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(短編集)
虚像の道化師
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虚像の道化師の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全100件 81~100 5/5ページ
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教祖の前にいた男が、突然叫び声をあげたかと思うと窓から飛び降りた。触れることなく人間を 転落させることができるのか?草薙は、友人である物理学者の湯川を訪ねるが・・・。 「幻惑す(まどわす)」を含む4編を収録。ガリレオシリーズ7。 4編のうち「幻惑す(まどわす)」だけが、ガリレオシリーズらしい作品になっているように 思う。他人には聴こえない声が聴こえることで起こる事件を扱った「心聴る(きこえる)」も そう思わないでもないが、こちらの話は現実味に欠けるような気がする。真相が分かっても、 「そうか、なるほど!」とは思えなかった。「偽装う(よそおう)」、「演技る(えんじる)」は、 湯川が登場しなくてもよかったのでは?事件現場や死体の状況からの判断だけではちょっと 物足りない。。全体的に、このシリーズを初めて読んだときのような強烈なインパクトが感じられ なかった。作者もこの作品を生み出すのにかなり苦労したと聞く。シリーズも限界?・・・とは 思いたくない。作者にプレッシャーをかけたくはないが、このシリーズまだまだ読みたいと思って いる。なので、東野さん、これからもがんばって書いてください! | ||||
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ガリレオシリーズというと、皆、「容疑者Xの献身」といった重厚な作品を期待するようだが、もとは、この本のような短編集だ。「予知夢」あたりが原点。この作品は、原点に戻った構成になっている。 ただ、TVシリーズ以降、東野センセは、逆輸入してしまったようで、福山雅治を連想する湯川になってしまったし、原作では登場しない内海という女刑事も登場するようになってしまった。 作家としてのプライドで原作にこだわるのではなく、「はい、はい、そうですか。読者・視聴者がそれが良いんなら」とさっさと変えてしまう東野氏が嫌いではない。 | ||||
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東野圭吾の作品は テレビ放送にて ガリレオを見てからのファンです。 ガリレオ以外の作品も読んだのですが やはりガリレオシリーズがでると 購入してしまいます。 今回もこの作品を読みながら 頭の中には 福山雅治さんと柴崎コウさんが 浮かんできて ついつい読みすぎてしまいます。 いま シリーズ6の 真夏の方程式を読んでいますが 同じように 福山雅治さんが頭に浮かべながら読んでいます。 シリーズ8が出るのが楽しみです。 | ||||
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面白いけど、前作の真夏の方程式が好きだったのでこちらはイマイチ…な印象でした。 個人的には一話と三話が好きです。 | ||||
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久しぶりに「ガリレオ」を書店でみつけて飛びつきました。 一晩で読んだのですが,こんなものなんでしょうか。 いくら短編とは言っても,内容ペラペラのトリックの羅列,写真については,いったいどの距離でピントを合わせたのか理解に苦しみます。 登場人物の人間味の希薄さにもがっかりです。 「読まないことを強く勧めます!」 | ||||
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探偵ガリレオファンである私には待ちに待った作品だ。ミステリーと物理学的要素が必須な作品だけに、トリックや謎解きにイマイチ納得できない方も多かろう。 だが、ストーリーや結びに心地良さがあり高評価にした。 もちろん、ファンのひいき目を否定することはできない。 | ||||
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探偵ガリレイシリーズ。 4作の短編集。 それぞれ独立した内容で、 初期のシリーズを思い出した。 新興宗教をテーマにしたお話。「幻惑(まどわ)す」 自殺か事故死か、不信と思えないが、 何か引っかかる死の真相を探ったお話。「心聴(きこえ)る」 山中のリゾート地で起きた密室殺人のお話。「偽装(よそお)う」 ある劇団を舞台にした不審死のお話。「演技(えんじ)る」 どれも、さすがって感じです。 まぁ2つ目は、不完全な未来の小説なので、 それはちょっと、って気はしますが。 3つ目の作品が、 なんかいいなぁ、と思った。 どんでん返しもあり、 それでいて、湯川の優しさもあり、 ちょっと気がきいた感じの出来でした。 でもやはり、 長編が読みたいのですが。 | ||||
