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(短編集)
我が家の問題
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我が家の問題の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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良くも悪くも家庭事情がリアルに書かれていて共感できる部分も多々あった。 | ||||
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順不同で読んできた家シリーズも三作目。タイトル通り、家庭の「問題」部分をクローズアップした短編集です。とはいっても不倫とか昼ドラのように安易なドロドロ展開はこのシリーズにはありません。あるのは普通の家庭に普通に起こり得る「問題」ばかりです。 文句のつけどころのない家庭に息苦しさを感じる夫、会社のお荷物疑惑がある夫を励まそうと奮闘する妻、両親の離婚話を知り悩む娘、突如UFOと交信し始めた夫、お互いの実家に帰省する夫婦、マラソンに凝り出した妻を持つベストセラー作家。以上、全六編。 六編のうちの半分くらいは起承転結の結だけすっぽ抜けた状態で締められているので「あれ?終わった?」と何度か拍子抜けしました。なので全部面白かったと胸を張って言えないのですが、夫婦間の何気ない問題を一つの短編としてきちんと読ませる作品に仕上げているのは上手い。 中でもお気に入りはUFOを信じ始めた夫の話。いきなりオカルトに走り出した夫に困惑しつつも支えようとする妻の愛にじーんときました。これ終わり方もいいですねぇ…。全体的に笑いと感動のバランスがよく、ほっこり読み終われます。世間に溢れる胸糞に疲れた方におすすめしたい。 尻切れトンボで終わってる話もいくつかあるのでとりあえず☆3.5。またこのシリーズの新刊が出たら読んでみたいです。 | ||||
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読みやすい代わりに、インパクトはやや薄いです…二度買っちゃうかも(笑) | ||||
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私は小説に大きな感動を求めて読む傾向があります。 その点から考えると、この作品群は物足りないというか、興味が削がれる内容でした。 しかしながら、現実に家族や家庭が抱えている問題を小説にした場合、こんなもんかもしれませんね。 抱えている本人達には、とても大きな問題なのですが・・・。 ほんわかした感動をお求めの方々にお奨めの本です。 | ||||
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家族関係が主題の、6編の短篇集です。 「甘い生活?」:32才の夫が主人公。30才の妻と二ヶ月前に結婚したばかりの新婚なのに、結婚生活に息苦しさを覚える今日この頃。 「ハズバンド」:結婚して1年半。半年後には第一子が生まれる予定の妻が主人公。夫が、仕事が出来ないと気づいてしまった。。。 「絵理のエイプリル」:2つ年下の弟の居る、高3年の娘が主人公。どうやら両親は不仲で離婚の話が出ているらしい。。。 「夫とUFO」:中学生の娘と小学生の息子が居る、結婚14年の専業主婦が主人公。夫がUFOと交信していると言い出して。。。 「里帰り」:3月に結婚したばかりの30才の夫が主人公。夫は札幌、妻は名古屋が実家。初めてのお盆に、両方に里帰りせざるを得ない事になって。。。 「妻とマラソン」:中3の双子の息子が居る、46才小説家の夫が主人公。妻がランニングにハマっていて。。。 それぞれの家族にとって、大問題があって。 では、どう解決すれば良いのか。 結局、本音でぶつかるしか無い。それで家族が壊れるにせよ、やり直せるにせよ、別々の人格を持った「人」の集まりなのだから。 話の中では、我が家の問題がすっきり解決する訳では無いけれども、そんな事を思わせる短篇集です。 ちょっとハットして、なんだかイイなと思わせる読後感。良い話達でした。 | ||||
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状態は良とありましたが、カバーに破れと本文に大きいシミ・シワがありました。これは「可」の状態だと思います。 到着は早かったです。 | ||||
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著者の作品は粗方読みつくした著者のファンです。 同著者作品「家日和」があまり趣向にあっていなかったのか、なんたら賞を受賞するほどの出来に感じなかったので 「家日和」と似通ったタイトルの本作品は優先順位低めに設定しました。そのため、発売されてからだいぶ経っての読書となりました。 本書はタイトルに「家」と入っている通り、各家庭でのちょっとした問題をテーマに取り上げた短編集です。 けれど、大体の話は短編の中でまとまりがついているのですが、幾つかのお話はまるで第一章完のような、序章の結みたいな続きを期待させる終結で尻切れ蜻蛉感が否めませんでした。このような事から、短編というよりもむしろ自然に流れていた物語の一エピソードを切り取って文字に起こした文字版無差別アルバムのような印象を受けます。 登場人物は物語同様等身大であり、伊良部医師シリーズのような型破りで痛快な性格を持っている人は登場しません。 みな、この狭いようで広い日本列島のどこかしらに実在してそうな現実味・生活感があります。けれど、大手企業の社員だったり これまた、大手放送局の社員だったりとなぜか大企業に勤める夫の割合が高く、現実で霞をくって生きている自分には肉食の者達に 心から感情移入することはできませんでした。折角、「家」という多くの人が持っている身近な空間が舞台なのですから ここは中堅企業の課長とか製造業とか比較的従事人数が多い職種を選択したほうがよかったのでは。 文章力は相変わらずわかりやすく衰え知らずで、すらすらと読み進めることができ、一話一話の短さと相関して実際読破にかかった時間よりも 体感時間的には短く感じられました。人物描写は勿論その周辺事情の描写もあたかも当事者が書いたようで上手いんですよね。 んー、自分が所帯持ちじゃないことも関係しているのか、本作品も「家日和」と同じくそんなに楽しめなかった。舞台が問題なのか それとも著者には短編形式が向いていないのか。次に「家」関連の小説を書く時は是非長編で執筆してもらいたい。そうすれば 上記の理由が判明するはずだ。ただ、個人的には「家」をかくなら初期作品「邪魔」等のどちらかといえば薄暗いお話を書いてもらいたいです。 カムバック、ダーク奥田。 「家日和」を楽しく読破できた方、もしくは本書未読で奥田作品のファンである方は 読んでみて悪くないでしょう。 | ||||
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普通の家庭の普通にありがちな、きわめて身近に起こりうる問題が題材です。 皆さんがおっしゃるように、心理描写も身近ゆえに感じる部分ですね。 何かで悩んでいらっしゃる方や、反対に平凡な生活を送られている方には 読んで共感を得るところがあると思います。 家族のありがたさ、前向きさを味わうためには良い作品なのでしょう。 ただ、サスペンス好きの私にはかなり物足りませんでした。 | ||||
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