■スポンサードリンク
猫弁と透明人間
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
猫弁と透明人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最終章の決め技に、感涙! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
百瀬弁護士の不器用ながら真っ直ぐな心に、紳士を感じる。自由と正義のひまわりも彼のカラーに合っている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いろいろな人との巡り会いが人生を豊かにする。 一番しあわせになったのは誰? 山田(気象予報士)にイビられ、タコ部屋での軟禁状態から解放された杉山(タイハクオウム)? 杉山(タイハクオウム)の変な大阪弁により、職を干されたけど、腹話術を習得し、テレビに復帰した山田? 二見(エセ弁護士)からの呪縛から解放され、百瀬(主人公)にコテンパンにやられながらも、なぜか心地好く感し、心配してた杉山(タイハクオウム)もゲッツし、ニートから脱却し働きだした沢村(透明人間)? 沢村(ゴースト)に逃げられるも、イケてる秘書と組んで再起を図る二見(弁護士)? 杉山(タイハクオウム)の世話は、パワハラだぁ~って叫び、お手当ての増額を勝ち取り、誤発注によりヘタこいたキャットタワーが返品できてニコニコな七重(猫係り)? ボコ(黒猫)が、お嫁?お婿にいったはずが・・・デスク守衛として、三度の出戻りを呆れつつも、嬉しくもあり、さらに紙飛行機大会に先生を相棒にゲッツできた野呂(秘書)? 百瀬(弁護士)に、イケてる写真をあげ、求婚→婚約→両親に挨拶と、怖いくらいにうまく運び、ツキまくりの亜子(結婚相談員)? 百瀬(主人公)に、弁護士として最後のお勤めを、ド派手な打ち上げ花火に成功した稲葉(おじい弁護士)? 百瀬(主人公)のおかげで、裁判に勝訴し、慰謝料に失くしたクレヨンに、病床の父親と一緒に療養先に行く、陽子に、すず(娘)? 梅園(金持ちじい)に、金を融資するから独立しなさい! あんたならきっとうまくいくと太鼓判もらった春美(結婚相談員)? 結婚をエサに、数多くる女性の中から、金の玉子を産む投資先を見つけた梅園(主人公の大家)? 一見、ひょうひょうとし、とらえどこのないダメンズ風だけど、頭は切れるし、仕事は大団円を引き寄せるのに、婚約者の父親に、嫌われた感をかもしつつ、亜子さんじゃなきゃダメって叫ぶ百瀬(主人公)? まいどまいど、猫弁とこの『猫』の健康観察に譲渡先探しに加え、杉山(タイハクオウム)の健康管理が加わり、てんてこ舞いなのに、なぜか猫弁との仲を疑わられ、すこし心外な、まこと(獣医師)? 彼女は、全然いいことないやん!? 人間、学歴やキャリアじゃなく、アイデアと欲望こそが成功の礎(196P)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の百瀬さんの優しさが胸に沁みます。殺人など起きないけれど推理小説のようにスリルがありました。読み終わって心がホッコリしました。透明人間と会った場面は一番印象に残りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品と出会うキッカケとなった、この巻に感想を書かせていただきます。 この透明人間の話はもちろん、全編を通してとても優しい物語だと感じました。 ただ甘いのではなくて、しっかりと優しいんです。 それは登場するキャラたちの心の強さ、ひいては物語の根底にある根っこの太さがあってのことだと思います。 楽しい時にはより楽しくなれる、辛い時に背中を押してくれる。 そんな、どんな時でも心にふんわりと届いてくれる作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
猫弁先生は誰も傷つけたくないし、何も壊したくない。みんなが幸せになる方法を探して頑張ります。 私もすごく幸せな気持ちになりました ほんわかしたい時にお勧めです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
猫弁シリーズの中で一番面白いかも・・・楽しく読めます。次もまちどうしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
弁護士の活躍が幅広く登場する他の弁護士も考えられない仕事をして賑やかになるサスペンス | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマを見て本を購入しました。 原作の猫弁先生とドラマの吉岡さん、七重さんのキムラ緑子さんはまりすぎ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
猫弁シリーズ3冊目の購入です。殺人事件も悪人も出てこないのに飽きないて、最後まで一気に読めます。登場人物がみんな、温かく 時々会いたくなるので、読み終わった後も本箱の片隅に置いておきたい一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出品されている同名の本の中で一番の低価格でした。そのため、状態はほどほどのものであろうと余り期待はしておりませんでした。届いた品物は新品と見まがうばかり!! 大満足です。ありがとうございました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作を読まなくても十分おもしろいとは思いますが、やはり前作を読んでからのほうが色々楽しめます。 大福さん、いざ自分のことになると…可愛いです。 このお話は、天才だけど世渡りベタな弁護士がペット探偵っぽいことをやりながら事件を解決して、周囲とほんわかしながらついでに?結婚をめざすというハートフルミステリーです。 今回は梅園さんや野呂さんの秘密が明かされ、百瀬さんの過去もはっきりしてきました。