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生贄のジレンマ
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生贄のジレンマの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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閉鎖された学校で投身するか投票で生贄を決めないと、クラス全員が死ぬというクローズドサークル系の作品。 インシテミルに展開が似ていて、より陳腐にしたような作品の印象。ただなぜか読む手が止まらず、いつのまにか次巻を欲している自分がいた。 感情の表現が非常に上手いのかな?読み終わった後に続きを買っていないことを激しく後悔。 確認したら3部作だったのは少し驚いたけど…。 | ||||
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生贄に志願する人が現れるか、投票で生贄になる人が選ばれないと全滅するジレンマゲーム、中編。 はい出ましたー。このテの本にありがちな"無意味な性描写"がぁー。 官能小説じゃないんだからそういうのは求めてないんですけどー!極限状態で本能むき出しになるって描写は分かるけど、それとこれは別じゃないですかー。がぁー。 とまぁ愚痴はここまでにして真面目にレビューすると、今回は前作よりも引き込まれて一気読みでした。 ルールも複雑になってきたけど、心理描写が上手いのでそこらへんでカバーしている。 あとは結末がどうなるか気になる…。 | ||||
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時間内に生贄志願者が出るか、投票で生贄を決めないと死ぬクローズドサークル系の話。 全体としては悪くない結末に収まって面白かったと思います。昔マンガで読んだ神さまの言うとおりに展開が似てた。 結局中途半端な人間は社会に淘汰されますよってことかな。その主張を囚人のジレンマと掛け合わせてこの作品を書き上げたあたりは見事です。 | ||||
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3巻一気に読んでしまいました。 お蔭で極度の寝不足に...(笑) こういう本は面白いですね。 各キャラクターの心情表現も良かったです。 ただ、一つ気になる点があります。 オークションの競り値説明の箇所ですが、「以下」ではなく「未満」では? でないと無難な終わり方で収束させる余地を残すことになります。 そして、もし「未満」が正しいとすると、1分ずつずれていき、 結局あの辺りの全ての説明や競り値設定が破綻します。 あまり詳しく書くとネタバレになるのでここまでにしますが、 ちょっと説明文自体も?な感じでした。 でも小説全体としては面白かったです。 時間をかけて読んだ甲斐はありました。 | ||||
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普段にはない、極限の心理状態を体感した気がしました 須賀健太くんたちが出演した映画も味があって、とても良かったです 土橋さんのインテリジェンスな面が見られ、他の作品もいろいろ読んでみたくなります OP-チケットのような作品も幅広く出されていてスゴイなと思います 読んでいると気持ちが10代に戻れます(アンチエイジング効果?!) | ||||
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普段にはない、極限の心理状態を体感した気がしました 須賀健太くんたちが出演した映画も味があって、とても良かったです 土橋さんのインテリジェンスな面が見られ、他の作品もいろいろ読んでみたくなります OP-チケットのような作品も幅広く出されていてスゴイなと思います 読んでいると気持ちが10代に戻れます(アンチエイジング効果?!) | ||||
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普段にはない、極限の心理状態を体感した気がしました 須賀健太くんたちが出演した映画も味があって、とても良かったです 土橋さんのインテリジェンスな面が見られ、他の作品もいろいろ読んでみたくなります OP-チケットのような作品も幅広く出されていてスゴイなと思います 読んでいると気持ちが10代に戻れます(アンチエイジング効果?!) | ||||
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オチはそこそこちゃんと考えられてたので評価5にしましたでもいい。 | ||||
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人物描写がお見事。感情移入がしやすいせいで、主要人物達の動向にはガッツリと引きこまれました。 上中下巻の構成ですが、飽きや中弛みの無いテンポ良い展開も特筆ものだと思います。 惜しかったのは、穴の存在が怪しすぎたのと、序盤でのヒント。 ヒントに関しては、「死者が出てしまったのは残念です・・・」ぐらいにしておいても良かったのでは? この二つのせいで、物語のキーとなる謎が読めてしまったのがちょっと残念だった。 ここをもう少しうまく処理してくれていれば、満点だったと思う。 あと、ちょっと気になるのは、全員が自分を選んでいた場合と、クラス全員で協力して満遍なく一票、ってな場合はどうなっていたのかが気になる。 それも、助かる方法のひとつだと思ってた。 | ||||
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土橋さんはいつもテーマがいいですよね。 普通はここまで緊迫した心理描写を書きたがらないと思うんです。 読んでてもしんどいのに書く方はどんだけしんどいんだ、と。 だから僕は小説をいつも中古で買いますが、彼の作品は 敬意を払って新品を買うことに決めています。 「良い仕事してますねぇ〜」の気分です。 人と人の間にうまれる歪み、その中から必死に正しいものを 救い出そうとする登場人物たちの生き様は僕らの いまだ純粋な心をせつなく刺激します。 するべきなのに体が動かない。したらいけないのに咄嗟に犯してしまう。 土橋さんはどの作品においても善悪を根底から見つめ、考え、 そして僕らに問いかけてきます。本当に正しいことが見当たらない。 正しいことが行えない人間の孤独を描いています。 ただ本作品は教訓めいた終わり方をしてしまっていると思います。 そしてそれはあきらかに右翼的であると思います。 難しいところではあるとおもいますが、やはり土橋さんの深いテーマに 見合う結びは教訓味を排除した問いかけの形が良いのではないかと 思いました。 | ||||
