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午後からはワニ日和
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午後からはワニ日和の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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楓ヶ丘動物園シリーズ第一弾は、ワニ窃盗事件の謎を解く。図体のでかいワニを、どうやって盗んだのか、が興味の中心となるのだ。 動物園の中で起こる日常の謎(に近い)というライトな設定はユニークである。動物園のお仕事小説として見ても楽しませてくれる。 ただし、事件の種明かしは、やや後出し感が否めない。もう少し伏線が欲しいところだ。 本シリーズは、謎解きよりも、登場人物たちのキャラで読ませるのだろう。彼らの行く末に対する興味で、シリーズを読み通せるかというと、本作品にはそこまでの威力は感じられなかった。 | ||||
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全く新しいジャンルとか言われている“動物園”ミステリですが…。 結構、ムカシからイロイロありますよね。 テリー・ブラジンスキー「檻の中の殺意 」(文春文庫) とか。 日本では佐野 洋「織の中の被害者」 (講談社ノベルス)とか。 エドワード・D・ホックが創造した、無価値なモノ、普通の泥棒が盗まないモノが専門の “怪盗ニック・ヴェルヴェット” のデヴュー作からして,動物園から珍獣『斑の虎』を盗み出すハナシでしょ。 閑話休題、主人公が飼育係として勤務する動物園から“イリエワニ”を盗み出した怪盗ソロモンを追う本作。 かなり綿密な取材をしたと見えて、ディテールや日常描写の細やかさはナカナカですが、個々のキャラクターのカラみ等、充分コナれてない感が。 動機はトモカク、あるある的な登場をした人物がやっぱり、犯人なのもイタダケない。 結末も、“雅樹ちゃん事件(1960)”や“吉展ちゃん事件(1963)”の幕切れを連想させて昭和生まれには後味ワルかったかな。 いっそ、動物を殺す(若しくは・・・と脅迫する)犯人を捕まえるオハナシの方が良かった。 シリーズ化されてるみたいなので一応次の巻も読んでみようとは思います・ | ||||
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似鳥鶏先生の動物園シリーズ、一気に読んでしまいました。後の本は星だけ送ります。 久しぶりに夢中で読みました。楽しかったです。 | ||||
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動物園ミステリーという珍しいジャンル。 いきなりワニが盗まれるあたり、他に類を見ない作品であることがわかります。 登場人物も愉快なキャラばかりで、少し緩めのミステリーといったところです。 なかなか面白かったです。 | ||||
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推理小説を久しぶりに読んだからか、なんだか余りパッとしませんでした。 ただ、動物園の裏の事情など知ることが出来るので動物好きさんや、さらっと読みたい人にはおすすめです。 | ||||
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動物園を舞台とした長編ミステリである。 大型のワニが盗まれるという、ある種の不可能犯罪をきっかけとして、園内で事件が次々と起こり、主人公の飼育員が女性獣医とともに解決に乗り出すストーリーだ。 飼育員の仕事が生き生きと描かれており、おもしろい。 ミステリとしては肩すかしかな。 | ||||
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頭を使わず、笑いながらどんどん読めてしまう本です。 時間つぶし、頭の休養、落ち込んだ時・・・・いいですよ~ 決して駄作ではありません。 テレビドラマにしてほしいですね。 全作買ってしまいました。 | ||||
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動物園の飼育員さんや広報などの仕事がとてもよくわかります。 動物園に職場見学に行った以上に実情がわかります。 楓ヶ丘動物園シリーズ2,3(「ダチョウは軽車両に該当します」「迷いアルパカ拾いました」)も読んだら動物園を語れるようになりそうです。 内容は、ワニ盗難事件を解決するミステリーですが、残酷さや暗さはミニマムで後味悪くないです。 主な登場人物(主人公の飼育員:桃くん、アイドル系飼育員:七森さん、ツンデレ獣医:鴇先生、変人飼育員:服部君)も怪しく愉快な人々で好感がもてる人ばかりです。 | ||||
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動物園ミステリーと聞いて買ってみました。最後まで、犯人の意図や、トリックが分からず面白かったです。また、それぞれのキャラクターが濃くて、シリーズで読みたくなります。 | ||||
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登場人物が個性的で物語がさらに面白味を増しています。舞台である動物園の裏側も垣間見られて面白かったです。 | ||||
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最初、動物園ミステリ、というので、ほのぼの系「日常の謎」で短編の「連作」ものだろうと思いました。 ところが、のっけからイリエワニ(獰猛なクロコダイル)が盗まれ、檻の中にスタンガンが放置、という深刻な事件が始まり、どちらかといえばシリアス系の長編でした。 物語は飼育係桃本くんの一人称で語られ、動物園のいろいろな仕事やスタッフ、そして動物たちの愛嬌あるくせなどが織り込まれてゆきます。動物園の地図ものっていて、ほんとうにこんな園がありそうです。 そして、動物園につとめる職員は、「動物好きは2割、あと3割は動物マニア、残りの5割は動物バカ」とのこと、中でも桃本くんは特に動物になつかれ、キリンには文字どおり舐められている日常です。このあたり、動物好きなら目が離せません。女性とみると、すぐ求愛ダンスを踊るダチョウのボコなどの描写も冴えています。 スタッフのほうも、ふれあい広場を担当するアイドル的なおねえさんで「黒柳徹子」「ゴルゴサウルス」など突拍子もない創作折り紙が趣味の七森さや、女性獣医でものうげなしゃべり方をする鴇先生、オタク的知識にくわしい服部くんなど、個性的な面々がそろっています。 で、事件なのですが・・・「怪盗ソロモン」による犯罪予告という出だしのわりに、驚天動地のトリッキーな謎解きではなく、リアルでちょっと苦い後味が残るものでした。名探偵役はいませんが、さやや鴇先生がそれぞれに活躍、「僕」はその中でふりまわされ、痛い目にあったりもしながら、成長してゆきます。 動物園という人間がつくった制度の中の動物たちにはすこし哀しい面もありますが、満足のゆく佳作。シリーズ化も期待します。 | ||||
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