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(短編集)
箱庭旅団
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箱庭旅団の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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現在3作発表されているシリーズの1作目になります。読み始めた時はシリーズ化されていることは知りませんでした。また、3日間ほどかけて1冊を読んだため、最後の1編になる頃には最初の1編の内容をすでに忘れて、ふとひっかかるものを感じて最初に戻ってみたら、少年と白い馬という共通する要素を再発見して、ああ、そういう意味での連作集だったんだとやっとわかりました。 16編のお話の中には、少年も白い馬も出てこないものがほとんどです。箱庭療法を受けているという8歳の少年が何者なのかもこの本ではまだ明かされません。シリーズ2弾、3弾の感想で「少年と白い馬の存在が希薄」とレビューに書いている方がいらっしゃいましたが、無理やりそれでまとめている感がないでもありません。最後はどのような完結になるのでしょうか。 また、最後から2編目の「七号室の秘密」に出て来るマギーさんが誰かも、先のお話をおぼえていないとわからないと思います。 全体にインパクトの薄い話が多く、どちらかといえば怪奇色の強いものが好きな自分には正直いまひとつでした。最近続けて読んだ朱川氏作品で「わくらば日記」も「銀河に口笛」も同じように感じたのでちょっと残念です。 「オツベルと象と宇宙人」は、他のレビューアさんが書いて下さっていたので、宮沢賢治作品になぞらえたものだと知りました。その作品を知らなければ意味がわからないと思います。「暗闇カラス丸」はどこか「フクロウ男」を思わせる不気味な作品です。個人的には「クリスマスの犬」「『Automatic』のない世界」「夜歩き地蔵」がよかったです。 とりあえず、続編を読んでいこうと思います。 | ||||
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