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(短編集)
禁断の魔術
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禁断の魔術の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全132件 1~20 1/7ページ
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| ガリレオシリーズではあるが、短編を加筆したということなので、ミステリーというよりはエンタメ小説の要素が強い作品。東野作品によくある「最終盤でのどんでん返し」は無いため、その部分を期待すると肩透かし感はあるかも。逆に言うと、王道スタイルでのストーリー構成でもキッチリ最後は盛り上げる(犯人の父親のエピソードなど)ポイントがいくつも設定してあるのは流石。エンタメ小説としては非常に楽しむことができた。 | ||||
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| 六本木にあるホテルのスイートルームで、女が死んだ。名前は古芝秋穂。明生新聞の記者で、政治部に配属され、実力者で元文部科学大臣の大賀仁策議員の担当だった。 スーパーテクノポリス計画の発案者が、地元の光原町出身の大賀仁策議員だった。 スーパーテクノポリス計画は最先端の科学技術を扱う集結拠点をつくる。 「ようこそ、科学の町へ」がキャッチフレーズ。 それを取材していた長岡修が、事務所で殺害された。長岡は、スーパーテクノポリス計画に反対していた。施設の予定地には、野生動物の保護区になっている。そして、糸山地区には、通称G棟は、高レベル放射性廃棄物のガラス化個体を地層処分する技術を研究する施設・地層処分研究所。万一事故が起きたら、放射能が外部に漏れ出す恐れがあるのではないかと危惧された。長岡は、恋人渡辺清美に会って、最後のことばが、「若さって恐ろしいな」と言った。 古芝秋穂の弟の慎吾は、帝都大学湯川准教授の高校の同窓生だった。物理研究会に属しており、部員数が少ないことで、湯川先輩の協力を得る。なんと、そこで作ったものが、殺傷能力のあるレールガンだった。湯川は「使う人間が愚かだと、世界はダメになる」と言うが、なぜ高校生の物理研究会の慎吾にそのようなことを研究させたのか?物語の構造に矛盾を孕んでいた。湯川学は、科学者として「技術や知識が犯罪に使われること」に対して、深い憤りや自責の念を感じる場面がある。自分の信じる「科学」が武器として使われたとき、湯川学はただの傍観者ではいられなくなる。作らせておいて、自責の念に駆られておれば、世話がないのだ。ガリレオの苦悩は、自分で作り出している。 姉の秋穂は、大賀議員との愛人関係にあり、それを秘密裡に進めていた。大賀議員とスイートルームでの逢うせの時に、子宮外妊娠で出血し始め、それを見ながら大賀議員は、不倫がバレるのを恐れ、その場を逃げ出す。そのことで、秋穂は死に至る。そして、弟の慎吾は、復讐のためにレールガンの改造に力を入れる。そして、大賀議員をレールガンで襲撃しようと試みる。古典的な敵討の物語だ。 慎吾は、技術者としての父親を尊敬していた。地雷を撤去する技術開発をしていたのだが、若い頃にはアメリカにわたり、地雷をつくった技術者でもあった。 それにしても、殺傷能力のあるレールガンを指導すること自体に、湯川学の倫理観が問われる。 先ごろ、平和憲法を持ちながら、殺傷能力のある武器の輸出を認める方向で、日本政府は動き始めている。「5類型」とは、「防衛装備移転三原則」の運用指針で定められていた、日本が完成品の防衛装備品を輸出できる5つの用途のことである。①救難(災害救助など)②輸送(物資の運搬など)③警戒(領海の監視など)④監視(不審船のチェックなど)⑤掃海(海中の機雷除去など)としていた。武器輸出のルールである「防衛装備移転三原則」とその「運用指針」は、法律ではなく政府の指針である。そのため、国会での法改正や議決を経ることなく、閣議決定(政府内での合意)や国家安全保障会議(NSC)の判断だけで変更が可能となり、殺傷能力のある武器の輸出もできるとして、2026年中に実施される。 まさしく、禁断の魔術と言える話だ。 そして、この本の中で出てくるレールガンは、日本の企業が現在開発しており、ドローンなどの迎撃用という名目で輸出される可能性が強い。 2期目のトランプは大統領就任の時には、「戦争はしない」「ウクライナの戦争は1日で終わらせる」と豪語していたが、どこで、トランプは変わってしまったのだろうか?ノーベル平和賞は諦めたようだ。 | ||||
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| 良い | ||||
