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(短編集)

ピーター卿の事件簿



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ピーター卿の事件簿の評価: 4.14/5点 レビュー 14件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(4pt)

久しぶりに読むと

日本独自に編まれた短篇集。
 「鏡の映像」「ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪」「盗まれた胃袋」「完全アリバイ」「堂の指を持つ男の悲惨な話」「幽霊に憑かれた巡査」「不和の種、小さな村のメロドラマ」の7篇が収められている。
 怪奇味の強い作品が多い。推理小説としての切れ味としては、やや物足りないか。
 20年ぶりくらいに再読したのだが、いささか拍子抜け。
ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)より
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No.13:
(5pt)

お安く買えました。

とても綺麗な状態で、思ったより早く届きました。有難うございました
ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)より
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No.12:
(5pt)

よかった

状態も悪くなく、梱包もきっちりされていました。
よい古書店さんです。
ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)より
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No.11:
(4pt)

私は楽しみました

ドロシー セイヤーズの推理小説は、知的なユーモア小説のように感じます。私が知らなかったことをいろいろ学べて、雑学が増えたようにも感じます。主役より脇役が好きなのですが、長編と違って短編では、そうした楽しみは少ない気がします。むしろ、長編で知り合っていた脇役の人が、短編に出ていることで、知人に再開した楽しさがありました。ただ、創元推理文庫で、ピーター卿シリーズの長編の翻訳者と違う人が、短編を翻訳しているので、描き方が違っていて、自分の持っているイメージと少し違うピーター卿でした。
ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)より
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No.10:
(5pt)

良い

読みたい本です
ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)より
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No.9:
(5pt)

セイヤーズ新刊欲しい

セイヤーズで確実に手にできる数少ない本。面白かった。
ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)より
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No.8:
(5pt)

長編シリーズの浅羽莢子さんではなく宇野利泰さん訳です

おなじみの浅羽さんの訳ではないので多少文章が硬いかなと思いましたが、問題にはならない程度です。「~のだぜ」「~なのだ」等の語尾がちょっと多用されたりしますがイギリス貴族や身分の偉いひとだと考えればまあ不自然ではないでしょうか。

基本的にどのエピソードも被害者や当事者が最後にはそれぞれにハッピーエンド?を迎えるので後味は良いです。「銅の指を持つ男の悲惨な話」と「ピーター・ウィムジイ卿の奇怪な失踪」はどちらもある意味では復讐譚で怖い話ですがピーター卿の優しさと面白さで中和されてます。

「盗まれた胃袋」「不和の種、小さな村のメロドラマ」…遺産をめぐる親族の争い、遺言を残したおじいさん達の意地悪?いたずら?が原因です。
「幽霊に憑かれた巡査」…巡査が目撃した殺人事件はどこに消えたのか? 飲酒を疑われた巡査の無実を証明するべくピーター卿が調査します。
ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)より
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No.7:
(5pt)

華やかなピーター卿のキャラクターを堪能出来る短編集

『ナイン・テイラーズ』(1934年)や『学寮祭の夜』(1935年)などの長編代表作に比べ、ここに収められた短編はコナン・ドイル以来の英国短編ミステリの伝統を汲んだ綺談の要素が色濃く、中心になるアイデアは冒頭の「鏡の映像」など単純なものが多いが、その分、重厚な長編よりも気楽に読め、ピーター卿の華やかなでノーブル、ユーモアに富んだ魅力的なキャラクターを純粋に堪能出来る。
スペイン・バスク地方を舞台にした異様な怪奇譚「ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪」やイングランドの小村に出没する幽霊馬車を描いた「不和の種、小さな村のメロドラマ」などに顕著な風景描写の妙、さらに様々な階級の登場人物を描き分ける筆力には、やはり感嘆させられる。
ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)より
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No.6:
(5pt)

