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夜啼きの森
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夜啼きの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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この作品は1938年に実際に起こった「津山三十人殺し事件」を題材にしたものと思う。 文中に出てくる辰男とは真の犯人である都井睦雄を描写していると思われる。 作品の最後の方では辰男が村人を殺害する場面が出てくるが、犯行の動機を知る私としては理解できるが、背景も知らず初めて読む人にとっては何故犯行に至ったのかの経緯が分からないのではないかと、ストーリーをもう少し掘り下げて欲しかったと思われる。 | ||||
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事件に至るまでの主人公を中心とした人物の心情を暗くネチネチと志麻子節全開で描いています。 それなりに面白く読めましたが、肝心の事件の描写がほとんど無くあっけなく終わってしまったのが少し残念でした。 | ||||
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('・ω・`) アタシがこの著者を知ったのわかなり昔で 『ぼっけえきょうてえ』がホラー大賞受賞してハードカバー版で本屋さんに並んでた頃。 ホラー漫画大好きだから、その延長でジャケ買いして初めてよむ独特の禍々しい岡山弁の古い時代モノホラーっぷりに感心した覚えがあります◎ でも('・ω・`) このひと そのあと出す本書く本全てが 岡山弁、近親相姦、ジリ貧、などなどテーマや舞台や展開がかぶっていて チョット『あれ?』って感じ。 丸で一個の話を別エピソードから綴ったみたく オノレで己の枠を狭めてる感がありありorz 決して クダラナイ作家でわなく才能を感じるだけに 早くなんとか気付いて建て直した方が いいと思う( '∀`)/~~ ………同じ腐臭ワールドばっか読みたくないし | ||||
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前半200ページは良くも悪くも雰囲気作りだけに使われており、盛り上がりどころもなく 次の視点、次の視点へと変更されていくので読んでいてかなり退屈 そこからようやく雰囲気も出て盛り上がってくるのだが、そんな気持ちに水をかぶせるように 謎のフェイントがかけられ、読むテンションを下げられる 全編に渡るグチャドロスプラッタのような作品ではなく、じっとりとした空気の漂う山村を ねっとりと描写した作品だということを知らずに読むと相当きつい 読むのに覚悟のいる一冊だろう | ||||
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きれいな状態で速やかに送っていただきました。この小説のもとになった事件は映画やマンガや小説など幾度となくとりあげられていますが、この物語が岡山弁や風景の描写などが秀逸で一番臨場感があるように感じました。 | ||||
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かの有名な松本清張の「闇に駆ける猟銃」、そして筑波昭の「津山三十人殺し」に詳しい大事件をもとに、彼女独特の世界を繰り広げた作品。貧困と無知とそして閉鎖的な村の、インモラルでなおかつ「伝統的な」淫靡な日々。そこから生まれた「鬼の子」のたどらざるを得なかった道のりを、ネチネチとした岩井ならではの岡山弁でつづっている。 読むにつれ、不幸せな人々の、汚れた、それでいて必死な毎日が、読んでいるこちらにも重く澱のように積もってくる感じだ。最後の破綻は、この小説内ではそれほど詳細にふれていない。しかし、全て「清算」が済んで気持ちがよいような気にさえなった。 それにしても、作者の、この暗くて重くてネチネチした感じは貴重だとあらためて感じました。 | ||||
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プロローグとエピローグを除いた5つの章のうち、第一章のみが、ほかの4つと文体が異なる。二人の人間が書いている気がする。 | ||||
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寒村という環境の中で、育っていった子供たち。 その子供たちが村という人とのつながりをどのように捉えていったのかがとても興味深く描かれております。 夜這いの風習など、昭和初期まで行われていた地域がいくつもあったように思います。その是非ではありませんが、歪んだ人間関係もその中の一環だと感じます。この作品はホラーというよりも、このような歪んだ人間関係を巧みに描き、また全てに対して、とても丁寧です。 でも、私としては「ぼっけ、きょうてい」とを念頭に読書をしてしまったのでちょっと趣旨が違ったかなという気がします。 | ||||
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