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極限状態に置かれた登場人物の心情描写が素晴らしい。 特に後半のコミュニケーションゲームのやりとりは震えました。 涙腺が緩んだ。 普段は読み終わった本はほとんど捨ててしまうのですが、 これは捨てられません。 | ||||
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導入部として、非常にうまいです。 特にいいなあ、と思うのは、最初の犠牲者が出るときの、生徒たちの心理描写です。 みんなが、こんなの嘘だろう、と思いつつ、一方で不安を感じている。 そのあたりを、逃げずに、みごとに描写していて、説得力がありました。 | ||||
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ちと不満です。 ひとつは、主人公ともいうべき篠原のキャラクターの問題です。 古い表現ですが「女の腐ったような奴」としか見えません。 なんでこんなのが主人公なの? そんな不満を持って読み進むと、これがずい分といい思いをしたりして。 なんだか納得がいかないです。 もうひとつ。 第2巻に入り、物語の展開が遅くなって、地の文での説明がだらだらと続いているように感じました。 そのせいで、だいぶいらいらしました。 | ||||
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第3巻に入って、物語が急激に流れます。 ジェットコースターです。 作者が次々に繰り出してくる”手”に、 「ほほう、そういう手できますか」 と、口をあんぐりとあけて、感心するばかりです。 終わり方もいいです。 ゲームが行われた理由がそれとなく説明され、生き残った者の未来も暗示され、ほっとする、というのも大げさですが、薄明かりのような余韻を感じることができました。 | ||||
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上巻は物語の導入と伏線をばらまいたといった感じ。序盤は強制的にゲームに参加させられた生徒たちが現実を受け入れられずに翻弄されているが、途中から物語は一気に加速し気がついたら引き込まれていまいした。作品名にもある【ジレンマ】についての考察も作中にあり(マイケル・サンデル教授やノイマンの話)とても考えさせられる作品でありました。 | ||||
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上巻の終わりからの物語の疾走感を引き継ぎ一気に駆け抜けていく感じが、とても良く時間を忘れて一気に読んでしまいました。 救済措置による各クラスの人数にばらつき、生贄の価値の低下、八組のトラップ、など刻々と変化する状況の中生徒たちの精神はもう限界を超えていて、その矛先は篠原へ… | ||||
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まず、終わり方はどこかもやっとする感じがあるが良かったと思います。 生贄の穴が機能しなくなり(実際は機能しているが)クラスごとにそれぞれのやり方で生贄の選出に向き合う中、"命の保障"をした救済措置の登場、そしてゲームはセカンドステージに移りエンディングへ。 大変、満足する作品でした。 | ||||
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前作「殺戮ゲームの館」を読後すぐ、この上中下巻を買い読みました。 上巻だけに限って言うと、読み始めた当初は「前作と似た雰囲気だな」と感じました。 前作も詰めの甘いところはあれ、なかなかに書き込まれた良作だったと思うので、似ていても構わないのですが、こういった「クローズドサークル」「デスゲーム」という内容のものを特に書かれる作家さんなんですね。 個人的にこういう内容のものが好きなので、上巻のじわじわと盛り上がる切迫感がよかったです。 ただ文章がやはり少し、なんというか…掘り込みが浅いなと感じる所が多々ありました。 それから、こんなに薄いのに上中下の3冊に分けた所にいやらしさを感じたので(笑)、星は4つで。 | ||||
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作品の雰囲気としては、上巻中巻下巻とも安定してこの作家さんらしい上手い緊迫感があります。 ただ中巻では、若干濡れ場があるのですが、個人的には「はい?」と言いたくなるような唐突な展開だったので、読んでいてポカンとしてしまいました。 ですがその後の中巻終盤に向けて、登場人物の一人に下された決断のシーンでは一気に盛り上がりが加速しましたし、更にその後の四組の逼迫し、破綻に向かう描写などは読んでいて動悸が速くなるほどでした。 なんにしろ、上巻から受け継いだ面白さはそのまま維持されています。 また、この巻から(初版分だけかもしれませんが)文章中に誤字、誤用が増えてきます。 気になる方は初版を避けたほうがいいかもしれません。 (二刷から訂正されていればの話ですが) | ||||
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一気にこの下巻まで読みきってしまいました。 面白いことに他なりませんが、この限定的な設定の中で筆者はよくこれだけアイデアが出せたものだと感心しきりです。 若干「ゴール」の描写にもやっとするものが残ってはいますが、下巻中盤以降の「コミュニケーション」の描写が秀逸で、コミュニケーションにおける登場人物たちのやりとりは非常に上手く描かれており、また、よく考えられている話だなと思いました。「彼」がコミュニケーションで救われ、また救うこともできる、その連鎖の描かれ方は、胸にぐっと来るものがあります。 ラストについては無粋なので言及しません。が、読後感が悪くなることはありませんでした。 話の内容的には星5つでもいいかなと思うのですが、4つにした理由は、文章があまりにも誤字脱字誤用だらけだということ。作家さん本人が推敲するのはもちろんのこと、編集さんや校正担当される方はちゃんと原稿をチェックしてるんでしょうか? 中巻から誤字脱字はありましたが、下巻は酷くなっています。 なのでやはり、気になる方は二刷から訂正されることを信じて初版は避けた方がいいかもしれません。 誤字脱字だけでなく、例えば日付を、年は算用数字なのに、月日は漢数字、というまとまりのない書き方をしているのは何なのでしょうか? もうちょっと気を遣っていただきたいです。 また、下巻に限ると、モノローグ中の御託が非常に多い。それがくどく感じられました。 色々と文句ばかり書き連ねましたが、それでも内容がとても面白かったのは本当です。 心の動きに伴う言動の描写のうまい作家さんですし、文章がもうちょっと洗練されてくれれば言うことなしかな。 何にしろこの本を買ってよかった。これからどんな本を書かれるのか、とても楽しみです。 | ||||
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