警察の取り調べに対する被疑者の人権尊重の意識が高い

ドロシー・L・セイヤーズ著、宇野利泰訳『ピーター卿の事件簿【新版】』(創元推理文庫、2017年)はイギリス貴族ピーター卿が探偵となって事件を解決する推理小説である。第一次世界大戦後を舞台とする。本書は7編の中短編を収録する。怪奇的な話が多いものの、超自然的な現象は出て来ず、科学で説明できるものである。

最初の物語「鏡の映像」ではピーター卿は冤罪に陥りそうな人を救う弁護士的な役回りをする。駆けつけた警察官に対して人権侵害的な尋問を戒める。他の英国推理小説でも感じるが、英国では警察の取り調べに対する被疑者の人権尊重の意識が高い。アングロサクソンの流儀は新自由主義などの点で嫌悪されることもあるが、この点は見習わなければならない。

この「鏡の映像」と同じく、他の作品でもピーター卿は困っている人を助ける立場である。本書の紹介文では「古今の名探偵の中でも屈指の魅力的な人物」と説明される。魅力的な人物とすることには議論があるだろう。

シャーロック・ホームズのようなキャラクターの方が強烈な印象がある。そのホームズのような強烈な印象には、他人を小馬鹿にしたり、じらしたりして楽しむところがある。それに比べるとピーター卿は親切で誠実である。この京菜キャラクターが魅力的と評される社会であって欲しい。

「盗まれた胃袋」「完全アリバイ」「不和の種、小さな村のメロドラマ」は相続問題が背景にあり、遺言書が紛争の種になる。特に最後の「不和の種、小さな村のメロドラマ」は遺言書が不幸の原因になる。遺言書を無視して兄弟で均分相続することが最善の解決策になることは皮肉である。
ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)より
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No.5:
(3pt)

不思議な謎、予想しやすい真相

かなり不思議な謎が提示されるが、おおまかな真相に関しては予想しやすい話が多い。
しかしながら、それぞれに工夫があって、楽しめる短編集。
「鏡の映像」
これだけの「世にも奇妙な物語」の真相は、これしかないだろう。
「ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪」
話が急に切り替わるところがある。そこがちょっとわかりにくい。
「盗まれた胃袋」
胃袋を遺産として残した男の謎。
「完全アリバイ」
アリバイトリックの方法に関しては概ね予想どおりであった。
「銅の指を持つ男の悲惨な話」
マリアの身体的特徴がうまく真相に活かされている。
「幽霊に憑かれた巡査」
このようなトリックで本当に人をだますことができるのか、疑問ではあるが。
「不和の種、小さな村のメロドラマ」
ある人物がピーター卿を利用しようとするが、ピーター卿を甘く見過ぎて墓穴を掘る。
ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)より
4488183018
No.4:
(3pt)

朝も夜も忙しい、ピーター卿の事件簿

シャーロック・ホームズの再来として

登場するピーター・ウィムジー卿が活躍する

いくつかの事件をまとめた短編集。

ここにおさめられたある作品の中で明らかになる

恋人ハリエットとの関係の行く末に、ファンは安堵するのもつかのま、

摩訶不思議な事件に巻き込まれる、もとい、首をつっこむ

ウィムジー卿がなんとも微笑ましい。

ちょっとありえないのでは?と突っ込みを入れたくなるような

結論も含まれているけれど、貴族ならではの洒脱な雰囲気を

感じさせてくれるのも、ウィムジー卿を嫌いになれない理由のひとつ。

決して優等生ではない探偵は他にもいるけれど

作品を読むたびに意外な一面を見せてくれる彼の魅力に

またまたはまる短編集だといえるだろう。

江戸川乱歩にも通じるようなグロテスクさを含んだ

「銅の指を持つ男の悲惨な話」は、なかでも異色といえるかもしれない
ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)より
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No.3:
(3pt)

