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ミスター・グッド・ドクターをさがして



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ミスター・グッド・ドクターをさがしての評価: 2.80/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

ミスター・グッド・ドクターをさがして

医師の転職を斡旋する会社に勤めるいずみは三十二歳。クライアントは落ちこぼればかり。上司はやる気ゼロ。男に遊ばれ、飼い猫は入院中……。舌打ちしながら家を出る毎日に刺激はなかった。だが、ある日を境に周囲で不穏な事件が連続して起こる。露出狂の出没、臓器移植の隠蔽、医師の突然死――。彼女は自身の再生もかけ、事件の真相を追い始める。
ミスター・グッド・ドクターをさがして (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ミスター・グッド・ドクターをさがして (幻冬舎文庫)より
4344422651
No.1:
(2pt)

あくまでも軽いノリ

帯に「医療ミステリーの新機軸」とあったが、残念ながらミステリー的な要素はほとんどなく、肩透かしをくわせられたような読後感が残った。
ストーリー展開も、いまひとつ。医師転職斡旋会社で働く元キャバクラ嬢が、クライアントの医師とかかわる中、様々な事件に遭遇する、というこの設定自体は面白いのだが、いかんせん主人公をはじめ登場人物たちのキャラクターが現実離れし過ぎていて、完全に物語のリアリティーを失わせてしまっている。文章に深みがないし、一人よがりとも思えるような筆致にも、なかなかついていけなかった。結局、最後の最後まで「こんな人はいないだろ」「こんなことにはならないだろ」という疑問ばかりが募る小説だった。
何を言わんとしている小説なのか、という点もはっきりとしなかった。昨今の医師の体たらく振りを嘆き、不正を暴いていく主人公ではあるが、最終的な目的は、自分の結婚相手となる医師を探すことにあった……。これには、かなりげんなりさせられてしまう。女性の生き方について、割と真面目に記述しているところがあっただけに、そのわずかな期待感が、「なんだぁ〜」という落胆に変わってしまうのだ。主人公が、容易に、かつ無節操に、男性に対して女性としての武器「セクシー」さをアピールする場面がたびたび出てくるが、これも結果的には、嫌悪感を生み、主人公への感情移入を妨げている。
いずれにせよ、医療ミステリーということで、重厚な小説かと思いきや、存外に軽いタッチの小説であった。
しかし、この著者が書く小説は、こういうものだ、とはじめから割り切って読めば、それはそれで面白いのかもしれない。
ミスター・グッド・ドクターをさがしてAmazon書評・レビュー:ミスター・グッド・ドクターをさがしてより
434402124X

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