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(短編集)
禁断の魔術
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禁断の魔術の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全127件 21~40 2/7ページ
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特に、著者の熱烈的ファンでは、ありませんが、充分楽しめました。 面白かったです。 TVとは、多少登場人物が異なりますが(助手の栗林さんはいません)、最後まで一気に読みました。 久しぶりの湯川先生です。 | ||||
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探偵ガリレオを学生時代に読んで、久しぶりに気が向いて、同じシリーズの本作を購入して読みました。 東野圭吾の作品は基本的に読みやすく、本作も内容がスッと頭に入ってきて、とても良かったなと思います。ミステリーなんですけど、湯川教授とその関係者とのヒューマンドラマっていう感じの話だと思いました。物理を専攻する人なら一度はその響きを聴くであろう、「ある科学兵器」が登場し、物語を盛り上げてくれます。ガリレオシリーズを読んでいない人でも、割とさらっと読めそうなので、なかなかおすすめです。 | ||||
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ガリレオシリーズにしては珍しく、事件関係者がかなり多く登場し、一人一人のキャラの掘り下げはやや浅い。 しかしこの書籍は、その欠点を平気で覆せるほどに「勢い」を孕んだものだと感じる。その象徴こそがクライマックスのシーンである。かつての相弟子が殺人を決行しようとした際、湯川はなんとその罪を自らが引き受けようとする。その理由は「科学は禁断の魔術。悪人が使えば、人すら殺せる恐ろしい武器となる。私はその事実を見落とし、相弟子にその魔術の恐ろしさを教えることを怠った。その責任をとるためだ」という。湯川の科学者としての矜持と、それを支える強い心が見える。そして何より、湯川と相弟子の強いつながりを感じさせてくれる。 また、岸谷の成長も地味だが面白い。こいつはこんなに洞察力のあるやつだったかと、読みながら感嘆してしまった。 短いながらにまとまった快作である。 | ||||
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「猛射つ」を200頁超加筆した小説とのこと。 湯川教授の愛弟子に対する愛情が、この小説の見どころ(読みどころ) だと個人的には思います。 こんな師匠が身近にいたらもっと自分を磨くことが出来たのに、結局復讐に走る ことになるとは。 って言っても小説の世界なので、何も起きなければミステリーになりえませんですね。 楽しませていただきました。 | ||||
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どうも科学的な話と派手な事件が繋がっているのだがややこじつけ感を感じてしまった。 | ||||
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ドラマや映画の印象が深かったガリレオの本をはじめて手に取りました。東野さんの文章はとても読みやすく一気見してしまいました | ||||
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科学に対する真摯な想いと熱い情熱、そして、湯川の苦悩ぶりを描いた1冊です。 私的な怨恨により湯川から学んだ科学を利用し、殺人計画を企て実行しようとする湯川の愛弟子。 そんな愛弟子が誤った方向へ進んだのは自分の指導力不足だ… という自責の念に駆られ、計画を阻止しようとする湯川。 そんな二人の駆け引きや攻防はテンポ良く描かれていて、スリリング&緊張感に溢れています。 また、物語全編から湯川の自責の念に駆られた苦悩ぶりがヒシヒシと伝わってきます。 そして何といっても、物語後半の『科学に対する真摯な想いと熱い情熱』の下りはヒジョーに読み応えがあります。 というわけで、レビュー数も少なく評価は芳しくないですが、決して過小評価するには値しない、読後は清々しく胸が熱く高ぶる!ガリレオ・ファンなら読んで損なしの1冊だと思います。 | ||||
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社会悪の問題、湯川と後輩男子との人間関係、そして物理アイディアを用いた犯罪などの要素を無理なく描き、エンタメ作として及第点。このシリーズのキモになっている物理アイディアについては素養がないので、それらしく描かれていれば文句はない。人間関係についてはやや不自然さを感じるところはあるもののそれなりに納得。最後に悪は滅びずと言う描き方はリアルで東野圭吾らしいが、エンタメ作としてはどうなんだろう? | ||||
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以前に短編として発表したものを、長編にしたらしいです。確か、同じ著者の名作『秘密』もそうだったかと。 けれど、『秘密』と違って本作はそれほど成功していない気がします。人間ドラマは新たに生まれましたが。 結局、東野さんの新作は出せば売れるので、省力モードで新作を出来るだけ早く出したかったということでは? | ||||
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今までのシリーズものですが今回の湯川先生のかかわり方がとても好きな作品でした。 | ||||
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短編集の単行本は既読であったが、文庫化にあたって大幅に加筆・改稿をしたとのことであったので読んでみた。 伏線となる部分において納得感が高まる改稿となっていた。 | ||||