貴族探偵

クリスティに比べると日本での知名度は圧倒的に落ちますが、イギリスミステリの歴史を語る上では無視できない存在であるセイヤーズが創造したピーター・ウィムジイ卿の活躍する短編集です。長編とは訳者が違うために作品の雰囲気が堅苦しくなっている感じがします。長編の訳者である浅羽さんは女性の方ですのでその辺りも関係あるのかも。単純に生まれた年の差かもしれませんが…。収録されている作品は怪奇色が強い物が多く、これも長編とは趣を異にしている気がします。
セイヤーズの作品はトリックというよりも話の面白さで読ませる作風ですので、アイディア勝負の側面が強い短編ではその魅力が発揮されにくいのかもしれません。
ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)より
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No.2:
(5pt)

ピーター卿は短編でも最高

アガサ・クリスティーとは違って、ドロシー・セイヤーズの作品の魅力は謎解きと犯人探しというよりも、その奇抜なアイディアとウィットに富んだストーリーテリングにある。この短編集では、そのどちらの魅力も存分に楽しめる。ピーター卿の長編を読んだ人にも、初めてピーター卿に出会う人にもこの短編集はお勧めである。特に、セイヤーズ独特の、多少現実離れしたアイディアとシチュエーション設定の奇抜さや斬新さは短編でこそ純粋に凝縮されているので、より味わえるものかもしれない。「鏡の映像」は、臓器が左右逆になっている男のミステリー。「ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪」は、バスク地方で起きた、不気味で残酷、恋愛がらみの嫉妬による狂気の犯罪の物語。「盗まれた胃袋」は、叔父が遺産として残した自分の胃袋に秘められた謎について。「銅の指を持つ男の悲惨な物語」は、彫刻家と女優とその友人のドラマにまつわる異常で残酷な犯罪の物語。「幽霊に憑かれた巡査」は、ピーター卿とハリエットの夫婦に長男が誕生した夜の事件。巡査が見た殺人事件の現場は、幻想だったのか?「不和の種、小さな村のメロドラマ」は、田舎の町のある遺産相続問題に関係する幽霊騒動。 どれも、1度読んだらなかなか忘れがたい味を持つ短編ばかりである。話だけを追ってみたら不気味で恐ろしいとしか思えないものも中にはあるかもしれないが、ピーター・ウィムジイ卿というさわやかで機知に富んだユーモア溢れる貴族探偵が謎を解くのであるから、決して不愉快な後味を残すことはない。セイヤーズの並外れた想像力とユーモア、(ときには毒)、ウィムジイ卿の鮮やかな問題解決の手腕をたっぷり楽しめるはずである。
 これを読んでセイヤーズの短編をもっと読みたい人には、短編集第2弾「顔のない男」がまだある。
ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)より
4488183018
No.1:
(1pt)

幽霊の正体見たり枯れ尾花

貴族探偵ピーター・ウィムジー卿の活躍する短編集。掲載作品「鏡の映像」「ピーター・ウィムジー卿の奇妙な失踪」「盗まれた胃袋」「完全アリバイ」「銅の指を持つ男の悲惨な話」「幽霊に憑かれた巡査」「不和の種、小さな村のメロドラマ」主人公はおしゃれな青年貴族と紹介されていたので、シャレたタッチの軽快なミステリーを期待していた。だが全く期待に反して、ドロドロしたオカルト物だったのでガッカリした。まず個人的にオカルト物は好きではない。それにオカルト的な推理小説は、おどろおどろしい雰囲気をさんざん盛り上げたあげく、いざ種明かしの段になると「幽霊の正体見たり枯れ尾花」で拍子抜けする事が多いのだが、残念ながら本書もその例に違わない。しかも、オカルト的な事件の描写とそ!の種明かしだけで、他に何のひねりも工夫もないので、おもしろくない。さらに悪い事に、短編集なので、どれもこれも同じような話ばかり続き…いいかげんウンザリしてしまった。最後の話は、ちょっと長いためかオカルトだけで終わらなかったので、まだましだった。長編ならもう少しましなのかもしれない。
ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ピーター卿の事件溥―シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)より
4488183018

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