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大きな枝が折れる時
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大きな枝が折れる時の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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ナカナカ読ませる本だけど、犯罪の解決が、犯罪者達の長い自白をメインに構成されているのが残念。 | ||||
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週刊文春1986年 海外7位 MWA1986年 新人賞 仕事に燃え尽き、33歳で現場を引退した小児専門精神科医アレックス・デラウェア。旧知の殺人課刑事マイロから、殺人事件の目撃者メロディを診てほしいと相談を受ける。メロディは精神的な疾病を抱えていたのだった。 ・・・ ジョナサン・ケラーマン アレックス・デラウェアの第1弾。児童虐待をテーマとして扱っているのだが、軽妙な会話やテンポのいい展開が、重苦しい雰囲気を和らいでいる。精神科医で空手の使い手というアレックスの設定は、私的には違和感ありなのだが、アクションシーンは、なかなかの見せ場になっている。ゲイのマイロ刑事、恋人のロビンなど、アレックスを取り巻く登場人物たちも魅力的。 事件の解決に向かって、錯綜した人間関係が解きほぐされていくとともに、嫌なやつらがヘコんでいく快感が良い。圧巻は、ラストに判明するメロディについての驚愕の事実。マザーグースの子守唄 Hush-a-byeからとったタイトルが意味深長だ。 シリーズとして読み続けていきたくなるような、幕開けとして余韻を残す、力強い作品になっている。 | ||||
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週刊文春1986年 海外7位 MWA1986年 新人賞 仕事に燃え尽き、33歳で現場を引退した小児専門精神科医アレックス・デラウェア。旧知の殺人課刑事マイロから、殺人事件の目撃者メロディを診てほしいと相談を受ける。メロディは精神的な疾病を抱えていたのだった。 ・・・ ジョナサン・ケラーマン アレックス・デラウェアの第1弾。児童虐待をテーマとして扱っているのだが、軽妙な会話やテンポのいい展開が、重苦しい雰囲気を和らいでいる。精神科医で空手の使い手というアレックスの設定は、私的には違和感ありなのだが、アクションシーンは、なかなかの見せ場になっている。ゲイのマイロ刑事、恋人のロビンなど、アレックスを取り巻く登場人物たちも魅力的。 事件の解決に向かって、錯綜した人間関係が解きほぐされていくとともに、嫌なやつらがヘコんでいく快感が良い。圧巻は、ラストに判明するメロディについての驚愕の事実。マザーグースの子守唄 Hush-a-byeからとったタイトルが意味深長だ。 シリーズとして読み続けていきたくなるような、幕開けとして余韻を残す、力強い作品になっている。 | ||||
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「モンスター」を偶然読む機会を得たのだが、 外国のサスペンス特有の、続き物で、 出てくる主要人物のつながりがはっきりしなかった…というのが、 この本を読もうと思ったきっかけ。 第1作目ということで、マイロやロビンとの出会いからかと思ったら、 見事に10ページ程度で簡潔に書かれてあるところに好感を覚えた。 普通は、結構だらだら書かれてあったりするので。 「臨床心理医」という職業から、 青白い肌で、線の細い(華奢な)ドクターなのかと思いきや、 カラテをする体育会系なのが、また魅力。 文字だけの世界なので、いろいろと想像できますから。 ただ、マイロとスカーペッタ(検死官シリーズ:P.コーンウェル)のマリーノがかぶります… 年齢差はだいぶ、あるでしょうが… | ||||
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元精神医のAlex Delawareと殺人課の刑事Miloのコンビの第1作だ。題材は精神異常者による幼児虐待と殺人という暗いものであるが、凄惨な場面はさほど具体的には描写していないので気分は悪くならずにすむ。一方で、作者自身も精神医であるためと思うが、精神医Alexが患者や容疑者などと会話における心理描写が実にリアルで感心した。物語も単なる幼児虐待が実は過去に遡る根の深いものであることが徐々に明らかになり、最後のクライマックスまで全く飽きることなく読むことができ、面白かった。 第2作目以降も是非読んでみようと思う。 | ||||
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子供専門の臨床心理医アレックス・デラウェアとLAPD(ロサンジェルス警察)殺人課刑事マイロ・スタージスのコンビによるシリーズ第1作目!殺人事件を目撃したと思われる小さな女の子から話を聞き出すため、マイロがアレックスに協力の依頼を(昼食をエサに)持ち込むところから物語は始まる。小さな枝程度に思えたその事件からは思わぬ枝葉が広がり、アレックスは急速に、事件の中心(まさにタイトル通り「大きな枝」の方)へと飲み込まれていく。ハンサムな臨床心理医と強面の殺人課刑事に共通点なんかなさそうなのに、実は二人は大の親友同士(本作品の中で二人が友達になった経緯も書かれてます)。アレックス一人だと上品に取り澄ました感じになりがちなところを、無骨で大きな身体のマイロという相棒がうまくバランスをとってます。この作品の後にDr.デラウェア・シリーズが長く続いているのもマイロの存在あってこそ!と思うのは私だけではないはず。しかも西海岸が舞台だけあって、マイロはゲイであることをカミングアウトしてるLAPDただ一人の刑事ということになってるから、二人の親友事情も少々複雑(でもないかな?)。二人の職業柄、凄惨な殺人事件や、小児性愛者、小児売春組織なんていう、重く暗いテーマが次々と現れてくるのだけど、二人のキャラクターと、もちろん作者のジョナサン・ケラーマンの独特の筆運びのお陰もあって、読後感は決して重くありません。これも(日系人の多い)西海岸が舞台になっている故か、アレックスの家の庭は日本庭園風だったり、空手を得意としていたり(シリーズの後の方ではそんな設定だったっけというくらい忘れられてますが)、なんていう細かい設定も日本の読者にとっては、ちょっとくすぐったい感じで楽しいです。 | ||||
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