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孤宿の人



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孤宿の人の評価: 4.27/5点 レビュー 171件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全144件 21~40 2/8ページ
No.124:
(5pt)

宮部作品。久々のヒット賞

阿呆のほうと名付けられた少女が江戸から追いやられ讃岐国丸海半へ。
彼女を取り巻く苦難の始まりである。
悲しく一人生きていく姿が痛々しい。
彼女の運命や如何に。
一般文学通算2375作品目の感想。2020/02/10 17:40
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.123:
(5pt)

面白い

じっくり作品の中に入り込みました。本当に宮部作品は裏切らない。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.122:
(5pt)

なんとなく、心に染み入りました。

いつものサスペンスとは、違ったものでした。でも読んだ後に、この女の子ほうが、いじらしくなりました。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.121:
(4pt)

人間の尊厳とは

すぐ到着しました。充分に快適に読める綺麗な状態でした。ありがたいです。今宮部みゆきさんにクラクラしてます。ぼんくら、おまえさん、火車、模倣犯と、読み進みスケールの大きさと、人物描写の確かさに喝采です。孤宿の人は、孤宿の意味がわかりませんでした。ネットでしらべたら、加賀さまと
ほうのことで、ひとりぼっちという意味です。宮部みゆきさんの造語です。ご本人がおっしゃってます。薄幸にもめげずに数々の縁に巡り合いながら、
生き抜いていく幼い女の子、ほうの生き様が、
胸をうちます。そして丸海藩に永の預かりとなった
加賀さまとほうの出逢いは、圧巻でした。ほうは、
自分の名前を阿呆のほうと教えられ、自分もそうだと信じて疑わなかった。しかし、加賀さまは、
ほうの名前を、方角の方と名付けてやり、最後は自らの死を前に、ほうの名前をたからの宝であると、
ほうに書き置きして、死んだ。ほうを一人の人間として、その尊厳を貫いた加賀さまに、涙が溢れて止まりませんでした。徳川家と、末端の丸海藩を取り巻く政治情勢を描いた、スケールの大きい作品です。映画で孤宿の人を描いたものがあるのかしら。
なければ是非映画で再現してほしい。
推理小説の大家であるだけに、ストーリーの面白さ大胆さは、言葉で言い尽くせない。おすすめします。令和元年5月 マダム
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.120:
(5pt)

続編が読みたい

宮部みゆきさんの時代小説の中では1番だと思いました。丸亀城から瀬戸内海を眺めに行きました。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.119:
(5pt)

続編希望の方は投書を(笑)

宮部みゆきさんの時代小説で一番好きな作品です。他の方も書かれていましたが、続編を書いてくれないかなあ。作者か出版社に投書しようかな。他の方も投書してくれないかな。(笑)
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.118:
(4pt)

心温まる、加賀殿とほうの交流

50男です。

母に勧められ読んでみた。

加賀殿、ほう、宇佐、舷洲先生、和尚、啓一郎先生などなど、登場人物に魅力的な人が多く、

本の世界に入り込んで読書を楽しめた。

悪霊と恐れられ殆ど食事も拒否していた加賀殿が、ほうと出会い、読み書きを教えることで、徐々に優しさ、

思いやりといった人間らしい感情を取り戻してゆく。

その加賀殿が、自ら落雷による死を予見、覚悟し、丸海の守り神になる心境の変化が、自分には印象的だった。

知恵遅れの心根の綺麗さを描いた話は稀にあるが、本作は、孤宿の人加賀殿を中々登場させず、

人々が畏れる悪霊や毒、雷などと、藩内一族内の骨肉の争いを絡ませながらミステリー風に

読ませるあたりが、さすがだと感じた。

「ならばそのお守りには立派に効き目がある。おまえを守るのは神ではなく、おまえを案じてくれたその娘だ。

だから怖がることはない。」(下巻p298)

「あの子は御仏に会うた。人の身の内におわす御仏に。」(下巻p501)
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.117:
(4pt)

破滅の中の希望

宮部作品の中でも「展開」をこんなに最後まで引っ張るのも珍しいなと思う。
主人公もころころ変わる印象で。
「加賀様」は冒頭から存在感はあるんだけど、実態がない。
これは宮部さんらしい。
物語の後半でやっと登場し、ほうと触れ合う。
しかし、ほうとの交流も僅かで、物足りなさを感じる。
にも関わらず、この2人の件は鮮やかで強烈な印象を残す。
結局冒頭からのこの構成は、ラストの「破滅の中の希望」を際立たせている。
幕府や藩の思惑に翻弄される2人だが、彼らの心だけは翻弄されない。
「孤宿の人」孤宿はひとりぼっちという意味なのに、これに当てはまる人はたくさん登場する。
でも、最後には、真逆の意味に感じるのがとっても不思議です。
やっぱ、深いなあ〜宮部ワールド。
この小説を絶賛される方々はかなりの読力のある方々だと思う。
私もそんな方達の一人になりたいとさえ思いました。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.116:
(5pt)

