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舟を編む
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舟を編むの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全433件 181~200 10/22ページ
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辞書を造ることを題材にした面白い設定の小説でした。若干、恋愛も入ったが、これは必要性があるのか感じられませんでした。辞書を造る仕事が凄く面白いように描かれていた訳は、主人公のキャラクターによる所が大きいです。 | ||||
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辞書を作るというストーリにひかれて読み始めました。 天地明察みたいな内容を期待していたのですが、それよりも大分軽い話でした。 軽い話は好きではないのですが、全体のテーマとのバランスがあまりよくないという印象でした。 まあ、辞書を作るというのはきっと地味な作業で、それ自体、面白く作るのは大変だと思います。 最後まで興味を持って読むことができたので、それなりに楽しむことはできました。 | ||||
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TVでやっていたのを見て、こりゃ中々面白い、日本映画も隅に置けないと感心したのだが、もとは小説だと知って読んでみたところ、予想に違わずこっちの方が面白かった。ただしヒロインの香久矢については当然ながら映像のほうが具体的で、可愛くて綺麗である。 テーマが辞書だから材料は「言葉」である。言葉の料理は文章にしかできない。この小説の冒頭もダジャレで始まる。 犬。そこに居るのに“いぬ” 例えば「はしる」と「かける」。(この本ではアガルとノボル) 「走り回る」と「駆け回る」は同じようだが同じではない。「天駆ける」とは言うが「天走る」とは言わない。「橋をかける」とはいうが「橋をはしる」とは言わない。「カケル」は架ける、駆ける、掛ける、賭ける、欠ける、と展開し更に、懸る、罹る、係り、関わる、と展開する。 「カケル」と言う共通項はあるが、意味は異なる。「カケル」とは何で、そこからどのように派生したか。 クイズ番組なら面白いが、一々そんなことを考えて言葉を使う人はいないし、そんなものが何の役に立つのか、やっている本人にもわからない。ただ無意識のうちに連想と疑問が生まれて、そう考えてしまうだけの話である。当然そんな話に付き合ってくれる人もおらず、一人“妄想”にふけることになる。 一冊の辞書を作るには10年以上かかる。どこの世界でもそれほどの年月をかけるプロジェクトなどそう滅多にあるものでは無く、言葉の採取から始まって、紙の選定、スペースの調整、校正と、僕の知らないモノづくりだが、最近のデジタル化で辞書も様変わりをしてしまった。場所も取らず、重さもない。検索も容易で改定も自由である。机上版の辞書などもう売れないのだろう。しかし、そうであれば辞書には新たな使命がある。コトバとは「事の端」であり、その間には多くの空間が広がっている。言って見れば宇宙空間の星のような存在だが、その空間を繋いでいる重力を、今の辞書は表現しきれない。分子構造のような立体的な辞書が出来れば、僕たちの言語感覚は大きく変わるだろう。そいう辞書を誰か創ってくれないだろうか。 | ||||
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とにかく読みやすく、ほのぼのしている小説でした。文科系主人公ですが辞書製作のシーンはとても熱かったです。 でも、ラノベみたいという低評価レビューもなんとなくわかります。文体や雰囲気は違うのですがアニメ映えしそうな小説だと思います | ||||
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三浦さんの小説は、この作品で本屋大賞を取った時に、じゃあ いくつか読んでみるかと、ポラリスとか読んでみましたが、それほど ではありませんでした。ま、80点かな。程度。 ともあれ、文庫になったし、古本にも出てきたしってんで手に取って それでも読み始めるのにちょっと時間がかかったのですが。 舞台は神保町。とある出版社の辞書編集部。荒木さんと松本先生。 この二人に加わったのが、とある変人馬締さん。二階建ての御下宿の 二階に住んで、一階を自分の書棚にしてしまう。 この三人が紡ぐ、辞書編纂の15年。 西岡さん、佐々木さん、岸部さん。香具矢さん。タケさん。 かかわる人たちのキャラクターから、エピソード。 やがて出来上がる大渡海なる辞書は、編まれる船のごとく。 「有限の時間しか持たない人間が、広く深い言葉の海に力を合わせて 漕ぎ出していく。こわいけれど、楽しい。やめたくないと思う。真理に 迫るためにいつまでだってこの舟に乗りつづけていたい。」 「二人は手を取り合い、声を上げて涙を流した。悲しみに押しつぶ されそうな肺に、何とかして空気を取り入れようとでもいうように。」 「気がつくと馬締は嗚咽していた。香具矢さんのまえでなさけない。 そう思っても、涙と獣のようなうなり声とがあとからあとからあふれ、 止められなかった。」 まだまだ引用したい文章が満載です。 だいとかいって聞いて、大都会を歌いだした馬締君の辞書にささげた 15年。支えた香具矢さんの15年。松本先生と荒木さんの時間。 波紋と波紋が重なり合って、お互いに干渉することはありませんが、 高くなる。シンクロする。そして過ぎ去っていく美しさ。 点数をつけるレベルでしょうか。あえて、100点の三乗。 あの思ったままの文章をぶつけていた三浦さんの成長の姿。 名作です。 読まないとそんな作品です。 | ||||
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ことばを大切にしている方は気に入る一冊です。 博多~大阪の新幹線の中で一気に読めました。 | ||||