「ハートフルミステリー」ですが、今回あまりミステリーっぽくないような(笑)ミステリーのメインは「透明人間」で、主人公やメインキャストは専ら「ハートフル」な方を担当している印象です。 この作者の、バラバラの要素が最後にきれいにまとまるところは、とても爽快ですし、読後感が良いのがすてきです。 ほとんど謎がとけてすっきりするのですが、今回は一つだけ…梅園家の「かんと」がどういう意味なのか気になります。次回作で判明するとうれしいです。 今回登場のタイハクオウムの杉山、ちゃんと表紙に書かれていますので、わかりやすくて良かったです(一応Youtubeでも確認しましたが、どんなオウムか知りませんでした)p42に記載がありましたが「虹彩が黒いとオス」なのだそうで。うーん、勉強になります。 ただ、どうも杉山くらいぱぱっと話せちゃう子はあまりいなさそうで…やはり杉山はすごいですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変に読みやすい文章構成でした 著者がシナリオライター出身だと言う事もあるのかもしれませんが 導入部から引き込まれるように読み進みあっと言う間に完読していました 天才・百瀬をはじめとする登場人物たちは 皆、自分の長所をうまく表現できない不器用さが読み手には好感が持てます。 著者には、年月を重ねて生きてきた人間や動物に対しての尊敬の念が そこはかとなくあるらしく 「猫弁」と称された原因「猫屋敷事件」の孤独な老婆や 百瀬の大家・梅園の場面にはユーモアと共に老いていく身を慈しむ気持ちが 痛いほど伝わってきます。 「人も動物も独りでは生きられない」←ストーリー全編に共通する思いだと感じました。 天涯孤独な主人公・百瀬太郎は、自らの境遇を飄々と生きながら 経験した事の無い「家庭」を夢見て「婚約者?亜子」との生活に妄想を描いているのですが、 亜子の人生も人となりも何一つ知りません。 百瀬も不器用ですが、亜子の不器用さもまた微笑ましく感じます。 少しずつ男と女の関係に近づきつつある二人に幸あれ! またドラマ化するのを楽しみに待っています | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今年(2012年)の4月に前作 猫弁 死体の身代金がドラマ放映されましたが、 その後のお話が本編。 なんと、2013年春頃にドラマ化されるようです。 (http://www.d-gensaku.jp/blog_2nd/archives/168 参照) もちろん前作を読まなくてもこの小説は楽しく読めます。 作者は登場人物を非常に大事に描いていて、暖かみを感じます。 登場人物には、いろんな欠点がありますが、それを個性として受け止めて 優しく描かれており、何とも読後感の良い作品です。 他の方がお書きのように「大人の童話」とは言い得て妙です。 前作のドラマは放送の録画とDVDを、共にくり返し視聴していたので、 小説を読みながら、吉岡秀隆さん、杏さんの声が聞こえて目に浮かぶような感じで 一晩で読んでしまいました。 優しい気持ちになりたい方は一度読んでみてはいかがでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
独特のスタイルでつづられる天才弁護士(ペット専門?)百瀬太郎の物語第二弾です。 前作で婚約にこぎつけたものの、いまひとつ実感の薄い百瀬と、こんな変わった経歴の人といっしょになって大丈夫かと不安になる亜子。 ふたりの気持ちのゆらゆらが全編を流れていてほほえましいです。 貧乏な百瀬事務所に送られてきたのは「透明人間」を名乗るメール。気象予報士が番組に使っていたオウムの杉山が、しばらくADに預けているうち、関西弁のやくざ言葉を覚えてしまい、仕事に使えなくなったため、少額訴訟で勝てたらしいのですが、そのオウムが冷遇されているので、助けにいってやってほしい・・・さっぱりわけのわからない発端です。 扱われる事件は、このオウムの件のほか、トイプードルの少額訴訟、回想される世田谷猫屋敷事件。そして中心は事故にあった消防士が意識不明になる医療ミス事件。 それらの事件で、百瀬弁護士とコントラストをなすように描かれるのは、同級生で法学部の教授になった寺本、法律王子ことすべての訴訟に勝てる二見弁護士、そのゴーストである「透明人間」。 今回はこの「透明人間」沢村の悲劇的なひきこもり人生が、中心主題かと思います。彼のトラウマが、入院中の消防士の妻子に出会ったことで癒されてゆき、最後に百瀬に救われるまで。純粋すぎる青年の軌跡として、今回は百瀬以上に心に残ります。 正義とは何か、弁護士とは何か。あまり正面切った問いとしては描かれてはいませんが、百瀬や、寺本、二見、そして町の老弁護士稲葉の姿を通し、ヒューマン・コメディのほっこりとした暖かさとしてそれがにじみ出るほか、事務所の野呂や七尾、亜子の後輩春美、百瀬の大家梅園など、キャラクターひとりひとりが、端々にいたるまで、丁寧にユーモラスに描きこまれています。 帯にもあるように、全体は「数々のピースを繋ぎ」という手法なのですが、これは単にミステリとしての意味だけでなく、物語のあちこちに断片的にばらまかれたひまわりのモチーフや、ぬいぐるみの猫タマオの正体、落ちてゆく上履きという謎のイメージ、それに百瀬の歯がゆいくらいのおひとよしなエピソードなどが、ぎりぎりまでモザイク状態のまま読者をひっぱり、最後にぱら、ぱら、とつながってゆきます。 このあたりの淡々とした力加減が、著者ならではの自然体、あるいは映像作家としての特質なのかなと思います。 第一作の読者には、この物語がリアリズムな社会派ミステリでないことは、十分了解されていると思いますが、今回は「透明人間」氏をくわえて、いっそう大人の童話のような味わいが増しています。浮世離れした、まるで(「スヌーピー」の)チャーリー・ブラウンのように不器用で抜けている百瀬弁護士が、ある一点できりっと締める、その逆転の優しさが今作でも魅力でした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!