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証拠
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証拠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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25年前に読んで内容をほとんど覚えてないので、新たにペーパーバックを購入して読んだ。 妻を亡くしたワインマーチャントのトニー・ビーチが、主役の物語。 ディック・フランシスはさまざまな職業を 描いて、その都度楽しませてくれる。 職業は違っても、競馬と関係あるストーリーである。 冒頭と巻末が見事に呼応している。 文章のうまさ、軽妙な会話 フランシスの世界。ペンギン版で復活はうれしい限りです。 偽のワインとウイスキーは誰が製造しているのか、細い糸をたどり、犯人にたどり着く。 本編はGerardとのコンビが見事である。 | ||||
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ディック/フランシスを読むのはしばらくお休みです。堅い本を読むのに疲れたときのために、現在本棚に6冊ストックしてあります。 | ||||
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ワインがネタに為っているのに興味があって読んでみましたが、期待以上の読後の満足感。 人間の弱さをきっちりと描くところが、素晴らしく、単なるミステリーの枠を越えています。 今からでもこの作家のシリーズを読んでみようと思いました。 | ||||
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しがない酒屋が主人公。 彼には大きなコンプレックスがある。 自分は意気地なし。 根性無し。 父親は立派な軍人だった。それに比して自分の身分の哀しいこと、、、 でも、矢張り、フランシスの小説だった。 彼はとうとう自分を見つける。そして 父の心境も分かるほどの経験をする。 一言で言うと、これは、自己再生の物語です。 生きている勇気がわいてきます。絶対のお勧めです。 良いミステリとはこういうものを指すのです。 原題のプルーフとは、アルコールの度数を示すものでもあり また、証明という意味もあり、 試験という意味でもあるのです。 読み終えた方は、なるほどと思われるでしょう。 | ||||
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昔を思い出した。懐かしかった。良い作品は何度読んでも良いと思った。 | ||||
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フランシスの本はたくさんありますが、私が特に好きなのは、「大穴」「利腕」のシッド・ハレーもの、そしてこの「証拠」です。 この話は奥さんをなくした酒屋の男、トニイ・ビーチが主人公で、他の競馬シリーズとはちょっと雰囲気が違うのですが、読んでから十年以上たった今でも、折に触れて鮮やかにいろんな場面が思い出される物語です。 とくに、まわりのひとが彼と会話するとき、まず奥さんのおくやみを口にします。主人公はそのたびに自分が取り乱さないよう身構えるのですが、けんめいにこらえて、表面はおだやかに、さりげなく受け答えをする場面に、今読んでも初めて読んだときとかわらない、深い印象が残ります。 物語の始まりと終わりで、この酒屋の男性の生活には、おおきな変化はないのに、「主人公がやすらぎを取り戻した」イメージの強い作品です。同じくり返しの生活の日々が、気力に欠けているときと、新しい自分を得たあととでは、まるで違った意味をもつものになるのだなあと思いました。 あと、この話の悪役が、かなり怖かったのも、忘れられません。 | ||||
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ProofはDFのBBCラジオドラマの中では一番面白いと思います。原作を読んだのはかなり昔で忘れていましたが、最近オーディオブック(朗読)版を聴く機会がありました。BBC版は筋が微妙に違うようです。ネタばれになるので詳しくは書きませんが、何故変更したのか考えながら聴くのも楽しいかもしれません。 | ||||
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ディック・フランシスの描く競馬シリーズの主人公は、基本的に毎回 別人だが、その人格は、みな同じだ。ストイック&タフで、我慢強くて、 女性にもてるetc。実に「良いおとこ」達だ。 本作「証拠」の主人公:トニイ・ビーチも例に漏れず、「良いおとこ」 なのだが、彼にはある弱さがある。職業も他の作品(探偵、銀行家、 小説家等)とは違って、「酒屋」と地味である:笑。 彼がある事件を通じて、自分の弱さを克服していく様は、「自分も こんな風に自分の弱さを超えられたら」と強く共感する部分である。 実は、新婚旅行でロンドンに行った際、たまたま立ち寄った古本屋で 著者のサイン入り原作本を見つけ、手にいれることができた。この作品は、 私にとって、運命的な作品であると思っている。 | ||||
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