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著者のガリレオシリーズは長編も短編も基本的にはハウダニットである。 そしてそれは、物理的なトリックを扱った短編作品に顕著である。 さて、その短編集である本書ではそれはどうか・・・というと、ちょっとした不満がある。 本書には全部で4編の短編作品が収載されているが、そのハウダニットは前半の2作品では同工異曲だ。 もちろん作品としての作りは異なるのだが、メインディッシュが似ていると、どうしてもほとんど同じものに感じてしまう。 特に2作目の「アレ」は、ちょっと強引というか何というか、唖然としてしまった。 そしてなにより、後半の2作品は、ハウダニットというよりは、ミステリの中心がホワイダニットになってしまっている。 そう、つまり「容疑者X〜」の犯人がなぜあのような行動をしたのか、というのと同じなのだ。 そういえば4作目の設定は、あれと良く似ている。 さらには、作品をおうごとにガリレオ湯川が人間臭いというか、普通人ぼくなっている。 「探偵ガリレオ」や「予知夢」の頃の湯川とは別人のように丸くなってしまっているようだ。 これはあのTV化の悪影響か? 間違いなくあの役者をイメージしながらみんな読んでいるんだろうし。 それと、近年の著者の作品が、昔のものと比べて薄味なのも大変気になる。 かつての「鳥人計画」やら「天空の蜂」なんてドキドキしながら読んだものだった。 最近では別の意味でドキドキしちゃうよ。 校正ミスというか見落としもあったし、忙しいのは分かるけど、もう少し密度の高い著者のミステリ作品を期待したいな。 | ||||
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作者曰く「もう書かないでおこうと思った」程のネタ切れの中、なんとか捻り出された4話を収録したガリレオシリーズの新作。仕方ないとはいえ、ちょっと少ないかなぁ・・・。 ガリレオシリーズの短編集って相当久しぶりな気がするけど(「ガリレオの苦悩」ぶりだっけか?)、トリックがどれも難しい・・・。 特に最後の作詞家の話は理屈では分かっても、そんなに上手くいくものなのか・・・。 また今度新刊が出るとアナウンスされているが、それが本当にガリレオのラストになるかもしれないので、是非読みたいと思う。 | ||||
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最初の「幻惑(まどわ)す」を読んだ時は、 久々のガリレオらしいトリックに「おおっ!」と ちょっと期待しましたが、次の「心聴(きこえ)る」で 「面白いけど現実味ないような??」と思い、 そこから先は「んーまあこんなもんか…」と 若干尻つぼみ的な感じで読み終わりました。 ところで、、、 「偽装(よそお)う」は、山の中のリゾートホテル、嵐、 土砂崩れで外部の人間が入ってこれない…etc 思わず名探偵コナンを連想しました。 まさか今さらこんな「いかにも」な設定を使うとは…。 評価の詳細ですが、最初の「幻惑(まどわ)す」が☆4つ、 「心聴(きこえ)る」が☆3つ、他二つが☆2つなので 平均3つにしました。 | ||||
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他の方々のレビューを呼んでやはりと思いました。 この作品を読んでの感想は「らしくない」が多かったことです。 ガリレオの名が付いたガリレオらしくない作品。 読んで損したと思うような駄作ではないと思いますが。 10月13日予定の禁断の魔術(ガリレオ8)もまた読むことになるかと。 | ||||
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内容の薄さにガッカリ 。宗教詐欺の話は某タレントのマインドコントロールを想起した。 やっぱり、長編にこそ著者の神髄 | ||||
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『放課後』以来の東野圭吾ファンですが,現在のように読者に恵まれなかったころの作品でも東野作品を高く評価してきたのは文章力であり、犯人や被害者の魅力的な人物像のゆえでした。傑作『容疑者Xの献身』や『新参者』を思い出していただければその意味は理解してもらえると思います。 さて、「ガリレオ」シリーズ7でも読後、印象に残る人物像は描かれています。ネタバレしない程度に記すと、オウム真理教の<真実>を批評したと思える第1章「幻惑す」では「ムイシュキン公爵」(ドストエフスキーの『白痴』の主人公)のような教組と教組を操るプロデューサーの妻が、第2章「心聴る」では草薙に出世で抜かれて屈折している刑事・北原が、第3章「偽装う」では犯行を偽装するよりも偽装の家族愛を演じて来た美人の娘・多英が、第4章「演技る」では殺人犯を演ずる女優・敦子がストーリーよりトリッキーな人物像でした。TV化作品の印象で物理学者・湯川は福山雅治、内海刑事は柴咲コウ、草薙刑事は北村一輝でしか考えられなくなってしまいましたが、本作をTV化するとき、各々のエピソードの登場人物を誰にキャスティングするか考えてみるのも一興です。 ところで「虚像の道化師」とはいったい誰のことなのでしょうか。この言葉はダブル・ミーニングで、個性的な犯人たちのことであるとともに、事件を解く湯川のことであると思います。 | ||||
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短編集です。 第1章「幻惑す」、第2章「心聴る」は、起きている事象から簡単に原因(トリック)がつかみにくく、解に至るまでがガリレオらしい内容だと感じましたが、あとの2つは、もう少しガリレオらしさが足りないかなと。 本作の前が、長編「真夏の方程式 」で登場人物がどのような過去を持っているのかが、書かれていて、より物語に入っていけるのですが、短編は、さらっとしていて深みが足りません(短編だと仕方ないのですが)。 長編のガリレオが読みたいですねぇ。 | ||||