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| 東野作品はどれも深い。ドラマ化や映画化も歓迎。ほかの推理小説(小説家たち)の例からすると、コミック化はがっかりするものが多いのでやめてほしい。 | ||||
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| 巻頭3ページの吉岡って女ですか?男ですか?手を抜いた2015年。 | ||||
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| 科学知識そのものに善悪はなく、使い方や使う人間にその責任がある。 | ||||
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| あっという間に時間が過ぎてました。 読みごたえがあって、買ってよかったです。 | ||||
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| (期待値が高すぎるのかもしれませんが)とくに読者の意表を突くひねりもどんでん返しもなく、ガリレオシリーズの中では平凡作。 | ||||
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| もともと短編で出してたもんに加筆して強引に長編(中編ともいえる長さ)に仕上げた作品なので いまいち深みがないというかアッサリ気味な展開。ストーリー自体は悪くないんだけど、所詮300pもないから物足りなさを感じる。 1件殺人が起こるけど、それの解明がスマホの着信メロディで一気に解決ってのも呆気なさすぎるし、 そもそも復讐にそんなケッタイな兵器を持ち出さなくてもナイフでブスリでええんちゃうの?w 接近できないからそれはムリとか言ってたけど野球してんなら余裕そうじゃね?ってか安部さん事件を知ってる今だと、簡単に屠れそうな気がしてしまうw 弟くんと町工場の娘さんとの恋愛劇をもっとじっくり描いてくれてたら良かったと思う。 | ||||
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| 東野圭吾先生の作品は大好きですがこちらは微妙… 殺人の動機にあまり共感できなかったり、愛弟子というには湯川先生との関わりが薄いなと感じてしまいました。 | ||||
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| TVドラマ向けの加筆修正と説明を何処かで読みました。 地球の温暖化に向けて研究、が 以前の単行本に記載があり その部分を改正なさっていらっしゃるようでした。 湯川先生は最後のお花見シーンではすでに渡米で、草薙さんと岸谷くん&内海さんの描写と 著者様が好んでお使いになる表現 『一陣の風』のラスト素敵です。 マスカレードホテルや ラプラスの続編にもでてきて 美しい❣️情景が浮かびます(花吹雪) | ||||
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| 作家が大好きです。 | ||||
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| ガリレオの大ファンで購入しました。面白くて一気に読みました。 | ||||
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| 裏切りの | ||||
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| 私自身が東野圭吾さんの作品を読み始めた歴史は10年ほどと決して長くはないのですが、容疑者Xの献身で著者の作品の虜になり、ガリレオシリーズでますます好きになりました。 主人公である天才物理学者の湯川学は刑事でも探偵でもありません。友人の刑事から不可解な事件の相談を受け、純粋に科学者として事件の謎に興味を持って物理学者としての立場からその謎の解明に取り組みます。結果として事件解決の協力をすることになり事件が解決していくというのがこのシリーズの流れとなっています。映画もドラマも同じ展開で作られています。 こちらの禁断の魔術ですが、ドラマ化されたということでドラマを見た後に続けて購入して読んでみました。連続ドラマではなく単発の長編ドラマでした。福山雅治・北村一輝・渡辺いっけいら初期からのメンバーも健在でしたが、福山雅治のパートナー役は新木優子へと変わっていました。まあこの辺りは良いでしょう。ドラマを見た後に本編を読み進めていくとどうしてもドラマの中の俳優さんのイメージとかぶせてしまいます。ドラマや映画に引っ張られてしまうという欠点もあるのでしょうが、これはこれで楽しみでもあります。 私個人としてはドラマにはドラマの良さがあり、原作本のは原作本のよさがあると思っています。この辺りは名探偵コナンシリーズと同じです。それゆえドラマも楽しみたいですし原作本も楽しみたいです。ドラマを見た後に原作本の世界を楽しむのも十分にありと感じています。ドラマでは登場しない細かな描写や記述が原作本の中にはあります。ドラマのシーンを思い起こしながら読んでいくのは、これはこれで楽しいものです。もちろんトリックや犯人はわかっているわけでネタバレ感があります。この辺りを嫌悪される方でなければ、ドラマはドラマ、原作本は原作本としてそれぞれに楽しめるのではないかと思います。 | ||||
