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ハード・タイム
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ハード・タイムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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主人公が車で人をひきそうになり・・・というお話。 前作で年齢的な転機を迎えたヴィクが加齢で文句を言いながら、巻き込まれた事件に対応する・・・という展開でした。 よくパレッキーさんの作風で、巨大な組織を作ってそこの領袖を敵(悪)にしやすい、と指摘されておりましたが、今回も似た感じでした。そういう意味ではいつもと余り変わらない、マンネリといわれるかも。 ただし、今回は題名通り、今までにないハードな展開なので、そこからどう反撃するかが興趣になっていて、実際に面白い展開になりました。登場人物も多いですが、描き分けが巧みなので、混乱もしませんでした。パレッキーさんんも作家として成熟したなぁとか思いました。私設の刑務所の問題提起もよく調べてあると思います。 個人的には40超えた際はあまり年齢的に感慨めいた事はなかったですが、40後半になって人間として脆くなった心境なので、本書の年齢的なグチが納得できました。 これからも期待したいシリーズ9作目。シリーズ順に是非。 | ||||
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良い品をありがとう。 私はこのアイテムを私の友人に見せ、私の友人はそれを買った。 非常に素晴らしい製品! 高い費用効率の高い特別なデザインは、私が非常にそれを愛するようにします。 素晴らしい製品を、日付として送られる予定です! まったく悪くない | ||||
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なかなか手に入らず念願叶ってやっとの購入。V.Iシリーズの中でも逸品の作品。 | ||||
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VIのエスタブリッシュメントに対する仁義無き戦いもここに極まったという感じです。がっつんと頭を殴られるような衝撃もあれば涙が枯れそうな感動もあります。半端なものを一切排除した厳しさの中にけして犯されることのない一筋の信仰がありともすれば重くなりがちな作品に救いをもたらしています。VIファンにして重い、読むのがつらいという意見も多いのですがVIが自らの命と尊厳をかけて臨んだ熱い戦いの記録を是非原書で味わってほしいと思います。お馴染みのキャスト、特にコントレーラスおじさんと勇敢な愛犬も大活躍してます。そしてこの後の作品でも登場するVIの恋人のモレルの存在も重要な役割をはたしています。パレツキーの作品の持つスケールの大きさと深さを十分に堪能できる一冊です。 | ||||
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ヴィクも30台から40台に突入し、今までのシリーズと違い 本当に重い今作品。 過去はどちらかというとドキドキ爽快だったが、 今回は爽快というよりも、とても考えさせられる作品だった。 その為、何事もリアルに頭の中で描写してしまう私にとっては サクサク読んでいける作品ではなかったです。 それは作品がつまらなかった訳ではなく、最初に書いたように 「とても考えさせられたから」 刑務所内の描写は、事実を参考にしただけあり辛かった。 今、世の中はお金と暴力で、動き成り立とうとしてる。 暴力が支配する世界がどれだけ恐ろしいか考えさせられた。 そして権力を持ってないため、打ちのめされるヴィクの やるせなさがとてもよく理解できた。ヴィクが歳を取り、変化を見せたように長年のライバルである 「マリ」も変化を遂げる。その変化が、どうにも切ない。 人は歳を取れば変わっていくのは現実でも同じで、その変化のせいで 友情が変わっていくことも歳を重ねればしばしある。 次回作でヴィクとマリの関係が、どう動いていくのかとても気になる。そんな中でも相変わらずの、ミスタ・コントレーラスや、 二匹のワンちゃん、ロティが登場すると、 やっぱり彼らがいなくっちゃね!とホッとしてしまう。 確かに全体的に重く読むのも疲れる部分もあると思いますが 読んだあとの、心に残る静かな感動?それとも ヴィクが感じた心の安堵感?を、ぜひファンの方にも 感じて欲しいと思いました。 | ||||
