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真友
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真友の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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共に警察官の父を持つ幼馴染の隆史と伸人。ところが隆史の父親が自分の拳銃で 伸人の父親に撃たれて死亡、伸人の父親は容疑者となって行方をくらます。伸人も 親友のそばを離れ、それぞれ憎しみと罪悪感を抱きながら大人になったふたりの 交錯する生きざまと、16年後に明かされる事件の真相が描かれる。 設定はいささか図式的とはいえ、十分魅力的なものであることは間違いない。 にもかかわらず人物描写が平凡で、交互に語られる隆史と伸人の葛藤や成長が 今ひとつ伝わらない。東映京都撮影所や警察機構の描写も表面をなぞるばかりで、 せっかくの舞台が物語とうまく絡んでいないのが残念。 第2部では、刑事になった隆史が相棒の先輩刑事遠藤とともに真相の究明に迫る。 この展開は面白いのだが、捜査やり直しに伴っていくらなんでも初期捜査はずさん すぎやしないかという思いが拭えない。意外な真相も、動機が説得力に欠くため、 唐突すぎるという印象を抱いてしまう。 つまり、人物の配置や舞台設定は魅力的なのに、ストーリーがもたついて生かし切れ ていない。テーマがふたりの青年の成長と友情なのか、警官殺しの謎の解明なのか、 焦点がぼやけてしまっている。 ただ、後半で活躍するすれっからしの刑事・遠藤をはじめ、脇役はいい味を出している。 でもかえってそのために、ふたりの主役の魅力が十分に描けていないという代償も。 なんとも惜しい作品だ。 | ||||
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推理小説というスタイルなので先が気になり一気に読んでしまいましたが、「真友」と名付けられているとおり、2人の少年の友情の行方がテーマのひとつだと思われます。 他の作品にも共通しますが、文章が読みやすく、話の展開が上手いので、読み物として面白かったです。 | ||||
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