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テレビドラマや映画、ここ最近の長編大作から一転 地味ではあるものの、原点回帰の一冊。 短編4作収録の為、登場人物一人ひとり、 動機から心情に足るまでは掘り下げずに、 小粋なトリックと構成で廻している。 第3話・第4話あたりはさらりと最後 ひっくり返すあたりに、にやりとさせられる。 | ||||
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ガリレオシリーズは元々は短編で、これは中編(?)なので、様式としては原点に近付いているようです。 4つのお話が読めるお得感はありますが、内容はどうなんでしょう? 個人的には、第1話が「おおっ!」という期待感の中でグイグイ読めました。 ガリレオシリーズならではのオツな味わいです。 第2話は「こんなことが出来るのか?」と驚きながら読み進めました。 しかし、何のことはない、現時点では科学的に有り得ないことだそうで、ちょっとがっかり。 第3話と第4話は題材的に別にガリレオでなくてもねぇって感じでした。 どっちかっていうと、加賀恭一郎さんのお出ましがふさわしいのではないでしょうか? 読み易い文体なので、あっという間に読めます。 時間が無くても大丈夫です。 | ||||
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ガリレオシリーズに初めて触れる人には、この本から読むことはお奨めしない。湯川(ガリレオ)、草薙、内海のそれぞれのキャラクターを理解していないと面白さ三分の一。 短編集で、作品としては少し小粒のように思うが、長編がある中でこういう短編を読み貯めていく楽しみもあってよいのではないだろうか。 | ||||
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シリーズ7冊目の『虚像の道化師・ガリレオ7』だが、最初からの読者である私に言わせれば、脇道に逸れた長編3冊の影響をようやく脱して、シリーズ本来の姿に戻ったというところか。 しかし、本作を読んでみると、『容疑者Xの献身』以来の、湯川の警察に対する複雑な感情はきれいさっぱり消え去っており、今から思えば、あれは一体何だったのか、と首を傾げざるを得ない。 シリーズ本来の短編(正確に言えば中編か)集として素直に読めば、それなりに面白い作品。ただ、今回の話はどれも、派手な謎があって警察がお手上げで湯川に捜査協力依頼、というものではなく、警察がそれなりの結論(誤った結論)に向かっているところに、依頼を受けたり巻き込まれたりして何となく湯川が介入し、事件の真相を解明する、という構成になっている。そのせいか、全体として地味な印象は拭えない。このシリーズは、もっといい意味で「ケレン味」があった方がいいと思うのだが。 本の中身とは関係ないが、この本は単行本なのに、なぜかハードカバーではない。想像するに、電子書籍化を拒否する東野圭吾が、彼なりの読者サービスとして、少しでも価格を下げようとしたのではないか。しかし、「紙の本」を大事にするなら、シリーズの過去6冊の単行本を蒐集したファンのためにもハードカバーを出すべきだし、値段を下げたいなら、文庫本も同時発売すればいい(宮部みゆきの前例もある)。 しかし、それ以前に、紙の本か電子書籍か、それは作者が決めるのではなく、読者の選択に委ねるべきだ。東野圭吾は、「裁断された本を見るのは辛い」と言ったそうだが、本当にそう思うなら、作者が電子書籍化を拒否するから、自炊で裁断される本が増える、という当然の逆説をそろそろ理解してもいいのではないか。 | ||||
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真夏の方程式以来、1年ぶりの新作短編集です。 やはり東野さんらしく非常に読みやすく、読者を欺くことも忘れていませんでした。 但し、あの「容疑者Xの献身」が強烈過ぎたので、 それと比較してしまうのはちょっと贅沢でしょうかね。。 10月にもガリレオ新作(短編集)が発売になるとのこと、 楽しみです。 ※これだけ作品が溜まってきているのでそろそろ映像で観たいですね | ||||
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4つの作品から成る短編集。 第1章「幻惑す」は初期のガリレオを思い出させる科学的謎解き。ストーリー自体は意外性のあるものではないけれど、ガリレオらしい小品。 第2章「心聴る」も科学的トリックではあるのだけれど、SF的なネタなのがどうかと思う。 第3章「偽装う」は、近年の心優しいガリレオ。謎解きに湯川が必要だとは思わないが、読者のだまし方や結末はなかなかいい。 第4章「演技る」は、ミステリーとしては反則ではないか。これも読者をだましつつ話が進むのだけれど、動機の部分がずるい。 小粒な作品ばかりではあるけれど、いろいろなガリレオが楽しめるのはいいと思う。反面、トリックかストーリーに物足りなさが残るのも事実。ちなみに、内海刑事の出番は少ない。 | ||||
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