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| 特にオススメしない | ||||
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| 商品はとても満足のいくものでした。 ただ、置き配が間違って隣の空き家のポストにささっていました。もし中まで入ってしまっていたら、発見できないところでした。危ない危ない。 | ||||
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| ブックオフでたまたま購入したもの。予想外に感動し、ラストでは泣きそうになりました。なんとなくですが、今回の事件を彷彿とさせます。状況はまるでちがうのですが、頭のいい青年が自前で高性能の武器を作り犯行に及ぶ。この本では湯川の命がけの説得で犯行は防がれます。もし、山上容疑者の周辺に、誰か、湯川的人物がいたら・・・とおもわずにはいられません。せめて、警備が厳重に行われていたら、安倍首相はむろんのこと、山上容疑者も未遂に終わっていたはずです。 | ||||
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| 結論を端的に言えば、普通に面白い!(上からに聞こえたらごめんなさい) ・・・ 率直に申し上げますと、過去読んだ東野作品への既視感を感じました。別に非難しているわけではなく、単純に、お、こことここは過去のあれに、似てるな、と。 先ず、湯川の知り合いが容疑者となっており、湯川が草薙刑事への質問に軽くしらばっくれていたり、容疑者に何らかの肩入れをしているという状況。本作では高校の後輩でかつ物理好きな男の子(筋がよくしかも姉弟の二人世帯での苦学生)。重なったのは『容疑者Xの献身』で殺人を犯した大学時代の友人の石神(天才数学者も、一般社会ではやや不遇をかこう)。 次に、出だしでのホテルでの不審者の殺人の場面。本作はフロントがお客様を見て、ん?おかしい?と気づくところからストーリーが始まります。ですから「あれ?これマスカレード・ホテルじゃないよね?」と裏表紙のあらすじを二度見。『マスカレード・ホテル』もホテルスタッフから見た物語ですから、ちょっと既視感を感じた次第です。 ・・・ あと、個人的にいいなと思ったのは、湯川をして科学者倫理について語らせているところ。容疑者たる後輩に迫り、彼の亡父の言葉を引いて、こう語りかけます。 「地雷は核兵器と並んで、科学者が作った最低最悪の代物である。いかなることがあっても、科学技術によって人を傷つけたり、生命を脅かしたりすることは許されない。私は科学を志すものとして、過去の過ちを正したい。--これを聞いて、どう思う?」(P.290) 科学史家の村上陽一郎さんが似たことを発言したのを書籍で見たことがありますが、私も同じ意見であります。まあ簡単なことではありませんが。 ・・・ 今更ながらですが、実に、東野さんの描写は読んでいて映像的に読めると感じました。最近同じことばかり言っている気がしますが、これまた火曜サスペンス的にきっちり綺麗に終わる展開が脳内映像的に楽しめる作品でした。 私、映像を愉しむ際も近頃倍速再生が多かったのですが、このまえ久しぶりに1倍で見たらやっぱり「間」とか科白の妙味とか、伝わるものがあるんです。逆に言えば倍速で見ると切り捨てられてしまうものがあると考えます。読書もそうなのかなと。忙しい日々で速読とかもいいのかもしれませんが、自然にページを手繰るペースでしか楽しめない何かがあるのではないかなと(半分は遅読家のひがみです)。そんなことを考えたつつ楽しんだ連休さなかの読書でした。 | ||||
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| この作品の特記事項は、湯川の後輩が登場したことと、高級なお酒「森伊蔵」と「オーパス・ワン」を知ることができたことです。 これで東野作品は94冊読み終えましたが、人間模様の描き方は相変わらずお見事。 議員の大賀は、序盤ではムカつきましたが、終盤では同情の念が湧いてきてしまいました。 終盤での湯川と古芝の対峙は名場面ですね。ガリレオ好きなら外せない作品です。 | ||||
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