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(短編集)
我が家の問題
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我が家の問題の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 21~40 2/4ページ
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ナオミとカナコから奥田英朗さんにはまってしまい、手に入るものから読んでいます。ハズレがないです。 | ||||
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「我が家の問題」(奥田英朗) 平成29年2月23日読了 前作「家日和」は、「いい人はみんな家にいる」というキャッチフレーズで、主婦、失業した夫、在宅のイラストレーターなどの日常を綴っていました。 本作「我が家の問題」は、その名の通りそれぞれの家庭の問題について、主人公がどう向き合って行くのかが描かれていて、前作同様6篇の短編小説となっています。そのどれもが、主人公や家族の何らかの働きかけによって光明を見出して終わります。その光明に、私たち読者の心は癒され、得も言われぬ温かな感情を抱くようになります。それが心地良い。 当然、問題は簡単に解決されるものではありません。そんなに安直に解決したり解消したりしてしまっては、リアリティーがなく、鼻白む話になりかねません。ここは作家の技量が試される所です。 話の結末、昇華の仕方、奥田英朗さんはそれが素晴らしい。話の終末は決して問題を解決しているわけではありません。けれども、さわやかでとても心地よく私たちの心に響いて来ます。私は本の良し悪しは読後感がいいかどうかだと思っています。才能ある作家は必ず読後感が素晴らしいのです。それは結末が悲劇であろとうなかろうと同じです。 ◇ 「新婚家庭。出来すぎなくらいの奥さんなのに、気詰まりで真っすぐ家に帰るのが苦痛な夫」、「夫が仕事の出来ない男であることがわかり苦闘する主婦」、「父母の離婚の危機を感じ取り、心の置き所に悩む娘」、「UFOとの対話に逃避する夫の危機を守ろうとする主婦」、「里帰りをめぐる夫婦の感情の機微」、「ランニングに執着する妻の気持ちの深層をさぐる夫」と、それぞれの話をめぐる主人公の動きが面白い。 特に父母の離婚の危機に対し、友人や知人の反応から自らの心の平常を見出していく女子高生の会話や心の動きが面白い「絵里のエイプリル」。 会社の行事に参加し、夫が仕事の出来ない人間であることを知り、ある方法で夫の立場を変えようと奮闘する主婦の話「ハズバンド」。愛情に満ち溢れていて気持ちいい。その主婦が赤ちゃんに投げかける言葉が面白い。 「めぐみは、おなかの中の子供に言い聞かせた。君が大きくなったときに望むことは、冗談が通じること、諦められること、二つだけです-。」 「サウスバウンド」以来、ますます奥田英朗ファンになりました。 | ||||
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我が家の問題はどこか他人事ではないストーリーでとても読みやすかったです。各家庭それぞれ問題を抱えているもの。でもどこかほっこりなる小説でした。 | ||||
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奥田英郎さんらしい世界観が満載でした。 特に最後の章がお勧めです。 | ||||
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2011年刊行。2007年に刊行された「家日和」の続編と言ってよい。どちらも、どこの家庭にも起こり得そうな出来事や小さな事件を、ほのぼのとしたタッチで描いた短編集であり、しかも全6編から成るところまでそっくりだ。現に本作中の「妻とマラソン」は、「家日和」中の「妻と玄米御飯」に登場した作家一家の後日談なのである。 前作で心の琴線に触れるコツを掴んだ作者の筆致は益々冴え、本作は一層の滋味掬すべき短編集となった。 殊に、両親の離婚に揺れる現代JKの微妙な心理を描いた「絵里のエイプリル」は、他の5編とは趣を異にする遣る瀬無さが印象深い。また「里帰り」では、ただそれだけのテーマでよくここまで人情の機微が描けたものだと、改めて作者の筆力に感嘆させられた。しかもこんなに読後感が清々しい作品も珍しい。 仕掛けの多い大作もいいが、本作のように一見誰にでも書けそうな小品でこそ、存外作家の力量が試されるのではないだろうか。 | ||||
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家庭で生じ得る様々な問題を、いろいろな登場人物の視点で描かれている。 どの話も、「起こり得るな~」と思いながら読み進めることができた。 筆者の体験談と思われる話もあり、大変面白く読めた。 | ||||
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「夫とUFO」→大笑いでき、心温まりました! 「妻とマラソン」→じんわり心に沁みました! 「ハズバンド」→料理したくなりました! 奥田さんの人間観察力、描写力は優れているな~と思いました。 男なのに女心が分かっているようで「うんうん、そうそう」と頷く箇所ばかりでした。 初めての奥田さんの作品が気に入り、続けて「家日和」を買って読んでいる最中です。 | ||||
