。複雑な設定は意外にもスムーズに頭に入るので心配無用。 陽子が無事に更生し、異世界にようやく適応できそうになったところで、陽子は慶王として迎えられることになる。総じて言うと下巻は上巻に比べてかなり読みやすい。 読後は不思議と達成感、爽快感に満たされるはず。 | ||||
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| 最初、イラストの感じで疎遠しがちだった本作品。一度読んでみると凄く面白い。読めば読む程、ハマってしまう。 女性が書くファンタジーって大抵、納得のいかないモノが多い中 内容もよく出来てるし、主人公「陽子」の感情にも共感がもてる。突如、「あなたは、王になるべきお方だ。」と景麒につれられ虚海を渡り やってきた十二国の世界。そこに住む人たちは風習も話す言葉も違う。 最初は、否定的だった陽子だが、色々な人に出会い、そして裏切られて 自分のするべき事、ありかたに気づく。一見、濃い内容の様だが100人読んだら99人はハマる。 これは自信を持っていえる。 | ||||
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| 最初、表紙や本屋さんで並んでいる場所をみてこの本は 少女向けの軽い小説だと思っていました。 (読み終わってみれば表紙も挿絵も内容にピッタリだと 感じましたが)が、前半部分からすぐに引き込まれ 一気に上下巻とも読んでしまい 1週間の間にこのシリーズを読みきってしまいました。 長い話だと途中で読むことを挫折することも多々あるのですが、 一気に読んだ、読みたいと思ったのは源氏物語以来ですW シリーズは同時期に違う国のストーリーという パラレル形式や、遡ってのストーリーなどいろいろありますが どれをとっても素晴らしい作品です。 ただ、役職名、慣習、動物、人の名前など 漢字がやたらめったら多くて読みづらいという部分は ありましたが、それがまたすべて実在するような感覚を 与えてくれます。空想の中のような、異国のような土地にある日突然 連れて行かれる主人公。 最初は儚げな女子高校生だったのに最後には 一国の王となる。これだけ書けば突拍子もないような ファンタジーものに聞こえるかもしれませんが 緻密な構成、魅力的な登場人物、引き込まれていく ストーリー展開で 読み終わった後には 「本当にこんな国がどこかにあるのかもしれない」と 思える程になってきます。 | ||||
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| 上下巻に分かれているこの物語、上巻で主人公陽子は苦労し、苦労し、裏切られ、傷つき、いい事なんてほとんどありません。とことん暗いのです。 しかし!そこで投げてしまっては、読後感はよどんだまま、物語は食べかけです。しばらく我慢して読み続けましょう。かく言う私も、一度途中で投げ、半年ほど下巻に手を出す気がおこらなかったのですが、ブームにのって再チャレンジしてみました。 真髄は後半です。前半、陽子にふりかかる理不尽なまでの厳しい「現実」は、後半での彼女の成長に結びつきます。現実を見据えた上で、自分のとる行動=生き方の結論を出す彼女の姿は、「どうしてあたしだけがこんな目に」しか言えなかった陽子とはまるで別人です。信じた人から裏切られる事は必ずある。それでも自分が信じたいから信じる。裏切られたっていいから、信じる。夢も希望も無い前半は、この言葉に現実感と重みを出すための、長い長い準備期間だったのでしょう。 | ||||
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| 十二国記シリーズで初めて読んだのがこの作品でした。始めは十二国記の世界についてよくわからずに読んでいたので「ん??」といった感じでしたが、読み進めてこの不思議な世界がわかってくると、グングンおもしろくなってきます。 | ||||
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| 最初に見たのはアニメの方だったのですが、 全然絵がなくても想像の出来るぐらいとても世界が広がるような内容だと思いました。 他の世界の事がとても細かくて本当にありそう!と思ったぐらいです。 「月の影 影の海」だけでなく、他の十二国記シリーズも読んで欲しい! | ||||
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| 読んでみると思ってた内容とは全く違っていた!それまではイラストから歴史物かと思ってた・・・。でもよくよく見ると高校の制服着てるんだよね。センスあるわ。感覚的には夢で見たことあるような世界が小説になったよう。ヒロインは苦難するばかりで明るい話はほとんどない(!)けど、設定が自分と同年齢だからか、気持ちが分かるようですごくじんと来た。現実と夢世界みたいなのが入り混じっているようだけど、ちゃんと筋が通ってて素晴らしいー。なんたってアニメになったくらいだからね。 | ||||
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| 私はこのシリーズの本を高校生のころから読み始めました。ホワイトハートということで、中学生が読むものかなという先入観がありましたが、少女向けの文庫の挿絵とは思えないような芸術的な素晴らしい絵にひかれ、購入しました。読み始めると、人間の内面性がずっしりとあらわれる深い物語にどんどん引き込まれ、気がついたころには全巻そろえていました。今も新作を待ち望んでいます。 いろいろな人に勧めてみましたが、少女向け文庫とあってか、大人なみなさんはなかなか興味をもってくれませんでした。しかし、最近は一般の文庫版でも出版されているようで、ほらねー!という感じです。でも、私はあえてこのホワイトハート版でみんなに読んでもらいたいです!なぜかというと、一般文庫版では挿絵がのっていない!!こんなにすばらしく、この本の世界を表現した挿絵を見ないまま読み進めていくのはもったいない!!!私はこの挿絵とストーリーが一体となって初めてこの物語の本当の魅力が輝きだすと思っています!! | ||||
