■スポンサードリンク
前世療法
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
前世療法の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何がリアルで何が妄想なのか、読んでいる読者ですらサイコパスになってしまうような展開が最高です。 そして、彼の作品は相変わらず怖い。 やめられない恐怖を味わうには最高の作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本で印象深いのは最後の訳者解説でもあるように、ベルリンの裏社会を描いた部分。 小児性愛者の描写のグロテクスさ、リアリティを伴っているところにゾっとした。 ただ推理小説が好きな方には正直物足りないのでは? 帯に少なくとも10回の絶叫をお約束しますって書いてありましたが、絶叫するほどの内容ではないでしょ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最高のホラーここに誕生。 治療島、ラジオキラーに続く第3弾。 精神科医、香山リカさんがバイブルと呼んだ、フィツェックの新傑作。 一気に読めちゃう、面白さ。 ノンストップサイコホラー、ここに誕生。私、十数回叫びましたよ。 「マジで」って。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
デビュー後著作の全てがベストセラーという驚異的快進撃を続けるドイツ・スリラー界の若き旗手フィツェックの瞠目すべき第3作です。著者の作品は2009年現在全部で4作が紹介されており、毎回読む度にそのクオリティーの高さと奇妙な筋立ての面白さには驚嘆させられっ放しで、本国で人気が高過ぎてフィツェック中毒になるという些かオーバーな話にも完全に肯けます。よくもこんなに毎回奇妙奇天烈なストーリーを考えて、しかも最後まで読者を満足させられるものだなあと、その恐るべき才能に本当に感心させられます。 ベルリンの敏腕弁護士で45歳のシュテルンは、ある日女友達の看護師カリーナから工場跡地に呼び出される。彼女の連れた10歳の少年ジーモンは自分がこの場所で15年前に人を殺したので弁護人になって欲しいと到底信じられない依頼をする。だが驚く事に、彼の証言通りに地下室から白骨死体が発見される。少年が生まれる前の前世で犯した殺人を告白し始めたのは不治の難病に罹った少年の為にカリーナが受けさせた前世療法以降で、しかも恐ろしい事に殺人はこれだけではないと語るのだった。 主人公シュテルンは別れた妻との間に出来た息子を生まれてすぐに病気で喪うという悲しい過去の出来事を今も引き摺って生きており、今度は息子の面影に瓜二つの少年が写るDVDを送って来た謎の犯罪者に脅迫される。本書の趣向は、10年前に死んだ息子の甦りの謎、小児性愛に絡む犯罪者の意外な正体、少年ジーモンの前世の記憶と未来予知能力の謎の3つで、終盤に怒涛の如き勢いで神秘的且つ不可解な謎の真相が解明されます。本作も過去2作同様手掛かりを元に推理する物語ではありませんが、誰もが巧妙で合理的な答の切れ味に感心し完全にしてやられたと脱帽するでしょう。本書は過去に苦しんだ人間が新たに人生を立て直す再生の物語で、エンディングでは暗い雰囲気が払拭され大きな感動が味わえるでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あなたは、自分の過去を知って うれしいってことは なくはないよね? じつは、 あなたが自分の過去の旅に出かけると はっきりとしたことがぱっと わかってしまうってことに 気づかせてくれる この本は、ファースト・クラスです♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても不快な内容で驚いた。 ネタバレはよくないけれど、あらすじにどんな内容なのかもう少し書いておいてもらいたかった。人を不安にさせるだけの本は名作ではないと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ページをめくる手を最後まで止めさせない力量はさすが。謎が謎を呼ぶ展開に、途中、まさかひょっとして前世の実在を肯定する結末なんじゃないか、読者サービスが過ぎて収集がつかなくなるんじゃないかと心配になったが、最後はきっちり辻褄が合っていてすっきりした。ありそうもない事件の連続なのだが、読後感はなぜか、「ひょっとしたらこんなこともあるかも」。「赤ちゃんポスト」のカラクリには、「確かにこれは完全犯罪だ」とゾワッとさせられた。フィツェックはドイツ人作家にはめずらしくユーモアのセンスもあり、語り口はあくまでもライト。ライト、つまり確かに「軽い」のだが、リアリティを感じさせるところが決して「浅くは」ない。