■スポンサードリンク


(短編集)

箱庭旅団



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
箱庭旅団
箱庭旅団 (PHP文芸文庫)

箱庭旅団の評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

淡い読後感

ときどき、涙が出そうになったりゾクッとしたりするお話を書く作家だが、これは淡々とした繫がりの薄い連作集だ。好みで言えば、豆腐屋さんの話がよかった。あと2冊あるので、はたしてこれからどうつながっていくのか、あるいはいかないのか楽しみに読もう。
箱庭旅団 (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:箱庭旅団 (PHP文芸文庫)より
4569763944
No.4:
(3pt)

連作集としての必要性があまり感じられず、インパクトが弱くてちょっと残念でした

現在3作発表されているシリーズの1作目になります。読み始めた時はシリーズ化されていることは知りませんでした。また、3日間ほどかけて1冊を読んだため、最後の1編になる頃には最初の1編の内容をすでに忘れて、ふとひっかかるものを感じて最初に戻ってみたら、少年と白い馬という共通する要素を再発見して、ああ、そういう意味での連作集だったんだとやっとわかりました。
16編のお話の中には、少年も白い馬も出てこないものがほとんどです。箱庭療法を受けているという8歳の少年が何者なのかもこの本ではまだ明かされません。シリーズ2弾、3弾の感想で「少年と白い馬の存在が希薄」とレビューに書いている方がいらっしゃいましたが、無理やりそれでまとめている感がないでもありません。最後はどのような完結になるのでしょうか。
また、最後から2編目の「七号室の秘密」に出て来るマギーさんが誰かも、先のお話をおぼえていないとわからないと思います。

全体にインパクトの薄い話が多く、どちらかといえば怪奇色の強いものが好きな自分には正直いまひとつでした。最近続けて読んだ朱川氏作品で「わくらば日記」も「銀河に口笛」も同じように感じたのでちょっと残念です。
「オツベルと象と宇宙人」は、他のレビューアさんが書いて下さっていたので、宮沢賢治作品になぞらえたものだと知りました。その作品を知らなければ意味がわからないと思います。「暗闇カラス丸」はどこか「フクロウ男」を思わせる不気味な作品です。個人的には「クリスマスの犬」「『Automatic』のない世界」「夜歩き地蔵」がよかったです。
とりあえず、続編を読んでいこうと思います。
箱庭旅団 (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:箱庭旅団 (PHP文芸文庫)より
4569763944
No.3:
(5pt)

真骨頂!

プロローグを入れて16編の連作集。
どれをとってもハズレなしはさすが!である。

『オツベルと象と宇宙人』は有名な宮沢賢治の「オツベルと象」を
下敷きにしている。「.......ある牛飼いがものがたる。」で始まり、
「海へはいっちゃいけないったら。」で終わるのも嬉しい(川と海の
違いはあるが)。
内容はとてもシュールだ。象の最後はこう来たか!という感じで楽しい。

『藤田クンと高木クン』これは会話のみで完結している。なので、どちらが
藤田クンか高木クンかわからない。そこにおかしみを感じる。

『プロローグ』で「私」は盛んに旅に出ないのかと問われる。フクロウに、
オズの魔法使いのブリキマンに、美しい白い馬に。
そこで白い馬とともに現在、過去、未来、虚構の世界を旅する。
そこで見聞きした話の一部がこの作品である。
『ミッちゃんなんて、大キライ』のミッちゃんの正体、『一冊図書館』の
姉、マーガレットのその後も、描かれているのでしっかりと読み込んで
もらいたい。

『夜歩き地蔵』の「この広い世界で人間の知っていることなんて、もしかすると、
ほんのちょっぴりかも知れないよ。」がこの本の核だろう。

シリーズものだそうなので、続編がとても楽しみだ。
箱庭旅団 (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:箱庭旅団 (PHP文芸文庫)より
4569763944
No.2:
(2pt)

箱庭旅団

作者の作品に最初に出会ったのは「花まんま」だったでしょうか。以後、「わくらば日記」「かたみ歌」などはじわ~と心に染み入るものがありましたが、この作品などはかなりマニアックな感じで不思議な気持ちにはなりますが、好みではありません。
箱庭旅団 (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:箱庭旅団 (PHP文芸文庫)より
4569763944
No.1:
(5pt)

さすが です。

ココロに残る余韻が
たまりません。
朱川湊人 ならではの
魅力が詰まった作品でした。
箱庭旅団 (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:箱庭旅団 (PHP文芸文庫)より
4569763944

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!