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本文より 「 言葉ではなかなか伝わらない、 通じあえないことに焦れて、 だけど結局は、 心を映した不器用な言葉を、 勇気をもって差しだすほかない。 相手が受け止めてくれるよう願って。 」 前編を通じて、このような心地よい表現が多いです。 言葉を多く知っていても 相手に伝えることの難しさ 私は言葉を多く知らないので 余計に難しいようですが・・・ 本編では、 出版社に勤める主人公が 社運のかかった辞書をつくることとなり 成長していく姿も書かれていますが 大事をなすには、やはり沢山の協力者が必要なようです。 私のやっている仕事も 要所要所でいろんな方の力添えがあってなりたっていますが 忙しすぎるとそんな当たり前で大事なことを 忘れてしまうことがあります。 もっと謙虚に日々反省し 沢山の協力者を得て 大事(小事も)を成し遂げたいと感じました。 | ||||
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辞書編集という地味な仕事をする地味な人の話。 でも、言葉への愛情やこだわりがすっごく伝わってきてます。 私自身も言葉の大事さを理解しているつもりですが、 この本を読んで改めて言葉のありがたさが分かったような気がします。 | ||||
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長い年月をかけて編さんされる辞書と、それにまつわる人々の話。 辞書の編さんにあたり、多くの人々の人生や辞書にかける想いや情熱など、長い時間経過とともに移り行く環境の変化と、徐々に編さん作業が進む話に心が温まります。 資本主義のこの国にあって、薄利多売や利益優先の会社の方針もある中、多くの苦難を乗り越え、時間の変遷とともに完成する辞書の意義を改めて考えさせられました。 非常によかったです。 涙も出ました。 個人的な満足度は100点満点中83点です。 (^-^)> | ||||
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辞書編纂作業の大変さや思いいれが大変慈愛深く描かれていて一気に読みきってしまいました。 | ||||
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非常に興味深く、温かい気持ちで、そしてぐいぐい引き込まれながら読了しました。 評判は聞いていましたが、実際に読んでみて、本屋大賞受賞作ということに納得しました。 | ||||
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登場人物の辞書にかける情熱を通じて、自分の想いを伝えるために「言葉」をどう紡いでいくのか、その大切さを感じました。 また、その言葉はときには目の前の大切な人だけではなく、時間を越えて後世につないでいくことができる、人類にかけがえのない財産なのだなと感じ、もっと言葉を使ってまわりの大切な人たちと接していきたい、そう感じさせる一冊でした。 | ||||
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映画を見て読みました。 辞書作りの苦労が伝わってきて、とても好きな作品です。 | ||||
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映画はみておりませんが、書籍としてとても面白かったです。 満足。 詳細はあえて語りません。 | ||||
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DVDを観たら読みたくなり購入しました。 久しぶりの活字でしたが、先が楽しみになる内容で飽きさせません。 物語としては、淡々としているのですが、普段の生活の中にあるドラマに親近感も湧き、読み終えた後、静かに一艘の舟を降りた気分になりました。 | ||||
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紙であっても電子であっても、まず言葉の定義をしなければなりません。言葉の海に漕ぎ出す舟を編む。いいタイトルです。 | ||||
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色んな方が色々な形で"大渡海"という辞書の制作に関わっていく。主役が変わって行くのが、面白かった。 どんな仕事でも"命をかける"人たちっていらっしゃるんですね。 | ||||
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まちに待った文庫本。 期待通りでした。 三浦しをんさんの作品は半分くらい読んでいますが、 この作品も大好きになりました! | ||||
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さらっと読めて、読後感も良いです。 読んだあとは、辞書をめくりたい気持ちになります。私の好きな所は、 「言葉の持つ力。傷つけるためではなく、だれかを守り、だれかに伝え、だれかとつながりあうための力」 です。言葉を大事にしていきたいな、と思いました。スキマ時間にさらっと読めて、読んだあとはほっこりする、そんな本です! | ||||
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映画を観てから、原作を読みました。映画では俳優さん達が登場人物を魅力的に見せ、原作より人物像を膨らませていたと感じます。 確かにライトノベル的表現をあちこちに感じます。もともとの掲載誌が20、30代向けのファッション雑誌だからなのでしょうか? 映画が良かったので原作を読みたいと思い、「本屋大賞」も受賞してるし原作はどうなんだろう?と思い読みましたが・・・単純に面白かったです。 私は出版社勤務(編集部)の経験がありますが、読んでいて大手総合出版社の社員の雰囲気や職場(建物特に旧館)の感じを思い出すところがあります。 出版社にはもともと本好きが多く、馬締君のような人間会社にもいたな。可哀想に営業部に配属なんて・・・、人事部が悪いですよね。西岡さんのような社員もいました。一見器用そうなんだけど、じつは不器用。でもやる時はきちっと決める先輩で・・・、一緒にいて窮屈じゃないところが後輩には有り難い。 荒木さんは大先輩。新人時代に荒木さんのような方から仕事の基本や、会社って所を酒の席などで教えて貰う。松本先生は社外の人だけど、会社にとっては「大事な人材」。佐々木さんは協力会社のベテラン担当者って感じです。業界は違ってもどこの職場にもいるような、どこか親しみを感じる登場人物。本の編集(辞書は特別区です)に興味のある方は他の本を勧めますが、一般的かどうかは疑問です。 | ||||
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