ぜひ電子書籍にしてほしい。

本当に良い本です。キンドルでも出してほしいです。紙の本は持っているのですが、長期に出かけるときは沢山本を持っていけないのでキンドルを重宝しています。もっと電子書籍にしてほしい。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.115:
(4pt)

すばらしく楽しい新書でした。

大変高品質、良い本で、すぐに読破してしまいました。感謝しています!
孤宿の人 (上) (新人物ノベルス)Amazon書評・レビュー:孤宿の人 (上) (新人物ノベルス)より
4404035586
No.114:
(4pt)

高品質の本でした。

大変高品質、良い本で、すぐに読破してしまいました。感謝しています!
孤宿の人 (下) (新人物ノベルス)Amazon書評・レビュー:孤宿の人 (下) (新人物ノベルス)より
4404035594
No.113:
(4pt)

80点。上巻は兆しあり。

宮部ファンなのですが、熱烈な宮部ファアンなのですが、実は、
最近の宮部さん。って、模倣犯以降。力を込めた作品と、それ以外。
少し差があって、そりゃあ、全部が全部模倣犯だと宮部さん早死に
しちゃうかなって。
 荒神って作品を久しぶりに手に取って、まあまあかな。レビューを
みたら、孤宿の人が最高って意見があって、手に取りました。

 阿呆のほうがその名前。
 なんで生まれてきたのかって。なんで生きるんだろって。
 私はおつむが弱いんだって、思う小さな女の子。
 そんなほうが、なんの因果で讃岐の国へ。丸海とは街の
カタチ。そこで巡り会う啓一郎様とその一家。そして引手の
女の子。
 丸海の街に伝わる因果と、加賀様。
 その重なり合う波と波がほうの身に襲いかかる。その兆し。

 80点。
 宮部さんは、文章が上手なんですが、丸海の形も匙とか引手
って言葉もイメージはかなり困難。さらに言えば、以前と
比べると人物の説明が不足してるから、ちょっとこの人誰?
ってところあり。図とか、言葉の注釈があっても良かったかも。
 それ以外は、上巻では兆しのみ。けれど大きな高まりを期待
させる兆し。
 下巻。楽しみです。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
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No.112:
(5pt)

涙が…

おあんさん、ほうは帰ってきました。加賀さまは、優しい方でした。加賀様は、怖い鬼ではありませんでした。またこうしておあんさんのところにかえってきました。おあんさんと 、またいっしょに暮らせます。
胸につまった。…そして涙が…涙が…
阿呆のほうは宝のほうになった。…また、涙が…これからほうは、おあんさんの示した道へ行くのでしょうね。心の中から無くなることのないおあんさんと、加賀様と、琴江様も一緒に、…世の中の廻っていく様はこのお話しの様なものなのでしょうね。人々の思いも考えもくわだても…宮部作品を読んだなかでは一番心に残りました。前は「火車」でしたが。しばらく「弧宿の人」から心が残ってしまい、離れられそうにありません…他の宮部作品もまだまだ読みたいのに…
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.111:
(5pt)

上・下巻を読み終えて

小説はやはり最後の最後まで読まないと何がどうなるか分からないものだと思いました。
自分の推測や予測とは大きく外れていました。これから読もうとしている多くの方に、結末に広がるこの光景を見てもらいたいと思います。それはきっと読者の心と主人公の心、両方に重なると思います。
また、人それぞれに持つ信仰心というものについても考えさせられました。正義や信条といった類のものよりももっと大きく人を動かす力です。この小説の中のことだけで考えると悪とも善とも言えない、裏を返せば善にも悪にもなる都合の良い生きもののような存在でしょうか。そう考えると結局は人を動かしているのはその人の心ということになるのですが・・・。
もう一度読んでみたいと思っています。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.110:
(4pt)

上巻の感想

これまでに読んだことのある宮部みゆきさんの時代小説とは打って変わって暗い印象です。
生きることに必死という緊迫感のような雰囲気をいつも漂わせているように思います。そんな中、まだ小さな子供のほうは、なぜそれほどまでにと思うほど大人たちに従順で、まるでよくしつけられた気の弱い小犬のようです。子供の頃はみんなそんなものだったろうかと考えてしまいます。
巻末では、思いもしなかった急展開に涙してしまうほど悲しい事件が待っていました。子供らしく無邪気に笑うほうの姿は今のところ全く想像できません。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.109:
(5pt)