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独身の方にはお薦めできません。 結婚に対して不信感をもってしまうかもしれません。 結婚して数年経った方(我が家のような)には是非読んで頂きたいです。 色々な部分に共感できると思います! | ||||
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フィクションとはわかっていても、どこか私のまわりにありそうな話ばかり。 いや、こんなことないか。 いやいや、やっぱりきっとある。 つらいことや厳しいことを描きながらも、奥田氏の作品には温かみを感じることができる。 それは人間をユーモラスに描くことに長けているからだろう。 安心して楽しめる一冊だ。 | ||||
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ほのぼのじんわり感動しました。 家シリーズ、どれもとても良いですね。 また出してほしいです。 | ||||
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久しぶりに奥田英朗さんの本を読みましたが、やっぱり好きでした。他人の人生のちょっとした日常の1コマを覗き込んでいるような、そんな感覚が好きです。寝る前のひと時、自分の生活から少し焦点をずらし、他の日常に入り込むことで自分自身の日ごろのストレスをしばし忘れることができます。 この本で扱うトピックスは重すぎず、一見どこにでもありそうなちょっとした問題なのが特に良かったです。 6つの短編からなるのですが、「夫がUFOを見たと言い出した。」という文章で始まる『夫とUFO』が一番心にきました。実は、つい最近、私も似たような(私の場合はもう少し深刻だったかも?)体験をしたばかりだったので、話の後半思わず涙が出てしまいました。夫のピンチは妻のピンチ。よーーーくわかります。一大事なわけです。夫を救い出さなければ、という切実な気持ちも痛いほどわかります。じーーん。 ただ、奥田氏は人間描写が絶妙なので、逆に怖くて、『最悪』などの気が凹みそうな内容のものは今のところ避けています。とりあえずは、明るいものだけを選んで読んでいきたいと思っています。 | ||||
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ここにある短編は何らかの形で「各家庭」にころがっている問題です。 とても面白く、また身につまされて読みました。 | ||||
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読みやすい代わりに、インパクトはやや薄いです…二度買っちゃうかも(笑) | ||||
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両親の離婚に悩む長女、仕事ができない夫、上司のパワハラに現実逃避する夫。 そんな家族の問題に、家族のうちのだれかが気づき、いろいろと勘ぐっていく姿がある。 同じ屋根の下でずっと暮らしているのに、なぜか面と向かって訊くこともできない。 普通の家庭なんだろうけど、どこかに悩みがあるのもまた家族。 問題解決するのもまた家族。 笑えるシーンも多くあり、一気に読める本。何度も読める本。 不思議なのは奥田英朗さんは独身なのに、なぜこんなにも家族のありようが描けるのだろう。 | ||||
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私は小説に大きな感動を求めて読む傾向があります。 その点から考えると、この作品群は物足りないというか、興味が削がれる内容でした。 しかしながら、現実に家族や家庭が抱えている問題を小説にした場合、こんなもんかもしれませんね。 抱えている本人達には、とても大きな問題なのですが・・・。 ほんわかした感動をお求めの方々にお奨めの本です。 | ||||
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奥田さんの本は、するすると感情移入して物語の中に入りやすい。この本は何気ない日常を題材にしていて、内容は面白かったです。 | ||||
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既婚者には共感できるエピソードがきっとあるはず。 奥田作品は読みやすいので普段本を読まない人にもオススメです。 | ||||
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今の家族の一部を切り取ったような短編集です。 個人的には読みやすく、楽しめました。 | ||||
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いい話ばかり。少し尻切れとんぼの話もありますが、良いです。最後の妻のマラソンは作者自身の事を書いているようにも思えて、興味がもてました | ||||
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インザプール等のおかしな精神科医の印象が凄く有り この本が全く違って家庭の何気ない事柄を良い感じで描いて印象が変わりました | ||||
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