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いわゆるシリーズものの難しさが如実に表れた作品との読後感を持つ。ガリレオシリーズの流れで読めば裏表紙の「シリーズ最高傑作」との評があたるのかもしれないが、単一作品として取り組んだ場合の感想はまた別である。冒頭から多彩な人物が登場し物語の伏線を細やかに描き出す一方、主役以外が役割を果たしきれておらず、悪役の背景描写が過ぎて感情移入してしまうあたりにもう少し・・・との感を覚える。現実味あるヒューマン・ドラマとして読めばまた別評価かも。 | ||||
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単行本版「禁断の魔術 ガリレオ8」内の「猛射つ」を大幅に加筆修正したのが文庫版の「禁断の魔術」です。 単行本で先に読んだ後に文庫本を手に入れたので、内容を知っている後では、、とその辺りは自分にがっかりしました。 ストーリー自体は予習済みでしたが(笑)、面白い内容です。より詳細を読むことが出来ました。 | ||||
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東野作品は構成が素晴らしいけど、登場人物は記号的で薄っぺらい…と大変失礼なことを思っていましたが、その認識を改めました。 いわゆる悪代官タイプの政治家が出てきて、その人物の所業に途中まで腹を立てていたのに、終盤に差し掛かるあたりでなぜかそいつに感情移入していました。主役側の人物ではないのに、なぜ。 東野先生は、書き方で読者の印象を左右するのが上手いですね。思えば「悪意」なんかでもそうでした。また呑まれました。 そんなこんなで、私は結末に納得でした。 シリーズ最高傑作かと言われると、「容疑者X」とか「聖女の救済」とかのほうが面白いと思いますが、まあよくある煽り文なのでそもそも間に受けてなかったです。 他のガリレオシリーズ同様、物理のことがわからない私には装置の説明は「へえー」という感じですが、スピード感があって最後まで飽きさせない展開が読んでいて楽しく、好きです。 | ||||
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東野圭吾の作品はどれも必ず素晴らしいので、何処へ行くにも持参したい。文庫は出かけるときに最高。 | ||||
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肩の力抜いて、精神的負荷も掛からず、楽しめるのが有難い。 でもねー、どうしても「猛射つ」なんかは「はい。仰ってる事は分かります。それは物凄い正しい行いです」が、「撃たせといてやれよ」と思うw 楽しみました | ||||
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いつもの東野節で進む内容が良いです。 安心してチョイスしました。 | ||||
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科学を制する者、世界を制す。 思い上がりというか、大いなる勘違い。 科学の発展が人類の進歩に大きく寄与したことは事実。 善きにつけ、悪しきにつけ。 正しい心と高い理念を持った人間が扱えば、利益をもたらすが、邪悪な人間が悪用すると破滅に。 全ては、科学に従事する人間の良心にかかる。 私利私欲にまみれ、腐った政治家には退場を! | ||||
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おなじみのガリレオシリーズ。この本の内容は・・・ ・ 透視す(みとおす) 面識もなく、名刺も見ずに湯川学の名前と肩書きを言い当てたホステス。そのホステスが殺された。犯人はあっさりと分かるのだが、彼女は名刺の内容だけでなく、ある客のカバンの中身も言い当てたのだ。いったい、どうやって・・・ ・ 曲球る(まがる) プロ野球選手、柳沢の妻がスポーツクラブの駐車場で殺された。犯人はすぐに捕まる。もんだいはその後だ。柳沢の車の塗装があちこちはげて、錆が浮き出てくるのだ。そこから湯川の推理のおかげで、柳沢は妻の本当の思いを知ることになる―。 ・ 念波る(おくる) ある既婚の女性が殺されかける。彼女には双子の妹がいて、最初にその妹―春菜が姉の若菜に何かあったかもしれない、と言い出す。確認してみると、本当にその時若菜は殺されかけていたのだ。刑事の草薙は湯川に助けを求めるが、意外なことに湯川は双子のテレパシーを認めるような言動を取る。果たして、真犯人は見つかるのか・・・? ・ 猛射つ(うつ) あるフリーライターが殺される。彼は大賀という大物政治家を追っていた。そして、古芝秋穂という大賀担当の女性記者が死亡しており、その弟が行方不明になる。事の真相はどうなっているのか・・・ ガリレオシリーズなので、どの短編にも科学的知識が盛り込まれ、少し得をした気分になる。湯川の名推理も健在。それだけではなく、4作品とも人間が良く描けている。人間ドラマとしても十分読めるのだ。サクサク読めて、完成度も高い。これからもガリレオシリーズを書き続けてほしいと思う。 | ||||
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寒村の開発事業にまつわるトラブルとある高校生の作った装置. その結末で,湯川のとった行動は? 小説の全体像としては,不可思議な事象の関わる事件が起きて, その科学的見解を求められる湯川,といういつものガリレオの構図である. 開発事業の周辺で起きるゴタゴタも含め,それほどの意外性はない. 今回は,プラスアルファの要素として, 湯川が自分の母校の部活の後輩を最後まで信じる姿がテーマとなっている. 悪くないテーマだとは思うが,残念ながらあまりうまく行っているとは言いがたい. その一番の理由は,湯川が若者を信じる根拠が少々薄弱だからである. 実際にしばらくの時間を過ごした経過や父親のエピソードがあったとしても, 警察の捜査を妨害とはいかないまでも,非協力的な行動を取る根拠としては弱すぎる. そのあたりに説得がないため,クライマックスの湯川の行動も なにやら思い込みの激しい人物,という印象を受けてしまう. 東野作品で社会性のあるテーマを持たせた作品も確かにあるが, 氏の作品では,意外性の要素が弱いとテーマ性が光ってこないのだなと改めて感じた. | ||||
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