是非読んでもらいたい作品

美しい四国の海や山、森を描き、丸亀藩をモデルにした架空の丸海藩の様々な人々の心の様を描いている。決して綺麗だけの物語ではないのに、澄んだ心をもつ、ほう、の存在が私の心にも大切なものを気づかせてくれた。俳優で亡くなられた、児玉清さんが解説で宮部みゆきさんの言葉を引用している。

本は人間の友達

と。

親友の一人に出会えた気持ちになった。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.108:
(5pt)

【人は優しい。しかし人々は残酷だ。】

上巻は正直なかなか進みませんでした。
少し間延び感を感じました。
しかし、下巻はあっという間に読了。
この作品を前もって読んでいた人たちには、「泣くよ」と言われておりました。
しかし、なかなか泣くことのなかった私はいくら大好きな宮部みゆき先生の作品とはいえ、泣かないよ、と思ってました。
しかし、読み終えた今、涙止まりません。
もう陳腐な言葉でこの作品を語るのは申し訳ない思いでいっぱいです。
星が1つの方たちのレビューを読みましたが、上巻の間延び以外は読み方というか視点が違うのだなぁ、と感じます。
【あきらめ】や【覚悟】というような言葉で読むほど安っぽいお話じゃありません。
人が成長するということ、そのためにどれだけの人たちが関わってくれるのか。人は弱くそして、人は優しい。しかし、人々は残酷である。
この違いを突きつけられる作品でした。

オチだけに捕らわれず、細部まで読んでいただきたい作品です。。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.107:
(5pt)

たくさんの人に読んでもらいたい

最後に感動して涙が止められなかった。この感動を多くの人に感じて欲しいと思います。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
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No.106:
(5pt)

孤宿の人<下>(新潮文庫)

囚われ人として流されて来た加賀之守に仕えることになった(ほう)は、育った環境から自分は頭が足りないから阿呆の呆と名付けられたと思い込んでいて、名を尋ねられるとそのように答えていましたが、
賢い加賀様の導きで、いろいろ出来るようになり、加賀様が落雷で自分が命を落とすと悟られた時、奉公を解かれ、加賀様が亡くなってから伝言として、お前の名前は宝の(ほう)と告げられた時は、本当に嬉しかったです。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.105:
(5pt)

一気に読み進めたくなる

「お前の名前は阿呆の”呆”だ」
そう言われながら、邪魔者のように育った少女”ほう”は、
ひょんなことから金毘羅大権現を拝みに、江戸から四国の丸海藩までやってきていた。
このときまだ9歳。
しかし、その地で、”ほう”はまるで捨てられたように、ひとりぼっちになってしまう。
地元の寺の住職の縁で、藩医を務める井上家に奉公人として預けられ
奉公人として働きながらも、跡継ぎの啓一郎に読み書きを習ったり、その妹の琴江からは行儀作法など習いしながら
ようやく人の子らしい生活をしていた。

ある日、”ほう”は、井上家へまっすぐ向かってくる物頭梶原家の息女を見かける。
琴江と親しくしている娘である。

同じころ、涸滝の牢屋敷で、建築中だった竹矢来が崩れ
多くの怪我人が出たという知らせが入る。
啓一郎は、琴江を呼ぶが、なんと琴江は、毒を盛られて死んでいた……

犯人は、梶原家の娘か!
ところが、なぜか琴江の死は毒によるものではなく
心臓の発作による頓死とされる。
さらに、梶原の娘を目撃した”ほう”は、井上家を出され
一時は番小屋頭の親分に預けられるが、
ほどなく、その手下で女だてらに引手見習いの宇佐とともに暮らす。
宇佐は、この小説のもう一人の主人公と言える人物である。

その頃、丸海藩ではやっかいごとを抱えようとしていた。
元幕府の高官であった罪人、船井加賀守守利という人物を流人として預かることになっていたのである。
罪人とはいえ、お上からの大切な預かり者であるから、何事かあれば藩の大事である。

これらの事件がどう絡み合っているのか。
一生懸命で健気な”ほう”が
どんどん事件の中心に巻き込まれていく。

上巻では、それぞれのミステリーが個別にていねいに描かれ
下巻では、いよいよそれらが一つになって
スピーディーな展開を見せるクライマックスへと勢いよく突き進む。

命のきれいな者、そうでない者も含め
やや人が死にすぎかなとも思うし、また、とても悲しくて、せつないけれども
読後には爽やかな一陣の風が吹く。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313

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