これからがますます楽しみな作家だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「治療島」「ラジオ・キラー」で人気作家になったセバスチャン・フィツェックを、 この「前世療法」で初体験しました。 奇怪な出来事に巻き込まれてゆくので、読書好きとしてはラストが気になるから、 とにかく最後まで読まずにはいられないけど、ラストが全く面白くない。 アイデアだけで書く、作品を練りこまない作家なのではないのだろうか? 作者の熱が読者にも伝わるから、この作家が中毒になる人はそこが魅力なのだろうと思う。 脳腫瘍で余命幾ばもない10歳のジーモンが、幼児売買に巻き込まれるシーンだけは、 読みながら臨場感がありすぎて印象に強く残る。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『治療島』、『ラジオ・キラー』に続く、セバスチャン・フィツェックのドイツ発サイコ・スリラー第3弾。 ベルリンの、脳腫瘍で余命いくばくもない10才の少年ジーモンは死への恐怖を和らげるために「前世療法」を受ける。そこで彼は前世で連続殺人犯だったことを思い出す。彼は45才の敏腕弁護士シュテルンに、自分の前世の殺人の弁護を依頼するのだったが、果たしてジーモンが言った通りの場所から、彼が生まれる5年前に殺害された白骨死体が見つかる。 そこからこの物語の主人公であるシュテルンの悪夢が始まる。彼は正体不明の男から脅迫を受け、いやおうなく事件に巻き込まれてゆく。脅迫は10年前、産まれたばかりの息子を乳幼児突然死症候群で失い、いまだにその古傷から癒えないシュテルンの傷口をえぐるような内容を伴っていた。 死体発見の連続、殺人、児童虐待、脅迫、警察からの逃走と、わずか数日の間にシュテルンのまわりで次々と起こる非日常的な奇怪な出来事に、彼は想像を絶する痛みを感じるのだった。 とにかく、短い章立てで、これでもかとばかりにスピード感を持って語られる物語に翻弄されっぱなしであるが、第5部と第6部でついに明らかになる「事実」と「始まり」で、読者はやっと肩の荷が下りたような気分になる。 本書は前2作、特に『ラジオ・キラー』ほどのノンストップ・ジェットコースター・サスペンスではないにしても、圧倒的なリーダビリティーを持ったページ・ターナーである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
別に絶叫ものの小説ではないです。巧みな構成で最後まで読者を引っ張る筆力は流石です。いつもそうですが、幾つもの謎が最後までわからないのでもどかしさはあると思いますが、ラストできっちり解明されます。前作ラジオキラーが凄すぎたので、それに比べると面白さは落ちますが、それでも鑑賞には十分に値します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は前2作『治療島』『ラジオ・キラー』ですっかりこの作者のトリコになりました。この新作を見つけたときは心躍らんばかり! 買った瞬間からもう歩きながら読み始め、エレベーターの中で読み、ご飯を食べながら読み、風呂の中で読み、布団の中で読み・・・ 確かに帯の「絶叫10回」は妙な“構え”(「絶叫させられないぞ!」「ここかな?」など)を読者にもたせてしまうので、ない方がよかったですよね。 でもやっぱりおもしろいです。この作者の本はいつもそうですが、読者がぐぐぐっと主人公のこころのなかに入り込めるつくりになっています。私たちは次々起こる出来事にゆっさゆっさとこころ揺さぶられ翻弄される主人公とともに、ガクガクブルブルドキドキとひっぱられていきます。この感覚はちょっと他のサイコサスペンスやミステリでは味わえないものです。 また、ドイツの作者なので、小説のなかに出てくる地理なども新鮮ですし、ドイツ語の感覚なのか訳が絶妙なのか、きりっとした言葉のテンポで進んでいくところも楽しいです。 ただ、死体や暴力的なシーン、あまり目にしたくないタイプの犯罪などが出てきますので、これまでの2作よりも、そういうのが苦手な方は注意が必要かと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「少なくとも10回の絶叫をお約束します」とオビに書いてありました。 コメントした青山ブックセンターの方にどこで絶叫したのか教えて欲しい! 全体的にはスリラーというよりはサスペンス。 でもサスペンスにしては、迫力がないし・・・、スリラーにしても アクションにしても正直なにもかも浅い感じでした。 前世療法は記憶の一つを呼び起こすだけというあっけない結末に愕然。 いまいち乗り切れなかった。。 期待しすぎてがっかりです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!