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このシリーズはハードボイルドで、読むのが少しつらいことがある。 受けなくてもいい傷を受け、自分を追い込んでいくヴィクの姿が、痛いのだ。 シリーズを通して非常なほど暗い雰囲気を持つのには、それだけヴィクを中心とした 登場人物たちの性格描写が細やかに描かれていることが大きいのかもしれない。ましてや本作は、過去の作品をはるかにしのぐ、タイトル通りの『ハード・タイム』。 偏執的なまでに、頑なに事件を追いかけ、身も心も満身創痍のヴィク。 読み始める前から気持ちが重くなったほどだった。その一因は、背表紙解説と表紙の挿絵によるところが大きい。 この先ヴィクが受けると知ってしまった試練がのしかかり、読み進めるのが苦だった。解説でここまで触れる必然性が、果たしてあったのだろうか? 個人的には、解説ではせめて、作中1/3までに明かされる内容を語るに留めて欲しいと思った。 ある意味『ネタバレ』ではないのか。ところで、読むほどにつらくなった本作だったが、引き換え、 このシリーズにしては救われる部分が多かったように感じたのも事実だ。大好きなミスタ・コントレーラスはじめシリーズ途中から登場した愛犬たち、 純真でけなげな少年ボビー、モレルやルー神父との関係は、今までのヴィクの壁を少し壊したように思える。最後の一行を読み終えてから、なぜだか、しばらく涙が止まらなかった。 | ||||
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例によって「やや巻き込まれ…」で始まる事件だが、凄い冒険をする羽目になる…友人の記者マリがテレビのレポーターに転じ、招かれたパーティーで何とも形容し難い距離感を覚えて帰宅する途中、路上で瀕死の女性を見つけたことから、ヴィクは事件の渦に巻き込まれてしまう。女性が収監されていた刑務所を巡る不正を、陰謀によってヴィク自身もその施設に収監されながら暴く… 初期の“体当たり”ぶりが帰って来た感である!! | ||||
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真実を追っていく力。自分に負けないように奮い立たせていくヴィクの精神力。ミッチ(犬)の活躍とそれを守るヴィクはほほえましくてかつ涙がでてしまった。最後の場面はハードボイルド誌顔負けの筆展開で本当に面白い。今までの一連のヴィクストーリーの中で一番読み応えがあり何かを感じさせる1冊。 | ||||
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ずいぶん待っていました。ウォーショースキーに再びあえたことだけでも幸 せです。 久しぶりの彼女、もうだいぶお年になってしまったけれど、相変わらず真っ 直ぐです。年とともに丸みを帯びるなんてことがない、それが気持ちいい。主 人公は変わらないけれども、サラ・パレツキーの筆は円熟しています。 目の前に現れる死体、お金にもならないのにどうしようもなく巻き込まれて ゆくウォーショースキー、相変わらず彼女を心配し、傷を縫い合わせるロテ ィ、よそよそしいマリ、等々、馴染みの登場人物たちは健在です。ウォーショ ースキーは、お金にもならない事件に奔走する、果てには刑務所にまで入ってしまう。正当ハードボイルド的に謎が解かれて(つまり、体当たりで)ゆく、ストーリーテリングも冴えています。 はじめて読む人も、久々の人にもお勧めです。 | ||||
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かねてよりお金になる仕事よりも自分の真実を探求する気持ちからどんどん苦難に飛び込んで行くVIでしたが、とうとうそのために刑務所にまで入ってしまいました。今回も相手がVIの性格を見誤ったため、破滅していくのですが、VIは以前にもましてタフ。刑務所を民間が管理するというまだ日本では想像を絶する設定ですが、刑務所内の出来事など、これが本当なら日本の刑務所は天国だろうな、と思われます。 秋の夜長にぴったり、楽しめる長編ですが、結末がなんだかいまひとつすかっと懲悪になりきれてないので、リアルとも言えますが☆ひとつマイナスです。 | ||||
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ロサンジェルスの女探偵K.ミルホーンや、リッチモンドの女検死官K・スカルペッタが、ずっと活躍を続けている中、シカゴのV.I.ワショースキーはトンネルビジョン以来ずっと新作が出ませんでした。彼女は他の2人より年齢が上で、よる年波にはさすがのV.I.も勝てないのかなと寂しく思っていましたので、この新作を見つけた時は本当にうれしかったです。 ほんと、40過ぎても彼女は頑張ってます。いつものように自分の体をずたずたにしてまで、正義のために立ち向かっていく彼女には頭が下がります。 頑張れVic。 | ||||
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ずっと待っていたV.Iシリーズの新作がやっとでました! 今回はいつものV.Iのタフさ、前向きさに加えて彼女が弱気になる場面もあっていつもとは少し違うタイトル通りのV.Iのhard timeのストーリーです。悪徳警官にV.Iがひどい嫌がらせを受ける場面は頭にきて嫌V.Iファンの私な気持ちになったので星は4つですが 読み応えはあります。 | ||||
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