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| めちゃめちゃハマります。 この作品に出会ってもう5年も経ちますが 未だに大好きです。何回読んでも楽しめます。 シリーズなので、登場人物などがつながってたりします。 この本では脇役のキャラが、次の話では メインキャラだったりっていうことがあります。 そーいうのが、ホントに面白いですっ! マンガや小説も含めて十二国記シリーズ以上におもしろい本は読んだ事がないですっ! このシリーズを書いた作者にホントに感謝ですっ! | ||||
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| たった一人で、訳もわからず異世界に放り込まれた陽子。 そこでおこる、苛烈で孤独な戦い なぜ異形の獣たちと戦わなければいけないのか?なぜ人々は陽子に冷たく当たるのか、そんな孤独な旅の中で成長していく陽子の姿が、とてもすばらしい。これから起こる壮大な物語の序章の様な上巻。 | ||||
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| 陽子の過酷な旅も終わり、そこで出会うかけがいのない友、楽俊。何故、このような異世界に来なければならなかったのか、楽俊と陽子は、手がかりを探しに旅に出る。楽俊を信じ、親友となるまでの陽子の心の葛藤。人に何かをして貰うのを待つだけじゃなく、自分が、相手に何かをする事によって、お互いに支え合う事が成り立っていく。そんな当たり前だけれども難しい、忘れがちなことを、考えさせられた。そして陽子の旅の真実が明かされ、陽子は大きな決断をする。成長した陽子の、凛とした美しい女性にとても魅力を感じた。 | ||||
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| 主人公はごく普通の女子高生。突然異界に連れ去られ、魔物と戦わなければならない生活を味わうことになります。客観的な立場で読んでいればなんのことは無いありきたりなファンタジー小説ですが、もし主人公があなただったら!?それを考えた時、この物語は真に「大作」となりうるのだと思います。自らの強さ、弱さに正面から向き合うこと、誰かを信じるということ。いろいろな意味で「生きていく」ということについて考えさせられるでしょう。皆さんも陽子に自分を重ね合わせて、心の旅に出発してみて下さい。 | ||||
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| 上下読んでみてなんですが、下巻はへこんだとき、読みたくなる。 ただのファンタジーなんですが、甘くない。つらいし、悲しいし。 でも主人公が生きるのに必死で、生きるのに貪欲で強くなっていく様が本当に好き。 何度読んでも泣きます。 | ||||
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| 一旦読み始めたらぐいぐい、ぐいぐいと読まずにいられない。 直線的に突き進んでいく話の面白さ、キャラが立っている魅力を 本書に感じました。 ヒロイック・ファンタジーと言ってもいいのかな。 陽子がこの世界の日常から否応なく切り離され、虚海をくぐり抜けて、 十二国のひとつの国に投げ出されるところから話が始まります。ひとり、異なる世界に放り出され、これでもかこれでもか! というくらい 苛酷な戦いを強いられ、孤独感を深めていく陽子。それでも一筋の希望を 支えに、陽子は敢然と立ち向かっていくのです。上巻の読み心地は、 胸が痛くなるくらい辛く、苦しいものでした。 やがて旅の仲間と出会い、ともに旅をする辺りから、闇の中に 光が見えてくる展開へ。こことは違う別の世界を舞台にして、ひとりのヒーローの苦難と、 その成長を描いたファンタジー。 主人公が苛酷な試練をくぐり抜けた後に訪れる解放感。浄化作用の 凛とした味わい。存分の読みごたえを感じました。 一気呵成に頁をめくっていく数時間を堪能しました。 | ||||
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| 上巻でさんざん傷めつけられ、苦汁を飲んだ主人公・陽子。普通の高校生は、苦難をくぐり抜ける中で、蛹が蝶に脱皮するように思慮を深め、たくましくなりました。最後にやっと、納まるところに納まって、ほっとしたのを覚えています。でも、なぜかハッピーエンドという気がしなかったのは、一番のパートナーであるはずの景麒が余りにも出てこないままだったからだよな~。気になる続きは「風の万里黎明の空」で。「風の海」「東の海神」はその後でも大丈夫です。 | ||||
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| 私はアニメを少しだけ見て興味を抱いていたのですが、ホワイトハートの文庫しか知らず、最初は敬遠していました。しかし講談社文庫のほうで見つけて手に取ったのが、この本との出会いでした。ものの見事に、その物語に引きこまれ、上巻を買って、読んだ次の日には下巻を買いに本屋に走っていました。 他人に迎合し、目立たず、反抗せずひっそりと毎日を過ごしていた少女・陽子が突如、異世界に連れて行かれ、多くの苦難を味わっているのがこの「月の影・影の海」の上巻です。飢えや渇きに加えて、人間への猜疑心が陽子を肉体的にも精神的にも打ちのめしています。同時に、陽子を通して書かれている人の内面の描写に圧倒され、私自身の内面も見ている気がしました。 小説がこんなに早く読めるのかというほどの早さで一気に読みました。そして何度も何度も読み返しました。これはおすすめです。 | ||||
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