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前世療法
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前世療法の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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何がリアルで何が妄想なのか、読んでいる読者ですらサイコパスになってしまうような展開が最高です。 そして、彼の作品は相変わらず怖い。 やめられない恐怖を味わうには最高の作品。 | ||||
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この本で印象深いのは最後の訳者解説でもあるように、ベルリンの裏社会を描いた部分。 小児性愛者の描写のグロテクスさ、リアリティを伴っているところにゾっとした。 ただ推理小説が好きな方には正直物足りないのでは? 帯に少なくとも10回の絶叫をお約束しますって書いてありましたが、絶叫するほどの内容ではないでしょ。 | ||||
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最高のホラーここに誕生。 治療島、ラジオキラーに続く第3弾。 精神科医、香山リカさんがバイブルと呼んだ、フィツェックの新傑作。 一気に読めちゃう、面白さ。 ノンストップサイコホラー、ここに誕生。私、十数回叫びましたよ。 「マジで」って。 | ||||
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デビュー後著作の全てがベストセラーという驚異的快進撃を続けるドイツ・スリラー界の若き旗手フィツェックの瞠目すべき第3作です。著者の作品は2009年現在全部で4作が紹介されており、毎回読む度にそのクオリティーの高さと奇妙な筋立ての面白さには驚嘆させられっ放しで、本国で人気が高過ぎてフィツェック中毒になるという些かオーバーな話にも完全に肯けます。よくもこんなに毎回奇妙奇天烈なストーリーを考えて、しかも最後まで読者を満足させられるものだなあと、その恐るべき才能に本当に感心させられます。 ベルリンの敏腕弁護士で45歳のシュテルンは、ある日女友達の看護師カリーナから工場跡地に呼び出される。彼女の連れた10歳の少年ジーモンは自分がこの場所で15年前に人を殺したので弁護人になって欲しいと到底信じられない依頼をする。だが驚く事に、彼の証言通りに地下室から白骨死体が発見される。少年が生まれる前の前世で犯した殺人を告白し始めたのは不治の難病に罹った少年の為にカリーナが受けさせた前世療法以降で、しかも恐ろしい事に殺人はこれだけではないと語るのだった。 主人公シュテルンは別れた妻との間に出来た息子を生まれてすぐに病気で喪うという悲しい過去の出来事を今も引き摺って生きており、今度は息子の面影に瓜二つの少年が写るDVDを送って来た謎の犯罪者に脅迫される。本書の趣向は、10年前に死んだ息子の甦りの謎、小児性愛に絡む犯罪者の意外な正体、少年ジーモンの前世の記憶と未来予知能力の謎の3つで、終盤に怒涛の如き勢いで神秘的且つ不可解な謎の真相が解明されます。本作も過去2作同様手掛かりを元に推理する物語ではありませんが、誰もが巧妙で合理的な答の切れ味に感心し完全にしてやられたと脱帽するでしょう。本書は過去に苦しんだ人間が新たに人生を立て直す再生の物語で、エンディングでは暗い雰囲気が払拭され大きな感動が味わえるでしょう。 | ||||
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あなたは、自分の過去を知って うれしいってことは なくはないよね? じつは、 あなたが自分の過去の旅に出かけると はっきりとしたことがぱっと わかってしまうってことに 気づかせてくれる この本は、ファースト・クラスです♪ | ||||
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ページをめくる手を最後まで止めさせない力量はさすが。謎が謎を呼ぶ展開に、途中、まさかひょっとして前世の実在を肯定する結末なんじゃないか、読者サービスが過ぎて収集がつかなくなるんじゃないかと心配になったが、最後はきっちり辻褄が合っていてすっきりした。ありそうもない事件の連続なのだが、読後感はなぜか、「ひょっとしたらこんなこともあるかも」。「赤ちゃんポスト」のカラクリには、「確かにこれは完全犯罪だ」とゾワッとさせられた。フィツェックはドイツ人作家にはめずらしくユーモアのセンスもあり、語り口はあくまでもライト。ライト、つまり確かに「軽い」のだが、リアリティを感じさせるところが決して「浅くは」ない。これからがますます楽しみな作家だ。 | ||||
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別に絶叫ものの小説ではないです。巧みな構成で最後まで読者を引っ張る筆力は流石です。いつもそうですが、幾つもの謎が最後までわからないのでもどかしさはあると思いますが、ラストできっちり解明されます。前作ラジオキラーが凄すぎたので、それに比べると面白さは落ちますが、それでも鑑賞には十分に値します。 | ||||
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私は前2作『治療島』『ラジオ・キラー』ですっかりこの作者のトリコになりました。この新作を見つけたときは心躍らんばかり! 買った瞬間からもう歩きながら読み始め、エレベーターの中で読み、ご飯を食べながら読み、風呂の中で読み、布団の中で読み・・・ 確かに帯の「絶叫10回」は妙な“構え”(「絶叫させられないぞ!」「ここかな?」など)を読者にもたせてしまうので、ない方がよかったですよね。 でもやっぱりおもしろいです。この作者の本はいつもそうですが、読者がぐぐぐっと主人公のこころのなかに入り込めるつくりになっています。私たちは次々起こる出来事にゆっさゆっさとこころ揺さぶられ翻弄される主人公とともに、ガクガクブルブルドキドキとひっぱられていきます。この感覚はちょっと他のサイコサスペンスやミステリでは味わえないものです。 また、ドイツの作者なので、小説のなかに出てくる地理なども新鮮ですし、ドイツ語の感覚なのか訳が絶妙なのか、きりっとした言葉のテンポで進んでいくところも楽しいです。 ただ、死体や暴力的なシーン、あまり目にしたくないタイプの犯罪などが出てきますので、これまでの2作よりも、そういうのが苦手な方は注意が必要かと思います。 | ||||
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