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夜の国のクーパー
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夜の国のクーパーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全84件 21~40 2/5ページ
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迅速丁寧なお取引でした。本も、新札同様、美品でした。また機会がありましたならば、宜しくお願い致します。 | ||||
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伏線はよく張られてます。後半は一気に読めましたが、前半がなかなかまどろっこしいかも。 | ||||
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まず、舞台は「ある国」。平穏に統治されていたが、先日隣国との戦争に負けたばかりという。物語の語り手は、その国で暮らす猫。 そして、タイトルにある「クーパー」は杉の木のお化け。国の外れにある杉林の大木が,ある日突然動き出して暴れるという。 この部分だけ取り出してみると、いつもの伊坂ワールドとは一線を画した、まるでファンタジー小説のようで、戸惑う。 (私自身一度本を置こうかと思った) そもそもこの「クーパー」なんていうお化け大木が本当にいるのか、読者はこの疑問を持って読み進めることになるだろう。 勝利した隣国から統治のために兵士がきて、その兵士と国の住民たち、個々の描写やそのやり取り、 そしてその様子を見守る猫たち(そして途中からは猫におびえながら暮らすネズミたち)の会話が描かれながら、物語は進む。 伊坂の本を愛読する人なら、いくつかの「謎」の答えを考えながら読めるだろう、 そしてもしかしたらそのうち1つ2つは推測できるかもしれない(これを残念がる人がいるかもしれない)。 しかし、物語全体の展開の鮮やかさと、そこから来る興奮は決して減ることはない。 そして作者は読者をただ驚かせたかったのではなく、人の「役割」「見ることと見えること」 また「帰る場所」について力強いメッセージを伝えてくれた。 いつもの伊坂作品に勝るとも劣らない,すばらしい読了感を与えてくれる。 やっぱり伊坂幸太郎は面白い! | ||||
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それまで見ていた世界が、あっと言う間に全然違った顔を見せてくれる。 驚いたのなんのって!!これまで読んだ井坂さんの作品の中でも最も本格ミステリーとしてびっくりしました。 しかも、最初に戻って読んだら、なんてしっかりと伏線の張ってあることかと舌を巻いてしまいました。 もうため息しか出ません。 | ||||
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あくまで個人的な感想です。 伊坂幸太郎さんの小説の最後にどんでん返しがあったり、細かいネタがふんだんに盛り込まれているようなところが好きです。 今まで刊行された作品は「あるキング」、エッセイ集以外は読んだつもりでおります。 最近文庫化されたことを知り読んでみようと思いました。読んで思ったのは個人的に「人間」が主人公となっている作品のほうが好きだということです。この小説は猫が主人公として起用されていますし、ガソリン生活は車が主人公です。この2作品はあまり自分にヒットしませんでした。「オーデュボンの祈り」のようにファンタジーであったことも想像と違いました。あと、物語の最後に何かあるであろうと、どんでん返しを期待していましたが、自分の予想していたような展開になってしまい、予想を裏切ってくれることを期待していた身としては残念でした。 | ||||
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伊坂さんの本はほとんど読んでますが、私の中では最下位です・・・。 飽きてしまって、なかなか先に進まなかったのは初めてでした。 結末がどうとか気になる前に、物語風なよくわからない時代のお話に飽きてしまいました。 すみませんが、友達にならすすめない本です。 | ||||
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やっぱり伊坂幸太郎は面白いです!! ほとんど読んでます!大好きな作家さんの一人です。 | ||||
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初めて伊坂作品でオチが読めてしまいました!残念! でも相変わらず人物も言葉も魅力的で、読んでいて飽きないし先が気になります。 ただ、友人などにすすめる場合は、これは進めないかもしれません。夜の国のクーパーなど、最近の伊坂作品は、伊坂さんの世界観を知っている人が読みやすい作品だと思います。 すすめるなら無難にオーデュボンやチルドレンかなあ。 日々進化していくのが小説と作家様でしょうが、昔の方がよかったとたまにほろりと思ってしまうことが、新作が出るごとにあります。 | ||||
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ここに感想を書いてしまうと、今後読む人のために問題ではないでしょうか? | ||||
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いい、すごくいいです。 実は、途中まで、ちょっと読み進みにくさを感じていたのですが(物語の上での状況の困難さに読み進めたい気持ちと読み止めたい気持ちが葛藤してしまって……。決して文章や内容が悪いわけではないです。)、ラスト100 ページの間に目を見開くようなことがダンダンダンッと起こって(明らかにされて)、最後はすっきりと言うか感動というか、ちょっと泣けてしまうほどでした。 役に立たないレビューですみません。でもすごく良かったです。お薦めです。 | ||||
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私の第一印象は「夜の国のクーパー」とは一体なんのことだろうか。ということだった。本書はある動物の視点で進んでいく。それにより、物語にテンポが生まれ、又人間とは全く違う生活による考え方の違いがユーモラスで興味深いものだった。 あともう一人の主人公を挙げるならば、一人の男性だ。彼は妻に浮気をされた冴えない一般男性である。私たちの世界と同じような世界に住んでいた人物。彼の考え方は一般的で共感がしやすく、物語にさらに引き込まれる要因となっているように思う。 本書は多くの視点変換がある。最初は謎が増えるばかりであったが、自然にだんだんと謎が解けていくのが快感だった。 そしてタイトル回収もされているように思う。 本書は童話的だがひどく現実的でもある。 人間の感情や主人公が動物であるがゆえにむき出しな感情。 情景までが思い浮かぶような、ラストまで疾走感溢れる物語である。 現代社会で疲れ、大事なことを忘れている大人たちにぜひ読んで考えてみて欲しい。 自分にとって大切なものはなんであるのか。 くれよん。 | ||||
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著者の作品は平行して進むいくつかの(この作品では3つ)話が最後に一つにまとまり、読了するといつも「やられた」と感じます。この本でも然り。しかも猫と鼠の世界と、人間の世界の相似など、本編にところどころ仕掛けられた伏線が「なるほど」と解せます。 いずれにしてもよくできた作品だと思います。 | ||||
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猫の視点、クーパーの兵士の視点、ある男の視点、それぞれの視点から、ある国の過去と現在が描かれながら物語が展開されていく。 おもしろくて一気に引き込まれた。鉄国との戦争の話し、クーパーの兵士の真実、透明になる話の真相、猫と鼠の駆け引きなど、様々な伏線が見事に収束していく様子が心地よく、最後まで楽しめた。 特に、猫と鼠の話は、鉄国とある国との関係を象徴していて、よく考えられていた。太古からの指令や、鼠からみた猫は災いでと雷や豪雨、病気などと同様に話ができるとは思わなかったいった話は言い得て妙だと思う。酸人の残忍さ、身勝手さも際立っていてよかった。 鉄国の兵士に支配されている状況は大変な状況なのだが、猫が語り手になっていて、人間世界の様子をおもしろおかしく説明していたので、全体的におおらかな雰囲気に包まれていたと思う。 | ||||
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途中まではS.キング氏の読感に 猫漫画の要素を注入 そして星新一氏てきな落ち 人物の視点と場面転換が多い分 感情移入はしにくく 無駄に長いなあと… 最後まで読みましたが 読み返す気にはなりません。 残念でした。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの本は、物語の意外性であったり、思いもよらぬ話の展開であったりで どんどん、読者を引きこんでいき、気がつくと左手の残りのページ数もあとわずか! ”え~っ、もうラスト~”と思うことしばしば。読み終わったあとの余韻に浸る作品が多く、 いつも楽しみに読んでいます。 しかしこの物語はそういうところがなく、淡々と読んでしまいました。 どこで盛り上がるの?言いたいことはわかりますけど。。。という感じです。 期待が大きかったため、落胆も大きいです。。。 | ||||
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結末や内容はまずまずだったと思います。 2年半の製作期間とのことですが、『考えて練り込んだ感』はありました。 読み終えて再度、数か所複線を探して読みなおした個所もあり、内容的にはまずまずでした。 しかし2点不満があります。文面に関してです。 ★一つ目 本文から引用 「かさかさかさかさ、どうなるのかしら、こそこそ、これからどうするのかしら、ゆらゆらゆら、どうして顔に色を塗ってるのか ぶつぶつ、本当に無事なんだろうな、本当にどうなっちゃうの、ぼそぼそぼ、そねえあの動物何かしら、牛でもないし…」 この「かさかさ」や「ゆらゆら」や「ぼそぼそ」などを使った群衆心理の表現が本文中4か所出ています。 これが気持ち悪い。(個人的感想ですが。) ★2つ目 とにかく句読点「、」や「。」が多すぎる。 1つ目の上の文章でも多いと感じませんか? 本文から1例を挙げますと 「薄茶色の、牛にも似た大きさではあったが、それにしては脚が長く、首も伸びている。 顔つきも細く、長い。この街には羊と牛がいる。人間が柵で囲い、飼っているのだ。 毛や皮は衣類に使い、肉は食用にし、骨は道具に使う。 人間の生活には欠かせないが、今、目の前にいる動物は明らかに羊や牛とは違う。」 「句読点が多すぎ」と言う感覚が常に頭の片隅にあり、読み物として物語に中々のめり込めない。 作家の意図が有るのかもしれないが、文法力や教材としては子供にもオススメできません。 もう少し読者が感覚的に「スッ」と取り込める表現をしてほしいと感じました。 | ||||
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話も全体的にダサい 人物や世界観をイメージできず、 読むのがとても苦痛でした | ||||
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結末を読んで「星新一」としか思わなかった 登場人物の名前も大江健三郎作品からインスパイアを受けたとかいてある通りなんだかなーと思う はじめて猫を見たときにそれが一番気になるだろと突っ込みたくなる結末には残念 | ||||
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猫が一人称で話を始めるという出だしは、寡聞にして他に一作しか知りません。考えてみると、猫のキャラクターや人気の高さからすればもっとあってもいいような気がして、あるいはそれを回避するのが常道の中の挑戦かしらんと思いつつ読み始めました。 物語は城塞に囲まれた小さな国の出来事であり、その国は、クーパーと呼ばれる巨大な歩く杉を駆除するために選抜した兵を毎年派遣します。 伊坂さんの作品はたいがいそうですが、リアリティではなくストーリーの面白さや機知に富んだ会話で、読者は話に引き込まれます。あれこれが「進撃の巨人」のようだ、と思ってしまいました。 ただ、いつものように終盤になって話が解けてくると、それまでのワクワク感に比べると若干の落胆があり、星は3つになりました。 | ||||
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めちゃくちゃ面白い、というのではなかったです。ファンタジーというスタイルを取っているため、他の作品と比べると、会話のテンポや筋の展開に少し物足りなさを感じました。でも、作者が日々考えていることがストレートに伝わって来ました。読みながら、読み終わってからも、いろいろと考えています。とても誠実な小説だと思いました。読んで良かったと思いました。 | ||||
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